ファインパーフェクトベスト強化シーラーで屋根の下塗り【施工日記】佐賀市大和町Y様邸 8月3日
2022.10.02
目次
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市大和町Y様邸の8月3日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、ファインパーフェクトベスト強化シーラーで屋根の下塗りを行いました。
屋根の下塗り
まずは、屋根の下塗りを行います。
このように下塗りを行うことで、中塗り・上塗りとの密着性を高めます。
下塗りの役割
下塗りには大きく分けて3つの役割があります。
・外壁材と上塗り塗料を密着させる役割
・外壁材の色を隠して上塗り塗料の発色を良くする役割
・外壁材が余分に塗料を吸収しないようにする役割
外壁材と上塗り塗料を密着させる役割
1つ目は、外壁材と上塗り塗料を密着させる役割です。
下塗り用の塗料が「下地強化剤」と呼ばれていることからも、中塗り・上塗りと量を定着させる上で大切な役割を果たしています。
外壁材の色を隠して上塗り塗料の発色を良くする役割
2つ目は、外壁材の色を隠して上塗り塗料の発色を良くする役割です。
下塗りをせずにいきなり中塗り・上塗りを行うと、外壁材の色が透けてしまい、元々の塗料の色と違って見えてしまいます。
そこに着色された下塗り材を塗布することで、希望の色味で塗ることができるのです。
外壁材が余分に塗料を吸収しないようにする役割
3つ目は、外壁材が余分に塗料を吸収しないようにする役割です。
劣化した外壁材は、水分を吸い込みやすくなっています。
その状態の外壁に中塗り・上塗りをいきなり行うと、中塗り塗料が外壁に吸い込まれてしまい、塗料の効果が十分に発揮できなくなってしまいます。
また、塗料に気泡ができてしまったり、外壁材を逆に傷めたり、塗料の色斑が発生することにもつながってしまいます。
▼合わせて読みたい▼
屋根の下塗りの使用塗料:ファインパーフェクトベスト 強化シーラー
今回の屋根の下塗りに使用した塗料は、日本ペイントのファインパーフェクトベスト 強化シーラーです。
概要は下の通りです。
種類:弱溶剤1液型ウレタン樹脂系フィラー(下塗り材)
社名:関西ペイント株式会社
主な適用素材:窯業系サイディングボード
1. 特長
-
高い密着性
ファインパーフェクトベスト 強化シーラーは、塗料の密着性を強化し、外壁や屋根の下地にしっかりと接着します。これにより、塗料が剥がれにくく、長期間にわたって美しい仕上がりを維持します。 -
防水性
下地の吸水性を抑制し、外部からの水分や湿気の浸入を防ぐ効果があります。これにより、塗装後の外壁や屋根が水分に強く、耐久性が増します。 -
優れた耐候性
紫外線や天候の変化に強く、外壁や屋根に長期間わたって優れた保護効果を発揮します。 -
耐久性向上
上塗り塗料の寿命を延ばす役割を果たし、塗装全体の耐久性を向上させるため、特に劣化が進んだ外壁や屋根に効果的です。
2. 用途
-
外壁塗装
既存の外壁が劣化している場合や新築住宅での塗装前に使用します。シーラーが下地の吸水性を調整し、塗料が均一に塗布されることをサポートします。 -
屋根塗装
屋根材の劣化や新たな塗装の際に使用することで、塗料の密着性を高め、屋根の防水性を向上させます。 -
コンクリート面やモルタル面
コンクリートやモルタルのような吸水性が高い面にも使用されます。シーラーが浸透し、塗料の密着を強化します。
3. 使用方法
-
準備
塗装面が汚れている場合は、事前に高圧洗浄や手作業で汚れを落とします。塗装する面は乾燥していることが重要です。 -
塗布
ファインパーフェクトベスト 強化シーラーは、刷毛、ローラー、またはスプレーガンを使って塗布します。一般的には1~2回塗りで使用しますが、塗布する面や状態に応じて回数を調整します。 -
乾燥時間
塗布後は、乾燥時間が必要です。乾燥時間は気温や湿度に影響されるため、製品の取扱説明書を確認し、乾燥後に上塗りを行います。
4. 利点と注意点
-
利点
- 塗料の密着力を高め、塗装の仕上がりが向上。
- 下地の吸水性を抑制し、防水性が向上。
- 長期的に塗装を保護し、メンテナンスサイクルを延ばす。
-
注意点
- 対象面が汚れていたり湿っている場合、シーラーがうまく密着しない可能性があるため、塗布前の準備が重要です。
- 湿度や気温に注意して乾燥時間を守ることが必要です。
5. まとめ
「ファインパーフェクトベスト 強化シーラー」は、外壁や屋根塗装の下塗りにおいて重要な役割を果たすシーラーです。塗料の密着性を高め、長期間にわたって塗装を保護するため、特に劣化が進んだ外壁や屋根に適しています。使用前の下地準備や乾燥時間に注意しながら、適切に塗布することで、塗装の耐久性を大きく向上させることができます。
屋根板金部のケレン
次に、屋根板金部のケレンを行います。
このようにケレンを行うことで、サビや旧塗膜などの汚れを落とします。
外壁の養生
外壁の養生を行います。
外壁塗装において「養生」は非常に重要な工程です。養生とは、塗装作業を行う際に周囲を保護する作業で、塗装面や周囲の設備・植物を傷つけないようにするために行います。
1. 塗装のムラや飛び散りを防ぐ
塗装作業中に、塗料が他の場所に飛び散ることがあります。養生をしっかり行うことで、塗料が家の窓、ドア、床、車、植物などに飛び散らないように防げます。特に風の強い日やスプレーガンを使う場合は、飛び散りやすいので十分な養生が必要です。
2. 周囲のものを保護
塗装作業中には、塗料が周囲のものに付着することを避けるため、養生を行います。例えば、窓ガラスやエアコンの室外機、外灯など、塗料がつくと後の作業で取り除くのが難しくなるものを保護します。また、植物や庭の装飾品も、塗料の飛散から守る必要があります。
3. 作業効率の向上
養生をしっかり行うことで、作業の効率も向上します。周囲に塗料が飛び散るリスクを減らすため、後から余計な掃除をしなくて済むので、作業がスムーズに進みます。
4. 仕上がりの美しさを保つ
養生が不十分だと、塗料が不要な部分に付着したり、ラインが乱れたりして仕上がりが美しくなくなることがあります。特に、外壁のデザインや色分けを行う際には、養生がきちんとされていることで、塗り分けラインがきれいに仕上がります。
5. 他の作業や施工との干渉を防ぐ
塗装作業の前後には、他の作業(例えば、足場の設置や取り外し、洗浄作業など)が行われることもあります。養生がしっかりしていれば、これらの作業の際に不要な塗料の付着や汚れを防ぐことができ、最終的に美しい仕上がりを保つことができます。
6. 養生で使用する素材
養生に使う素材は、一般的に以下のようなものがあります:
- 養生シート:大きな面積を保護するために使用。
- マスキングテープ:細かい部分(窓枠やドア枠など)を覆うために使用。
- ビニールシート:床や歩道などを保護するために使われます。
- カバー材(不織布やプラスチックシート):家具や車、植物などを覆うために使用されます。
軒下天井の塗装(1回目)
次に、軒下天井の塗装(1回目)を行います。
軒下天井は通常2回塗りを行います。
軒下天井の塗装工程は、外壁塗装の一部として重要な作業です。塗装を行うことで、耐久性が向上し、美観も保たれます。
今回の作業はこれにて終了です。
診断・お見積もりはサニー建設商事へ
今回は、佐賀市大和町Y様邸のファインパーフェクトベスト強化シーラーで屋根の下塗りを紹介しました。
弊社では、無料外壁診断を行っております。
外壁や屋根、その他の付帯部の劣化が気になっている方は、ぜひお問い合わせください。
以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。
私が担当しました!
営業
國分大輔Kokubu Daisuke
誠心誠意ご対応させていただき、お客様がご満足いただける工事を行えるよう尽力いたします。よろしくお願い致します。