鼻隠を2回塗り後、雨樋の1回目の塗装【施工日記】福岡県柳川O様邸 6月4日
2022.08.06
目次
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、福岡県柳川O様邸の6月4日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、鼻隠を2回塗り後、雨樋の1回目の塗装を行いました。
施工の様子
はじめに、鼻隠しの塗装一回目を行いました。
次に、鼻隠しの塗装二回目を行いました。
鼻隠とは?
鼻隠(はなかくし)とは、住宅の屋根の一部にある付帯部で、主に雨樋を支える役割を持っています。雨樋が適切に機能するためには、鼻隠がしっかりと支持する必要があり、屋根と外壁の接点で重要な役割を果たします。また、雨水の流れをスムーズに導くため、外観の一部としても大切な存在です。
鼻隠の塗装
鼻隠には通常、2回塗りが行われます。最初に塗装を施した後、十分に乾燥させ、再度塗り重ねることで、耐久性を高め、外部の要因から保護します。塗膜を重ねることで、雨風や紫外線から鼻隠を守り、劣化を防ぐことができます。
塗装を2回行うことで、次のような効果が期待できます:
- 保護機能の向上: 外部からの湿気や紫外線にさらされることを防ぎます。
- 耐久性の強化: 2度の塗り重ねにより、塗装の厚みが増し、長期間にわたって耐久性が保たれます。
- 美観の維持: 塗装が美しく仕上がり、建物全体の外観を引き立てます。
塗装の手順
- 下塗り: 鼻隠の表面に塗料を均等に塗布し、下地の保護と塗料の密着性を高めます。
- 上塗り: 下塗りの乾燥後、再度塗装を施し、塗膜の強度と仕上がりを良くします。
2回塗りを行うことで、外的要因からの保護効果が長続きし、鼻隠自体の耐久性が向上します。
最後に、雨樋の塗装一回目を行いました。
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鼻隠に使われる材料
1. 木材 約20年前に建てられた家では、木材を使用した鼻隠が非常に一般的でした。この時期、木材はその安価さと加工のしやすさから、多くの住宅で採用されていました。しかし、木材は紫外線や湿気に弱く、特に屋外に使用された場合、劣化が早いという特徴があります。紫外線によって塗装が剥がれやすく、湿気の影響を受けると腐食が進行するため、定期的なメンテナンスが求められます。特に紫外線による乾燥やひび割れが早期に進行するため、他の素材に比べてメンテナンスの頻度が高いです。そのため、木材の鼻隠しを使っている家では、早期に塗り替えを行うことが重要です。
2. モルタル 次に、モルタルが使われているケースもあります。モルタルは、特にモルタル外壁の家に多く見られる素材で、昔の住宅ではよく用いられていました。モルタルの鼻隠しは、耐火性や耐久性に優れており、外的な要因からの影響を受けにくい特徴を持っています。しかし、近年ではモルタル外壁の家が少なくなり、それに伴ってモルタル素材を使用した鼻隠しも減少しています。モルタル材は外部の湿気や気候条件に強いため、適切にメンテナンスを行えば長期間使用することができますが、モルタル自体が割れやすい面もあり、定期的な点検が必要です。
3. ガルバリウム鋼板 近年では、ガルバリウム鋼板を使用した鼻隠しが増えてきています。ガルバリウム鋼板は、耐久性に非常に優れ、錆びにくいという特徴があります。特に、木製の鼻隠しの上にガルバリウム鋼板を覆う形で使用されることが多いです。この方法は、木材の劣化を防ぎ、さらに耐久性を高めるため、長期間にわたってメンテナンスの必要が少なくなります。ガルバリウム鋼板は非常に耐久性が高いため、一度施工すればメンテナンスがほとんど不要となり、長期的に見て非常に経済的な選択肢となります。下の写真にもありますように、破風板をガルバリウム鋼板で覆うことで、外観も美しく保つことができます。
4. 窯業系 窯業系の鼻隠しは、特に外壁が窯業系サイディングの家でよく使用されています。窯業系の素材は、耐火性、耐久性、化粧性に優れており、非常に丈夫で長持ちします。窯業系素材は、水分吸収率が低く、湿気や気温の変化に強いので、長期間にわたって劣化を防ぐことができます。耐久性が高く、紫外線や風雨の影響を受けにくいため、近年では多くの家で採用されています。窯業系素材を使用した鼻隠しは、耐久性が高いだけでなく、外観も美しく、長期にわたって安定した性能を発揮します。
鼻隠の劣化症状
鼻隠しは、外壁や屋根の一部として非常に重要な役割を果たします。そのため、劣化症状にも注意が必要です。ここでは、鼻隠しの劣化症状を、緊急性の低い順に説明します。
緊急性 低:塗膜の軽い剥がれ
塗膜が少し剥がれているだけで、木材などの内部に腐食や劣化が見られない場合は、比較的簡単に修復できます。この段階では、ケレン作業を行い、3回塗りを施すことで問題は解消できます。この程度の劣化であれば、メンテナンスを行うことで、耐用年数を大きく延ばすことができます。塗装の剥がれが進行する前に早期に対処すれば、大きな費用がかからずに修復できるため、こまめにチェックを行うことが重要です。
緊急性 中:塗膜の剥がれ・木材の劣化
塗膜が剥がれてしまい、内部の木材にも劣化が進行している場合には、板金カバー工法を使用することが一般的です。この工法では、木材の鼻隠しをガルバリウム鋼板で覆い、劣化を防ぎます。塗装だけでは対応できない場合に有効な方法ですが、板金カバー工法は高価なため、劣化が進行する前に塗装や修復を行うことが推奨されます。この方法により、耐久性が大幅に向上し、再度の劣化を防げますが、費用がかさむため早期対応が重要です。
緊急性 高:塗膜の剥がれ・内部の腐食
もし塗膜が剥がれ、内部まで腐食が進んでしまった場合、部分交換や全交換が必要になります。この段階では、屋根を外してからの交換作業が必要となるため、かなりの手間と費用がかかります。交換が必要な場合は、屋根の取り外しや交換部材の調達などの手間が増え、工事が長期間にわたる可能性があります。そのため、このような状態に至る前に、早期に塗装や修繕を行うことが、結果的に費用を抑えるために非常に重要です。
まとめ
鼻隠しは、屋根や外壁の保護、雨樋の取り付け、そして構造の一部として非常に重要な役割を果たします。劣化が進む前に、適切なメンテナンスを行うことで、長期間にわたり安定した性能を保つことができます。材料には木材、モルタル、ガルバリウム鋼板、窯業系などがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。劣化症状に応じた適切な修繕方法を選択し、早期対応することで、家の寿命を延ばし、メンテナンス費用を抑えることができます。
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今回の作業はこれにて終了です。
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今回は、福岡県柳川O様邸の鼻隠を2回塗り後、雨樋の1回目の塗装を紹介しました。
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以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。
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