雨戸をケレンしてローラーで2回塗り【施工日記】佐賀市川副M様邸 5月23日
2022.08.13
目次
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市川副M様邸の5月23日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、雨戸をケレンしてローラーで2回塗りを行いました。
施工の様子
はじめに、雨戸のケレンを行いました。
ケレン作業は、塗装面を整え、塗料がしっかりと密着するために行う作業です。この作業では、古い塗膜、サビ、汚れ、油分などの不純物を取り除き、表面を平滑にします。これにより、塗料が均等に塗布され、塗装の持ちが良くなります。ケレン作業をおろそかにすると、塗料が密着せず、塗装が剥がれやすくなったり、ムラができたりする原因になります。特に金属部分においては、サビを取り除くことが非常に重要で、これを怠ると塗装が効果を発揮せず、さらなる腐食を引き起こす可能性があります。ケレン作業を丁寧に行うことで、塗料の密着性が高まり、塗装後の外壁や屋根が長期間美しい状態を保ちます。
次に、雨戸の1回目の塗装を行いました。
雨戸の2回目の塗装
1回目の塗装は、下塗り(プライマー)またはベースコートにあたります。この段階では、雨戸の表面を整え、次に塗る塗料の密着性を高めることが主な目的です。
1回目の塗装の役割
下塗り: 雨戸の表面に塗料がしっかりと密着するための準備をします。特に、鉄製の雨戸やサビがついている場合は、サビ止め塗料やプライマーを使用します。これにより、サビの進行を防ぎ、塗料の持ちを良くします。
表面の調整: 表面に残っている汚れや古い塗膜をしっかりと取り除き、塗装の下地を整えます。この作業がしっかり行われることで、後の塗装が均一に塗布され、ムラのない仕上がりが実現します。
1回目塗装のポイント
雨戸が乾いた状態で塗装を開始します。
- 必要に応じて、プライマーやサビ止め塗料を使用します。
- 下塗り後、乾燥時間を十分に取ることが重要です。
雨戸は、通常2回塗りを行います。
また、今回はローラーを使って塗装を行いました。
次に、雨戸の2回目の塗装を行いました。
雨戸の2回目の塗装
2回目の塗装は、仕上げの塗装であり、最終的な色と仕上がりを決定する工程です。1回目の塗装が完全に乾燥した後に行います。
2回目の塗装の役割
色の定着: 2回目の塗装は、1回目に塗った下塗りの上に色を定着させ、外観を整えるために行います。この塗装で、最終的な色合いやツヤ感が決まります。
耐久性の向上: 2回目の塗装によって、雨戸の表面に強い保護層ができ、紫外線や雨水からのダメージを防ぎます。また、塗膜の厚みが増すことで、耐久性が向上し、長期間にわたって美しい状態が保たれます。
2回目塗装のポイント
1回目が完全に乾燥したことを確認してから塗装を行います。
仕上げ塗料(上塗り塗料)は、色やツヤ、耐候性に優れたものを選ぶと良いでしょう。
2回目の塗装では、均一に塗布することが大切です。塗りムラがないように気を付けます。
次に、細かな部分の塗装を行いました。
ローラーでは届かない部分を、刷毛を使って塗装していきます。
次に、水切りの塗装の一回目を行いました。水切りも雨戸と同様、2回塗りを行います。
水切り塗装
水切り(みずきり)は、建物の外壁や屋根などで、雨水を適切に排水するための部材または仕組みのことを指します。特に、外壁と屋根の接合部や窓の周りなどで使用され、雨水が建物内部に浸入しないようにする役割を果たします。水切りは、外壁塗装や屋根工事の際に非常に重要な役割を持っており、適切に設置されていないと、雨水が浸入して建物の内部を傷めたり、外壁が劣化したりする原因となることがあります。
水切りの主な役割
雨水の排水: 水切りは、雨水が建物の外壁や窓、屋根にたまらないようにして、適切に排水します。これにより、外壁や窓周りに雨水が長時間滞留するのを防ぎます。
美観の維持: 水切りは、建物のデザインや美観にも重要な要素です。特に外壁塗装時には、塗料が水切り部分に塗布されないように養生を行うことが重要です。
構造の安定性の確保: 水切りが正しく設置されていれば、雨水が壁や窓に入り込むのを防ぎ、建物の構造を長期的に守ることができます。水切りの役割が欠けていると、建物に湿気がこもり、構造的な問題を引き起こす原因となります。
水切りの設置場所
- 屋根の端部: 屋根の端に水切りを取り付けることで、雨水を屋根から素早く流し、外壁や基礎に水が浸入するのを防ぎます。
- 窓の下部: 窓の下部に設置された水切りは、窓枠の隙間に入り込む雨水を排水します。
- 外壁と基礎の接合部: 外壁と基礎部分の接合部に水切りを設けることで、雨水が外壁に染み込むのを防ぎます。
最後に、水切りの塗装の二回目を行いました。
塗装の効果
①外観の美しさ
塗装を行うことで外観が美しくなります。
また外壁の色を変えることでいつもと違ったお家の雰囲気を味わうことができます。
さらにマンションやアパートなどでは、資産価値の向上にも繋がるメリットがあります。
②保護性能
家は様々な自然環境から大きなダメージを受けていきます。
雨風や太陽光による紫外線、また地震による揺れなどです。
これらの自然環境から建物を保護するためには塗膜が必要なのです。
③防水
外壁塗装を行う前に、まず外壁や屋根を含めた点検を行います。
外壁や屋根のひび割れまたコーキングの劣化部位を見つけ補修作業も行います。
それらを放置すると雨水が侵入したり雨漏れの原因となってしまうのです。
④劣化の防止
前述した雨水の侵入などで建物の木部が腐ったり鉄部がサビたりします。
そうなってしまうと家は一気に劣化の進行を早め、長く住めない家になってしまいます。
そうなる前に塗膜をはり家の劣化を防がなければなりません。
塗装のサインの見抜き方
①外壁の色あせ
早急に塗装を行う必要性は高くないですが、塗膜の劣化の進行を早めるサインなので塗装の準備をしておいた方が良いと言えます。
②チョーキング現象
壁を触れた際に白い粉が手に付着することを「チョーキング現象」と言います。
チョーキング現象の発生は、主に自然環境による影響が大きいとされています。
これは塗装の表面が劣化している状態のため、放置すると壁のひび割れやカビの発生に繋がります。
③コーキングの劣化
外壁にシーリングが打ち込まれている部位があります。
そのシーリングが縦にひび割れしているとシーリングの「増し打ち」や「打ち替え」を行わなけばなりません。このサインが現れると早急に外壁塗装を行った方が良いでしょう。
④外壁のひび割れ
外壁のひび割れの基準として0.3mmが基準とされます。
0.3mm以下のひび割れはヘアークラックといい、0.3mm以上のひび割れは構造クラックと言います。
自宅に構造クラックがある場合、雨水の侵入による木部の腐食やカビの発生につながります。
早急にメンテナンスが必要とされます。
【関連記事】
コーキングの撤去・コーキングのプライマー塗り・コーキングの均し
今回の作業はこれにて終了です。
まとめ
板金部の2回塗装は、建物を守るための基本的なメンテナンスであり、外部の要因から金属部材を長期間守る役割を果たします。適切に行うことで、金属部材が持つ寿命を大幅に延ばし、美観を保ち続けることができます。特に板金部は外的なダメージを受けやすいため、塗装をしっかりと施しておくことが、建物の長期的な保護に繋がります。塗装が不十分だと、錆が発生しやすくなり、金属の劣化を早めることになります。そのため、1回目と2回目の塗装工程を丁寧に行い、塗料が適切に塗布されるようにすることが非常に大切です。
まとめとして、板金部の2回塗装は、ただの見た目の改善だけでなく、金属部材の長寿命化、耐久性の向上、防錆効果の強化など、建物全体の保護にも大きく貢献する重要な作業です。この作業を丁寧に行うことで、建物の美観を保ちながら、外的要因からの影響を受けにくくし、長期的に安定した状態を維持できます。
診断・お見積もりはサニー建設商事へ
今回は、佐賀市川副M様邸の雨戸をケレンしてローラーで2回塗りを紹介しました。
弊社では、無料外壁診断を行っております。
外壁や屋根、その他の付帯部の劣化が気になっている方は、ぜひお問い合わせください。
以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。
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営業
生嶋 大貴Shojima Daiki
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所有資格
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- 外壁アドバイザー
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