金属系サイディングの特徴・メリットを解説!【外壁塗装】
2022.01.26
目次
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店、「サニー建設商事」です。
YouTubeで動画を更新したのでお知らせです。
現在毎週木曜日と土曜日に更新中です。
動画の概要
外壁のリフォームを検討する際に、「サイディング」という言葉を1度は必ず聞くと思います。
サイディングとは、外壁に貼る板のようなもので、「サイディングボード」とも呼ばれます。
サイディングの種類には、
・窯業系
・金属系
・樹脂系
・木質系
の4つがあります。
今回はその中でも、最近需要が増えつつある金属サイディングについてご説明していきます。
「金属系サイディングって初めて聞いた」
「聞いたことはあるけど、詳しくはわからない」
「金属系サイディングを選ぼうか迷ってる」
「金属系サイディングのメリットは?」
などなど、疑問を持たれている方におすすめの動画になります。
金属系サイディングとは
金属系サイディングとは、金属板と断熱効果のある板でできた外壁材のことを指します。
一言に金属系サイディングといってもいくつか種類があって、その中でもガルバリウム鋼板や塗装ステンレス鋼板などが現在の主流になっています。
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需要が伸びている理由
近年、金属系サイディングはサイディングボードの中でも需要が伸びてきている外壁材になります。
理由は、多くのメリットを持っているからです。
ここでは、そのメリットについてご説明していきます。
メリット①:高い断熱性
メリットの一つめは、高い断熱性です。
他の外壁材に比べて、外壁材が一体となっている金属サイディングは、断熱効果に非常に優れています。
熱の伝わりやすさを示す熱伝導率は、サイディングの中でも最も主流である窯業系サイディングと比べても、約5分の1の数値になっています。
熱伝導率は、数値が低いほど断熱性が高く、数値が高いほど断熱性が低くなります。
金属系サイディングの断熱性の高さは、データでもしっかりと出ているということになります。
また、金属系サイディングはその熱伝導率でありながら窯業系サイディングと厚みがほとんど変わらないため、圧倒的に断熱性が高いと言えます。
メリット②:高い遮音性
断熱材一体型の金属サイディングは、防音性にも優れています。
ある金属系サイディングの実験では、80dB(デシベル)の騒音を28dB(デシベル)に下げる効果が確認されています。
※80dB(デシベル)は、地下鉄の車内(窓を開けた状態)や、ピアノ(正面1mバイエル104番)の音の大きさと同じです。
※28dB(デシベル)は、郊外の深夜や、囁き声などの大きさと同じです。
お子様がいるご家庭などでは、かなり嬉しいメリットではないかと思います。
メリット③:金属特有の強度
メリットの三つめは、金属特有の強度にあります。
金属は強度が高く、吸水や乾燥収縮などの影響を受けにくいという性質があります。
給水や乾燥収縮の影響を受けにくいということは、ひび割れ(クラック)や外壁の反り・浮きが起こりにくいということになります。
また強度が高いことに加えて、非常に軽いため地震の影響を受けにくく、耐震性が非常に高くなります。
そのため、割れや欠けなどの破損、凍害などが起きにくくなります。
凍害とは、外壁材が水分を含み、その水分が凝固と融解を繰り返すことで外壁材が劣化して破損する現象のことを言います。
金属系サイディングでは凍害自体が起こりにくいため、寒冷地でも向いている外壁材であると言えます。
メリット⑤:張り替え時の負担が少ない
最後に、張り替え時の負担が少ないということもメリットとして挙げられます。
戸建て住宅は築40年を過ぎると、外壁材の張り替えや増改築、建築を検討する時期になります。
中には、事故や大規模災害の影響で、張り替えを要することもありますし、中には解体工事を伴うものもあります。
サイディングの外壁は構造上、他の外壁材に比べて簡単に剥がすことができます。
その上、金属系サイディングの処分費用は比較的安価で済みます。
素材が金属であることから、リサイクルがしやすく、場合によってはお金が戻ってくる場合もあります。
ここからは、デメリットについてもお話していきます。
デメリット①:初期費用が高い
デメリットの一つめは、他の外壁材と比べて初期費用が高いことです。
金属系サイディングは、窯業系や樹脂系のサイディングと比べて費用が高いです。
新築では樹脂サイディングの約1.5倍、窯業系サイディングの約1.3倍程度価格が高くなります。
デメリット②:錆びる(可能性がある)
デメリットの二つめは、錆びる可能性があるということです。
金属系サイディングは金属である以上、どうしても劣化して錆びる場合があります。
しかし、近年のガルバリウム鋼板などの金属サイディングが錆びるのは稀です。
また、錆びたとしてもその錆が広がりにくい素材になっています。
近年金属サイディングの需要が伸びたのには、錆びにくく錆が広がりにくいということが認知されてきたことが関係しています。
適切なメンテナンスをしていれば、錆だらけになった、ということはほとんどないと思います。
これらのメリットやデメリットを考えた上で検討されてみることをお勧めします。
また、弊社「サニー建設商事」では、佐賀市密着の工務店としてサイディングボードの塗装なども行っております。
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