外壁と屋根どっちが原因?外壁塗装と雨漏りの見分け方
2026.04.20
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目次
はじめに
天井にシミができると、多くの住宅所有者が雨漏りを疑います。多くの住宅所有者は「屋根が原因」と考えます。しかし戸建て住宅の雨漏りは、外壁から発生するケースも多く存在します。外壁塗装の劣化が原因の雨漏りも珍しくありません。
戸建て住宅では、屋根・外壁・ベランダ・窓周りなど複数の部位が雨水の侵入口になります。原因の部位を正しく見分けることが重要です。原因の部位を誤って判断すると、修理費用が増える可能性があります。
この記事では、外壁塗装と雨漏りの関係を分かりやすく解説します。外壁が原因で雨漏りが発生するケースと、屋根が原因で雨漏りが発生するケースの違いも解説します。
この記事を読むと、次の内容が理解できます。
・外壁塗装の劣化が原因の雨漏りの特徴
・屋根が原因の雨漏りとの違い
・外壁から雨水が侵入する場所
・外壁塗装が必要なサイン
戸建て住宅の外壁塗装や屋根塗装を検討している住宅所有者に役立つ内容です。戸建て住宅の外壁塗装、屋根塗装を検討中の方はぜひ最後まで読んでみてください!
1.外壁が原因で雨漏りするケースと見分け方(外壁塗装・コーキング・シーリング)

戸建て住宅の雨漏りは、屋根以外の場所からも発生します。外壁の劣化は雨漏りの大きな原因です。外壁塗装の劣化やコーキングの劣化が雨水の侵入経路になります。
国土交通省の住宅調査では、雨漏りの約30%以上が外壁や開口部周辺から発生しています。外壁のメンテナンス不足が原因になるケースが多く見られます。
外壁塗装は防水の役割を持ちます。外壁塗装が劣化すると外壁材が雨水を吸収します。外壁材が雨水を吸収すると、室内に水が浸入する可能性が高くなります。
外壁が原因の雨漏りには次の特徴があります。
・壁に近い天井にシミができる
・窓周辺の壁紙が湿る
・強風を伴う雨のときだけ水が入る
外壁塗装の劣化が原因の雨漏りは、屋根とは違う症状が出ます。外壁の状態を確認することが重要です。
1-1. コーキング/シーリングの劣化が招く浸入経路と症状(目地・サッシ周り)
コーキングは外壁の隙間を埋める材料です。シーリングとも呼ばれます。コーキングは防水の重要な役割を持ちます。
サイディング外壁の住宅では、外壁パネルのつなぎ目にコーキングが施工されています。窓サッシの周囲にもコーキングが使用されています。
コーキングは紫外線や雨風の影響で劣化します。一般的なコーキングの耐用年数は約7年から10年です。
コーキングが劣化すると次の症状が発生します。
・コーキングにひび割れが発生する
・コーキングが硬くなる
・コーキングが剥がれる
・コーキングに隙間ができる
コーキングの隙間から雨水が侵入します。雨水は外壁の内部に入り込みます。外壁の内部に入った雨水は断熱材や柱に到達します。
室内では次のような症状が出ます。
・窓周辺の壁紙にシミができる
・サッシ下のクロスが浮く
・壁紙にカビが発生する
コーキングの劣化は雨漏りの初期原因です。コーキングの打ち替え工事で雨漏りが止まるケースが多くあります。
1-2. サイディング・モルタルのひび割れや変形がもたらす水漏れパターン
外壁材のひび割れも雨漏りの原因です。サイディング外壁とモルタル外壁の両方で発生します。
サイディング外壁は経年劣化で反りが発生します。サイディングの反りは隙間を作ります。隙間から雨水が浸入します。
モルタル外壁は乾燥収縮でひび割れが発生します。モルタルのひび割れはヘアークラックと呼ばれます。ヘアークラックの幅は0.3mm以下です。
幅が0.3mm以上のひび割れは構造クラックと呼ばれます。構造クラックは雨水の侵入口になります。
外壁のひび割れが原因の雨漏りには次の特徴があります。
・壁の中央部分から水がにじむ
・室内の壁紙が波打つ
・雨の翌日にシミが広がる
外壁塗装はひび割れを防ぐ役割があります。外壁塗装の塗膜が劣化すると防水性能が低下します。
外壁塗装の耐用年数は約10年です。外壁塗装の塗膜が劣化すると、外壁材が雨水を吸収します。外壁材の吸水は雨漏りの原因になります。
1-3. バルコニー・ベランダ・笠木・目地など外装の要所が侵入口になるケース
バルコニーやベランダも雨漏りの原因になる場所です。バルコニーの床には防水層があります。防水層の耐用年数は約10年から12年です。
防水層が劣化すると雨水が床から浸入します。浸入した雨水は外壁内部に流れ込みます。外壁内部を通った雨水が室内に到達します。
笠木も雨漏りの原因になる場所です。笠木はバルコニーの手すり上部に設置される部材です。笠木の接合部分には隙間ができやすい特徴があります。
笠木の隙間から雨水が侵入すると、壁内部に水が流れ込みます。壁内部の水は天井に到達することがあります。
ベランダや外装の目地部分では次の症状が見られます。
・2階天井にシミが発生する
・壁の角に水跡ができる
・雨の日にだけ壁紙が湿る
バルコニーや笠木の防水工事で雨漏りが改善するケースも多くあります。
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2.屋根が原因で雨漏りするケースと見分け方(屋根材・金具・雨仕舞)

戸建て住宅の雨漏りは、外壁だけではなく屋根が原因で発生するケースも多く存在します。屋根は住宅の最も高い位置にあり、常に雨や風の影響を受けます。屋根材の破損や金具の不具合が発生すると、屋根内部に雨水が侵入します。屋根内部に侵入した雨水は天井裏を通り、室内に雨漏りとして現れます。
屋根が原因の雨漏りは、外壁塗装の劣化が原因の雨漏りと症状が異なる場合があります。外壁塗装と雨漏りの関係を正しく理解することが重要です。外壁塗装と雨漏りの関係を理解すると、修理の優先順位を判断できます。
屋根が原因の雨漏りには次の特徴があります。
・天井の中央部分にシミが発生する
・雨が降るたびにシミが広がる
・強い雨のあとに水滴が落ちる
外壁塗装と雨漏りの関係を正しく見分けることで、無駄な工事を防ぐことができます。屋根の状態と外壁塗装の状態の両方を確認することが重要です。
2-1. 屋根材破損・板金/金具の不良で発生する雨漏りの典型症状
屋根材の破損は雨漏りの大きな原因です。スレート屋根、瓦屋根、金属屋根のどの屋根材でも破損が発生する可能性があります。
スレート屋根では、屋根材の割れが発生します。スレート屋根の割れは経年劣化や飛来物の衝突で発生します。瓦屋根では瓦のズレや割れが発生します。金属屋根では固定金具のゆるみが発生します。
屋根材の破損や金具の不良がある場合、雨水が屋根内部に侵入します。屋根内部に侵入した雨水は防水シートに到達します。防水シートが劣化している場合、雨水は室内まで到達します。
屋根材の破損が原因の雨漏りには次の症状があります。
・天井の中央に直径10cmから30cmのシミが発生する
・雨のあとに天井から水滴が落ちる
・屋根裏にカビが発生する
外壁塗装と雨漏りの関係を調査する場合、屋根材の破損の確認も重要です。屋根点検と外壁点検を同時に行うことで原因を特定できます。
2-2. 雨樋・水切り・雨仕舞の不具合が室内に出すサインの見分け方
屋根には雨水を排水する仕組みがあります。雨樋、水切り、雨仕舞という部材が雨水の流れを管理しています。
雨樋は屋根の雨水を地面に排水する設備です。雨樋に落ち葉が詰まると雨水があふれます。雨樋からあふれた雨水は外壁を流れます。外壁の隙間から雨水が侵入する場合があります。
水切りは壁と屋根の接合部分に設置される金属部材です。水切りは雨水を外側に流す役割があります。水切りの変形や隙間は雨漏りの原因になります。
雨仕舞は雨水の侵入を防ぐ施工方法です。屋根と外壁の接合部分には雨仕舞の施工が行われています。雨仕舞の施工不良は雨漏りを発生させます。
雨樋や水切りの不具合が原因の場合、室内では次の症状が見られます。
・外壁側の天井に細長いシミができる
・窓上のクロスが湿る
・雨の強い日にだけシミが広がる
外壁塗装と雨漏りの問題を調査する場合、雨樋や水切りの状態の確認も必要です。外壁塗装だけでは雨漏りが止まらないケースがあります。
2-3. 経年劣化・台風など外的要因で悪化する寿命と修理のタイミング
屋根の耐用年数は屋根材の種類で異なります。スレート屋根の耐用年数は約20年から25年です。瓦屋根の耐用年数は約30年から40年です。金属屋根の耐用年数は約25年から35年です。
屋根材は紫外線と雨風で劣化します。台風や強風は屋根材を大きく劣化させます。台風の強風は屋根材をずらすことがあります。飛来物の衝突は屋根材の破損を発生させます。
屋根の劣化が進行すると、外壁塗装と雨漏りの問題が同時に発生する場合があります。外壁塗装の耐用年数は約10年です。屋根塗装の耐用年数も約10年です。
次の症状がある場合、屋根点検を早めに行う必要があります。
・築15年以上の住宅で屋根点検を行っていない
・台風のあとに天井シミが発生した
・外壁塗装の劣化が目立つ
外壁塗装と雨漏りの問題は早期対応が重要です。早い段階で点検を行うと、修理費用を抑えることができます。屋根と外壁を同時に点検することで、住宅の防水性能を維持できます。
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営業
生嶋 大貴Shojima Daiki
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所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- 石綿作業主任者
- 有機溶剤作業主任者




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