ベランダをケレンして塗装し、破風板や板金部を塗装【施工日記】佐賀市朝日町N様邸 3月8日
2022.05.02
目次
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市朝日町N様邸の3月8日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、ベランダをケレンして塗装し、破風板や板金部を塗装を行いました。
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施工の様子
まずは、ベランダのケレンを行います。
次に、ベランダの塗装を行います。
今回使った塗料は、下の写真の左側の、防水用のPROSTアセトンです。
PROSTアセトンの特徴
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揮発性が高い
アセトンは非常に揮発性が高く、作業後すぐに蒸発するため、乾燥を早めたい作業に適しています。 -
優れた洗浄力
塗装や接着剤の残り、油分、汚れを簡単に除去できます。これにより、表面を整える下地処理に最適です。 -
化学的安定性
他の化学物質と反応しにくいため、幅広い素材に使用可能です。ただし、プラスチックや一部の塗料を溶かす場合があるので注意が必要です。 -
速乾性
作業後に表面を短時間で乾燥させられるため、時間効率の良い作業が可能です。
主な用途
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防水作業での下地処理
防水材を塗布する前に、作業面を清潔にするために使用されます。油分やホコリを除去し、接着力を高める役割を果たします。 -
塗装作業の前処理
塗料の密着性を高めるために、塗装面の洗浄や古い塗膜の剥離に使われます。 -
接着作業の準備
接着剤を使用する前に表面を整えることで、接着力を向上させることができます。 -
工具や用具の清掃
塗料や接着剤が付着した工具をきれいにするための洗浄剤として利用されます。
PROSTアセトンは、防水や塗装の下地処理、工具の清掃など幅広い用途で活用できる便利な溶剤です。ただし、取り扱いを誤ると引火や健康被害のリスクがあるため、適切な使用方法を守ることが重要です。安全対策をしっかり行った上で、作業効率を高めるために活用してください!
ベランダの劣化症状と対処法
ベランダは屋外にさらされるため、時間が経つにつれて劣化が進行します。その劣化症状を見逃すと、建物全体に悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、主な6つの劣化症状とその対処法について詳しく説明します。
1. 表面の色褪せ
ベランダ床の表面が色褪せている場合、それは防水層の上に塗られている「トップコート」の劣化を示しています。
トップコートの役割は、紫外線や雨水から防水層を守ることです。この機能が低下すると、防水層が直接影響を受け、さらなる劣化を招く原因となります。
対処法:
色褪せは緊急性が低いものの、放置することで劣化が進行し、結果的に修繕費用が増える可能性があります。そのため、早めにトップコートを再塗装することをおすすめします。
2. 塗膜の剥がれ
床の塗膜が剥がれ、下地が露出する状態です。この症状は、塗装の密着性が低下したことを示し、防水性能も低下している可能性があります。
対処法:
剥がれた部分をすべて削り落とし、再塗装を行う必要があります。専門業者に依頼して、防水層の状態も一緒に確認してもらうのが良いでしょう。
3. 塗膜の浮き
ベランダの塗装が浮き上がり、やけどの水膨れのような状態になることがあります。内部に水分や空気が溜まっているのが原因で、時間が経つと剥がれが発生します。
この症状が防水層にまで影響を及ぼしている場合、さらなる劣化を引き起こす可能性があります。
対処法:
塗膜の浮きを見つけたら、まず専門業者に確認してもらうことをおすすめします。浮いた部分を削り取り、再塗装や必要に応じて防水工事を行うことが必要です。
4. 塗膜のひび割れ
床の塗装や下地にひび割れが生じる症状です。このひび割れを放置すると、雨水が侵入し、防水層の劣化や建物内部への影響が懸念されます。
対処法:
ひび割れを発見した場合は、すぐに隙間を埋める補修を行い、再塗装を施してください。特に雨水が侵入しやすい箇所では、早急な対応が必要です。専門業者に相談して、適切な修理方法を検討しましょう。
5. ベランダ床に水たまりができる
ベランダの床に水たまりが発生する場合、以下のような原因が考えられます:
- 排水口がゴミで詰まっている
- 防水効果が失われている
- 床の傾きがなくなっている
ベランダは本来、排水口へ水が流れるように構造上傾斜が設けられています。この傾斜がなくなると、水たまりができやすくなります。
対処法:
まず、排水口を掃除してゴミを取り除きましょう。それでも水たまりが解消しない場合は、防水塗装の再施工や床の構造補修が必要です。特に、床の傾きが原因の場合、防水層を剥がしてモルタルで勾配を再構築することが一般的な修繕方法です。
6. 床の雨漏り
床から室内に雨漏りしている場合、これは最も深刻な劣化症状です。ひび割れや塗膜の破損から雨水が侵入し、建物内部の柱や骨組みが腐食するリスクがあります。
対処法:
この症状は塗装だけでの修理は困難です。雨漏り専門の業者に依頼し、該当箇所を特定した上で修繕を行う必要があります。建物の耐久性を保つためにも、迅速な対応が求められます。
ベランダの劣化症状は、早期発見と適切な対応が重要です。軽微な劣化であれば塗装の再施工で解決できますが、放置することで深刻な問題に発展する可能性があります。定期的な点検とメンテナンスを心がけ、必要に応じて専門業者に相談しましょう。
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次に、破風板の塗装を行います。
破風板とは
破風板(はふいた)とは、建物の屋根の端に取り付けられる部材の一つで、屋根と外壁の接合部分を覆うように設置される板材のことです。主に風雨から屋根を保護する役割を持ち、建物の耐久性や美観を維持するために重要な役割を果たします。
破風板の主な役割
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雨風の侵入を防ぐ
屋根の端部分を覆うことで、強風や雨が屋根の下に吹き込み、建物内部に浸入するのを防ぎます。これにより、屋根の下地材や建物内部が劣化するのを防ぐことができます。 -
外観の美観を保つ
建物のデザインや仕上がりの印象を整える重要な部材です。破風板がしっかりと塗装・施工されていることで、建物全体の美観が引き立ちます。 -
屋根材の固定補強
破風板は、屋根材をしっかりと固定する補助的な役割も持っています。これにより、強風時などに屋根材が浮き上がるのを防ぎます。
下の写真のように、ローラーを使って丁寧に塗装していきます。
破風板の塗装は、基本的に2回塗りで行います。
次に、雨戸の板金部のケレンを行います。
こうすることで、古い塗膜やサビなどの汚れを落とします。
そして、塗装を行います。
最後に、付帯部の塗装を行います。
今回の作業はこれにて終了です。
診断・お見積もりはサニー建設商事へ
今回は、朝日町N様邸のベランダをケレンして塗装し、破風板や板金部を塗装した作業の様子をご紹介しました。ケレン作業は塗装前にとても重要な工程で、古い塗膜や汚れをしっかりと取り除くことで、塗料の密着性が向上し、仕上がりや耐久性が格段に良くなります。破風板や板金部の塗装も、建物全体の美観を保つだけでなく、素材を劣化から守る大切な役割を果たします。私たちは一つひとつの工程を丁寧に行い、お客様にご満足いただける施工を心がけております。
また、弊社では無料で外壁診断を実施しております。外壁や屋根、その他の付帯部の状態が気になる方や、ひび割れや色褪せ、汚れなどの劣化症状が見られる場合は、放置せずにまずはお気軽にご相談ください。無料診断では、プロの目で建物全体を丁寧にチェックし、現状の問題点や適切なメンテナンス方法について詳しくご説明いたします。
定期的なメンテナンスは、大切な住まいを長く快適に保つための秘訣です。「こんなことを相談してもいいのかな?」と思われることでも、どうぞお気軽にお問い合わせください。小さな不安や疑問を解消するところから、住まいの快適さが始まります。
以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした!私たちはこれからも、地域の皆様に信頼される施工を目指して努力してまいります。
私が担当しました!

営業
生嶋 大貴Shojima Daiki
お客様のニーズをしっかりとお聞きし、最適な提案をさせていただきます。
若いエネルギーを活かし、明るく丁寧な対応でお客様の期待に応えていきますので、どうぞお気軽にご相談ください!
所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- 石綿作業主任者
- 有機溶剤作業主任者