金属屋根のケレン・金属屋根の1回目塗装・サイディング外壁の下塗り・サイディング外壁中塗り/佐賀市西与賀町H様邸 4月21日 外壁塗装・屋根塗装・付帯部塗装
2023.08.29
はじめに
こんにちは。
「塗るばい」でお馴染みの佐賀県佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市西与賀町H様邸の4月21日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、金属屋根のケレン・金属屋根の1回目塗装・サイディング外壁の下塗り・サイディング外壁中塗りを行いました。
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金属屋根のケレン
ケレンには、塗装をする前に塗布面の汚れやゴミを落とす役割があります。
塗料は、建築物や建造物を、錆や汚れから守るためにあります。
その効果を最大限に発揮するためには、塗膜が塗布面にしっかり密着している必要があります。
いくらいい塗料を塗っても、旧塗膜や錆などの異物の上から塗ってしまうと、効果が半減してしまいます。
そのため、旧塗膜や錆などの汚れをしっかり取り除くためにケレンを行う必要があります。
特に、鉄部ではサビの浸食が早いため、綺麗に落とすことが必要です。
ケレン作業が必要な理由
-
錆の除去
金属屋根は錆びやすく、錆が進行すると素材自体が脆くなります。錆を取り除かずに塗装すると、塗膜が剥がれやすくなり、劣化が早まるため、錆の除去が不可欠です。 -
塗料の密着性向上
金属屋根の表面が汚れている状態で塗装すると、塗料がうまく密着しません。ケレンで表面を清潔にし、凹凸を整えることで塗膜がしっかり密着し、耐久性が向上します。 -
塗装の仕上がりを向上
ケレンを行わずに塗装すると、仕上がりにムラが生じる可能性があります。滑らかな表面を作ることで、見た目も美しくなります。
金属屋根の1回目塗装
金属屋根の劣化症状で、放置すると危険なものは、釘の緩みや抜けです。
この釘の緩みや抜けは、築10年ほどしたら板金の熱膨張により発生します。
金属屋根は金属製のため、放置してしまうと大きな金属片が台風などにより飛んでいくことになります。
釘が緩む原因
1. 温度変化による膨張と収縮
金属は温度変化に敏感で、日射や気温の変化により膨張と収縮を繰り返します。この動きにより、釘やネジの固定部分が緩むことがあります。
- 夏場の高温や冬場の冷気で金属屋根が伸び縮みする。
- 固定具が長期間にわたって力を受け続けることで緩みが発生。
2. 風や振動の影響
風が強い地域や地震の多い地域では、屋根全体に振動や揺れが加わり、釘が徐々に浮き上がる場合があります。
- 特に屋根の端や角の部分は風圧が集中しやすい。
- 振動による微小な緩みが積み重なる。
3. 不適切な施工
施工時に適切な釘の種類やサイズが選ばれていない場合、早期に緩みが生じることがあります。
- 適切な打ち込み深さが確保されていない。
- 材料に合わない固定具を使用している。
4. 経年劣化
長年使用することで、釘やその周辺部分の劣化が進行します。
- 金属屋根や下地材が腐食し、釘の保持力が低下。
- 防水シートの劣化が影響を及ぼす。
サイディング外壁の下塗り
下塗りの主な役割の一つに、外壁材と上塗り塗料を密着させる役割があります。
実は、中塗り・上塗りの塗料には保護の役割はありますが、密着する役割はそこまでありません。
そこで重要になるのが下塗り剤です。
下塗り用の塗料が「下地強化剤」と呼ばれていることからも、中塗り・上塗りの塗料を密着させる上で大切な役割を果たしており、塗膜が剥がれるのを防いでくれます。
この下塗りを雑に行う業者には注意が必要です。
下塗り(プライマーやシーラー)
1. 目的
下塗りは、塗料が塗布面(基材)にしっかりと密着するための基礎を作る工程です。塗布面の状態を整え、上塗り塗料が効果を発揮するための重要な役割を果たします。
2. 使用される塗料
- プライマー:金属やプラスチック、木材用。錆止め効果や防腐効果を持つものもあります。
- シーラー:モルタルやコンクリート、外壁材に使用。吸水性を抑える役割があります。
- フィラー:凹凸やクラック(ひび割れ)を埋めるために使用。
3. 主な役割
- 塗布面と中塗り・上塗り塗料の密着性を向上させる。
- 基材の吸収を抑え、ムラのない仕上がりを実現。
- 劣化した表面を補修する(特にシーラーやフィラーの場合)。
4. 工程
- 下地の清掃:汚れや旧塗膜を除去。
- 下塗り塗料の塗布:ローラーや刷毛を使い、均一に塗る。
下塗りと中塗りの違い
項目 | 下塗り | 中塗り |
---|---|---|
目的 | 基材との密着性向上、吸い込み防止、補修 | 塗膜の厚み確保、耐久性向上、色むら防止 |
塗料の種類 | シーラー、プライマー、フィラーなど | 上塗りと同じ塗料が多い |
役割 | 基材を整え、上塗りの準備をする | 仕上げの基礎を作る |
ポイントや注意事項
- 乾燥時間を守る
下塗りや中塗りが完全に乾いていないと、仕上げの塗膜が剥がれる原因になります。メーカーの指定する乾燥時間を厳守しましょう。 -
適切な厚さを確保
特に中塗りは塗膜の厚みが耐久性に直結します。塗りが薄すぎたり厚すぎたりしないよう、均一に仕上げることが大切です。 -
環境に注意
気温や湿度が影響するため、適切な気象条件下で作業を行います。雨天時や強風の際は作業を避けましょう。
サイディング外壁の中塗り
窯業系サイディングとは、セメントに木質の繊維質を混ぜ、板状に形成した外壁材のことを指します。
「窯業系」という名前は、製造過程で釜の中で高熱処理をされることに由来しています。
窯業系サイディングの特徴としては、機能性やデザイン性に優れていること、デザインのバリエーションが豊富であることが挙げられ、日本で使われるサイディングボードの約7割以上のシェア率を誇っています。
普及した理由には、ストーン調や木目調、レンガ調、ボーダー柄、タイル柄などのさまざまなデザインを有していることがあります。
しかし劣化しやすい素材であるため、こまめなメンテナンスや塗装が必要となります。
中塗り(仕上げの土台)
1. 目的
中塗りは、仕上げ(上塗り)の質を高めるための土台を作る工程です。塗膜に厚みを持たせ、耐久性や均一性を確保する役割を果たします。
2. 使用される塗料
- 上塗りと同じ塗料を使うことが多い。
- 色を変える場合もあり、下地や仕上げの塗り残しを防ぐ目的で使用されます。
3. 主な役割
- 塗膜の厚みを確保し、耐候性や耐久性を向上。
- 下塗りの吸い込みを防ぎ、上塗り塗料を均一に仕上げる。
- 色むらを防ぎ、発色をよくする。
4. 工程
- 下塗りが完全に乾燥していることを確認:不十分な乾燥は剥離の原因になる。
- 中塗りの塗布:ローラーやスプレーガンを使い、ムラなく塗る。
- 必要に応じて2回塗りすることで、塗膜を均一に整える。
今回の作業はこれにて終了です。
外壁塗装は、建物の外観を美しく保ち、その価値を維持するために欠かせない重要なメンテナンスです。しかし、外壁塗装の目的は単なる見た目の改善だけではありません。塗装を行うことで、建物を風雨や紫外線、さらには汚染物質から守る防護壁としての役割を果たします。また、適切な塗料を選ぶことで、断熱性や遮熱性といった機能を付加することも可能です。これにより、建物全体の耐久性が向上し、長期的な視点で見てもコストパフォーマンスの高い結果を得ることができます。一方で、外壁塗装には多くの工程があり、塗料の選択や施工手順によってその効果が大きく変わります。本記事では、外壁塗装の重要性や具体的な施工手順、注意すべきポイントを分かりやすく解説します。塗装を検討されている方や適切なメンテナンス方法を知りたい方にとって、役立つ情報をお届けします。
診断・お見積もりはサニー建設商事へ
今回は、佐賀市西与賀H様邸の施工の様子を紹介しました。
弊社では、無料外壁診断を行っております。
外壁や屋根、その他の付帯部の劣化が気になっている方は、ぜひお問い合わせください。
以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。
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生嶋 大貴Shojima Daiki
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所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- 石綿作業主任者
- 有機溶剤作業主任者