色あせ・劣化が見られるコーキングの撤去、破風板のケレン/佐賀市田代K様邸 屋根・外壁・付帯部塗装 7月26日
2022.09.25
目次
はじめに
こんにちは。
「塗るばい」でお馴染みの佐賀県佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市田代K様邸の7月27日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、色あせ・劣化が見られるコーキングの撤去、破風板のケレンを行いました。
コーキングの色あせ・劣化
下の写真を見ると、風雨や紫外線、温度差などの影響により、コーキングが弾力を失うことでひび割れや硬化などの劣化が見られます。
このように、1箇所だけでなく数箇所にわたって同様の劣化が見られました。
これらの劣化症状を放置すると、内部に雨水が染み込み、下地の著しい劣化に繋がる可能性があります。
そのため既存コーキングを取り除き、新しいコーキングに打ち換えて解消致します。
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コーキングの撤去
今回は、コーキング撤去のみ行いました。
カッターを用いて、古いコーキングを撤去していきます。
コーキング劣化の原因
1. 紫外線による影響
紫外線は、外壁材やコーキング材の寿命を縮める大きな原因の一つです。特に日差しが強い地域や、南向きの外壁などは紫外線を直接浴びる時間が長くなるため、劣化が顕著に進行します。紫外線を受け続けることで、コーキング材が硬化しやすくなり、弾力性を失うことが多いです。
弾力性を失ったコーキング材は、ひび割れや剥離といった劣化症状を起こしやすく、雨水の浸入や建物内部の劣化を招く可能性があります。このため、紫外線に強いコーキング材を選んだり、紫外線を軽減するための外壁塗装を行ったりすることが重要です。
2. 温度変化と気候条件
昼夜や四季による気温差も、コーキング劣化に深く関わっています。建物は気温の上昇と下降により膨張と収縮を繰り返しますが、これにより外壁材とコーキング材の接着部分に負荷がかかります。
この動きが頻繁に発生すると、コーキング材に亀裂が入りやすくなり、最終的には剥離や破断の原因になります。また、雪や雨といった水分が外壁に浸透することも、劣化を促進する要因です。特に湿度の高い地域や降雨量が多い地域では、コーキング劣化が早まる傾向があります。
3. 使用されるコーキング材の種類と品質
コーキング材には、シリコン系、ウレタン系、変性シリコン系、アクリル系などいくつかの種類があります。それぞれの特性に適した場所で使用しなければ、劣化が早まることがあります。例えば、シリコン系は防水性に優れていますが、塗装が乗りにくいという特性があり、外壁の種類によっては適さない場合があります。
また、価格を抑えるために低品質のコーキング材が使われると、数年で劣化が始まる可能性が高いです。そのため、施工時には建物の条件に適した高品質なコーキング材を選ぶことが非常に重要です。
4. 施工不良
施工技術の不足や不適切な下地処理も、コーキング劣化の一因です。施工時に外壁や目地の清掃が十分でない場合、接着力が低下し、剥離や浮きが発生することがあります。また、コーキング材の厚みが均一でない場合や、気泡が混入していると、経年による劣化が加速します。
さらに、施工環境の影響も無視できません。湿度が高すぎる、雨天で施工を行うなど、適切でない条件下で作業をすると、乾燥不良や密着不良が生じ、耐久性が大きく低下します。信頼できる専門業者に施工を依頼することが、長期間の耐久性を保つためのポイントです。
5. 経年劣化
どんなに高品質なコーキング材を使用しても、経年劣化は避けられません。コーキング材は消耗品であり、耐用年数は一般的に10~15年とされています。経年劣化により弾力性が失われ、ひび割れや剥離といった症状が現れるのは自然なことです。
特に、点検を怠ると、劣化した部分から雨水が浸入し、建物内部の構造にまで影響を及ぼす可能性があります。そのため、定期的な点検を行い、劣化が見られた場合は早めに補修を行うことが重要です。
6. 化学物質や汚染物質の影響
都市部では、車の排気ガスや工場から排出される化学物質が空気中に多く含まれており、これらがコーキング材に付着すると、化学反応を引き起こして劣化が進むことがあります。特に、酸性雨や塩害の影響を受けやすい地域では、コーキング材の劣化が早まることが一般的です。
こうした汚染物質による影響を軽減するためには、定期的な清掃や、汚れがつきにくい塗料やコーキング材を使用することが推奨されます。
7. 不適切な清掃やメンテナンス
外壁や目地部分を適切に清掃せず、汚れやカビが蓄積すると、コーキング材が劣化するリスクが高まります。汚れがコーキング材の表面に留まることで、水分や湿気が溜まりやすくなり、劣化を加速させます。また、定期的な点検や補修を怠ることも、コーキング材の寿命を縮める原因の一つです。
コーキング劣化を防ぐための具体策
- 紫外線対策
紫外線に強いコーキング材を選ぶ、または遮光フィルムや外壁塗装で保護する。 - 定期的な点検と補修
5~10年ごとに専門業者による点検を受ける。 - 適切な施工を依頼
施工経験が豊富で信頼できる業者を選び、施工環境にも注意を払う。 - 汚れの清掃
目地部分を定期的に清掃し、カビや汚れを防ぐ。
コーキングの劣化は、建物全体の寿命にも影響を与える重要な問題です。これらの原因をしっかり理解し、予防策を実践することで、外壁や建物内部の劣化を防ぎ、美観や耐久性を維持することができます。
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破風板のケレン
次に、破風板のケレンを行います。
「研磨ロン」と呼ばれる道具を使って、塗膜や汚れなどを落としていきます。
ケレンを怠るリスク
1. 塗膜の剥がれや膨れの発生
ケレンを怠ると、古い塗膜や錆、汚れが下地に残った状態で新しい塗料を塗ることになります。この場合、塗料が十分に密着せず、塗装後間もなく塗膜が剥がれたり、膨れが生じる可能性が高くなります。特に、屋外の塗装は紫外線や雨風の影響を受けやすいため、下地の状態が悪いと塗膜の劣化が早まり、塗装の寿命が極端に短くなります。
2. 錆の進行による素材の劣化
金属部分の塗装では、錆をしっかり除去しないと、新しい塗装の下で錆が進行します。この「隠れた錆」は見た目では分かりづらいものの、内側から金属を腐食させ、最終的には部材そのものが使えなくなる危険性があります。例えば、外壁や屋根の金属部分で錆が進行すると、補修費用が高額になるだけでなく、建物の耐久性や安全性にも重大な影響を及ぼします。
3. 塗装のムラや不均一な仕上がり
ケレンを行わないと、下地に残った汚れや劣化部分が塗装後に目立つ形で現れることがあります。特に、外壁や屋根などの広い面積では、塗装のムラがはっきりと見えてしまい、美観が大きく損なわれます。また、不均一な下地では塗料の厚みも均等にならず、結果として塗装の保護機能が低下してしまいます。
4. 塗装の防水機能が低下
外壁や屋根の塗装には、防水機能を強化する役割もあります。しかし、ケレンを怠って下地が整っていない状態で塗装すると、塗膜が十分な密着性を持たず、防水機能が低下する恐れがあります。雨水が下地に侵入しやすくなると、建物内部の木材が腐食したり、雨漏りの原因となる可能性があります。これにより、塗装だけでなく建物全体の劣化が進行し、修繕コストがさらに増大します。
5. 塗装の耐久性が著しく低下
ケレンが不十分な場合、塗料の耐久性が大幅に低下します。一般的に、塗装の寿命は10年から15年程度が期待されますが、ケレンを怠ることで寿命が半分以下になることもあります。この結果、頻繁な再塗装が必要になり、長期的なメンテナンスコストが増大します。また、劣化が早まることで建物の資産価値も下がる可能性があります。
ケレンを怠ることによるリスクは非常に大きく、塗装工事の成功を左右する重要な工程です。このリスクを回避するためには、以下の点に注意することが重要です。
- 信頼できる業者に依頼し、ケレン作業をしっかり行っているか確認する。
- ケレン作業の詳細(どのレベルのケレンが行われるのか)を見積もりや説明で明確に確認する。
- 作業途中で現場を確認し、錆や劣化塗膜が十分に除去されているか確認する。
飛び込み営業によくある営業手法
飛び込みの営業マンによくある営業手法として、以下のようなものがあります。
- 不安を煽る
- 偶然を装おう
- 大幅な値引きをする
- 何度も来る
不安を煽る
営業の手口の一つに、不安を煽る方法があります。
「今外壁塗装しないと大変なことになる」、「来年はもっと費用が高くなる」などと、今契約しなければ将来損をするような話をします。
もちろん本当にその通りであれば良いのですが、こうしてむやみに不安を煽っておいて、本当のところ自社の利益しか考えていない業者だと、必要のないタイミングなのに加え手抜き工事をされるなどお客様側にとって不利益を被る可能性があります。
偶然を装おう
「偶然こちらを通りかかったので」、「用事のついででお伺いしました」と言う言葉は、ほとんどの場合、あなたのお家をターゲットにしてやってきています。
偶然を装おうのは、相手の警戒心を解く事が目的です。不用意に営業マンの言葉を信じるのではなく、そうした意図がある事を理解して対応しましょう。
大幅な値引きをする
外壁塗装の飛び込み営業では、見積もり提案時に大幅な値引きをしたように見せかける事が少なくありません。
「本来200万円のところを100万円でできます」と話をされると、お得なような気もしますが、もともと100万円のものを200万円と言っているのに過ぎません。
そもそも、利益がでなければ彼らが営業する意味もありません。このような明らかに根拠のない値引きにはつられないようにしましょう。
何度も来る
何度も訪問して熱意を表す営業マンがいます。これは、1回目の訪問の時に、ターゲットにされてしまった可能性があります。
最初の内は煙たくて感じていても、その内「そんなに熱意があるのなら」と言って契約してしまう人が一定数いるわけです。
その気がないのに何度も訪問されても迷惑でしょうから最初の内にきっぱり断わるようにしましょう。
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弊社では、無料外壁診断を行っております。
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以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。
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私が担当しました!
営業
生嶋 大貴Shojima Daiki
お客様のニーズをしっかりとお聞きし、最適な提案をさせていただきます。
若いエネルギーを活かし、明るく丁寧な対応でお客様の期待に応えていきますので、どうぞお気軽にご相談ください!
所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- 石綿作業主任者
- 有機溶剤作業主任者