サッシ周りの雨漏りは外壁塗装で直せる?
2026.07.13

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目次
はじめに
1.サッシ周りの雨漏り原因を部位別に整理(シーリング・コーキング・金具・水切り)
「窓サッシの近くから雨漏りしている気がする」
「サッシ周りの隙間が気になる」
「外壁塗装でサッシの雨漏りは直せるの?」
戸建て住宅に住んでいる方の中には、サッシ周りの雨漏りに悩んでいる方も多いと思います。サッシ周辺は、外壁と窓が接しているため雨水が侵入しやすく、住宅の中でも雨漏りが発生しやすい場所です。
サッシ周りの雨漏りは、外壁塗装で改善しやすいケースもあります。ただし、原因によってはシーリング補修や防水工事、サッシ交換が必要になる場合もあります。
特に築10年以上の住宅では、コーキングの劣化や外壁のひび割れが進みやすく、窓周辺から雨水が侵入するケースが増えてきます。小さな隙間を放置すると、室内クロスの剥がれや木材腐食、カビ発生につながる恐れがあります。
この記事では、サッシ周りで雨漏りが起こる原因を部位別に分かりやすく解説します。さらに、外壁塗装で改善しやすいケースや補修工事が必要になるケースについても詳しく紹介します。
戸建て住宅の外壁塗装や屋根塗装を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
1-1.劣化したシーリング・コーキングが原因のケースと見分け方
サッシ周りの雨漏りで最も多い原因が、シーリングやコーキングの劣化です。
サッシ周辺には、窓枠と外壁の隙間を埋めるためにシーリング材が施工されています。シーリング材には、雨水の侵入を防ぎながら建物の揺れや温度変化を吸収する役割があります。
しかし、シーリング材は毎日紫外線や雨風の影響を受けています。そのため、築7〜10年ほど経過すると少しずつ劣化が進み、弾力が失われていきます。
劣化したシーリングには、以下のような症状が現れます。
- ひび割れ
- 肉やせ
- 剥がれ
- 隙間
- 硬化
シーリング材が硬くなると、建物の動きに追従しにくくなります。小さな隙間から雨水が侵入し、サッシ周辺の雨漏りにつながるケースが多くあります。
特に台風や横殴りの雨が降った時だけ雨漏りする場合は、シーリング劣化が原因になっている可能性があります。
見分け方としては、サッシ周辺のコーキングを指で軽く押して確認する方法があります。弾力がなく硬くなっている場合は、劣化が進んでいる状態です。
さらに、シーリングが痩せて隙間が見えている場合は、早めの補修が必要になります。
外壁塗装を行う際は、シーリング打ち替え工事を一緒に行うことで、防水性能を回復しやすくなります。
1-2.サッシ枠の変形・金具不具合、隙間からの侵入パターン
サッシ周りの雨漏りは、窓枠本体の不具合が原因になるケースもあります。
築年数が経過した住宅では、サッシ枠の歪みや変形が発生する場合があります。特に木造住宅では、地震や建物の揺れによって窓枠へ負荷がかかりやすく、少しずつズレが生じるケースがあります。
サッシ枠にズレが発生すると、窓周辺に小さな隙間ができやすくなります。発生した隙間から雨水が侵入し、室内側へ漏れ出す場合があります。
さらに、サッシを固定している金具やビスの劣化も注意が必要です。金具部分が緩んでいる場合は、サッシと外壁の密着性が低下し、雨水が内部へ入り込みやすくなります。
以下のような症状がある場合は、サッシ本体の不具合が疑われます。
- 窓の開閉が重い
- サッシ周辺に隙間がある
- 窓を閉めてもガタつく
- 雨の日に窓付近が湿る
- 窓枠周辺だけクロスが浮く
特に築20年以上の住宅では、サッシ本体の劣化が進んでいるケースもあります。
軽度の隙間であれば外壁塗装やシーリング補修で改善しやすくなります。ただし、サッシ自体が変形している場合は、交換工事や防水処理工事が必要になる場合があります。
早めに点検を行うことで、大きな雨漏り被害を防ぎやすくなります。
1-3.外壁(サイディング・モルタル)のひび割れや目地の劣化による浸入
サッシ周りの雨漏りは、外壁側の劣化が原因になるケースも非常に多くあります。
特にサイディング外壁では、目地部分の劣化によって雨水が侵入しやすくなります。
サイディング外壁には、外壁パネル同士の継ぎ目があります。継ぎ目にはシーリング材が施工されていますが、年数が経過すると劣化が進みます。
目地部分に隙間ができると、外壁内部へ雨水が侵入しやすくなります。侵入した雨水がサッシ周辺へ流れ込み、室内側へ漏れるケースも少なくありません。
モルタル外壁では、ひび割れによる雨漏りが多く発生します。特に幅0.3mm以上のひび割れは注意が必要です。小さなひび割れでも長期間放置すると、雨水が内部へ浸透しやすくなります。
さらに、塗膜劣化が進んでいる外壁では、防水性能が低下しています。外壁材が水分を吸収しやすくなるため、サッシ周辺へ雨水が回り込みやすくなります。
以下のような症状がある場合は、外壁劣化の可能性があります。
- 外壁にひび割れがある
- 塗膜が剥がれている
- 外壁を触ると白い粉が付く
- コーキングが割れている
- 外壁に黒ずみがある
外壁塗装では、塗装前の下地補修が非常に重要になります。ひび割れ補修やシーリング打ち替えを丁寧に行うことで、サッシ周辺への雨水侵入を防ぎやすくなります。
特に築10〜15年以上の住宅では、外壁全体の防水性能が低下しているケースも多いため、定期的な点検とメンテナンスが大切です。
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2.外壁塗装で修理できる範囲と限界(塗装工事と防水工事の違い)

サッシ周りの雨漏りが発生すると、外壁塗装で改善できるのか気になる方も多いと思います。実際に、外壁塗装によって改善しやすい雨漏りもあります。ただし、すべての雨漏りを塗装工事だけで解決できるわけではありません。
特に築10年以上の住宅では、塗膜劣化だけではなく、シーリングの隙間や内部防水の劣化が進んでいるケースもあります。表面だけ塗装しても、内部へ雨水が侵入している状態では再発する可能性があります。
雨漏り対策では、塗装工事と防水工事の違いを理解することが大切です。
2-1.塗料・塗装で改善できる症状:劣化の補修と保護効果とは
外壁塗装には、住宅を雨水から守る大切な役割があります。
外壁表面には塗膜があります。塗膜には、防水性能を維持しながら紫外線や雨風から外壁材を守る役割があります。
しかし、築10年前後になると塗膜劣化が進み、防水性能が低下しやすくなります。防水性能が落ちると、外壁材が水分を吸収しやすくなり、サッシ周辺へ雨水が回り込みやすくなります。
特に以下のような症状は、外壁塗装で改善しやすいケースがあります。
- 外壁の色あせ
- チョーキング現象
- 小さなひび割れ
- 塗膜の劣化
- 外壁表面の防水低下
チョーキング現象とは、外壁を触った時に白い粉が付く症状です。塗膜が劣化しているサインになるため、早めの外壁塗装が必要になります。
さらに、幅0.3mm未満の小さなひび割れであれば、塗装前の下地補修と防水塗装で改善しやすくなります。
外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りを丁寧に施工することで、防水性能を高めやすくなります。
特に防水性能が高いシリコン塗料やフッ素塗料を使用すると、雨水が浸透しにくい状態を作りやすくなります。
ただし、外壁塗装はあくまで表面保護が中心です。内部まで浸水している場合は、別の補修工事が必要になる場合があります。
2-2.塗装だけでは不十分な場合:シーリング打替えやコーキング補修が必要な理由
サッシ周りの雨漏りでは、塗装だけでは改善できないケースも多くあります。
特に多い原因が、シーリングやコーキングの劣化です。
サッシ周辺やサイディング目地には、隙間を埋めるためのシーリング材が施工されています。シーリング材には、雨水侵入を防ぎながら建物の動きへ追従する役割があります。
しかし、シーリング材は紫外線や雨風によって少しずつ劣化します。
築7〜10年ほど経過すると、以下のような症状が発生しやすくなります。
- ひび割れ
- 肉やせ
- 剥がれ
- 隙間
- 硬化
シーリングに隙間ができると、外壁塗装を行っても内部へ雨水が侵入しやすい状態が残ります。
特にサッシ周辺は、雨水が集中しやすい場所です。横殴りの雨や台風時には、小さな隙間からでも雨水が侵入するケースがあります。
そのため、外壁塗装を行う際は、シーリング打ち替え工事を同時に行うことが重要です。
シーリング打ち替え工事では、古いシーリング材を撤去して、新しい材料へ交換します。新しいシーリング材へ交換することで、防水性能を回復しやすくなります。
軽度の劣化であれば増し打ち補修を行う場合もあります。ただし、耐久性を重視する場合は、打ち替え工事の方が効果的です。
雨漏り再発を防ぐためには、塗装工事とシーリング補修をセットで考えることが大切です。
2-3.防水工事や構造補修が優先されるケース(雨漏りが止まらない・浸入深刻)
サッシ周りの雨漏りでは、防水工事や構造補修が必要になるケースもあります。
特に以下のような症状がある場合は注意が必要です。
- 雨漏りが長期間続いている
- 室内クロスが剥がれている
- 木材が腐食している
- カビ臭が強い
- 天井や壁に大きなシミがある
このような症状がある場合は、外壁内部まで雨水が浸透している可能性があります。
外壁内部には、防水シートや下地材があります。防水シートが破れている場合は、外壁塗装だけでは改善しません。
さらに、木材腐食が進んでいる場合は、下地交換や構造補修が必要になるケースもあります。
ベランダ防水やサッシ下の水切り不良が原因になっている場合もあります。
水切りとは、雨水を外へ流すための部材です。水切り周辺に隙間があると、雨水が内部へ回り込みやすくなります。
また、築20年以上の住宅では、防水紙の寿命が近づいているケースもあります。
このような場合は、防水工事を優先しながら補修計画を立てる必要があります。
外壁塗装だけを先に行うと、一時的に症状が落ち着いても再発する可能性があります。
雨漏り対策では、原因調査を正確に行い、必要な工事を組み合わせることが重要です。
3.雨漏り補修の具体的な方法と施工工程(DIYと業者依頼の比較)

サッシ周りの雨漏りが発生すると、補修方法や費用が気になる方も多いと思います。小さな雨漏りでも放置すると、外壁内部の木材腐食やカビ発生につながるため、早めの対策が大切です。
特に築10年以上の戸建て住宅では、シーリング劣化や外壁の防水性能低下が進んでいるケースが多く、部分補修だけでは再発する場合があります。雨漏り補修では、原因に合った工事を行うことが重要です。
症状によっては、外壁塗装と同時に補修工事を行うことで、防水性能を長持ちさせやすくなります。
3-1.業者に依頼する場合の一般的な工程と見積もりの内訳(塗装工事・補修)
サッシ周りの雨漏り補修では、最初に原因調査を行います。雨漏りは表面だけ確認しても原因が分からないケースが多いため、業者は散水調査や目視点検を行い、どこから雨水が侵入しているのか確認します。
一般的な施工工程は、現地調査から始まり、原因特定、足場設置、シーリング撤去、下地補修、防水処理、外壁塗装、最終確認という流れで進みます。
サッシ周辺のシーリングが劣化している場合は、古いコーキングを撤去して新しい材料へ打ち替えます。さらに、外壁にひび割れがある場合は、補修材を使って下地補修を行います。
下地補修を丁寧に行うことで、塗装後の防水性能を維持しやすくなります。
外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが基本です。防水性能を高めるために、シリコン塗料やフッ素塗料を使用するケースも多くあります。
見積もりでは、足場代、高圧洗浄費、シーリング工事費、下地補修費、塗装工事費、防水工事費などの項目を確認することが大切です。
30坪住宅の場合、外壁塗装込みの雨漏り補修費用は約80万〜150万円前後になるケースがあります。ただし、部分補修だけで済む場合は10万〜30万円前後で収まるケースもあります。
3-2.外壁塗装を含めた補修の実例と費用感(部分補修/全面塗装)
サッシ周りの雨漏り補修では、劣化状況によって工事内容が大きく変わります。
軽度の劣化であれば、部分補修で改善できるケースがあります。例えば、サッシ周辺のシーリングだけ劣化している場合は、コーキング打ち替え工事のみで改善しやすくなります。
部分補修の費用相場は、1箇所あたり約3万〜10万円前後です。さらに、小さなひび割れ補修を含めても、10万〜20万円前後で収まるケースがあります。
ただし、築15年以上の住宅では、外壁全体の防水性能が低下している場合があります。そのため、部分補修だけでは再発リスクが高くなる場合があります。
実際に多い施工例としては、シーリング打ち替え、外壁下地補修、外壁全面塗装、ベランダ防水、サッシ周辺防水処理などがあります。
全面塗装を含める場合は、30坪住宅で約90万〜150万円前後になるケースが一般的です。さらに、フッ素塗料や無機塗料を使用する場合は、費用が高くなる傾向があります。
ただし、全面塗装を同時に行うことで、住宅全体の防水性能を回復しやすくなります。さらに、足場を一度で済ませやすくなるため、長期的にはコスト削減につながるケースもあります。
3-3.工事のタイミングと塗装との組み合わせ戦略(劣化度合いと適切な施工)
サッシ周りの雨漏り補修では、工事タイミングも重要です。
特に築10年前後の住宅では、シーリングや塗膜劣化が進み始める時期になります。
外壁の色あせ、コーキングのひび割れ、外壁のひび割れ、チョーキング現象、サッシ周辺の黒ずみなどの症状がある場合は、早めの点検がおすすめです。
小さな劣化段階で補修を行うことで、工事費用を抑えやすくなります。
逆に、雨漏りを長期間放置すると、内部木材や防水シートまで劣化が進む可能性があります。内部腐食が進行すると、下地交換や構造補修が必要になるケースもあります。
さらに、雨漏り補修は外壁塗装と同時施工が効果的です。外壁塗装だけ後回しにすると、数年後に再び足場設置が必要になる場合があります。
そのため、築10〜15年以上の住宅では、外壁塗装、シーリング打ち替え、ベランダ防水、屋根塗装、サッシ防水補修をまとめて行うケースが増えています。
住宅全体を同時にメンテナンスすることで、防水性能を長期間維持しやすくなります。
工事時期としては、雨が少ない春や秋が人気です。ただし、劣化が進んでいる場合は、季節を待たず早めに補修することが大切です。
■よくある質問(Q&A)
Q. サッシ周りの雨漏りはコーキング補修だけで直りますか?
A.サッシ周りの雨漏りは、コーキング劣化が原因であれば補修だけで改善するケースがあります。ただし、外壁内部の防水シート劣化やサッシ枠の隙間、外壁のひび割れが原因になっている場合は、外壁塗装や防水工事が必要になるケースもあります。雨漏りを再発させないためには、原因調査を行った上で適切な補修方法を選ぶことが大切です。
まとめ
サッシ周りの雨漏りは、シーリング劣化や外壁のひび割れ、サッシ枠の隙間など、さまざまな原因によって発生します。小さな雨漏りでも放置すると、外壁内部の木材腐食やカビ発生につながり、修繕費用が高額になる恐れがあります。
軽度の劣化であれば、シーリング補修や部分的な外壁塗装で改善しやすいケースがあります。ただし、築10年以上の住宅では、防水性能全体が低下している場合も多く、外壁塗装と防水工事を同時に行うことで再発防止につながりやすくなります。
特にサッシ周辺は、横殴りの雨や台風時に雨水が侵入しやすい場所です。外壁塗装だけでは改善できないケースもあるため、原因調査を丁寧に行い、住宅状態に合った補修方法を選ぶことが大切です。
大切な住まいを長持ちさせるためにも、早めの点検と定期的な外壁塗装・防水メンテナンスを心がけましょう。
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