窯業系サイディング外壁の下塗り・中塗り・上塗り、軒下天井の1回目塗装 /佐賀市高木瀬K様邸 6月3日 外壁・屋根・付帯部塗装
2023.08.01
はじめに
こんにちは。
「塗るばい」でお馴染みの佐賀県佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市高木瀬K様邸6月3日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、ダクトフードのケレン、サイディング外壁の下塗り、ガルバリウム鋼板の中塗り、軒下天井の1回目塗装を行いました。
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サイディング外壁・下塗り
窯業系サイディングのメリットとしては、色やザインのバリエーションが多い、コストフォーマスが良い、耐火性に優れている、施工期間が短いの主に4つあります。
中でも、施工期間が短く済むという点は大きなメリットです。
サイディングボードはメーカーで生産され、それを外壁の大きさにカットして貼り付けていく施工方法です。
そのため、モルタル壁などの手作業で塗っていく壁と比べて、職人の技術力に左右されず、施工期間が短く済みます。
施工期間が短く済むということは、その分職人の人件費がかからないということです。
天気によっても左右しますが、張り替え工事なら約10日〜18日、カバー工法なら1週間〜2週間で完成します。
張り替え工事とは既存の外壁材を撤去して新しい外壁材を貼り付ける工事のことで、カバー工法とは既存の外壁材の上から新しい外壁材を貼り付ける工法のことです。
ただし、窯業系サイディングは他の外壁材に比べて重く、建物に負担をかけてしまうため、カバー工法はあまりオススメしません。
予算の関係などでどうしてもカバー工法にしたい場合は、重量の軽い金属系サイディングを使用するのが一般的です。
サイディング外壁・中塗り
窯業系サイディングは、施工期間の短さやコストパフォーマンスに優れている点が挙げられますが、メリットしかないというわけではなく、もちろんデメリットも存在します。
ということで、今回は、窯業系サイディングのデメリットを紹介いたします。
一つ目はメンテナンスの頻度が多い・二つ目は熱を蓄積しやすいため特に夏場は電気代が高騰する可能性がある・吸水性が高いため変形やひび割れをおこおしてしまう・四つ目としては外壁材そのものには防水性がないためそれを塗装でカバーする必要があるという4点となります。
この中でも、一つ目に挙げたメンテナンス頻度が多いという点は注意が必要です。
先ほど上記で、導入コストが安いことをメリットとましたが、その分メンテナンス周期は短く、およそ10年〜15年に1度の塗り替えを行う必要があります。
劣化を放置したままにしていくとクラック(ひび割れ)や塗膜の剥がれ、さらには雨漏りなどにつながる危険性があります。
また、外壁とは別に外壁と外壁の間の目地であるコーキング(シーリング)も5年から10年前後の頻度で新しく充填する必要があります。
このように、初期費用が安い分維持費用がかかってしまうことがデメリットとして挙げられます。
近年では、超高耐候塗料を塗布することでメンテナンスの頻度を少なく抑えられる窯業系サイディングボードが製造されていたり、シーリングを用いないシーリングレス加工を行なった製品が販売されていたりしています。
そのため、これらのデメリットが気になる方は、少し費用は高くなりますが、これらのデメリットに対策を施した製品を選ぶことをオススメします。
サイディング外壁・上塗り
窯業系サイディングの費用相場ですが、二種類の施工方法があり金額もそれによって異なりますので二つに分けて説明いたします。
一つ目に、重ね貼り(カバー工法)とは、既存の外壁材を撤去せずにその上から新しい外壁材を貼り付ける方法です。
二つ目に紹介する張り替えとは異なり、既存の古い外壁材を撤去する費用がかからないため、安くで抑えることができます。
また、外壁が二重になることで遮音性や断熱性を高めることができるのも特徴になります。
費用相場としては、一般的な30坪のお家で150万円前後くらいになります。
施工単価は2,500〜3,300円/㎡、材料費はおよそ4,000〜5,000円くらいになります。
ただし、窯業系サイディングは重ね貼りにはあまり向いていません。
というのも、窯業系サイディングはサイディングボードの中では重量が重く、重ね貼りをすると負荷が増えて地震の際に揺れが大きくなり、耐震性が劣る可能性があるためです。
以上のことを踏まえると、窯業系サイディングに重ね貼り(カバー工法)はお勧めしません。
どうしても窯業系サイディングにしたい場合は、張り替えを行うことをお勧めします。
二つ目に、張り替えがあります。
一つ目に紹介した重ね貼り(カバー工法)と違い、既存の古い外壁材を取り外して撤去した上で、新しい外壁材を取り付ける方法です。
費用としては、180万円〜210万円前後くらいします。
施工単価は1,900〜3,000円/㎡、材料費は約4,000〜5,000円/㎡、既存の壁の撤去費は約800円〜1000円/㎡くらいになります。
撤去費用がかかる分、重ね貼りよりも高額になってしまいますが、耐震性の点を考えると張り替えの方が安全です。
軒下天井・1回目塗装
軒下天井には大きく分けて3つの役割があります。
1.延焼を防ぐ、2.外壁に雨や日光が直接あたりにくくする、3.外壁の美観を保つ等が挙げられます。
1.軒下天井は、金属やケイカル板などといった燃えにくい素材でできていることがあります。
この機能があることで、火災が起こった場合でも火が燃え移るのを防ぐことができます。
2.3.雨が降った時や日光が強い時は傘や日傘を差すと思います。
逆に傘を差さないと雨に濡れて風邪をひいてしまったり、日傘を差さないと紫外線でシミができたりと、劣化が早く進んでしまいます。
外壁も同じように、軒や軒天があることで雨や日光から外壁を守っているのです。
外壁にとって、雨(水分)や日光は大敵です。水分が長い間外壁に付着すると、苔・カビの発生や外壁への侵入、さらには雨漏りにつながります。
また、日光に晒され続けることによっても、紫外線によるチョーキングを引き起こします。
このように、軒下天井には、日光や雨による劣化の進行を遅らせる役割があるのです。
今回の作業はこれにて終了です。
診断・お見積もりはサニー建設商事へ
今回は、佐賀市高木瀬K様邸の施工の様子を紹介しました。
弊社では、無料外壁診断を行っております。
外壁や屋根、その他の付帯部の劣化が気になっている方は、ぜひお問い合わせください。
以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。