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ベランダ手すりの塗装費用やDIYの注意点、劣化症状について解説

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こんにちは、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」の江川です。

今回は、ベランダの手すりについての内容です。

ベランダの手すりについて、「アルミ製の手すりは塗装が剥がれやすいのでは?」「そもそも、自分で塗装することは可能なの?」「DIYで塗装する場合、どんな手順で進めれば良いのか?」など、さまざまな疑問や不安をお持ちの方は多くいらっしゃいます。特に、築年数が経過してきた住宅では、手すりの劣化や色あせが目立ち始め、「そろそろ手を入れた方がいいのでは…」と感じている方も少なくないのではないでしょうか。

この記事をお読みいただいている皆さまの中にも、同じようなお悩みを抱えている方がいらっしゃるかもしれません。「業者に頼むべきか」「自分でできることはあるのか」といった判断に迷うのは当然のことです。そこで本記事では、ベランダの手すり、特にアルミ製の部分に関する塗装のポイントや、塗装が剥がれやすい理由、さらにDIYでの塗装は可能なのか、必要な道具や手順はどのようなものか、詳しく解説していきます。

これからベランダの手すりの塗装を検討している方や、DIYに挑戦したいと考えている方にとって、役立つ情報をわかりやすくまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

それでは、さっそく本題に入ってまいりましょう。

ベランダ手すりの素材の違い

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1.ベランダ手すりの素材の違いについて

ベランダやバルコニーの手すりには、実はさまざまな素材が使われています。それぞれの素材には、機能性や見た目、価格帯、メンテナンス性などに違いがあり、住まいのスタイルや用途に応じて選ばれています。

ここでは、代表的な手すりの素材について詳しくご紹介します。それぞれの特徴を理解することで、ご自宅に合った最適な手すり選びの参考になるでしょう。


アルミ製の手すり

アルミ製の手すりは、現代の住宅において最もよく見られる素材のひとつです。アルミは軽量で錆びにくく、加工の自由度が高いため、施工のしやすさとデザインの豊富さを兼ね備えています。

見た目はシャープでスタイリッシュな印象を与え、モダンな建築デザインによく馴染みます。格子状のデザインは風通しや視界を確保しやすく、開放感を演出できますし、パネル型のものは光を取り入れながらも外からの視線を遮るため、プライバシー性を高めることも可能です。

また、耐久性が高くメンテナンスが比較的容易な点も魅力で、特に海沿いや風雨にさらされる場所でも長く使用される傾向があります。ただし、表面の塗装が劣化すると見た目が損なわれるため、定期的なチェックとメンテナンスが必要です。


鋳物(いもの)製の手すり

鋳物製の手すりは、金属を型に流し込んで作る工法により、美しい曲線や複雑な装飾を施すことができるのが特徴です。そのため、装飾性が高く、どこかクラシックで優雅な印象を与える外観になります。

色は黒やダークブラウンなど重厚感のあるものが多く、洋風の建築様式やヴィンテージ調の住宅に特に良く合います。装飾的なアイアン風のデザインは、外観のアクセントとして効果的に活用されることも多いです。

格子状のデザインが主流で、通風性や採光性にも優れており、見た目の美しさだけでなく機能面でも優れています。ただし、鋳物は重いため取り付けにはしっかりとした施工が必要で、長年の使用によりサビや腐食が進行することもあるため、防錆処理や定期的なメンテナンスが求められます。


彩木(あやぎ)製の手すり

彩木とは、アルミの堅牢性と、ウレタン樹脂による自然な木目調の質感を組み合わせた、新しいタイプの人工素材です。耐候性に優れており、本物の木材のような温かみのある風合いを持ちながら、腐食や劣化に強いという特長があります。

もともとはウッドデッキやフェンス、ルーバーなどに使われていましたが、近年ではバルコニーやベランダの手すりにも採用されるケースが増えてきました。住宅の外観にナチュラルな印象を加えたい方には特におすすめの素材です。

彩木は、ベランダの壁全体ではなく、上部の笠木(かさぎ)部分や一部装飾として使用することで、さりげなくデザイン性を高めることもできます。木のぬくもりを取り入れつつ、メンテナンスフリーに近い性能を持っているため、長期間美しさを保てるのも魅力のひとつです。


それぞれの素材には一長一短がありますが、手すりは安全性に関わる重要な部分でもあるため、見た目や雰囲気だけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさなども考慮して選ぶことが大切です。次の章では、これらの素材の中でも特にアルミ製の手すりに焦点を当てて、「塗装は剥がれやすいのか?」「DIYで塗装できるのか?」といった疑問にお答えしていきます。

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2.ベランダ手すりの劣化症状について

まず初めに、ベランダやバルコニーの手すりにどのような劣化症状が現れるのかについてご説明します。手すりは屋外に設置されているため、日光や雨風、湿気、ホコリなどに常にさらされています。そのため、時間の経過とともに少しずつ劣化が進んでいきます。

劣化のサインを早期に発見し、適切に対処することで、手すり自体の寿命を延ばし、安全性や見た目の美しさを維持することができます。以下では、特に注意しておきたい代表的な劣化症状を3つご紹介します。


1. 塗装の色落ち(チョーキング)

最初に挙げられるのは、「塗装の色落ち」、いわゆるチョーキング現象です。これは経年劣化によって塗膜が紫外線や雨風の影響を受け、塗料の表面が粉状に分解されてしまう現象です。

手すりの表面を手でなでてみたときに、白い粉が手につくようであれば、それはチョーキングが起きているサインです。この白い粉の正体は、塗料の顔料が分離して表面に浮き出たものです。

チョーキングが発生しているということは、すでに塗膜が本来の保護機能を失い始めていることを意味しています。この状態を放置すると、さらに劣化が進み、塗膜のひび割れや剥がれにつながる可能性が高くなります。見た目にも色あせやムラが目立ちやすくなり、建物全体の印象を損なうことにもなります。


2. 塗膜の剥がれ

次に注意したい劣化症状は、塗膜の剥がれです。

塗膜とは、手すりの表面を覆っている塗料の層のことですが、紫外線や雨風、気温差などの外的影響を長年受け続けることで、徐々に接着力が弱まり、やがて剥がれ落ちてしまうことがあります。

剥がれが進行すると、下地の素材がむき出しの状態になります。特にアルミや鉄製の手すりの場合、塗膜がなくなることで腐食や酸化が進みやすくなり、素材自体の劣化や損傷が進行してしまいます。

この段階になると、簡単な塗り直しでは対応しきれなくなり、場合によっては手すりそのものの交換が必要になることもあります。そうならないためにも、早めのメンテナンスや再塗装を行うことが大切です。


3. サビの発生

ベランダの手すりの塗装がはげてきたので上塗りした : いえけあれぽーと ~DIYでプチリフォーム~

そしてもう一つ、見逃してはいけないのがサビ(錆)の発生です。

サビは、特に鉄や鋳物などの金属製の手すりに起こりやすい劣化現象です。表面の塗膜が剥がれたり、傷がついて金属がむき出しになったりすると、そこから空気中の酸素や水分と反応してサビが発生します。

初期段階のサビであれば、研磨や防錆塗料による対処が可能ですが、放置してしまうと腐食がどんどん進行し、手すりの強度が大きく損なわれてしまいます。最悪の場合、安全面で重大な問題につながることもあるため、サビを見つけた時点で早急な対応が必要です。

また、サビが進行してしまうと、見た目にも茶色く変色したり、塗装がボロボロと剥がれたりして、美観を大きく損なうことになります。特に住宅の外観にこだわっている方にとっては、日常的な見た目の美しさを保つ意味でも、早期の対処が重要です。

引用元:http://blog.livedoor.jp/paltina860/archives/25983496.html

三つ目はサビの発生です。

上の塗膜の剥がれに加えて、剥がれた内部の下地が錆びている場合、かなり劣化が進んでいると言えます。

軽度の錆であれば塗装でカバーできますが、サビの程度が酷くなってくると交換の必要性がでてきます。

 

3.ベランダ手すりの塗装費用

ベランダ手すりの塗装にかかる費用は、以下のようになっています。

ウレタン塗料:1,000〜1,500円/m

シリコン塗料:1,200〜1,700円/m

 

例えば手すりが11mだった場合、以下のような価格帯になります。

ウレタン塗料:11m×1,000〜1,500円/m=11,000円〜16,500円

シリコン塗料:11m×1,200〜1,700円/m=13,200円〜18,700円

 

詳しく知りたい方は、ご自身のお家の手すりを測ってから、上の費用単価で計算してみてください。

 

4.アルミ製の手すりの塗装はおすすめしない

よくある質問として、「アルミ製の手すりは塗装できるの?」ということを聞かれます。

結論から言うと、アルミ製のベランダ手すりの塗装は可能ですが、おすすめはしません。

 

理由は、アルミなどの非鉄金属製の手すりは塗料との密着力が弱く、塗装をしても塗膜が剥がれやすいためです。

そのため、お客様からの要望がない限りは塗装はしません。

 

しかし、外壁や屋根を塗装して手すりだけ塗装をしないと、色褪せが目立ってしまうのも事実です。

弊社では、手すりの色褪せをなんとかしたいという方には、塗装をするか、シンナー系で汚れを拭き取る施工もおこなっております。

 

5.ベランダ手すりの塗装はDIYでできる

よく聞かれる質問として、「ベランダの手すりはDIYでできるの?」ということを聞かれます。

結論は、DIYでもベランダ手すりの塗装は可能です

ここからは、その手順についてご説明します。

 

高圧洗浄

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お家にケルヒャーなどの高圧洗浄機がある場合は、高圧洗浄機で手すりを洗浄し、汚れや埃を取り除きます。

お家に高圧洗浄機がない場合は、この後のケレン作業で一緒に落とせば良いです。

 

下地処理(ケレン)

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塗装工程に入る前に、まず最初に行うべき重要な作業が**「ケレン作業」です。ケレンとは、金属部分のサビや古い塗膜、汚れなどを工具を使って丁寧に削り落とし、塗料がしっかりと密着する状態に整える作業**のことを指します。

使用する道具としては、主に「スクレーパー(ヘラ状の工具)」、「研磨ロン(サンドペーパー)」、「ワイヤーブラシ」などがあり、劣化状態や範囲に応じて使い分ける必要があります。

このケレン作業は、見た目以上に地道で体力の要る作業です。力加減や角の部分など細かい部分への配慮が求められるため、DIYに不慣れな方にとっては少々難易度が高いと感じるかもしれません。しかしながら、この工程を怠ってしまうと、後に塗る塗料の密着力が十分に得られず、せっかく塗っても短期間で剥がれたり、膨れたりする原因となってしまいます。

とくに金属部分の塗装では、この下地処理の出来が最終的な仕上がりや耐久性に大きく影響してきます。時間と手間を惜しまず、「仕上がりの質はケレンで決まる」と言われるほど重要な工程であることを意識しながら、丁寧に作業を進めていきましょう。


下塗り(プライマーまたは錆止め塗料)

ケレン作業が完了したら、次の工程は**「下塗り」**です。下塗りは、上から塗る塗料をしっかりと定着させるための「土台」となる部分であり、非常に重要なステップです。

この工程では、**「プライマー(下塗り用塗料)」または「錆止め塗料」**のいずれかを使用します。

  • プライマー:主に密着性を高めるための塗料で、上塗り塗料との接着性を向上させる役割があります。

  • 錆止め塗料:鉄部の酸化(サビ)を防ぐ効果を持ち、長期的に素材を保護する機能があります。

注意点として、**プライマーと錆止め塗料は基本的に併用しません。**使用する素材や環境に合わせて、どちらかを選択するようにしましょう。

下塗りには刷毛を使って、手すりの細部まで丁寧に塗っていきます。隙間や裏側など見落としがちな部分にも塗り残しがないよう、時間をかけてしっかり作業を行うことが大切です。この下塗りを省略してしまうと、上塗りの密着力が弱くなり、耐久年数が大幅に短くなってしまう可能性があります。

しっかりと下塗りを行うことで、上塗りの発色や仕上がりにも差が出るため、決して手を抜かずに丁寧に進めていきましょう。


中塗り・上塗り(仕上げ塗装)

下塗りがしっかりと乾燥したのを確認したら、いよいよ仕上げの工程である**「中塗り・上塗り」**に入ります。

中塗りと上塗りには、通常同じ種類の塗料を2回に分けて塗装する方法が一般的です。これは塗膜の厚みを確保し、耐久性や美しさを高めるために非常に効果的です。

使用する道具としては、刷毛ローラー、または広範囲を効率よく塗装したい場合にはスプレーガンなども利用されます。どの方法を選んでも構いませんが、刷毛を使用する場合は、角や細かな部分の塗り残しに注意しながら、均一に塗り広げるように心がけましょう。

中塗りが終わった後は、**塗料が完全に乾燥するまで最低でも半日程度の乾燥時間を確保する必要があります。**乾燥が不十分な状態で上塗りを行ってしまうと、塗膜の膨れや剥がれの原因になるため、天候や気温に応じて時間を調整することが大切です。

そして上塗りを丁寧に仕上げることで、手すり全体が美しく、しかも長持ちする塗膜に仕上がります。光沢や色合いが均一になり、外観がぐっと引き締まるでしょう。

外壁屋根診断

まとめ

ベランダ手すりの塗装は、美観を保つだけでなく、サビや腐食から建物を守る大切なメンテナンスです。

劣化のサインとしては、塗装のはがれ・サビ・変色・ひび割れなどがあり、これらを放置すると補修費用が高額になる可能性も。

塗装費用の相場は1~3万円/m程度ですが、素材や状態、業者によって差があります。DIYも可能ですが、安全対策・下地処理・塗料選びなどに注意が必要です。特に高所作業は事故のリスクがあるため、無理せずプロへの依頼も検討しましょう。

手すりの塗装は定期的なチェックとメンテナンスがカギ。

早めの対応で、長く快適に使えるベランダを保ちましょう。

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江川 拓Egawa Taku

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