外壁塗装用塗料の種類と特徴を解説します
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今回は、外壁塗装を検討している多くの方々にとって、塗料選びは非常に重要です。外壁の色や仕上がりだけでなく、耐久性やメンテナンスの手間、さらには施工のしやすさなど、塗料によって異なる特徴を理解しておくことは、長期的に見ても家の美観と保護に大きく関わってきます。この記事では、外壁塗装用の塗料の種類とその特徴を詳しく解説し、どの塗料が最適かを判断するためのポイントをご紹介します。これから外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.水性塗料と油性塗料の違い
外壁塗装に使われる塗料には主に「水性塗料」と「油性塗料」の2種類があります。どちらもそれぞれの特性があり、使用するシチュエーションによって最適な選択が異なります。まずはこの2種類の塗料の違いを見ていきましょう。
1-1 水性塗料の利点とデメリット
水性塗料は、水を基にした塗料で、近年非常に人気が高まっています。水性塗料は環境に優しく、使用する際にいくつかのメリットがあります。しかし、一方でデメリットも存在しますので、慎重に選ぶことが重要です。
水性塗料の利点
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環境に優しい: 水性塗料は、溶剤を含まないため、使用中に有害な揮発性有機化合物(VOC)が発生せず、臭いが少ないのが特徴です。塗装作業後に室内に残る臭いがほとんどないため、住まいに配慮した塗料選びが可能です。また、環境への負荷が少ないことから、エコ意識の高い方にもおすすめです。
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乾燥が速い: 水性塗料は乾燥が早く、施工後の待機時間が短いため、作業効率が良いというメリットがあります。特に塗装工程を短縮したい方や、天候に左右されることなく作業を進めたい場合に適しています。
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手軽なメンテナンス: 水性塗料は油性塗料よりも汚れが付きにくく、汚れても水で簡単に洗浄できるので、日常的なメンテナンスが簡単にできます。特に、汚れやすい外壁に適しています。
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施工の容易さ: 水性塗料は、道具の洗浄が簡単で、水で洗い流すことができます。施工後の掃除が楽にできる点も、作業者にとっては大きなメリットです。
水性塗料のデメリット
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耐久性の低さ: 油性塗料に比べると、耐久性がやや劣ることが多いです。特に強い紫外線や激しい雨風にさらされる地域では、劣化が早く進む可能性があります。そのため、定期的なメンテナンスが必要になる場合があります。
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天候に影響されやすい: 水性塗料は湿度や温度に影響されやすく、特に湿気が高い日に施工を行うと乾きにくくなるため、注意が必要です。施工時の気候条件に左右される点もデメリットとなります。
1-2 油性塗料の特徴と適用例
油性塗料は、長年にわたって広く使用されてきた塗料で、特にその耐久性が大きな魅力です。油性塗料は、塗膜の強さと耐候性に優れており、厳しい環境でも長期間の効果を期待できます。しかし、いくつかの注意点もあります。
油性塗料の特徴
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高い耐久性: 油性塗料は、紫外線や風雨に強いため、過酷な気象条件にも耐えることができます。特に、長期間の耐久性を重視する場合に適しており、屋外での使用には非常に有利です。長期間にわたって美しい外観を維持できるため、定期的な塗り替えの頻度を減らしたい方におすすめです。
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美しい仕上がり: 油性塗料は、仕上がりが光沢感のあるツヤが出やすい特徴があります。外壁に華やかな印象を与えたい場合に最適で、見た目にもこだわりたい方には大変好まれます。
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厚塗りが可能: 油性塗料は水性塗料よりも厚く塗ることができ、下地をしっかり隠すことができます。これにより、表面のひび割れや欠損などを隠したい場合にも非常に効果的です。
油性塗料のデメリット
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強い臭い: 油性塗料は溶剤を含んでいるため、施工中に強い臭いが発生します。この臭いは特に施工後にしばらく残ることがあり、室内での作業には注意が必要です。また、臭いが気になる方には不向きです。
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乾燥に時間がかかる: 油性塗料は乾燥に時間がかかります。施工後に十分な時間を確保し、乾燥を待つ必要があるため、スケジュールの調整が重要です。
1-3 どちらを選ぶべきか: 施工事例から考える
それでは、実際に水性塗料と油性塗料をどのような場面で選べばよいかを具体的に考えてみましょう。どちらを選ぶかは、施工する場所や使用目的によって異なります。実際の施工事例を参考に、それぞれの塗料がどのようなシチュエーションに適しているかを確認しましょう。
水性塗料の適用例
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環境に配慮した塗装: 環境保護を重視する家庭では、水性塗料を選ぶことが多いです。揮発性有機化合物(VOC)の排出が少なく、臭いもほとんどないため、家庭内でも安心して使用できます。
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軽度のメンテナンスが求められる住宅: 日当たりの良い場所や、湿気が少ない地域に建っている住宅の場合、水性塗料が適しています。塗装後のメンテナンスが容易であり、汚れも付きにくいので、手軽に美観を保つことができます。
油性塗料の適用例
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過酷な気候条件での塗装: 強い紫外線や風雨が多い地域では、油性塗料の耐久性が発揮されます。長期間にわたって劣化を防ぎ、外壁をしっかり守ります。
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艶やかな仕上がりを求める住宅: 艶感を重視したい方や、特に美観を重視する場合には、油性塗料が理想的です。光沢のある仕上がりで、家の外観がより華やかになります。
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2.外壁塗装用塗料の種類とそれぞれの特徴
壁塗装用の塗料には多くの種類がありますが、その中でも特に人気が高い塗料を3つに絞り、特徴やメリットを解説します。それぞれの塗料には耐久性や価格、施工性などに違いがあり、選択肢が多いため、選ぶ際には用途や予算に応じた決定が求められます。
2-1 シリコン塗料: 高い耐久性とコストパフォーマンス
シリコン塗料は、外壁塗装に最もよく使われる塗料の一つで、耐久性とコストパフォーマンスのバランスが非常に優れています。特に、戸建て住宅の外壁塗装においては、非常に人気が高い塗料です。
シリコン塗料の特徴
シリコン塗料は、耐候性に優れ、紫外線や風雨から外壁をしっかりと守ります。耐久性が高く、一般的に10~15年の耐用年数を誇ります。さらに、シリコン塗料は非常に柔軟性が高いため、外壁のひび割れや膨張を吸収し、塗膜のひび割れを防ぐことができます。このため、温暖な地域や変動が激しい気候の地域にも適しています。
シリコン塗料のメリット
- 高いコストパフォーマンス: 比較的安価でありながら、高い耐久性と美しい仕上がりを実現できます。予算が限られている方にも最適です。
- 色あせに強い: 紫外線に強いため、長期間美しい外観を保つことができます。
- 施工がしやすい: シリコン塗料は、他の塗料と比べて施工が簡単で、作業の効率が良いため、コストを抑えることができます。
シリコン塗料のデメリット
- フッ素塗料に比べると耐用年数が短い: シリコン塗料はフッ素塗料と比較して耐用年数が短いですが、その分価格が抑えられるため、コストパフォーマンスに優れています。
2-2 フッ素塗料: 最長30年の耐用年数を誇る
フッ素塗料は、外壁塗装用塗料の中でも最も耐久性が高い塗料の一つです。耐用年数は、一般的に20~30年と非常に長く、長期間にわたって家を守る力を発揮します。そのため、特に長期的なメンテナンスを考慮して塗装を行いたい方におすすめです。
フッ素塗料の特徴
フッ素塗料は、強力な耐候性を持ち、紫外線や汚れ、酸性雨などの影響を受けにくいです。そのため、長期間にわたって外壁を美しく保ち、定期的な塗り替えを減らすことができます。また、フッ素塗料は滑らかな仕上がりで、汚れが付きにくい性質を持っているため、外壁のメンテナンスがしやすくなります。
フッ素塗料のメリット
- 長寿命: 他の塗料と比べて、最長30年の耐用年数を誇り、長期的に外壁を保護します。長期間のメンテナンス費用を抑えることができます。
- 高い耐久性: 紫外線や酸性雨などの厳しい環境にも耐え、塗膜の劣化を防ぎます。
- 美しい仕上がり: 仕上がりが非常に美しく、光沢感のある仕上がりが得られます。
フッ素塗料のデメリット
- 価格が高い: フッ素塗料は非常に高価であるため、予算に余裕がある方に向いています。また、初期投資が大きいため、長期的に見てコストパフォーマンスが良いかどうかを判断する必要があります。
2-3 ウレタン塗料: 良好な柔軟性と密着性
ウレタン塗料は、柔軟性と密着性に優れた塗料であり、外壁塗装においても広く使用されています。ウレタン塗料は、特に細かいひび割れの補修や、防水性を高めるために使用されることが多いです。
ウレタン塗料の特徴
ウレタン塗料は、柔軟性が高いため、外壁の動きや変形に合わせて塗膜が伸び縮みします。また、密着性が非常に良いため、下地にしっかりと定着し、塗膜の剥がれや劣化を防ぐことができます。ウレタン塗料は、他の塗料に比べて比較的低価格で、コストパフォーマンスが良いため、予算を抑えつつしっかりとした塗装を行いたい方に適しています。
ウレタン塗料のメリット
- 優れた柔軟性: ひび割れや膨張に柔軟に対応できるため、耐久性が高いです。
- 密着性が良い: 下地にしっかりと定着し、塗膜の剥がれを防ぎます。
- コストパフォーマンスが良い: シリコン塗料やフッ素塗料に比べて比較的安価でありながら、良い仕上がりを実現できます。
ウレタン塗料のデメリット
- 耐用年数が短め: 他の塗料に比べて耐用年数がやや短く、10~15年程度の寿命となります。
3.特殊な機能を持つ外壁塗料
外壁塗装用塗料の中には、ただの美観を保つだけでなく、機能性を兼ね備えた製品も数多くあります。今回は、その中でも注目すべき機能性塗料を3種類ご紹介します。それぞれの塗料がどのような特性を持ち、どのような効果を発揮するのかを解説します。
3-1. 光触媒塗料: 汚れを自動で落とす効果
光触媒塗料は、太陽の光を利用して外壁に付着した汚れを分解し、雨が降ることで汚れを洗い流すという特徴を持っています。特に都市部や排気ガスの多い地域では、この塗料の効果を実感しやすいです。
光触媒塗料の最大の特徴は、汚れを防止するだけでなく、環境に優しい点です。汚れがつきにくくなるため、塗装後のメンテナンスが楽になり、長期間きれいな状態を保てます。また、抗菌・抗ウイルス効果も期待できるため、健康面でも安心です。さらに、光触媒塗料にはカビや藻の発生を抑制する効果もあるため、湿気が多い地域や雨が頻繁に降る場所での使用に最適です。
3-2. 断熱塗料: 冷暖房効率を改善する
断熱塗料は、住宅の外壁に塗ることで、建物の内部の温度を一定に保ち、冷暖房効率を大幅に改善することができる塗料です。特に夏の暑さや冬の寒さが厳しい地域では、冷暖房費を節約できるため、経済的なメリットも大きいです。
断熱塗料は、塗膜が外部の温度を遮断する働きを持っています。この塗料を使うことで、外気の影響を受けにくくなり、室内の温度を快適に保つことができます。特にエアコンの使用頻度が高い地域では、光熱費の削減につながります。また、夏場の室内の温度が上がりにくいため、冷房の効果もアップし、冬場は暖房効果を長時間持続させることができます。
3-3. ナノテク塗料: 高い密着性と耐久性の実現
ナノテク塗料は、非常に細かい粒子を利用して、塗膜を強化する塗料です。ナノテクノロジーを駆使して作られたこの塗料は、非常に高い密着性を持っており、外壁にしっかりと塗りこむことができます。これにより、塗膜が長期間にわたり、外部の影響を受けることなく耐久性を発揮します。
ナノテク塗料は、従来の塗料と比較して非常に強力な保護膜を形成し、紫外線や酸性雨、風雨などの外的要因から外壁を守ります。これにより、塗装後の耐久性が飛躍的に向上し、塗り替えの頻度を減らすことができます。さらに、ナノテク塗料は水はけが良く、汚れがつきにくい特性を持っているため、メンテナンスが少なく済みます。これらの特性から、特に過酷な環境にさらされる場所や、長期間効果を維持したい場合に最適です。
まとめ
外壁塗装に使用する塗料は、住宅の立地や目的に応じて選ぶべきです。水性塗料は環境に優しく、施工が簡単で乾燥も早いですが、耐久性にやや劣る場合があります。一方、油性塗料は耐久性が高く、長期間にわたって外壁を守ることができますが、施工時の臭いや乾燥時間が気になることがあります。自分の家の環境や求める仕上がりに応じて、最適な塗料を選ぶことが、長期間にわたって美しい外観を保つために重要です。外壁塗装を検討している方は、この記事を参考にして、最適な塗料選びを行ってください。
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私が担当しました!

営業
江川 拓Egawa Taku
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所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- カラーコーディネーター
- 有機溶剤作業主任者