古いコーキングを撤去して打ち替え【施工日記】佐賀市大和町Y様邸 7月31日
2022.09.07
目次
はじめに
こんにちは。
「塗るばい」でお馴染みの佐賀県佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市大和町Y様邸の7月31日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、コーキングの打ち替えを行いました。
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コーキングの打ち換え作業
コーキングの打ち替えは、外壁塗装において非常に重要な作業です。コーキングは、外壁と窓やドアの隙間を埋めるために使われる材料であり、建物を守るための重要な役割を担っています。しかし、時間が経つにつれて、コーキングは劣化し、ひび割れや剥がれが発生することがあります。これを放置しておくと、雨水が侵入し、外壁や構造部分にダメージを与える原因となります。そのため、定期的なコーキングの打ち替えが必要です。
コーキングの打ち替え作業は、以下の手順で行います。
1. 撤去
最初に行うのは、古くなったコーキングの撤去です。劣化したコーキングをそのまま上から新しいものを塗っても、密着性が悪くなり、耐久性が低下します。そのため、古いコーキングを丁寧に取り除くことが最も重要です。専用の道具を使用して、コーキングを完全に取り除き、隙間がきれいに残るようにします。この工程が不十分だと、新しいコーキングがきれいに密着せず、効果的に機能しない可能性があるため、慎重に行う必要があります。
2. 養生
次に、作業範囲を保護するために養生を行います。養生は、塗料やコーキングが付着してはいけない部分を保護するための作業で、マスキングテープやシートを使用して周囲を覆います。この工程は非常に重要で、周りの窓やドア、外壁の一部などにコーキングや塗料が付かないようにし、後の作業で汚れを防ぎます。養生がしっかりと行われていないと、仕上がりにムラができたり、余分な汚れが付いてしまうことがあります。
3. プライマー塗装
コーキングの密着性を高めるために、プライマー塗装を行います。プライマーは下地材として、コーキング材がしっかりと密着するための接着剤の役割を果たします。プライマーを塗ることで、新しいコーキングが長期間にわたり、外的要因に耐えられるようになります。この工程も慎重に行い、プライマーが乾燥したことを確認してから次の工程に進みます。
4. 充填
プライマーが乾燥した後、いよいよコーキングの充填に入ります。充填は、コーキングガンを使って隙間に新しいコーキング材を押し込む作業です。この時、均等に充填し、隙間を完全に埋めることが重要です。コーキングは隙間にぴったりと密着させ、無駄に厚くならないように注意しながら充填します。隙間が埋まることで、建物の防水性が向上し、外部からの水分の侵入を防ぐことができます。
5. 均し(ならし)
充填が終わったら、最後に**均し(ならし)**を行います。コーキングがしっかりと均等に広がっていないと、後々のひび割れや剥がれの原因となります。均し作業では、コーキング材をヘラやスムーザーで平らに整え、きれいな仕上がりを作ります。この作業が不十分だと、塗装の仕上がりに影響が出てしまうため、慎重に行います。
まずはカッターを用いて古いコーキングを撤去します。
コーキングの養生
次に、これから新しく充填するコーキングが外壁について固まってしまわないように、養生を行います。
コーキングのプライマー塗装
次に、プライマーの塗装を行いました。
細かな部分ですので、このように刷毛を使って丁寧に塗装していきます。
これを塗るか塗らないかで、コーキングの密着力が大きく変わります。
コーキングの充填
次に、新しいコーキングの充填を行いました。
先ほど養生をおこなっていたことで、このように多少はみ出しても外壁に付着することがないのです。
コーキングの均し
最後に、コーキングの均しを行いました。
コーキングフィニッシャーと呼ばれる道具を使って、あふれたコーキングを 均一にならしていきます。
コーキングとは
コーキングとは、外壁材の隙間を充填するために使われるゴム状のものです。
そのほかにも、窓や玄関まわり、サッシまわり、ベランダなどにも使われています。
コーキングの役割
コーキングの役割は2つあります。
1つ目は、防水機能です。
サイディングボードやALC外壁の隙間などを埋めるためにコーキング材を詰めます。
コーキング材がないと隙間から雨水などが入り込んでしまうことになります。
すると、外壁の内部が腐食したり、雨漏りが起きたりしてしまいます。
これらを避けるためにもコーキングは必須となります。
2つ目は、衝撃の吸収です。
コーキング材は、実は柔らかく弾性があります。
この柔軟性で地震などの揺れで外壁にかかる力を軽減させて、外壁のひび割れなどを防いでくれるのです。
「いや、全然柔らかくないじゃないか」と思う方もいるかもしれません。
確かに柔らかくない状態のコーキングもありますが、それはコーキングが劣化してしまっているからです。
コーキングとシーリングは同じもの
コーキングの劣化症状
コーキングの劣化症状には3つあります。
一つ目は、ひび割れです。
これは、コーキングが紫外線を長い間浴びるうちに弾力性が失われて劣化することによって起こります。
コーキングに含まれている、柔軟性を保つ可塑剤(かそざい)が紫外線によって気化することで表面に浮き出てきてひび割れにつながってしまいます。
放置すると、ひび割れがさらに大きくなり、雨漏りの要因となってしまいます。
二つ目は、破断です。
破断とは、ひび割れが進行することで、コーキングに穴が開いてしまうことです。
この状態まで劣化が進むと、さらに雨水が入りやすくなってしまいます。
早急なメンテナンスを行うことをお勧めします。
三つ目は、肉やせです。
肉痩せとは、コーキングが痩せ細って真ん中に亀裂が走ってしまうことを言います。
これは、先ほど説明した可塑剤が表面に溶け出して、コーキングの厚みがなくなることで発生します。
ただし、施工不良によって充填するコーキングの量が少なすぎることによっても発生します。
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今回の作業はこれにて終了です。
診断・お見積もりはサニー建設商事へ
今回は、佐賀市大和町Y様邸の施工の様子を紹介しました。
弊社では、無料外壁診断を行っております。
外壁や屋根、その他の付帯部の劣化が気になっている方は、ぜひお問い合わせください。
以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。
私が担当しました!
営業
生嶋 大貴Shojima Daiki
お客様のニーズをしっかりとお聞きし、最適な提案をさせていただきます。
若いエネルギーを活かし、明るく丁寧な対応でお客様の期待に応えていきますので、どうぞお気軽にご相談ください!
所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- 石綿作業主任者
- 有機溶剤作業主任者