外壁塗装に潜む手抜き工事とその見抜き方
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外壁塗装は家の外観を保つだけでなく、建物の耐久性を守る大切な作業です。例えば、外壁塗装を怠ると、外観が劣化するだけでなく、建物内部に雨水が浸入しやすくなるリスクが高まります。さらに、国土交通省の調査によると、適切な塗装メンテナンスを行うことで建物の寿命を約20%延ばすことができるとされています。しかし、施工業者によっては手抜き工事が行われ、結果として深刻なトラブルを引き起こすことがあります。本記事では、外壁塗装に潜む手抜き工事の実態や見抜き方を詳しく解説します。
この記事を読むことで、手抜き工事の具体例や不具合の原因、そしてトラブルを未然に防ぐためのポイントを学べます。外壁塗装を検討中の方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
1. 外壁塗装における手抜き工事の症状
1-1. 外壁塗装によく見られる手抜きの症状
外壁塗装の手抜き工事には、以下のような具体的な症状が見られることがあります。
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塗膜の剥がれ: 施工後1年以内に塗膜が剥がれる場合は、下地処理が不十分である可能性があります。下地の洗浄や処理が適切でないと、塗料がしっかりと密着せず、すぐに剥がれる原因となります。これが問題になる理由は、塗膜が剥がれることで外壁の保護機能が低下し、雨水や湿気が直接建物内部に浸透しやすくなる点です。その結果、外壁材が劣化したり、内部の木材が腐食したりする可能性が高まります。また、美観を損ねるだけでなく、再塗装が必要となり、追加のコストが発生する点も大きなデメリットです。
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色ムラや塗り残し: 作業工程を省略した結果、仕上がりが不均一になることがあります。特に、目立つ場所で色ムラが発生すると、全体の美観が損なわれます。
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汚れの付着: 防汚性能が低下している場合は、適切な塗料が使用されていない可能性があります。高品質な塗料を使用している場合、施工後の清掃も含めて丁寧に行われます。
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ひび割れの放置: 下地にひび割れがあるにもかかわらず補修をせずに塗装を行ったケースです。ひび割れが放置されると、雨水が浸入し建物の構造を劣化させる可能性があります。
これらの症状は、見た目だけでなく建物の寿命にも影響を及ぼします。長期的に見て、追加の修繕費用が必要になることも少なくありません。
1-2. 手抜き工事が引き起こす不具合の例
手抜き工事が原因で発生する不具合には、次のようなものがあります。
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雨漏り: 防水層が適切に施工されていない場合、雨漏りが発生することがあります。雨漏りが進行すると、室内環境が悪化し、健康被害を引き起こすこともあります。
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塗料の早期劣化: 低品質の塗料を使用した場合、塗料が数年で劣化します。通常の塗料は10年以上持続するものが多いですが、手抜き工事ではその耐久性が大幅に低下します。
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構造材の腐食: 塗装が十分に機能しないと、外壁内部に湿気が入り込み、腐食が進む恐れがあります。これにより、建物全体の耐久性が損なわれ、大規模な補修が必要になる場合があります。
たとえば、私の知人が外壁塗装を依頼した際、塗膜が半年で剥がれ、追加で修繕費用が必要になったケースがあります。このようなトラブルを避けるためには、信頼できる業者を選ぶことが欠かせません。
1-3. 外壁塗装の手抜きを見抜くためのポイント
手抜き工事を見抜くには、以下の点を確認することが重要です。
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見積書の内容を確認する: 作業工程や使用する塗料が明確に記載されているかをチェックします。例えば、下地処理については「高圧洗浄を行う」といった具体的な記載があるか、防水工程には「シーリング材の打ち替え」や「防水塗料の層を2回塗布」などの詳細が含まれているかを確認してください。また、使用する塗料のブランド名や品番、保証年数が明示されていると、塗料の品質を判断する手助けになります。これらの情報が曖昧な場合、後々のトラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。
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作業中の現場を観察する: 下地処理や塗料の塗り方が適切に行われているか確認します。現場を訪れることで、作業が手抜きでないか確認できます。
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保証内容を確認する: 長期保証が付いている場合、施工業者が信頼できる可能性が高いです。保証があると、万が一問題が発生した場合でも適切に対応してもらえます。
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業者の実績を調査する: 実績が豊富な業者は、施工事例を公開していることが多いです。また、口コミや評判を確認することで信頼性を判断できます。
信頼できる業者を選ぶためには、事前のリサーチが重要です。口コミサイトや地域の評判を参考にしましょう。さらに、実際に依頼を検討している業者に質問をして、その対応を評価するのも良い方法です。
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2. 悪徳業者の手口と見抜き方
2-1 外壁塗装業者が使う巧妙な手口
外壁塗装業界には、信頼できる業者も多い一方で、不誠実な手法で利益を得ようとする業者も存在します。以下は、よく見られる悪徳業者の手口です。
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異常なまでの値引き 見積もり段階で極端に安い価格を提示する業者には注意が必要です。材料費や施工費を削減し、結果的に手抜き工事を行う可能性が高いです。例えば、塗料の種類を高品質なものから安価なものに変更していたり、必要な工程を省略していたりするケースが報告されています。
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契約を急かす 「この場で決めないとこの価格は無理です」といったセールストークで、冷静な判断をさせないようにする業者もいます。特に期間限定の割引やキャンペーンと称して契約を急がせる手法は、慎重に検討する必要があります。
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不透明な見積もり 工事項目が曖昧で、具体的な材料名や施工内容が記載されていない見積書を出す場合も要注意です。こうした場合、実際の工事内容が見積もり通りに行われない可能性が高いです。
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必要以上の工事提案 実際には必要のない追加工事を提案し、費用を上乗せするケースもあります。例えば、「屋根塗装も一緒にやらないとダメになります」と脅してくる業者には要注意です。
2-2 契約前に確認するべきチェックリスト
悪徳業者に騙されないためには、契約前の確認が重要です。以下のチェックリストを活用してください。
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見積書の詳細を確認する 材料の種類、工事範囲、施工日数が明記されているかを確認しましょう。特に、塗料のメーカーやグレード、使用量が記載されていることが重要です。
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複数業者から見積もりを取る 相見積もりを行い、価格や内容を比較することで適正価格を判断できます。同じ施工内容であっても、業者ごとに提示価格が大きく異なる場合があります。
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実績や口コミを調べる 施工実績が豊富で、評判の良い業者を選ぶことが安心につながります。過去の顧客からの評価や口コミをオンラインで確認することも効果的です。
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保証内容を確認する 施工後の保証期間や内容が明確であるかを確認してください。保証内容が曖昧な場合、アフターサービスが期待できない可能性があります。
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資格や認定を確認する 業者が適切な資格や認定を持っているかも重要です。例えば、塗装技能士や建築士の資格があると、一定以上の技術力が期待できます。
2-3 第三者機関を利用するメリット
手抜き工事を防ぐためには、第三者機関の活用が有効です。具体的には以下のようなサービスがあります。
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ホームインスペクター(住宅診断士)の利用 専門家が工事内容を確認し、不備がないかチェックします。工事前に診断を依頼することで、必要な工事内容を正確に把握できます。
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自治体や業界団体の相談窓口 無料で相談できる窓口を利用することで、信頼できる情報が得られます。特に、地元の自治体が提供するリフォーム相談サービスは信頼性が高いです。
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第三者保証サービス 一部の業者では、施工内容を保証するサービスを提供しています。これを利用すれば、万が一の場合にも対応できます。具体的には、保証期間内であれば無償で修理や再施工が行われるケースが多いです。
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チェックリストの利用 工事中や工事後に第三者機関のチェックリストを使用して、施工が適切に行われたか確認することも可能です。
3. 塗装作業中のトラブルとその対策
3-1 作業中に発生しやすい問題
外壁塗装作業中には、手抜き工事や技術的なミスが原因でさまざまなトラブルが発生することがあります。これらの問題は、早期に発見し適切に対応しないと、塗装の耐久性や美観に大きな影響を及ぼします。以下は、塗装作業中に発生しやすい代表的な問題です。
1. 塗料の不均一な塗布
外壁塗装で最も一般的な問題の一つが、塗料の不均一な塗布です。手抜き工事を行った場合、塗料がムラになったり、薄く塗られている部分が出てきたりします。特に、塗装回数が不足していると、塗料が薄くなり、外壁の劣化を早める原因になります。外観にも大きな影響を与えるため、仕上がりにムラがないかを確認することが大切です。
2. 下地処理の不備
塗装作業において最も重要な準備工程は、下地処理です。外壁の汚れやひび割れ、古い塗膜の剥がれなどをしっかりと取り除かないと、塗料がうまく密着せず、早期に剥がれたり、ひび割れが再発したりします。手抜き工事が行われると、これらの下地処理が不十分になり、塗装後の仕上がりに問題が生じることがあります。塗装前の下地処理は、工事全体のクオリティに大きな影響を与えるため、丁寧に行われているかを確認しましょう。
3. 適切な塗装回数が行われない
外壁塗装は、通常、1回ではなく複数回の塗り重ねが必要です。塗装の回数が少ないと、塗膜の耐久性が低下し、外壁が紫外線や雨風の影響を受けやすくなります。手抜き工事を行う業者は、塗装回数を削減することがあります。塗装回数は、使用する塗料の種類や外壁の状態によって異なりますが、業者にしっかりと確認することが必要です。
4. 塗料の選定ミス
使用する塗料の種類や質によって、外壁塗装の持ちが大きく変わります。手抜き工事を行う業者は、安価な塗料を選ぶことがあり、これにより塗装の耐久性や防水性が低下することがあります。例えば、紫外線に弱い塗料を使用すると、早期に色あせや劣化が進んでしまいます。塗料の選定は、耐候性や防水性に優れたものを選ぶことが重要です。
3-2 トラブルの原因とその防止策
手抜き工事の原因を理解し、それを防ぐための対策を講じることが、品質の高い外壁塗装を実現するためのカギとなります。以下は、手抜き工事を防ぐための対策です。
1. 信頼できる業者を選ぶ
手抜き工事を避ける最も効果的な方法は、信頼できる業者を選ぶことです。業者選びは外壁塗装の成功の鍵を握ります。業者を選ぶ際には、過去の実績や評判を確認し、実際に施工した家を見せてもらうことが大切です。また、契約前にしっかりと打ち合わせを行い、施工内容や使用する塗料の種類について確認しましょう。信頼できる業者は、施工の工程や進捗についても丁寧に説明してくれます。
2. 適切な塗装技術を求める
外壁塗装には、技術的な知識と経験が求められます。業者が十分な技術を持っているかどうかを確認するためには、塗装作業を細かくチェックし、塗料の塗り方や下地処理の方法を確認しましょう。また、塗料を均等に塗るための道具や機器が適切に使用されているかも確認することが重要です。
3. 品質の高い塗料を使用する
外壁塗装に使用する塗料は、価格だけで選ぶべきではありません。耐久性や防水性、紫外線への耐性などを考慮して、品質の高い塗料を選ぶことが重要です。業者に塗料の種類やブランドを確認し、納得できるものを選んでください。高品質な塗料を使うことで、塗装の寿命が延び、長期的なコスト削減にも繋がります。
4. 施工前の下地処理を徹底する
塗装前の下地処理は非常に重要です。業者が下地処理をおろそかにしている場合、塗膜が剥がれやすくなります。ひび割れや汚れ、古い塗膜がしっかりと除去されているかを確認し、必要な補修作業が行われているかをチェックしましょう。しっかりとした下地処理が行われることで、塗装の仕上がりが美しく、長持ちします。
3-3 万が一のトラブル時の対応法
万が一、手抜き工事が発覚した場合は、早期に対応することが大切です。以下に、トラブル発生時の適切な対応方法について説明します。
1. 業者にすぐに報告
手抜き工事が発覚した場合は、すぐに業者に連絡して報告しましょう。契約書に記載されている保証期間内であれば、無償で修理や再施工を依頼できる場合があります。業者が真摯に対応してくれるかどうかを見極め、問題が解決できるよう交渉を進めましょう。
2. 第三者の専門家に相談
業者と解決が難しい場合は、第三者の専門家に相談することを検討しましょう。専門家による検査を依頼することで、手抜き工事の証拠を挙げることができます。また、第三者の意見をもとに、業者との交渉を有利に進めることができるかもしれません。
3. 法律的な措置を取る
万が一、業者が問題に対して適切に対応しない場合、契約書に基づいて法的手段を講じることもできます。消費者保護法や契約法に基づいて、業者に対して修理や返金を求めることができます。法的手段を取る前に、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
まとめ
外壁塗装における手抜き工事は、建物の外観や耐久性に重大な影響を及ぼします。しかし、事前に注意を払うことでトラブルを防ぐことが可能です。本記事で紹介した症状や対策を参考に、安心して外壁塗装を進めてください。
戸建て住宅の外壁塗装を検討している方は、信頼できる業者選びが成功の鍵です。業者の実績や口コミを確認し、現場を見学することでより具体的な情報を得ることができます。また、見積書の詳細な内容を精査し、作業工程や使用する塗料について質問することが重要です。さらに、契約前に複数の業者から見積もりを取り、比較することで最適な選択ができます。事前の確認を徹底し、後悔のない選択をしましょう。
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所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- 石綿作業主任者
- 有機溶剤作業主任者