屋根を洗浄して下塗りし、外壁や軒下天井の高圧洗浄【施工日記】佐賀市本庄町M様邸 5月24日・25日
2022.08.22
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市本庄町M様邸の5月24日・25日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、瓦棒の中塗り・上塗りと玄関ドアの1回目の塗装を行いました。
施工の様子
まずは、屋根の高圧洗浄を行いました。
屋根や外壁の高圧洗浄は、塗装作業やメンテナンスを行う前に必ず行うべき重要な工程です。高圧洗浄を適切に行うことで、塗料の密着性が向上し、仕上がりが美しく、また長持ちする塗装を実現できます。この工程は、ただ表面をきれいにするだけでなく、外壁や屋根の寿命を延ばすためにも欠かせません。
洗浄後は表面が湿っているため、十分に乾燥させることが大切です。乾燥が不十分だと、塗料がうまく密着しないことがあります。最低でも24時間以上乾燥させるのが理想です。1日空けて乾燥させたのち、下塗りを行います。
下塗りは塗装の基盤を作る大事なステップであり、上塗り塗料の仕上がりに大きく影響を与えます。下塗りが不十分だと、上塗り塗料がすぐに剥がれたり、ムラができてしまったりする原因となります。したがって、下塗りの質と仕上がりが全体の塗装の耐久性や美しさに直結します。
次に、外壁の高圧洗浄を行います。
高圧洗浄を行う前に、外壁や軒下天井の状態を確認します。特にひび割れや傷がある場合は、洗浄中に水が浸入しないように注意が必要です。また、洗浄後に水滴が残らないようにすることも重要です。
その後に、軒下天井の高圧洗浄を行います。
同様に、雨樋や鼻隠の高圧洗浄も行います。
次に、コーキングの打ち増しを行います。
外壁と外壁の間のコーキングは打ち替え(古いコーキングを撤去して新しいコーキングを充填する方法)を行いますが、窓サッシ周りは打ち増し(古いコーキングの上から新しいコーキングを充填する方法)を行います。
打ち増しの手順
-
古いコーキングの状態確認
古いコーキングが完全に劣化していないか、ひび割れや剥がれがないかを確認します。問題が少ない場合は、そのまま打ち増しを行うことができます。 -
表面の清掃
古いコーキングの表面や隙間部分にほこりや汚れがついていると、新しいコーキングがうまく密着しません。しっかりと掃除して、清潔な状態にします。 -
新しいコーキングの充填
古いコーキングの上から新しいコーキング材を充填します。充填後は、表面を整え、余分な部分を取り除きます。 -
乾燥・硬化
新しいコーキングが完全に乾燥して硬化するまで待ちます。
そして、新しいコーキングを充填します。
最後に、コーキングを均一に均して終わりです。
外壁塗装の日程
①足場の設置・保護シートの設置(1日目)
屋根や二階などの高所も塗装するために、足場を設置いたします。
実は足場は塗装業者ではなく、塗装業者が足場業者に外注するケースがほとんどです。
工事費用の2割程度が足場代になります。
近隣への騒音が激しいのも、この足場設置です。
②外壁と屋根の高圧洗浄(2日目)
塗装工事は必ず塗る下地を旧塗膜を取り去り、汚れを除去した上で塗装を行います。
高圧洗浄機の水は依頼主の負担になり、数千円程度いつもより水道代が高くなります。
高圧洗浄機の音も結構うるさいです。
そのため、弊社では施工前に近隣の方に挨拶をして周り、ご近所トラブルを防ぎます。
③養生・下地調整(3日目)
養生(ようじょう)とは聞きなれない言葉ですが、家の中の塗装しない部分に保護シートやテープをはり、塗料の飛散を防ぐ作業です。
また、この工程で剥がれそうな旧塗膜などあれば、ケレンと呼ばれる作業で、キレイに剥がします。
剥がれそうな旧塗膜を除去しておこないと、新しい塗料を塗っても、古い塗膜ごと剥がれ落ちてしまうので、意味がなくなります。
ですから、この工程は、実は塗装作業で一番大切な工程となります。
④外壁・屋根の下塗り(4〜5日目)
塗装の塗りは3回行います。
最初に行うのが下塗りです。
この工程では下塗り塗料という下塗り専門の塗料を使います。
業界では「シーラー」、「プライマー」と言われます。
下塗り塗料の役割は、次の工程に使われる「中塗り・上塗り専用の塗料」と、下地の間の接着剤の役割を果たします。
下塗り材は、次の工程で使う塗料によって、使う下塗り材が異なります。
⑤外壁・屋根の中塗り(6〜7日目)
中塗りと上塗りは同じ塗料が使われますので、上塗りの二回塗りと言われます。
ここで塗る塗料で、塗料の耐久性や、機能が変わってきます。
現在もっとも一般的な塗料はシリコン塗料です。
シリコン塗料は低価格でありながら、耐久年数が12年以上と高く、また塗料として、弱点らしいものもありません。
⑥外壁・屋根の上塗り(8〜9日目)
仕上げ塗りです。
中塗りで使った同じ塗料を、仕上げに塗る工程です。
塗装は複数回塗ることでムラがなくなり、塗膜が適正な厚さになり、耐久性が増し、塗料本来の力が発揮できるからです。
悪徳業者は、この上塗りを行わないで、塗料の費用と職人代を押さえて、利益を出す業者がいますから、必ず3回塗りが行われることを確認してください。
良い業者なら、見積書に必ず、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の各単価が明記されています。
もし明記されていなければ、業者に確認してください。
⑦付帯部の塗装(10〜12日)
次に、付帯部の塗装を行います。
付帯部とは、雨樋や軒下天井、破風板、鼻隠、雨戸などの、外壁や屋根以外の部分のことを言います。
これらの場所を、2回塗りで塗装します。
⑧足場の解体・撤収(13日目)
施主と工事の仕上がりを確認し、問題がなければ撤収作業に入ります。
足場を解体し、養生や保護シートを取り除きます。
足場の解体は、設置と同様に激しいハンマーの金属音が響き渡ります。
また、足場の解体は足場業者が担当します。
解体した足場は、トラックで業者が持ち運びます。
もし、ここに雨どいや軒天などの付帯設備の塗装があれば、もう1日〜2日追加になります。
【関連記事】
今回の作業はこれにて終了です。
まとめ
屋根の洗浄と下塗り、外壁や軒下天井の高圧洗浄は、外壁塗装や屋根塗装の成功を左右する非常に重要な準備作業です。これらの作業がしっかりと行われることで、塗装の仕上がりが美しく、長期間の耐久性が確保できます。以下のポイントを押さえて、作業の重要性を再確認しましょう。
・塗料の密着性向上
洗浄作業は、塗料がしっかりと表面に密着できる状態を作るための基礎です。汚れ、コケ、藻、カビなどを除去することにより、塗料が不純物をはじくことなく、屋根や外壁、軒下天井に均一に広がります。これにより、塗装が長持ちし、耐候性も高まります。
・美しい仕上がりの実現
洗浄後に表面がきれいになると、塗装後の仕上がりが滑らかで美しくなります。特に屋根や外壁が汚れていると、塗装後に色ムラや仕上がりが悪くなることがありますが、しっかり洗浄を行うことでこうした問題を防げます。さらに、軒下天井など細かい部分も丁寧に洗浄することで、全体的に統一感のある仕上がりが得られます。
・長期的な保護と耐久性の確保
洗浄後に行う下塗り作業や塗装が適切に施されることで、屋根や外壁、軒下天井の防水性が向上します。汚れが残っていると塗料がうまく密着せず、剥がれやすくなる可能性があります。また、外壁や屋根が汚れた状態で塗装を行うと、耐久性が低下し、早期に塗装が劣化する原因となることもあります。洗浄と下塗りを丁寧に行うことで、塗装後の耐久性が大きく向上します。
・適切な乾燥時間の確保
洗浄後の表面は、しっかりと乾燥させることが非常に重要です。特に外壁や屋根の洗浄後、湿ったままだと塗料がうまく定着せず、仕上がりが悪くなります。乾燥を十分に行った後に塗装を行うことで、塗料の密着性が高まり、塗装の仕上がりが良くなります。
・作業の精度とクオリティ
高圧洗浄はただの掃除ではなく、塗装の品質を左右する重要なプロセスです。適切な圧力で丁寧に汚れを取り除き、塗料がしっかりと密着するようにします。高圧洗浄作業を不十分に行うと、後で塗装の剥がれや不均一な仕上がりが起こる原因となります。慎重に作業を行い、外壁や屋根が汚れ一つない状態に仕上げることが求められます。
屋根の洗浄と下塗り、外壁や軒下天井の高圧洗浄は、塗装を成功させるための基盤作りです。これらの準備作業を丁寧に行うことで、塗料がしっかりと定着し、外観が美しく、長期間保護される仕上がりが得られます。また、作業後は乾燥時間を十分に取ることが重要で、すべての工程を精密に行うことで、塗装の持ちが良くなり、耐久性が向上します。信頼できる業者に依頼し、質の高い施工を受けることが、満足のいく仕上がりを実現するための鍵となります。
診断・お見積もりはサニー建設商事へ
今回は、佐賀市本庄町M様邸の瓦棒の中塗り・上塗りと玄関ドアの1回目の塗装を紹介しました。
弊社では、無料外壁診断を行っております。
外壁や屋根、その他の付帯部の劣化が気になっている方は、ぜひお問い合わせください。
以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。
私が担当しました!
営業
生嶋 大貴Shojima Daiki
お客様のニーズをしっかりとお聞きし、最適な提案をさせていただきます。
若いエネルギーを活かし、明るく丁寧な対応でお客様の期待に応えていきますので、どうぞお気軽にご相談ください!
所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- 石綿作業主任者
- 有機溶剤作業主任者