コーキングやモルタル壁が劣化した家の塗装①/佐賀市新郷本新郷本町T様邸町T様 外壁・付帯部塗装
2021.10.06
目次
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁・屋根塗装専門店「サニー建設商事」の酒井です。
今回は、佐賀市新郷本町T様邸の施工の様子パート①を掲載していきます。
こちらが施工前の写真です。
(全体)
(外壁)
(コーキング)
(軒下天井)
(塀)
(破風板)
(雨樋)
▼合わせて読みたい▼
コーキング(シーリング)とは?寿命や費用、種類などについて解説!
高圧洗浄
高圧洗浄は、外壁塗装における非常に重要な作業です。汚れや苔、古くなった塗料をしっかりと落とすことによって、新たに塗料を塗った際にそのつきが良くなり、塗装の仕上がりが長持ちします。もしこの作業を省略したり、十分に行わなかった場合、塗料がうまく定着せず、剥がれや色むらが発生することがあります。それを防ぐためにも、徹底的な高圧洗浄が必要不可欠なのです。
高圧洗浄の重要性
まず、外壁や屋根には、長期間の雨風や紫外線による汚れ、そして苔や藻、さらにはカビなどが付着することがあります。これらの汚れは、塗料がしっかりと密着するのを妨げる原因となるため、塗装を始める前にしっかりと洗浄しておくことが求められます。
また、古くなった塗料が部分的に剥がれたり、ひび割れたりしている場合、それも新しい塗料を塗る際に問題となることがあります。高圧洗浄によって、こうした古い塗膜や汚れを取り除くことで、塗装の下地が整い、塗料がきれいに仕上がりやすくなります。
高圧洗浄の作業工程
高圧洗浄は、高圧の水流を利用して汚れを一掃する作業です。まず、専用の機器を使って水を高圧で噴射し、外壁や屋根の表面を丁寧に洗い流します。この際、水流が強力であるため、細かな部分まで汚れがしっかり落ちます。苔やカビがこびりついている部分には特に効果的で、これらを取り除くことで塗料がしっかりと付着するため、塗装後の耐久性が高まります。
さらに、高圧洗浄を行うことで、外壁に付着している埃や砂、その他の異物も一緒に取り除くことができるため、仕上がりがより美しく、塗料の密着度も向上します。汚れが完全に落ちた後、洗浄後の表面が乾燥するのを待ってから、次の塗装工程に進むことができます。
こちらが高圧洗浄の様子です。
コーキング作業
コーキングには、建物のつなぎ目や隙間を埋める役割があります。コーキングが劣化してしまうと、折角建物の隙間を埋めてもその間から建物内部に水が侵入し、建物全体の劣化が大きく早まってしまいます。
そのため、古くなったコーキングを取り除いてから、新しいコーキングを打ち込まなければなりません。
コーキングプライマー塗り
コーキングプライマーには、コーキングとコーキング溝の密着力を高める役割があります。プライマーがうまく塗られていないと、その隙間から雨水が入り込んできてしまうため、防水の役割を果たせなくなってしまいます。
こちらがコーキングプライマー塗りの写真です。
コーキング充填
新しいコーキングを充填して、コーキング作業は完成となります。
こちらがコーキング充填の様子です。
コーキング劣化の原因:詳細解説
1. 紫外線による影響
紫外線は、外壁材やコーキング材の寿命を縮める大きな原因の一つです。特に日差しが強い地域や、南向きの外壁などは紫外線を直接浴びる時間が長くなるため、劣化が顕著に進行します。紫外線を受け続けることで、コーキング材が硬化しやすくなり、弾力性を失うことが多いです。
弾力性を失ったコーキング材は、ひび割れや剥離といった劣化症状を起こしやすく、雨水の浸入や建物内部の劣化を招く可能性があります。このため、紫外線に強いコーキング材を選んだり、紫外線を軽減するための外壁塗装を行ったりすることが重要です。
2. 温度変化と気候条件
昼夜や四季による気温差も、コーキング劣化に深く関わっています。建物は気温の上昇と下降により膨張と収縮を繰り返しますが、これにより外壁材とコーキング材の接着部分に負荷がかかります。
この動きが頻繁に発生すると、コーキング材に亀裂が入りやすくなり、最終的には剥離や破断の原因になります。また、雪や雨といった水分が外壁に浸透することも、劣化を促進する要因です。特に湿度の高い地域や降雨量が多い地域では、コーキング劣化が早まる傾向があります。
3. 使用されるコーキング材の種類と品質
コーキング材には、シリコン系、ウレタン系、変性シリコン系、アクリル系などいくつかの種類があります。それぞれの特性に適した場所で使用しなければ、劣化が早まることがあります。例えば、シリコン系は防水性に優れていますが、塗装が乗りにくいという特性があり、外壁の種類によっては適さない場合があります。
また、価格を抑えるために低品質のコーキング材が使われると、数年で劣化が始まる可能性が高いです。そのため、施工時には建物の条件に適した高品質なコーキング材を選ぶことが非常に重要です。
4. 施工不良
施工技術の不足や不適切な下地処理も、コーキング劣化の一因です。施工時に外壁や目地の清掃が十分でない場合、接着力が低下し、剥離や浮きが発生することがあります。また、コーキング材の厚みが均一でない場合や、気泡が混入していると、経年による劣化が加速します。
さらに、施工環境の影響も無視できません。湿度が高すぎる、雨天で施工を行うなど、適切でない条件下で作業をすると、乾燥不良や密着不良が生じ、耐久性が大きく低下します。信頼できる専門業者に施工を依頼することが、長期間の耐久性を保つためのポイントです。
5. 経年劣化
どんなに高品質なコーキング材を使用しても、経年劣化は避けられません。コーキング材は消耗品であり、耐用年数は一般的に10~15年とされています。経年劣化により弾力性が失われ、ひび割れや剥離といった症状が現れるのは自然なことです。
特に、点検を怠ると、劣化した部分から雨水が浸入し、建物内部の構造にまで影響を及ぼす可能性があります。そのため、定期的な点検を行い、劣化が見られた場合は早めに補修を行うことが重要です。
6. 化学物質や汚染物質の影響
都市部では、車の排気ガスや工場から排出される化学物質が空気中に多く含まれており、これらがコーキング材に付着すると、化学反応を引き起こして劣化が進むことがあります。特に、酸性雨や塩害の影響を受けやすい地域では、コーキング材の劣化が早まることが一般的です。
こうした汚染物質による影響を軽減するためには、定期的な清掃や、汚れがつきにくい塗料やコーキング材を使用することが推奨されます。
7. 不適切な清掃やメンテナンス
外壁や目地部分を適切に清掃せず、汚れやカビが蓄積すると、コーキング材が劣化するリスクが高まります。汚れがコーキング材の表面に留まることで、水分や湿気が溜まりやすくなり、劣化を加速させます。また、定期的な点検や補修を怠ることも、コーキング材の寿命を縮める原因の一つです。
外壁塗装
外壁塗装の基本は、3回塗りです。この塗りの回数を減らしてしまうと、耐久力が大幅に減ってしまい、またすぐに塗装しなければいけなくなってしまいます。悪徳業者は、この塗りの回数を減らすことで、職人の人件費や塗料の費用を抑えて、粗利を得ようとすることがあるので注意が必要です。必ず、塗装業者に何回塗りをするのかを確認してから、塗装を依頼してください!
まずは下塗りから行います。下塗りは、中塗り・上塗りとは別の種類の塗料を用います。これは下塗りには、上塗り・中塗りの下地となり、接着力を高める役割があるためです。いくら綺麗に中塗り・上塗りをしても土台である下塗りがしっかりされていないと、塗装が剥げ落ち、また塗装をしなくてはならなくなってしまいます。
外壁①
こちらが外壁①の下塗りの様子です。
こちらが外壁①の中塗りの様子です。
こちらが外壁①の上塗りの様子です。
外壁②
こちらが外壁②の下塗りの様子です。
こちらが外壁②の中塗りの様子です。
こちらが外壁②の上塗りの様子です。
おわりに
今回は、佐賀市新郷本町T様邸の施工の様子パートを掲載しました。
外壁や屋根の劣化書きになる方、是非下記リンクよりお声がけください!
こちらが施工後の写真です。
(全体)
(外壁)
(コーキング)
(軒下天井)
(塀)
(破風板)
(雨樋)
私が担当しました!
営業
江川 拓Egawa Taku
お客様お一人お一人に安心できる塗装工事をご提供できるように、努力してまいります。
どんなご要望にも誠心誠意お応えします。お気軽にご相談ください。
所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- カラーコーディネーター
- 有機溶剤作業主任者