外壁塗装の雨漏り保証、適用外になるケースとは?
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目次
はじめに
「外壁塗装で雨漏りも防げると思っていたのに、施工後に雨漏りが発生した」「保証がついているはずなのに、適用外だといわれた」――こんなトラブル、実は少なくありません。
この記事では、「外壁塗装 雨漏り 保証」というキーワードで情報収集をしている方のために、雨漏り保証の基本知識から、適用外となってしまう具体例、そして失敗しないためのチェックポイントまで、わかりやすく丁寧に解説します。
1.外壁塗装の雨漏り保証とは?
1-1 雨漏り保証の基本概念
外壁塗装の雨漏り保証とは、塗装工事完了後に万が一雨漏りが発生した際に、無償で補修などの対応を行う制度です。保証期間中であれば、雨漏りに関するトラブルが発生しても、施工会社が責任を持って修理を行います。これは施主にとって、非常に安心できる仕組みです。
保証期間は施工会社ごとに異なりますが、短いもので1年、長いもので10年と幅があります。多くの優良業者は、使用する塗料の耐久性や施工技術に自信を持っているため、5年~7年程度の保証を提供することが一般的です。特に、外壁と屋根の両方を塗装する場合には、より長期間の保証が付くこともあります。
ただし注意すべき点は、「すべての雨漏りが保証されるわけではない」ということです。たとえば、塗装工事とは無関係な箇所からの雨漏りや、経年劣化・自然災害による損傷などは、保証対象外となる可能性があります。
また、保証には「工事保証」と「メーカー保証」の2種類があることも覚えておきましょう。工事保証は施工会社が出すもので、施工ミスなどの不具合を補償します。メーカー保証は塗料メーカーが発行するもので、塗料の性能(たとえば塗膜の剥がれなど)に対しての保証となります。
雨漏り保証を理解することは、外壁塗装の契約を結ぶうえでの第一歩です。単に「保証がついているから安心」ではなく、「どこまでカバーしてくれるのか」を正確に理解することが大切です。
1-2 外壁塗装と保証の関係
外壁塗装は、建物の見た目を美しく保つだけでなく、構造材を雨や湿気から守る重要な役割を担っています。特に日本のように雨の多い気候では、外壁や屋根の防水性能が建物の耐久性に直結します。そのため、塗装の効果が正しく発揮されるかどうかは、建物全体の寿命にも大きく影響を与えます。
しかし、塗装だけで建物全体の雨漏りを完全に防ぐことはできません。雨漏りの原因は非常に多岐にわたり、外壁のひび割れ、シーリング(コーキング)部分の劣化、屋根のズレや防水層の破損、配管の隙間など、さまざまな経路から水が侵入します。
たとえば、私が以前対応したお客様のケースでは、外壁塗装を行った直後に雨漏りが発生しました。しかし、調査の結果、原因は塗装とは関係のないベランダの排水口の詰まりで、そこから水が逆流して室内に浸水していたのです。お客様は「塗装したのに雨漏りが起きた」と不信感を抱かれましたが、原因が別にあると分かり納得していただけました。
このように、保証の対象となるかどうかは、雨漏りの原因と、施工内容が一致しているかどうかがカギになります。
外壁塗装と保証の関係は複雑で、施工した範囲、施工方法、使用した材料などによって、保証の適用範囲が変わってきます。契約前には、「どこまで保証してくれるのか」を必ず施工会社に確認し、書面で明記してもらうことが重要です。
1-3 保証が重要な理由
外壁塗装における雨漏り保証がなぜこれほど重要なのか。それは、塗装後に何かトラブルがあった際に、費用と責任の所在を明確にするためです。保証がない、あるいは曖昧な場合、トラブル発生時に「これはうちの責任ではない」と言われてしまうリスクがあります。
たとえば、以前対応した60代ご夫婦のお宅では、相見積もりで他社よりも安い業者を選んだ結果、工事後に壁からの雨漏りが発生しました。しかし、その業者は「保証は口頭で伝えただけ」と言い、補修費用も全額自己負担になってしまいました。結果として、安く済ませたつもりが、余計に高くついてしまったのです。
一方で、きちんと保証内容を明記し、書面を交付している業者であれば、たとえ雨漏りが起きたとしても、迅速かつ丁寧に対応してくれます。保証は「起きないかもしれない万が一」に備える保険のようなものです。
また、雨漏り保証の有無は、施工会社の「誠実さ」のバロメーターでもあります。自社の工事に自信がなければ、長期間の保証は出せません。逆に、技術力と経験に裏打ちされた会社は、長期保証を堂々と提供しています。
外壁塗装の品質は、完成直後には素人目には分かりにくいもの。だからこそ、「何かあったときにきちんと対応してくれる保証
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2.外壁塗装の雨漏り保証が適用外になる主なケース
2-1 雨漏りの原因が塗装工事に関係ない場合
外壁塗装の雨漏り保証が適用されるのは、あくまで塗装工事が直接の原因で雨漏りが発生した場合のみです。つまり、外壁塗装の施工ミスや塗膜の不具合によって浸水が起きたと確認された場合に限り、保証の対象となります。
しかし、実際に起こる雨漏りの多くは、塗装工事とは無関係な箇所や原因によるものです。以下のようなケースは、保証適用外となる可能性が非常に高いため、注意が必要です。
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屋根材(瓦・スレート)のズレやひび割れからの浸水
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ベランダ防水層(トップコートや防水シート)の劣化による漏水
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サッシや窓まわりのシーリングが劣化し、隙間から水が侵入
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基礎部分や地面に近い壁のひび割れ、亀裂による浸水
たとえば、築20年以上経過した住宅の屋根に、瓦のズレや欠けがあり、そこから雨水が入り込んでいた場合。外壁には問題がなかったとしても、施主の目線では「工事後に雨漏りした=塗装のせい」と感じてしまうこともあるでしょう。
しかし、屋根の補修が契約に含まれていなければ、当然ながら雨漏り保証の対象にはなりません。**「どの部位を塗装したのか」「保証範囲はどこまでか」**という点を明確にしておくことが、トラブルを未然に防ぐカギです。
契約前に、雨漏りの原因調査や事前点検をしてもらえるかどうかを確認することも重要です。塗装会社によっては、無料で散水テストや赤外線カメラを使った簡易診断を提供している場合もあります。
2-2 経年劣化や自然災害による損傷
塗装工事が完了した後に発生した雨漏りの原因が、経年劣化や自然災害による損傷であった場合、ほとんどの保証は適用外となります。これは外壁塗装に限らず、多くのリフォーム保証に共通するルールです。
たとえば、住宅の外壁材(モルタル・サイディングなど)が長年の紫外線や風雨によって劣化していた場合、塗装を施しても内部構造まで補修することはできません。その劣化が原因でクラック(ひび割れ)が進行し、雨漏りに至ったケースでは、保証の対象外とされることが一般的です。
また、日本では台風、豪雨、地震などの自然災害が頻発しています。これらの外力によって外壁が損傷した場合も、保証の対象外とされるケースが多いです。
実際に私が担当した現場でも、築25年の木造住宅で外壁塗装を完了した直後に、震度5弱の地震が発生。建物自体に大きな損傷はなかったものの、外壁の角にクラックが入り、そこから雨漏りが始まってしまいました。
お客様は「せっかく塗装したのに…」と非常に落胆されていましたが、調査の結果、原因は明らかに地震によるものであり、保証対象外であることを丁寧に説明しました。最終的には、火災保険の地震特約を使って補修費用を一部カバーできたため、負担を最小限に抑えることができました。
こうしたケースを踏まえると、塗装の保証だけに頼るのではなく、火災保険・地震保険なども上手に活用することが、雨漏りリスクに備えるうえで非常に重要だといえます。
2-3 メンテナンス不足・第三者による損傷
外壁塗装の雨漏り保証は、施工後の定期的なメンテナンスや適切な使用環境が前提条件となっている場合が多くあります。つまり、施主側の管理・維持状況によっては、保証が無効になってしまう可能性もあるということです。
たとえば、以下のような状況では、たとえ雨漏りが発生しても施工業者の責任とはみなされず、保証が適用されないことがほとんどです。
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雨樋(あまどい)に落ち葉やゴミが詰まり、雨水が逆流して外壁に浸水
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他業者が行ったリフォーム工事で、外壁に穴を開けてしまった
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ベランダの排水口が詰まり、排水が溢れて階下に漏れた
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家庭用のアンテナ設置やDIY作業で外壁を傷つけてしまった
こうした事例は実際に多く、私が対応したあるお宅では、雨樋の掃除を5年以上していなかったため、豪雨時に水があふれて壁面に逆流し、そこから雨漏りが発生したというケースがありました。お客様は「保証があるから大丈夫」と思っていたそうですが、点検記録や写真から原因が明らかになり、結果的に保証対象外と判定されました。
また、施工会社によっては「定期点検を受けないと保証が継続しない」と明記している場合もあります。たとえば、1年目・3年目・5年目などに無料点検を受けることが条件で、その記録が残っていないと保証が無効になることもあります。
保証書に記載された「免責事項」や「施主の義務」をよく確認し、自分でも点検・掃除・管理を行いながら、業者の定期点検も必ず受けるようにしましょう。そうすることで、保証の信頼性と長期的な安心感を確保することができます。
3.失敗しない!雨漏り保証付き外壁塗装を選ぶポイント
3-1 保証内容を細かく確認する
外壁塗装を契約する前に、雨漏り保証の内容を詳細に確認することは絶対に欠かせません。保証内容を曖昧なまま契約すると、いざという時に「対象外です」と言われて泣き寝入りすることになりかねません。
確認すべきポイントは以下の通りです:
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保証対象部位:外壁だけか、屋根やシーリングも含まれるのか
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保証期間:3年、5年、10年など、どれだけの期間カバーされているか
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免責事項:自然災害、第三者による破損、経年劣化などは除外されているか
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対応方法:無償補修か、部材交換か、現地調査費は誰が負担するのか
さらに、「保証書」が発行されるかどうかも重要です。保証書には、対象範囲・条件・有効期間・発行日・施工内容などが記載されており、トラブル時の判断基準になります。
実際、過去に工事を担当したお客様で、保証書の有無を非常に重視されていた方がいらっしゃいました。「以前、口頭の約束だけで後悔したことがある」とのことで、施工前にしっかり確認していただいた結果、施工後も不安なく暮らせていると満足いただけました。
外壁塗装の保証は、ただ付いていれば良いというものではありません。「内容」「範囲」「条件」を細かくチェックし、納得してから契約を進めることが何より大切です。
3-2 雨漏り診断を事前に受ける
外壁塗装を検討している場合、施工前に雨漏り診断を受けることを強くおすすめします。外観だけでは判断できない雨漏りの原因やリスクを事前に把握できるため、トラブル防止に大きく貢献します。
診断内容は以下の通りです:
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目視による外壁・屋根・シーリングの劣化チェック
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赤外線カメラや散水検査による雨漏り箇所の特定
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雨樋や排水経路の詰まり確認
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室内の天井やクロスのシミの有無
このような診断を行うことで、**塗装工事だけでは対応できないリスク(防水工事や屋根補修が必要な箇所)**が明らかになります。
私自身、無料診断を行った結果、ベランダの防水層のひび割れが見つかり、先に防水工事を提案したことがあります。そのお客様は、後から「もし診断してなかったら、またすぐに雨漏りしてたかもしれない」と感謝されました。
雨漏り診断を実施する業者は、施工品質に自信がある証拠です。診断を受けてからプランを立てることで、保証の適用可否も明確になり、後悔のない選択ができるようになります。
3-3 実績と評判のある業者を選ぶ
どんなに魅力的な価格や保証内容を提示されても、信頼できる業者かどうかを見極めることが最も重要です。なぜなら、保証制度は“ある”だけでは意味がなく、「実際に対応してくれるかどうか」こそが本質だからです。
業者を選ぶ際のチェックポイントは以下の通りです:
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地域密着で10年以上の施工実績があるか
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ホームページやSNSに過去の施工事例やお客様の声が掲載されているか
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Googleマップや口コミサイトでの評価が高いか
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保証内容を質問したときに、明確に、丁寧に答えてくれるか
あるお客様は、価格が少し高いものの、施工後10年間で一度もクレームが出ていないという評判の業者を選びました。実際に工事の仕上がりも非常に丁寧で、保証書もきちんと発行され、今でもその業者を友人に紹介し続けているそうです。
逆に、価格だけで選んでしまい、対応が雑・保証は口頭・施工後は連絡が取れないという被害に遭った方もいます。外壁塗装は決して安い買い物ではありません。だからこそ、信頼できるパートナーを選ぶことが、最大のリスク回避策となります。
まとめ
外壁塗装の「雨漏り保証」は、万が一のトラブル時に安心できる非常に重要な制度です。しかし、すべての雨漏りが保証対象になるわけではないという点を理解しておくことが、後悔しないための第一歩です。
今回ご紹介したように、以下のようなケースは保証の適用外になることがあります:
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塗装工事とは無関係な箇所からの雨漏り
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台風や地震など自然災害による損傷
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シーリングやベランダなどの防水未施工部分
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定期点検やメンテナンスを怠った場合
これらを事前に把握し、施工範囲・保証条件・対象部位を契約前にしっかり確認することが、雨漏りリスクを最小限に抑えるポイントです。また、信頼できる施工会社を選び、必要に応じて雨漏り診断や防水工事も併せて検討することで、より安心な住まいを手に入れることができます。
戸建て住宅の外壁塗装、屋根塗装、防水工事を検討されている方は、「安さ」だけで選ばず、保証内容と施工の質に注目して選択してください。
塗るばいでは、佐賀でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。佐賀の外壁塗装、屋根塗装、防水工事は塗るばいにお任せください!!
私が担当しました!

営業
江川 拓Egawa Taku
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所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- カラーコーディネーター
- 有機溶剤作業主任者