サイディング種類別外壁塗装の特徴と価格
2025.06.09
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戸建て住宅の外壁塗装を検討している方の多くが、サイディングの種類や塗装の必要性、価格について疑問を持っています。本記事では、外壁塗装を考えている方が最適な選択ができるよう、サイディングの種類ごとの特徴や価格について詳しく解説します。
本記事を読むことで、以下のポイントが分かります。
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サイディングの種類とそれぞれの特徴
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塗装が必要なサイディングと不要なケース
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サイディング塗装に適した塗料の種類とその価格
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外壁塗装の費用相場と選び方
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サイディングの劣化症状と適切なメンテナンス方法
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塗装業者選びのポイント
戸建て住宅の外壁塗装や張り替えを検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1. 外壁塗装の種類と特徴
1-1 人気のサイディング種類一覧
サイディングとは、建物の外壁に使用される板状の建材のことです。主に以下の種類があります。
1. 窯業系サイディング
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特徴: セメントを主成分とし、デザインやカラーバリエーションが豊富。
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メリット: 施工しやすく、コストパフォーマンスが高い。
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デメリット: 防水性が低く、定期的な塗装メンテナンスが必要。
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価格相場: 1㎡あたり2,500円~4,500円。
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劣化症状: ひび割れ、チョーキング現象、コーキングの劣化。
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メンテナンス推奨頻度: 10~15年ごと。
2. 金属系サイディング
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特徴: アルミやガルバリウム鋼板などの金属を使用。
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メリット: 軽量で耐久性が高く、断熱性能に優れる。
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デメリット: 初期費用が高め。
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価格相場: 1㎡あたり4,000円~6,500円。
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劣化症状: サビ、色あせ、凹み。
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メンテナンス推奨頻度: 15~20年ごと。
3. 木質系サイディング
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特徴: 天然木を使用し、自然な風合いが魅力。
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メリット: 断熱性が高く、デザイン性に優れる。
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デメリット: 防水性が低く、定期的な塗装メンテナンスが必要。
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価格相場: 1㎡あたり5,000円~8,000円。
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劣化症状: 腐食、ひび割れ、虫害。
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メンテナンス推奨頻度: 5~10年ごと。
4. 樹脂系サイディング
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特徴: 塩化ビニル樹脂を主成分とした外壁材。
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メリット: メンテナンスが少なく、軽量で耐久性が高い。
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デメリット: デザインの選択肢が少ない。
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価格相場: 1㎡あたり3,500円~5,500円。
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劣化症状: 色あせ、変形。
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メンテナンス推奨頻度: 20年以上メンテナンス不要な場合も。
1-2 サイディング塗料の特徴
サイディングに塗装する際は、適切な塗料を選ぶことが重要です。主な塗料の種類と特徴を紹介します。
1. アクリル塗料
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耐用年数: 約5~7年
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価格: 1㎡あたり1,500円~2,500円
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特徴: コストが安く、カラーバリエーションが豊富。
2. シリコン塗料
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耐用年数: 約10~15年
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価格: 1㎡あたり2,500円~4,500円
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特徴: 耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れる。
3. フッ素塗料
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耐用年数: 約15~20年
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価格: 1㎡あたり4,500円~6,500円
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特徴: 高耐久で、メンテナンスの頻度が少なく済む。
4. 無機塗料
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耐用年数: 約20~25年
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価格: 1㎡あたり5,500円~8,000円
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特徴: 紫外線や汚れに強く、非常に長持ちする。
1-3 塗装不要なケース
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初期状態で防水加工されている場合: 金属系や樹脂系サイディング。
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タイル張りの外壁: 塗装の必要がほとんどない。
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メンテナンスフリーの特殊コーティング材を使用: 10年以上メンテナンス不要なものも。
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2.サイディング塗装の費用相場
2-1.外壁塗装の価格内訳
外壁塗装の費用は以下の3つの要素で構成されます。
塗料の種類と価格
選択する塗料の種類によって、費用や耐久年数が異なります。
シリコン塗料(耐久年数:約10~15年):1,800~3,500円/㎡
フッ素塗料(耐久年数:約15~20年):3,500~5,500円/㎡
無機塗料(耐久年数:約20~25年):4,500~6,500円/㎡
断熱塗料(耐久年数:約15~20年):3,800~5,800円/㎡(夏の暑さや冬の寒さを軽減)
選択する塗料の種類によって、初期費用と長期的なメンテナンスコストが異なるため、耐久性とコストのバランスを考慮することが重要です。
施工費用(人件費含む)
塗装工事では、塗料費用以外に施工費用も発生します。
高圧洗浄費:200~300円/㎡(塗装前に外壁の汚れを除去)
下地処理(シーリング打ち替え):800~1,500円/㎡(ひび割れや目地の補修)
足場設置費用:600~1,200円/㎡(安全な施工のために必須)
養生費用(窓やドアの保護):300~800円/㎡
これらの費用は、建物の大きさや施工の難易度によって変動します。
その他の費用
塗装工程:下塗り・中塗り・上塗り(仕上げ)
施工期間:一般的に10~14日間(天候により変動)
追加補修費用:ひび割れ補修やコーキング増し打ちなど
2-2 サイディング塗装の施工費用
サイディングの種類ごとに施工費用が異なります。
窯業系サイディング
最も普及しているタイプで、定期的な塗装メンテナンスが必要です。
費用相場:80~150万円(延べ床面積30坪の場合)
施工内容:シーリング打ち替え+塗装3回塗り
メンテナンス推奨頻度:10~15年ごと
金属系サイディング
耐久性が高く、錆び対策の塗装が必要になります。
費用相場:90~160万円
施工内容:錆止め塗装+仕上げ塗装
メンテナンス推奨頻度:15~20年ごと
木質系サイディング
ナチュラルな風合いが魅力ですが、防水処理が重要です。
費用相場:100~180万円
施工内容:防水塗装+クリア塗装
メンテナンス推奨頻度:5~10年ごと(防腐剤塗布推奨)
2-3リフォームにかかる費用の目安
サイディングの張り替えやカバー工法を行う場合の費用も考慮する必要があります。
張り替え工事(既存サイディング撤去+新規施工)
既存のサイディングを撤去し、新しいサイディングを施工する方法です。
窯業系サイディング:250~350万円
金属系サイディング:200~300万円
木質系サイディング:280~400万円
張り替え工事は費用が高額になるため、事前に見積もりをしっかり確認することが重要です。
カバー工法(既存サイディングの上から新規施工)
既存のサイディングを撤去せずに、新しいサイディングを重ね張りする方法です。
費用相場:150~250万円
メリット:既存の外壁を撤去しないため、工期短縮と費用削減が可能
デメリット:建物が重くなるため耐震性に注意が必要
費用を抑えるポイント
相見積もりを取る:複数の業者から見積もりを取り、費用と施工内容を比較
助成金や補助金を活用:自治体によっては外壁塗装に補助金が出る場合あり
耐久性の高い塗料を選ぶ:長期間のメンテナンスコストを考慮し、コストパフォーマンスの高い塗料を選択
このように、サイディング塗装やリフォームにはさまざまな選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。自宅の状況に応じた最適な方法を選ぶことが重要です。
3.施工の時期と注意点
外壁塗装を行う際に、施工の時期や注意点は非常に重要な要素となります。これらを適切に理解し、施工の計画を立てることで、塗装の仕上がりを最大限に良くし、施工中のトラブルを避けることができます。ここでは、外壁塗装を行う際の最適な時期と注意すべき点について詳しく説明します。
3-1 塗装に最適な季節
外壁塗装の施工に最適な季節は、主に春(3〜5月)と秋(9〜11月)です。この季節は、気温や湿度が比較的安定しており、塗料が適切に乾燥しやすく、仕上がりに最良の状態をもたらします。
春(3〜5月)
春は温暖な気候が続き、湿度も適度で塗装には非常に適した季節です。特に、気温が15℃〜25℃程度に保たれるため、塗料の乾燥がスムーズに進みます。気温が高すぎても塗料の乾燥が早すぎてしまい、仕上がりに影響を与えることがありますが、春の気候ではその心配が少ないため、理想的な塗装作業が行えます。
秋(9〜11月)
秋もまた、気温が安定し、湿度も適切な範囲に収まります。この時期も、外壁塗装を行うには非常に良い季節とされています。特に、梅雨や真夏のような極端な天候の影響を受けにくいため、外壁塗装の仕上がりが安定しやすいです。また、秋は雨の日が少なく、作業において天候の心配も少なくて済むため、施工期間を比較的計画通りに進めやすいです。
避けるべき季節
一方で、塗装には避けるべき季節もあります。**梅雨(6月〜7月)や真夏(7月〜8月)**は、塗装作業には不向きです。梅雨は湿度が高く、頻繁に雨が降るため、塗料が乾燥しにくく、仕上がりにムラが出る可能性があります。真夏は気温が高くなりすぎ、塗料が乾燥するスピードが早すぎてしまうため、均一な仕上がりが難しくなることがあります。さらに、真夏の暑さで作業員にも負担がかかり、作業効率が低下する可能性もあるため、避けた方が良い時期です。
3-2 天候が施工に与える影響
外壁塗装を行う際、天候は非常に大きな影響を与えます。塗料の乾燥時間や仕上がりの品質に直結するため、天気を予測しながら施工日程を調整することが非常に重要です。
雨天
雨の日は、外壁塗装には適さない日とされています。雨が降ると塗料が乾燥しないだけでなく、塗料の成分が薄まったり、汚れが付着する恐れがあります。塗装が終わった後でも雨に濡れると、塗膜が剥がれやすくなり、耐久性が低下します。施工中に突然の雨が降ることが予想される場合は、予備の日程を設けることが重要です。
高湿度
湿度が高すぎると、塗料の乾燥が遅くなり、乾燥時間が長引くため、作業が予定通り進まなくなります。また、高湿度は塗料の仕上がりに影響を与えることがあり、塗膜がべたついてしまったり、仕上がりが不均一になることがあります。そのため、湿度が高い日には塗装作業を避けるべきです。
風の強い日
風が強い日も外壁塗装には不向きです。風が強いと、塗料が飛散して周囲に飛び散る可能性が高くなります。また、風によって塗料が乾燥するスピードが速すぎてしまい、均一に塗装できない場合があります。特に高い場所での作業が多い場合は、風の強い日は避けた方が無難です。
理想的な天気条件
外壁塗装において最も理想的な天気は、晴れた日で温度が15℃〜25℃、湿度が50%前後の日です。このような日が続くと、塗料が均一に乾燥し、仕上がりも美しく、耐久性の高い仕上がりを得ることができます。
3-3 外壁施工時の注意事項
外壁塗装を行う際には、施工の前後でさまざまな注意点があります。以下のポイントを押さえておくことで、より良い結果を得ることができます。
施工前に外壁の劣化状況をチェックする
外壁塗装を行う前に、外壁の状態を十分に確認することが大切です。劣化がひどい場合、例えばひび割れやカビの発生、汚れがひどい部分がある場合は、塗装をする前に補修が必要です。また、壁面が汚れていると、塗料がしっかりと密着せず、長持ちしない可能性があります。しっかりと高圧洗浄を行い、塗装面を清潔にしてから作業に取り掛かりましょう。
塗装後の乾燥時間を十分に確保する
塗装が終わった後、塗料が完全に乾くまでの時間を十分に確保することが重要です。乾燥が不十分だと、塗膜が弱くなり、耐久性が低下します。特に外壁の場合、乾燥が不完全だと外部の天候や風雨によって塗装面が傷む原因になります。乾燥時間は塗料の種類や気温にもよりますが、通常は数時間から数日程度の時間が必要です。
近隣住民への事前の挨拶を忘れない
外壁塗装は大きな作業であり、音や匂いが発生することがあります。近隣住民に迷惑をかけないためにも、作業前に挨拶をして、施工のスケジュールや予定日程を伝えておくことが大切です。これにより、トラブルを防ぎ、理解を得ることができ、円滑に作業を進めることができます。また、作業後には挨拶をしてお礼を述べることも良いマナーです。
作業環境の安全確保
外壁塗装は高所での作業が多いため、安全面に十分配慮する必要があります。特に足場を組む場合や高い位置での作業が発生する場合は、しっかりと安全対策を講じることが不可欠です。作業員が安全に作業できるよう、必要な装備や環境が整っていることを確認しましょう。
まとめ
外壁塗装を検討する際、サイディングの種類とその特徴を理解することが重要です。本記事では、
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人気のサイディングの種類と価格相場
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適した塗料の種類と価格
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塗装が不要なケース
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費用相場と業者選びのポイント について詳しく解説しました。
外壁塗装を検討している方は、自宅のサイディングに合った塗装方法を選び、適切なメンテナンスを行いましょう。定期的な点検を行い、ひび割れや劣化のサインを見逃さないことが大切です。施工業者と相談しながら、耐久性やコスト、デザイン性を考慮した最適なプランを立てることをおすすめします。また、補助金制度や助成金が利用できる場合もあるため、事前に情報を調べることも重要です。
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