コーキング補修の費用相場を解説
2025.06.16
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外壁塗装を検討していると、よく目にする「コーキング補修」。この作業がなぜ必要で、費用はどれくらいかかるのか、どのような施工が行われるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「外壁塗装 コーキング」というキーワードで検索している方に向けて、コーキング補修の基礎知識から費用相場、実際の施工例までを詳しく解説します。
この記事を読むことで、コーキングの種類と耐久性の違い、費用の目安、工事の具体的な流れまでが明確になります。
戸建て住宅の外壁塗装や屋根塗装を検討している方、防水工事を考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
1. コーキングの種類と特徴
外壁塗装のタイミングでよく耳にする「コーキング材」。ひび割れや雨漏りを防ぐための重要な役割を担っているにもかかわらず、実際にはその種類や特性を詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。この章では、外壁塗装でよく使われるシリコン系・アクリル系・ウレタン系の3つのコーキング材について、それぞれの違いと特徴を詳しく解説します。
1-1. シリコン、アクリル、ウレタンの違い
コーキング材は、建物の防水性や気密性を保つために目地や隙間に充填される素材です。使用される場所や目的によって、選ぶべき材質が異なります。ここでは、それぞれの特性を比較しながら見ていきましょう。
シリコン系コーキング
シリコン系は、非常に高い防水性と耐熱性を備えており、浴室やキッチンなど水回りの施工で多く用いられます。また、カビが発生しにくい性質もあるため、湿気の多い場所には最適です。
ただし、塗料との密着性が悪いため、外壁塗装には不向きです。シリコンの表面には塗料が乗りにくいため、上から塗装しても剥がれやすくなるリスクがあります。
アクリル系コーキング
アクリル系は、価格が安く、乾燥も早くて施工しやすいという特徴があります。軽微なひび割れや仮補修、下地調整などに使用されるケースが多いです。
ただし、耐久性・防水性は他の素材より劣るため、長期間の使用には向いていません。外壁目地の補修などにはおすすめできませんが、短期的な補修やDIY補修で活躍することもあります。
ウレタン系コーキング
外壁のコーキング材として、現在最も主流なのがウレタン系です。弾力性と密着性に優れ、外壁の動きに追従できる柔軟性を持っています。塗料との相性も良く、塗装前の下地処理に最適です。
また、比較的施工しやすく、適度な耐久性を持っているため、プロの業者が外壁補修に選ぶスタンダードな素材となっています。
実体験エピソード:
私が以前住んでいた築15年の戸建て住宅では、目地のコーキングが劣化してボロボロに。業者に相談したところ、「外壁塗装をするならウレタン系が一番おすすめです。塗料との相性がよくて長持ちします」とアドバイスされました。実際に施工後は見た目も美しくなり、雨音が静かになったように感じるほど密閉性が高まったのを実感しました。
1-2. 用途に応じたコーキングの選び方
コーキング材の選定は、単に耐久性や価格だけでなく、「どこに・何のために使うか」によって判断することが重要です。下記のように、用途別に最適な材質を使い分けることで、長期的にトラブルを防ぐことができます。
用途 | 推奨されるコーキング材 | 理由 |
---|---|---|
外壁目地 | ウレタン系 | 柔軟性・密着性があり、塗装との相性が良い |
浴室・キッチン | シリコン系 | 高い防水性能とカビ耐性 |
一時的な補修 | アクリル系 | 価格が安く、乾燥も早く施工が簡単 |
ポイント:
コーキングの種類を間違えると、施工直後はきれいに見えても、数年後に剥がれやひび割れが発生する原因になります。外壁塗装を長持ちさせるためにも、専門業者の判断を仰ぎ、適切な素材を選ぶことが大切です。
1-3. それぞれのコーキングの耐久性
コーキング材は時間の経過とともに劣化します。特に、外壁の目地など紫外線や風雨にさらされる箇所では、耐久性の高い素材を選ばなければ、わずか数年で再施工が必要になるケースもあります。
以下に、各コーキング材の一般的な耐用年数をまとめました。
-
シリコン系:10〜15年
室内や水回りでは非常に長持ちしますが、屋外での使用は塗装不適合のため推奨されません。 -
アクリル系:3〜5年
耐久性は低く、あくまで一時的な対応用として考える必要があります。 -
ウレタン系:7〜10年
外壁用コーキングとして最も一般的。耐久性・柔軟性・塗装性のバランスが良く、幅広い現場で使用されています。
注意点:
同じ材質でも、実際の耐用年数は立地条件や気候、施工技術によって前後します。たとえば、海に近いエリアや日照時間の長い地域では劣化が早まる傾向があります。また、コーキングが紫外線で硬化してしまうと、建物の揺れや温度変化に追従できなくなり、ひび割れの原因となります。
そのため、10年を目安に定期点検を行い、必要に応じて打ち替えや増し打ちを検討することが、建物の寿命を延ばす秘訣です。
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2. コーキング補修の費用相場
コーキング補修の費用は、施工内容や使用する材料の種類、施工する範囲や地域によって異なります。「外壁塗装 コーキング」で検索される方の多くは、どのくらいの予算でできるのか、施工内容にどんな違いがあるのかを気にされています。
この章では、コーキング補修の費用相場について、種類別の単価比較、エリアごとの相場差、見積もりのチェックポイントを詳しく紹介します。コーキングの選び方や見積もりで注意すべき点を知っておくことで、施工後のトラブルを未然に防ぐことができます。
2-1. コーキングの種類別費用比較(打ち替え・増し打ち)
外壁塗装におけるコーキング補修には、大きく分けて「打ち替え」と「増し打ち」という2種類の施工方法があります。施工方法や使用材料によって、1メートルあたりの単価が異なり、耐久性にも差が出ます。
種類 | 施工方法 | 費用の目安(1mあたり) | 特徴 |
---|---|---|---|
ウレタン系 | 打ち替え | 約500〜700円 | 柔軟性に優れ、下地との密着性が高い。耐久年数は5〜7年程度。価格が安く、コスト重視の方におすすめ。 |
変成シリコン系 | 打ち替え | 約700〜900円 | 紫外線や雨に強く、塗装との相性も良好。耐用年数は8〜10年。 |
高耐久シーリング(例:オートンイクシード) | 打ち替え | 約1,000〜1,500円 | 耐候性・柔軟性・密着性すべてが高水準。耐久年数は20年以上で、メンテナンス頻度を抑えたい方向け。 |
シリコン系(増し打ち) | 増し打ち | 約400〜600円 | 劣化した部分の上に新たに施工する方法。打ち替えよりも安価だが、効果が限定的なため注意が必要。 |
コーキング補修の実体験より:
筆者が築15年の自宅で外壁塗装を行った際、高耐久タイプの「オートンイクシード」を使用しました。一般的な変成シリコンと比べて見積額はやや高めで、約1.5倍の価格差がありました。しかし、20年以上メンテナンス不要という施工業者の説明に納得し、結果的に満足のいく選択でした。施工後3年経った現在も、ひび割れや変色は一切なく、外観の美しさも保たれています。
2-2. 施工エリアによる費用の違い
コーキング補修の費用は、地域によっても差があります。特に「都市部」と「地方都市」では、人件費・移動コスト・地元の施工相場に違いがあるため、見積額にばらつきが生じるのが一般的です。
地域 | 単価の傾向 |
---|---|
東京都・神奈川県など首都圏 | やや高め(800〜1,500円/m)/交通費や作業員の人件費が上乗せされやすい |
大阪府・愛知県などの中核都市 | 標準的な価格帯(700〜1,200円/m) |
地方都市(例:広島・福岡・新潟など) | やや安価(600〜1,000円/m)/競合業者が多い場合、価格競争が働く |
ただし、単価が安いからといって即決するのは要注意です。特に、相場より大幅に安い見積もりでは、「手抜き工事」「低グレードのシーリング材使用」「養生の省略」など、トラブルの原因になるケースも報告されています。
事例紹介:
過去に当社で相談を受けたお客様は、相場より2割安い業者に依頼した結果、2年でコーキングにひび割れが発生しました。施工記録を確認したところ、耐候性の低い安価なシリコン材が使用されていたことが発覚。結果的に再施工となり、余計な費用が発生しました。
2-3. 見積もりを依頼する際のポイント
コーキング補修を含む外壁塗装の見積もりを取る際は、次の3つのチェックポイントを必ず確認しましょう。
① 施工方法が「打ち替え」か「増し打ち」か記載されているか?
打ち替えは既存の古いコーキングを完全に除去してから新たに充填する方法、増し打ちは古い部分の上から塗り重ねる簡易的な方法です。耐久性や仕上がりの美しさに差が出るため、施工方法の記載が明確であることは非常に重要です。
② 使用するシーリング材の「種類・メーカー名」が明記されているか?
「変成シリコン系(信越シリコン)使用」「オートンイクシード使用」など、具体的な商品名の記載があると安心です。一般名だけでなく、どのメーカー製品なのかもチェックすることで、材料の品質や信頼性がわかります。
③ 総施工メートル数と単価の計算根拠があるか?
見積もりには、「コーキング180m × 900円 = 合計162,000円」など、単価と長さの明確な記載が必要です。「一式」で済ませる見積もりは、詳細が分からずトラブルの元になりやすいです。
実際のエピソード:
筆者の知人が外壁塗装の見積もりを3社から取得したところ、1社は「一式25万円」とだけ記載されていました。詳細を求めた結果、使用するシーリング材はノンブランド品で、耐久年数も5年程度。最終的に、信頼できる業者に切り替え、納得のいく施工ができました。
3. コーキング補修に関するトラブルシューティング
外壁塗装とコーキング補修を検討している方の多くが不安に感じているのが、施工後の不具合や予期せぬトラブルです。特にコーキングは、外壁の防水性能や耐久性に直接関係するため、施工の質が住まいの寿命を左右します。
コーキング補修におけるトラブルは、見積もりの段階では気づきにくいものが多く、施工後に問題が発覚するケースが少なくありません。特に外壁塗装と一緒にコーキング工事を行う場合、見た目だけで安心してしまい、内部の施工不良や材料の選定ミスを見落としてしまうことがあります。
ここでは、特に相談の多い3つのトラブルについて、原因・具体的な対策・実際のエピソードを交えて詳しく解説します。
3-1. 施工後1〜2年でヒビ割れ・剥がれが発生
【原因】
ヒビ割れや剥がれの多くは、「コーキング材のグレードが低い」「下地処理が不十分」「施工方法の選択ミス」といった、基本的な工程の不備によって引き起こされます。特に多いのが「増し打ち施工」によるものです。増し打ちは古いコーキングを撤去せず、その上から新しい材料を重ねて塗る方法で、初期費用が抑えられる反面、接着力が弱くなりやすく、耐久性に不安が残ります。
【対策】
施工前には、必ず「打ち替え」か「増し打ち」かを明確にしておきましょう。信頼できる業者であれば、劣化の程度に応じて最適な施工方法を提案してくれます。また、「プライマー処理(下地処理)」が丁寧に行われているかも重要なポイントです。プライマーとは、コーキング材と外壁材の密着力を高める接着剤のようなもので、これを省略した施工ではすぐに剥がれが起きる可能性が高まります。
【実体験エピソード】
筆者の実家(築18年の窯業系サイディング住宅)では、2社から見積もりを取りました。1社は「増し打ち施工」でコーキング部分を50,000円と提示してきましたが、もう1社は「この状態なら打ち替えが必須。下地まで劣化が進んでいる」と指摘。費用は約80,000円でしたが、後者を選んだ結果、施工から5年経ってもヒビ割れひとつなく、非常に満足のいく仕上がりでした。初期コストを惜しまず、長持ちする工事を選ぶことが重要だと痛感しました。
3-2. 雨漏りが発生した
【原因】
雨漏りの主な原因は、窓枠や換気口まわりのコーキングの劣化、あるいは新築時の施工不良による防水機能の低下です。雨水が侵入すると、外壁内部にカビや腐食が広がるだけでなく、天井や壁紙にもシミができるため、放置すればするほど被害が大きくなります。
特にベランダやバルコニー、サッシまわりは雨水が集中しやすく、細部までの確認が必要です。コーキングの切れ目が数ミリ空いているだけでも、強風雨の日には雨水が侵入することがあります。
【対策】
コーキング補修を行う際は、単に目地部分だけでなく、雨水が集まりやすい箇所を重点的にチェックすることが重要です。業者には「雨漏りリスクのある箇所を重点的に診断してほしい」と事前に伝えることで、点検の精度が高まります。また、必要であれば防水処理(トップコート・防水塗膜など)を併用する提案も受け入れましょう。
3-3. 施工後の保証内容が不明確
【原因】
外壁塗装やコーキング補修の見積書には「一式」「コーキング補修込み」としか書かれていないケースが多く、保証の範囲や期間が明記されていないまま契約してしまうトラブルが後を絶ちません。後々、トラブルが起きたときに「そこは保証対象外です」と言われてしまうことも。
【対策】
契約前には、「保証書は書面で発行されるのか」「保証期間は何年か」「どの部分が保証対象か」を明確に確認しましょう。一般的には、外壁塗装の保証は5〜10年、コーキングは3〜7年程度が目安です。信頼できる施工業者であれば、これらの情報を事前に提示してくれますし、何かあった場合も迅速に対応してくれます。
【現場あるある】
筆者の知人は、3社から外壁塗装の見積もりを取りましたが、1社だけが「コーキング:一式」とだけ記載されていました。内容をよく聞いてみると、耐久性の低いウレタン系コーキングを使用する予定だったにもかかわらず、見積もり金額は高めでした。こうした業者は、詳細を曖昧にして高額請求を行う可能性もあるため、「m数×単価」「材料名」「施工方法」まで明記された見積書を出す業者を選ぶことが鉄則です。
まとめ
外壁の劣化は放置すると建物全体の寿命を縮めます。コーキング補修は外壁塗装とセットで考えるのがベストです。
この記事で分かったこと:
-
コーキングにはシリコン・アクリル・ウレタンの3種類がある
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耐久性や用途によって選ぶ材料が異なる
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打ち替えと増し打ちでは費用も施工方法も違う
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実際の施工例を参考に、自分に合った補修方法を選ぶことが大切
「外壁塗装 コーキング」で検索しているあなたへ。
家の防水性や美観を守るために、コーキング補修の重要性を今一度見直してみませんか?
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営業
江川 拓Egawa Taku
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所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- カラーコーディネーター
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