鳥栖市の外壁塗装業者が教える外壁塗装後の雨漏りはなぜ起こる?原因一覧
2025.07.18
いつも塗るばいブログをご覧いただきありがとうございます!塗るばいは鳥栖市を中心に、地域密着型の外壁塗装専門店として、外壁塗装、屋根塗装、屋根カバー工法、屋根葺き替え、防水工事、雨漏り修理など、幅広いサービスを提供しています。当店では高品質な塗装を手頃な価格でご提供し、お客様の住まいをより長持ちさせるお手伝いをしています。
はじめに
「外壁塗装をしたばかりなのに、なぜか雨漏りがする……」
そんな経験はありませんか?実は、外壁塗装のあとに発生する雨漏りは、意外にも多くの戸建て住宅で起こっています。特に、鳥栖市のような年間降水量が多く湿度も高い地域では、施工のちょっとした不備や経年劣化がすぐに雨漏りへとつながる恐れがあります。
この記事では、**「鳥栖市 外壁塗装 雨漏り」**というキーワードで検索して訪れた方に向けて、
-
外壁塗装後になぜ雨漏りが起こるのか
-
その主な原因と対策方法
-
専門業者が語るリアルな体験談
これらをわかりやすく解説します。
この記事を読むと、外壁塗装後の雨漏りの本当の原因を知ることができ、再発防止のためにどう対策すればよいのかがはっきりとわかります。
1.外壁塗装後に雨漏りが起こる原因
1-1 塗膜の劣化とその理由
外壁塗装の「命」と言われるのが、外壁表面に形成される塗膜(とまく)です。この塗膜が、雨風・紫外線・砂埃などの自然環境から建物を守る“盾”のような役割を果たしています。しかし、この塗膜には必ず寿命があることをご存知でしょうか?
一般的に、使用する塗料の種類によって耐用年数は異なります。たとえば、ウレタン塗料で約6〜8年、シリコン塗料で約8〜12年、フッ素塗料で15年ほどが目安です。特に、鳥栖市のように梅雨時期の湿度が高く、台風が多い地域では、塗膜の劣化が早まることもあります。
■塗膜が劣化すると何が起こるのか?
塗膜が劣化してくると、以下のような現象が見られます。
-
外壁に細かいヒビ(ヘアクラック)が入る
-
外壁を手で触ると白い粉が付く(チョーキング現象)
-
雨が降ったあと、外壁がいつまでも湿っている
-
外壁表面の艶が失われ、くすんだ色合いに変化する
これらのサインを放置してしまうと、塗膜の防水機能が完全に失われてしまいます。結果として、大雨や台風のときに外壁の隙間から水が入り込み、室内に雨漏りとして現れるのです。
1-2 コーキングの不具合
外壁材と外壁材の“つなぎ目”に充填されているコーキング材(シーリング材)は、目立たない存在ながらも、実は非常に重要な防水パーツです。このコーキングの劣化や施工不良が、外壁塗装後に雨漏りが起こる最も大きな要因のひとつといえます。
建築業界では、雨漏りの約4割がこの「コーキング不良」に起因していると言われています。
■なぜコーキングが劣化するのか?
コーキングは常に外気にさらされているため、紫外線・雨・風の影響を受けやすく、下記のような原因で劣化していきます。
-
紫外線により硬化してひび割れる
-
気温の変化によって伸縮を繰り返し、剥がれる
-
経年劣化によって弾力がなくなり、防水性を失う
-
施工時にプライマーを塗っていない、充填が浅いなどの手抜き施工
特に、築10年以上経過している住宅でコーキングが補修されていない場合、雨漏りのリスクはかなり高くなります。
■コーキングの不具合が引き起こす問題
-
外壁とコーキングの間に隙間ができ、雨水が侵入
-
割れた部分から水が内部構造に浸透し、木材が腐食
-
雨水が断熱材や内壁材まで到達し、カビや異臭の原因に
このような被害は、目に見える雨漏りが発生する前にじわじわと進行するのが厄介なポイントです。
1-3 施工時の不備とその影響
外壁塗装は単なる“塗る作業”ではありません。下地の処理から仕上げまで、すべての工程に専門知識と確かな技術が必要です。しかし、施工不備による雨漏りは、残念ながらいまだに多くの現場で見受けられます。
■よくある施工不良の例
-
クラック処理をせずにそのまま塗装した:ひび割れた部分から水が浸入
-
コーキング部分を上から塗料で覆っただけ:根本的な防水処理になっていない
-
高圧洗浄が不十分で汚れやカビの上に塗装:塗膜が密着せず、すぐに剥がれる
-
塗り重ねる際の乾燥時間を守っていない:内部に気泡やクラックが発生
これらのミスは、塗装直後には気づきにくいものの、半年〜1年以内に症状が現れることがほとんどです。
▼合わせて読みたい▼
2.雨漏りが発生する主な箇所とは?
外壁塗装後に雨漏りが発生するケースは、決して珍しいことではありません。
実際、鳥栖市でも「塗装をしたばかりなのに雨漏りした」と相談されるお客様が毎月数件いらっしゃいます。
その大半が、「塗料の性能が悪かった」のではなく、施工の不備や、重要な部分への処理不足が原因となっています。
2-1 窓やサッシまわりのリスク
■問題の核心
窓まわりやサッシの縁は、雨水が最も集中しやすいポイントです。
外壁塗装の際、見た目がきれいになっても、窓まわりのシーリング(コーキング)処理が適切でなければ雨水が内部に侵入してしまいます。
■実際の失敗事例
築18年の戸建て住宅で、10年ぶりに外壁塗装を行ったお客様から「雨のたびにサッシ下部から染みてくる」とご相談がありました。
調査すると、窓の下枠にあった古いコーキングが全く補修されておらず、そのまま塗料で覆い隠されていただけでした。結果的に、水の逃げ道がなくなり、逆に壁内に水が流れ込んでいたのです。
補修には、窓周辺の外壁材を一部剥がし、防水シートとコーキングを再施工する必要がありました。
■対策と注意点
-
窓まわりのコーキングは必ず撤去してから打ち直す(打ち替え)
-
プライマー(接着剤)を塗布してから施工する
-
水切り金具や水返しなどの排水設計の確認も重要
2-2 屋根との取り合い部分の注意点【雨水が集まりやすい境界線】
■問題の核心
外壁と屋根が交わる「取り合い部分」は、雨風の影響を強く受ける箇所であり、外壁塗装後の雨漏りの発生リスクが非常に高いゾーンです。この部分には、屋根から流れ落ちた雨水が集中するうえ、風によって水が逆流しやすいという性質があります。
特に戸建て住宅では、取り合い部の構造に複雑な角度や段差があることも多く、塗装の工程だけでは完全な防水処理ができないケースがほとんどです。
雨漏りの発生要因として多いのが、次のようなパターンです:
-
板金部材の隙間や浮き
-
防水テープや防水シートの劣化
-
コーキングの打ち忘れ、打ち直しの不完全
-
水切り金具が正しく設置されていない
こうした箇所が見落とされたまま塗装されてしまうと、雨水は微細な隙間から建物内部に浸入し、断熱材や木材を濡らし、最終的にカビや腐食を招く雨漏り被害へと発展します。
特に、鳥栖市のように梅雨や台風の多い地域では、こうした構造的な“弱点”への対策が塗装の品質を大きく左右します。
■対策と注意点
この取り合い部分の雨漏り対策を確実に行うためには、塗装の「下準備」段階で以下のような対応が必要不可欠です。
-
屋根と外壁の接合部を徹底点検することが第一
塗装前に必ず既存の板金・防水処理・シーリング材を確認し、浮きや劣化がないかをチェックします。目視だけでなく、触診や水張りテストによる実地確認も効果的です。
-
必要に応じて板金の増し締めや交換を行う
板金のズレや浮きが見つかった場合には、必ず再固定を行います。見た目では分からない小さな浮きが雨漏りを招く大きな要因になるため、丁寧な作業が求められます。
-
既存の防水シートが劣化している場合は重ね張りまたは交換
防水シートは紫外線や経年で劣化するため、10年以上経過している住宅では特に注意が必要です。塗装に入る前に、状態をチェックして再施工する判断が重要になります。
-
取り合い専用の防水コーキングや雨仕舞部材を使うこと
一般的な塗装用シーリングだけでなく、**雨仕舞を考慮した「専用部材」や「耐候性の高いシーリング剤」**を用いることで、より長期間にわたって防水性能を維持できます。
-
塗膜だけに頼らず、構造的な防水処理を優先
塗装の工程では見た目の美しさが先行しがちですが、構造的な防水処理があってこその塗装仕上げです。業者を選ぶ際は、取り合い部の施工方法を明確に説明できるかどうかを確認しましょう。
2-3 外壁のひび割れとクラックの影響【小さな傷が大きなトラブルに】
■問題の核心
外壁のひび割れ、いわゆる「クラック」は、雨漏りの入り口となる非常に重要な劣化サインです。特にモルタル仕上げやサイディング外壁などは、経年による劣化や地震、交通振動、温度差の影響などでひび割れが生じやすい素材とされています。
クラックには主に2種類あります。
-
ヘアクラック(0.3mm未満):外壁表面にできる細い線状のひび割れで、すぐに雨漏りにつながることは稀です。ただし、放置すると劣化が進行し、次第に構造クラックに発展します。
-
構造クラック(0.3mm以上):外壁の下地材にまで到達している深いひび割れで、雨水が壁内部に浸入するリスクが非常に高い危険な状態です。
構造クラックがあると、雨水が断熱材や構造体まで入り込み、室内壁への浸水・カビの発生・柱の腐食など、住宅全体に深刻な影響を与えることもあります。
外壁塗装の目的は、美観の回復だけでなく、「防水性能の復活」です。つまり、クラック補修を怠ったまま塗料を重ねても、根本的な解決にはなりません。むしろ、見た目だけはきれいになってしまうため、後からの雨漏りに気づきにくくなるという二重のリスクがあります。
特に鳥栖市のように梅雨や台風の影響を受けやすい地域では、クラックの放置は雨漏り被害の大きな要因となり得ます。
■対策と注意点
クラックによる雨漏りを未然に防ぐには、以下の点に十分な注意が必要です。
-
塗装前にクラックの有無を必ず点検すること
ヘアクラックと構造クラックを見分けるには、プロの診断が必要です。幅や深さだけでなく、ひび割れの位置や方向も判断材料になります。
-
構造クラックはVカット工法やフィラー充填で徹底補修する
幅が0.3mm以上あるクラックは、塗料での隠蔽では対処できません。サンダーでひび割れ部分をV字にカットし、シーリングやエポキシ樹脂でしっかり補修した上で塗装するのが正しい施工です。
-
見た目に惑わされず、下地まで処理することが大前提
外壁塗装の効果を最大限に活かすには、下地処理が非常に重要です。特に、築10年以上の住宅では、ひび割れの数が増えてくるため、目視点検だけでなく触診・打診検査などの物理的なチェックが効果的です。
-
塗装職人の経験と知識が仕上がりを左右する
一見小さなクラックでも、正しい知識と経験がなければ、見落とされたまま塗装されてしまうリスクがあります。見積もり段階で「クラック処理の方法」や「使用する補修材」を詳しく説明してくれる業者は信頼できます。
3.雨漏り修理の方法と費用
外壁塗装の後に雨漏りが発生してしまった場合、「どこに相談すればよいのか」「修理費用はいくらかかるのか」と不安になる方も多いです。特に、鳥栖市で戸建て住宅を所有している方にとって、外壁塗装のミスによる雨漏りは他人事ではありません。
3-1 業者に依頼する際のポイント
■Point:専門性と実績で選ぶのが基本
雨漏りの原因は、塗装不良・シーリングの劣化・構造的な欠陥など複雑に絡み合っています。一般的な塗装業者では対処しきれないケースもあるため、鳥栖市のような地域であっても、雨漏り専門の施工実績がある業者を選ぶことが重要です。
■具体的なチェックポイント
-
外壁・屋根・雨仕舞すべてに対応できる業者かどうか
-
過去の施工事例(写真付き)を見せてもらえるか
-
事前調査を無料で行ってくれるか
-
建物全体を目視+機材でしっかり点検してくれるか
-
「雨漏り診断士」などの資格保有者が在籍しているか
■鳥栖市での依頼事例(実体験風)
実際に筆者が対応した鳥栖市内の戸建て住宅では、「大手の外壁塗装会社に塗ってもらったが、数ヶ月後に窓上部からポタポタ水が落ちる」との相談がありました。診断の結果、サイディングの接合部が未処理のまま塗装されていたことが原因でした。
私たちの会社では、赤外線カメラと散水テストを使って原因箇所を特定し、シーリングの打ち替えと外壁の一部張替えで修復。総額は税込22万円でしたが、「これで安心して梅雨を迎えられる」と喜んでいただけました。
3-2 DIYでできる補修取り組み
■応急処置として可能な方法
どうしてもすぐに業者を呼べない場合、自分でできる応急処置もあります。ただし、あくまでも一時的な対応であり、根本的な解決にはなりません。
以下のような作業が自宅で可能です:
-
雨漏り箇所に防水テープを貼る
-
ひび割れ部分に市販のコーキングを充填する
-
屋根の隙間に応急用のシートをかぶせる
-
室内側に吸水シートやバケツを設置し、被害拡大を防ぐ
■注意点とリスク
DIYでは防水の“つもり”でも、素材との相性や下地処理を誤ると、かえって雨漏りを悪化させることもあります。
また、高所での作業は転落やケガのリスクもあります。実際に、鳥栖市内でも「2階ベランダで自力補修を試みてケガをした」という報告がありました。
■費用の目安
応急処置用の防水テープやコーキング剤は、ホームセンターで1,000円〜3,000円程度で購入可能です。ただし、プロによる補修との差は歴然です。
3-3 火災保険を活用する方法
■火災保険でも雨漏り修理費がカバーできる可能性がある
「火災保険は火事だけのもの」と思われがちですが、実は強風・台風・雪害・飛来物による損傷などが原因で雨漏りが発生した場合、その修理費が保険で補填されるケースがあります。
■対象となる条件
-
自然災害による外壁・屋根の損傷が原因
-
雨漏り被害が3年以内に発生している
-
被害箇所の写真や修理見積書を提出できる
※経年劣化や施工不良は対象外となる場合が多いため注意が必要です。
■申請の流れ
-
修理業者に被害状況を調査してもらい、見積書と被害報告書を作成
-
写真や書類を揃えて保険会社に提出
-
保険会社の現地調査が行われる(または書類審査)
-
承認が下りれば修理費用の一部または全額が給付される
■活用例
鳥栖市で実際にあった事例では、台風で飛来した枝がサイディングを破損し、雨漏りが発生。外壁塗装と補修費用として約48万円のうち35万円が保険給付され、お客様の自己負担は13万円で済みました。
まとめ
外壁塗装後に雨漏りが発生する原因は、施工ミスや見落としにあることがほとんどです。特に窓やサッシまわりのコーキングの劣化放置、屋根との取り合い部分の防水処理不足、外壁のひび割れ補修の未実施などは、鳥栖市でも実際に多く見られる典型例です。どれも塗装前の点検と丁寧な下地処理を行えば防げる問題です。見た目の美しさだけにとらわれず、施工内容の質にも目を向けることが、雨漏りを防ぎ、住宅の寿命を延ばす重要なポイントとなります。外壁塗装を検討している方は、信頼できる業者選びと、細部への配慮を怠らないことが何より大切です。
塗るばいでは、鳥栖市でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。鳥栖の外壁塗装、屋根塗装、防水工事は塗るばいにお任せください!!
私が担当しました!

営業
國分大輔Kokubu Daisuke
誠心誠意ご対応させていただき、お客様がご満足いただける工事を行えるよう尽力いたします。よろしくお願い致します。