雨漏りと思ったらこれだ!原因不明の真実とは?

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はじめに
「天井にシミができた」「壁紙が浮いてきた」「部屋の隅にカビが発生した」──これらの症状を見つけたとき、多くの方は「雨漏りかもしれない」と考えるだろう。しかし、いざ業者に相談すると「原因が特定できません」「一度様子を見ましょう」と言われてしまうケースが少なくない。実際、住宅リフォームや塗装業界では“雨漏り原因不明”という相談が最も多いトラブルのひとつである。
なぜ、雨漏りは「原因不明」と言われてしまうのか。その答えは、雨水の浸入経路が非常に複雑で、見えている症状と実際の侵入口が一致しないからである。
例えば、屋根の小さな隙間から入った水が、梁を伝って壁の内部を流れ、数メートル離れた天井裏から染み出すことがある。そのため、「シミが出ている場所=浸入口」とは限らない。
1.雨漏りの調査方法とは?

雨漏り調査は、「自己点検」と「専門調査」に大きく分かれる。
自己点検では、住まいの状態を自分でチェックし、おおよその異常を把握できる。
一方、専門調査は、赤外線カメラや散水テストなどを使い、原因を科学的に突き止める方法である。
どちらが必要かは、被害の範囲や発生頻度、住宅の築年数によって判断される。
1-1 自分でできる雨漏りの調査方法
自分での調査は「早期発見」と「一次判断」が目的であり、原因の特定までは難しい。
まず、一般の方ができる範囲のチェック項目を整理しておこう。
室内の確認ポイント
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天井や壁紙のシミ・膨らみ・変色:特にサッシ周辺、照明器具の近く、押し入れの天井は要注意。
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カビの発生:湿気の多い梅雨時期に局所的にカビが生える場所は、水分が滞留している可能性が高い。
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臭い:雨の日にかび臭さや湿った匂いがする場合、壁内部に水が溜まっていることがある。
外部の確認ポイント
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屋根のズレ・浮き・サビ:瓦、スレート、板金屋根など、素材ごとに点検する。
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外壁のヒビやシーリングの劣化:外壁の継ぎ目やサッシ回りのシーリングは、劣化すると細い隙間から水が侵入する。
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バルコニー・ベランダの防水層:ひび割れや膨らみ、排水口の詰まりがあれば雨漏りの原因になる。
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雨どいの詰まりや歪み:落ち葉やゴミが溜まると、雨水が外壁に逆流し、雨漏りを誘発する。
注意点
自分で屋根に上るのは非常に危険である。安全確保のため、双眼鏡やカメラのズームを利用して地上から確認する程度に留めるのが望ましい。
また、「見た目に異常がない=雨漏りなし」とは限らない。内部の下地材や断熱層で水が回っている場合、外からは全く見えないことも多い。
1-2 プロによる雨漏り調査とは?
専門調査では「科学的根拠」に基づき、再現実験と分析で原因を突き止める。
雨漏り調査のプロは、単なる経験だけでなく、測定器やテスト方法を駆使して原因を追求する。以下のような代表的な調査法がある。
主な調査手法
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目視調査
建物の外観・屋根・天井裏・バルコニーなどをチェックし、劣化・ヒビ・サビ・変色を確認。
建物の築年数・構造・過去の施工歴も参考にして、浸入の可能性を絞り込む。 -
散水調査
ホースで疑わしい箇所に水をかけ、どこで漏れが再現されるかを確認する方法。
「風+雨」を再現することで、自然条件に近い形で雨漏りを再現できる。
ただし、再現できない場合は別の箇所が原因であることもある。 -
発光液調査(蛍光テスト)
水に発光液を混ぜて流し、紫外線ライトで経路を可視化する。
壁の内部や床下など、複雑な構造を持つ建物に効果的。 -
赤外線サーモグラフィー調査
非破壊・非接触で建物の表面温度分布を撮影。
水分を含んだ部分は他の部分より温度が低く映るため、内部の水の流れを推定できる。
「原因不明」と言われる理由
雨漏りの原因が特定できないと言われる多くのケースでは、調査の範囲や手法が限定的である。
例えば、目視調査のみで判断してしまうと、内部構造を見落とす。
また、屋根からの浸入だと思っても、実際には外壁のクラックやベランダ防水の劣化が原因というケースも多い。
調査には建物構造の知識・経験・複数手法の組み合わせが不可欠である。
適切な業者を選ぶポイント
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調査実績や施工実績が豊富な業者を選ぶ。
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調査手法・費用・報告書内容が明確に提示されていること。
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「無料点検」だけで終わる業者よりも、科学的根拠に基づいた報告を行う会社が信頼できる。
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調査から補修・防水・塗装まで一貫対応できる会社であれば、原因究明から修繕までスムーズに進められる。
1-3 サーモグラフィーを使った雨漏り調査
赤外線サーモグラフィーは、目視では分からない浸入経路を可視化する強力な手段である。
仕組み
赤外線カメラを用いて建物の表面温度を測定し、水分を含んでいる部分との温度差を検出する。
水が含まれた建材は熱を奪いやすいため、周囲より温度が低く映る。
この温度分布の違いから、雨水の経路を「見える化」することができる。
メリット
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建物を壊さずに内部状態を調べられる。
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短時間で広範囲の調査が可能。
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他の方法では見つからない微細な浸入箇所を発見できる。
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調査報告書に熱画像が残るため、補修計画を立てやすい。
デメリット
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専用機器と高い技術が必要で、費用が比較的高い。
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調査環境(気温・湿度・日照)によって精度が変動する。
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温度差がすべて雨漏りではないため、経験ある診断士の解析が重要。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事を検討している方は、工事前にサーモグラフィー調査を実施すると良い。
なぜなら、塗装や防水をしても、雨水の侵入口を塞げていなければ再発するからである。
調査結果を基に、「どの箇所を重点的に補修すべきか」「どの塗料・防水仕様が適しているか」を判断できる。
また、サーモ画像は施工前後の比較資料としても活用でき、メンテナンス履歴として残せる。
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2.雨漏りの応急処置と修理

2-1 雨漏り発生時の応急処置法
応急処置の目的は「被害の拡大を防ぐ」こと。原因を特定しようとするよりも、まずは安全に水を止めることが大切である。
室内でできる応急処置
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漏れている場所の下にバケツを設置する
水が落ちている場所にタオルや新聞紙を敷き、バケツで受ける。天井裏に溜まった水が一気に落ちることもあるため、複数箇所に設置しておくと安心。 -
電化製品の周辺を避ける
コンセントや照明付近からの漏水は感電の危険がある。すぐに電源を切り、電化製品を避難させる。 -
天井の膨らみは刺さない
天井裏に水が溜まって膨らんでいても、素人判断で穴をあけると一気に水が噴き出し、被害が拡大する。専門業者が到着するまで触らないこと。 -
雨漏り箇所を記録する
スマートフォンなどで写真を撮影しておくと、修理時の参考になる。雨の強さや風向きもメモしておくと、後の調査がスムーズになる。
屋外でできる応急処置
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ブルーシートで一時的に覆う
屋根の割れ・外壁のひび割れが原因と推測できる場合は、ブルーシートを固定し雨水を防ぐ。ただし、強風時や高所での作業は非常に危険。必ず安全を最優先にする。 -
排水口の詰まりを除去する
ベランダや雨どいの詰まりが原因であれば、落ち葉やゴミを取り除くだけで一時的に改善することもある。
応急処置はあくまで一時的な対応であり、原因を解決するものではない。
特に「雨漏り 原因不明」と言われた場合、見えない箇所で水が回っている可能性があるため、数日~数週間後に別の場所から漏れることもある。
そのため、応急処置後は必ず専門業者に詳細な調査を依頼することが重要である。
2-2 雨漏り箇所の修理方法
原因を特定し、構造に合った補修を行うことで「再発ゼロ」を目指す。
雨漏り修理は、「どこから入っているか」を明確にしてから行わなければ意味がない。原因が不明確なまま表面だけを補修しても、数ヶ月後に再発する可能性が高い。
主な修理方法とその特徴
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屋根の補修
瓦・スレート・板金など、屋根材の種類ごとに適した修理方法を選ぶ。
・瓦の場合:ズレや割れを交換し、防水シート(ルーフィング)を再施工する。
・スレート屋根の場合:コーキング補修や再塗装で防水性を回復させる。
・板金屋根の場合:釘やビスの浮きを直し、ジョイント部を防水処理する。 -
外壁の補修
クラック(ひび割れ)からの浸入は非常に多い。
・幅0.3mm以下のヘアクラック:弾性塗料で補修。
・それ以上の割れ:VカットまたはUカット工法でシーリングを充填。
サッシ回りのシーリングも劣化が早く、10年を過ぎた住宅では要交換。 -
バルコニー・ベランダの防水工事
FRP防水、ウレタン防水、シート防水など、防水層の劣化が雨漏りの原因となる。
トップコートの再塗装や全面防水層の再施工で対策する。 -
天井・内装の復旧
雨漏り後に乾燥が不十分なままクロスを貼ると、カビや臭いが発生する。
天井材・断熱材を完全に乾かし、防カビ処理を行ってから張り替える。
修理の流れ
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調査・診断(目視・散水・赤外線)
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原因特定・報告書提出
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見積もり・工事内容の説明
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修理・防水工事の実施
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乾燥確認・仕上げ・報告
このように、調査→修理→確認という流れを経ることで、確実に原因を解消できる。
修理費用の目安
| 修理箇所 | 費用目安(税込) | 工期 |
|---|---|---|
| 屋根部分補修 | 約3~10万円 | 1~2日 |
| 外壁クラック補修 | 約2~8万円 | 1~2日 |
| バルコニー防水 | 約8~20万円 | 2~3日 |
| 天井復旧 | 約5~15万円 | 1~2日 |
(※劣化範囲や構造によって変動あり)
2-3 雨漏り後のメンテナンスと予防策
修理後のメンテナンスが、次の雨漏りを防ぐ最大の防御策である。
修理を終えても、そのまま放置してしまうと再び「雨漏り 原因不明」に悩まされる可能性がある。
再発を防ぐには、定期的な点検と塗装・防水のメンテナンスを行うことが必要である。
メンテナンスのポイント
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屋根・外壁の塗装メンテナンスを10年ごとに行う
塗膜の劣化が防水性能を低下させるため、築10年を目安に再塗装を検討する。
高耐久シリコン塗料やフッ素塗料を使用すれば、耐久年数は15年以上持続する。 -
シーリング(コーキング)の打ち替えを怠らない
外壁目地やサッシ周りのシーリングは、劣化して硬化・剥離が起きやすい。
打ち替えを行うことで外壁の防水性を保つ。 -
バルコニーやベランダの防水層を点検する
ひび割れ・膨れ・色あせは劣化のサイン。
トップコートの再塗装を5年ごとに行うと防水寿命が延びる。 -
雨どい・排水口の清掃
ゴミや落ち葉が溜まると、雨水が逆流し、外壁や軒下に水が回る。年2回の清掃を推奨。
予防のためのポイント
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外壁塗装・屋根塗装を行う際は、「防水性」を重視する。
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サーモグラフィー調査など、科学的な診断を事前に行う。
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雨漏りが起きたときのデータ(写真・気象条件)を残しておく。
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信頼できる専門業者に継続的な点検を依頼する。
3.雨漏りの解決策はコチラ

3-1 早期発見と修理の重要性
雨漏りは放置すると建物全体に深刻なダメージを与える。早期発見と修理こそが、家を長持ちさせる最大のポイントである。
【早期発見のサイン】
雨漏りは、必ずしも「天井から水が落ちる」状態で始まるわけではない。以下のような小さな変化が、雨漏り発生のサインとなる。
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天井や壁紙に薄いシミができている
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窓枠やサッシの周囲に黒いカビが発生している
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雨が降った後、部屋が湿っぽくなる
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屋根裏や押し入れにカビ臭がこもる
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外壁の塗装が剥がれたり、膨らんでいる
これらの症状を見逃さず、早めに調査を依頼することが重要である。
例えば、築10年以上経過した住宅では、外壁や屋根の塗膜の防水性が低下しており、雨水の侵入リスクが格段に高くなる。
【早期修理のメリット】
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被害範囲を最小限に抑えられる
修理が遅れると、木材の腐食・断熱材の劣化・カビの発生が進行し、補修費用が数倍に膨れ上がる。 -
リフォーム費用の節約につながる
部分補修で済むうちに修理すれば、数万円で対応可能だが、被害が広がると外壁や屋根の全面改修が必要になる場合もある。 -
住宅の資産価値を維持できる
定期的な点検と早期対応を行うことで、築年数が経っても良好な状態を保てる。
雨漏りの調査は、晴天時ではなく雨天直後が最適。実際に水が浸入している状態を確認できるため、原因の特定がしやすい。
また、サーモグラフィーカメラを使った赤外線調査を導入している業者を選ぶと、目に見えない浸水経路も可視化できる。
3-2 雨漏りを放置するとどうなる?
雨漏りを放置すると、家の寿命を大幅に縮める。見えない場所で腐食やカビが進行し、健康被害にもつながる。
【建物へのダメージ】
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木材の腐食とシロアリ被害
雨水が構造躯体に浸入すると、湿気で木材が腐り、シロアリが発生しやすくなる。
特に、柱や梁が弱ると、建物の耐震性が低下し、地震時に倒壊するリスクが高まる。 -
断熱材の劣化
断熱材が湿気を含むと、性能が著しく低下し、冬は寒く夏は暑い家になる。結果として、光熱費が増加する。 -
天井・壁のカビ発生
湿気によるカビは、見た目だけでなく健康にも悪影響を与える。アレルギーや喘息の原因にもなり得る。
3-3 信頼できる業者への依頼がおすすめ
結論:雨漏りの原因を確実に突き止めるには、経験豊富で調査機材が整った専門業者に依頼することが最も重要である。
【業者選びのポイント】
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雨漏り調査の専門資格を持っているか
「雨漏り診断士」や「建築士」などの有資格者が在籍しているかを確認する。専門知識があるほど、原因特定の精度が高い。 -
調査方法が明確かどうか
目視だけでなく、散水調査・赤外線カメラ調査・ドローン点検などを併用している業者を選ぶと信頼性が高い。 -
修理と防水工事を一貫対応できるか
調査と工事を別会社で行うと、責任の所在が曖昧になる。調査から補修までワンストップで対応できる会社を選ぶと安心。 -
見積もりと報告書が丁寧であること
原因箇所の写真や補修内容を詳しく説明してくれる業者は信頼できる。
【依頼の流れ】
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現地調査・ヒアリング
漏水箇所・発生時期・天候条件を詳しく確認。 -
散水・赤外線調査で原因特定
実際に水をかけて、浸入経路を再現する。 -
報告書・見積もり提出
写真付きで説明し、修理プランを提示。 -
補修・防水施工
必要に応じて、外壁塗装・屋根塗装・コーキング打ち替えを実施。
【信頼できる業者に依頼するメリット】
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「原因不明のまま再発」を防止できる
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一度の修理で根本解決できる
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防水性能が回復し、家の寿命が延びる
-
アフターサービスが充実している
まとめ
「雨漏り 原因不明」と言われても、実際には原因がまったくないわけではありません。
雨水は建物のどこかから必ず侵入しており、その経路を特定するには専門的な調査と確かな技術が必要です。
放置してしまうと、木材の腐食やカビの発生、断熱材の劣化など、住宅全体に深刻な被害を及ぼす可能性があります。
だからこそ、雨漏りを見つけた時点で早期に対処することが何よりも大切です。
信頼できる業者に依頼し、原因の特定から修理・防水工事・メンテナンスまで一貫して行えば、再発のリスクを大幅に減らすことができます。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事は、見た目を整えるだけでなく、家そのものを守るための「予防策」です。
「雨漏りかもしれない」と感じた段階で行動することで、大切な住まいと家族を長く安心して守ることができるのです。
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