屋根の中塗り・屋根の上塗り/神崎市神埼町M様邸 3月4日 外壁塗装・屋根塗装・付帯部塗装
2023.06.17
目次
はじめに
こんにちは。
「塗るばい」でお馴染みの佐賀県佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、神崎市神崎町M様邸の3月4日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、屋根の中塗り・屋根の上塗りを行いました。
弊社の無料外壁診断について知りたい方はこちらの記事をクリック!
https://saniken.com/diagnosis/
▼合わせて読みたい▼
外壁塗装の費用を決める要素って??何が含まれているの??【初心者向け】
コーキング(シーリング)とは?寿命や費用、種類などについて解説!
屋根の中塗り
中塗りからは、お客さまのご希望のお色味に合わせた塗料を塗っていきます。これにより、見た目だけでなく、耐久性や防水性も向上させることができます。特にモニエル瓦のようなセメント系の瓦は、塗装を施すことでその機能性が大きく向上します。では、モニエル瓦について、さらに詳しく説明していきましょう。
モニエル瓦とは、セメントと砂利を混ぜて作られる屋根材のことです。この瓦は、1970〜80年代にかけて日本で非常に人気を博した輸入品の一種で、当時の洋風住宅にぴったりの特徴を持っていました。正式名称は「乾式コンクリート瓦」で、別名「乾式洋瓦」とも呼ばれます。その名の通り、セメントを主成分としたコンクリート製の瓦で、非常に強度が高いのが特徴です。
モニエル瓦の魅力的な点のひとつは、その豊富なカラーバリエーションです。輸入元がヨーロッパであるため、独特の洋風デザインとともに、非常に多彩な色合いが揃っていました。これにより、住宅の外観に合わせて、または好みに合わせて自由にカラーを選べるため、当時多くの住宅に採用されました。瓦そのものも軽量で、洋風の屋根にぴったりのスタイルを提供しました。
モニエル瓦の取り扱いは、1973年から日本モニエルという会社が代理店として行っていましたが、残念ながら2010年に日本モニエルが無くなったため、現在は生産されていません。そのため、現在ではモニエル瓦の新規購入ができないため、既存のもののメンテナンスや塗装が非常に重要になってきます。
ただし、モニエル瓦はその構造上、防水性能がありません。主成分であるセメントは非常に丈夫で耐久性があるものの、吸水性があるため、長年使用していると屋根に水分が浸透して劣化を引き起こす可能性があります。これにより、屋根材のひび割れや苔の発生、雨漏りの原因になることがあります。そのため、モニエル瓦には定期的なメンテナンスとしての塗装が非常に大切です。
塗装を行うことで、防水性を付加するだけでなく、瓦の色あせや劣化を防ぎ、屋根の美観を保つことができます。塗料を使ったメンテナンスは、見た目の美しさを保つためだけでなく、屋根の寿命を延ばすためにも非常に効果的です。特に、モニエル瓦のようなセメント系の瓦は、塗装によってその耐久性を大きく向上させることができるため、定期的な塗装メンテナンスが重要になります。
塗装作業は、まず古い塗膜をしっかりと取り除き、次に専用の下塗り塗料を塗布し、その後に中塗りや上塗りでお客さまの希望の色を施します。中塗りから色を入れることで、最終的に均一で美しい仕上がりを実現します。これによって、モニエル瓦の魅力を最大限に引き出すことができます。
モニエル瓦の塗装には、適切な塗料を選ぶことが非常に大切です。特に、瓦の種類や色に合った塗料を選ぶことで、長期間にわたり高い耐久性を保つことができます。また、塗料にはUVカットや防水効果があるものを選ぶと、外的要因から瓦を守ることができます。
このように、モニエル瓦には防水性能がないため、定期的な塗装が必要です。塗装を行うことで、屋根材の劣化を防ぎ、長期的に住宅を守ることができます。モニエル瓦をお持ちの方は、定期的な点検と塗装を行い、屋根の寿命を延ばすことをお勧めします。
屋根の上塗り
モニエル瓦のメンテナンス方法について詳しく説明します。多くの方が「瓦屋根って塗装は必要ないんじゃないの?」と思われるかもしれません。しかし、実際には瓦屋根にもいくつか種類があり、それぞれメンテナンスの方法が異なります。
まず、一般的に「瓦屋根は塗装不要」と言われることが多いのは、**粘土瓦(陶器瓦)に限った話です。この種類の瓦は、表面に釉薬(ゆうやく)**という薬品が施されており、この釉薬が防水の役割を果たします。釉薬が塗られた瓦はそのままで防水機能を持ち続けるため、基本的に塗装を施す必要はありません。
ですが、モニエル瓦(コンクリート瓦)やセメント瓦、さらにはスレート瓦など、他の種類の瓦には防水機能がありません。これらの瓦は、屋根材そのものが吸水性を持っており、長期間放置すると水分が内部に浸透し、劣化を引き起こす可能性があります。そのため、これらの瓦屋根には塗装による防水機能の付加が必要になります。
モニエル瓦は、コンクリート製の瓦で、見た目は一般的な瓦と似ていますが、耐久性や防水性が異なります。モニエル瓦は、施工当初から塗装が施されていることが多いですが、年月が経つと塗装の効果が薄れてきます。塗装が劣化すると、雨水が瓦の表面に浸透しやすくなり、ひび割れやカビの発生の原因になります。そのため、定期的なメンテナンスとして塗装を施すことが必要です。
モニエル瓦の塗装メンテナンスは、以下のようなポイントを抑えて行うと効果的です。
1. 塗装が必要か確認する
モニエル瓦が劣化している兆候が見られる場合(色あせ、ひび割れ、苔やカビの発生など)、塗装のタイミングが来ているサインです。表面を軽く触ってみて、ザラザラしている場合や水をかけた際に水分が吸収される様子が見られたら、塗装の必要があります。
2. 高圧洗浄で汚れを落とす
塗装前には、瓦の表面に付着している汚れや苔をしっかりと落とす必要があります。高圧洗浄機を使って、汚れや古い塗装をきれいに洗い流します。これにより、新しい塗装がしっかりと定着し、長持ちします。
3. 塗料選び
モニエル瓦専用の塗料を選ぶことが大切です。瓦に適した塗料には、防水効果だけでなく、耐久性や耐紫外線性に優れたものを選ぶと良いでしょう。また、環境に配慮した塗料を選ぶことで、長期的に維持することが可能になります。
4. 塗装作業
塗装作業は、下塗り・中塗り・上塗りの3層に分けて行います。まずは下塗りで下地を整え、次に中塗りで防水性を高め、最後に上塗りで仕上げを行います。特に重要なのは、塗料が均一に塗布されるように作業を進めることです。
5. 定期的なメンテナンス
モニエル瓦の塗装は、一度行ったら終わりではなく、定期的にメンテナンスが必要です。塗装の劣化を感じたら、早めに再塗装を行うことで、瓦の寿命を延ばすことができます。
このように、モニエル瓦のメンテナンスには塗装が必要不可欠です。適切に塗装を行うことで、屋根の耐久性が向上し、雨漏りのリスクを軽減することができます。もし、モニエル瓦の屋根の塗装が気になる場合は、専門業者に相談し、適切なタイミングでメンテナンスを行いましょう。
今回の作業はこれにて終了です。
診断・お見積もりはサニー建設商事へ
今回は、神崎市神崎町M様邸の施工の様子を紹介しました。
弊社では、無料外壁診断を行っております。
外壁や屋根、その他の付帯部の劣化が気になっている方は、ぜひお問い合わせください。
以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。
弊社の無料外壁診断について知りたい方はこちら
私が担当しました!

営業
生嶋 大貴Shojima Daiki
お客様のニーズをしっかりとお聞きし、最適な提案をさせていただきます。
若いエネルギーを活かし、明るく丁寧な対応でお客様の期待に応えていきますので、どうぞお気軽にご相談ください!
所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- 石綿作業主任者
- 有機溶剤作業主任者