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スレート屋根のカバー工法におすすめの屋根材の種類を紹介!

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こんにちは、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」の江川です。

今回は、スレート屋根のカバー工法についての内容です。

 

スレート屋根は、現在主流となっている屋根材の種類です。

安くて軽く、耐震性も高いため、広く使われています。

ただし一方で、耐久性や防水性が弱かったり、割れやすかったり、苔やカビが生えやすかったりするため、定期的なメンテナンスが必要な屋根材でもあります。

 

一般的にスレート屋根は、築10年ほどで塗装メンテナンス、築20年ほどでカバー工法や葺き替え工法が必要となるケースが多いです。

また、2004年以前に作られたスレート屋根にはアスベスト(人体に有害な物質)が含まれているケースがあります。

その場合、工事の際にアスベストが飛散するリスクがあったり、屋根を廃棄する場合に費用が高くなったりするため、適切な工事方法を選ぶ必要があります。

 

今回はそんなスレート屋根のカバー工法について、スレート屋根のカバー工法に使える屋根材の種類についてご説明していきます。

それでは参ります。

 

カバー工法ができる屋根とできない屋根の種類

重ね葺き(カバー工法)は、平板スレート及びアスファルトシングルなどの表面が平らな屋根に対して行う工法です。
写真のような「瓦・セメント瓦」「波型スレート」「金属たて葺き」などの屋根には施工工事が出来ません。
下記のような屋根の場合は、古い屋根を剥がしてから、新しい屋根材を葺き替えしなければなりません。

カバー工法の可能な屋根と、カバー工法が出来ない屋根

分類 屋根材 写真
カバー工法ができる屋根 平板スレート 佐賀 佐賀市 外壁塗装 塗装 さにけん サニケン 塗るばい サニー建設商事 スレート屋根 スレート瓦 苔
アスファルトシングル
金属葺き
カバー工法ができない屋根 瓦・セメント瓦  
波板スレート
引用元:https://machiyane-niigata.com/column/2019070801.html
 

 

金属屋根

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム降板屋根材とは、1972年にアメリカで開発された金属素材で、その名の通りガルバリウムと呼ばれる合金でメッキされた鉄の屋根材のことを指します。

2017年に、新築で用いられた屋根材の中で、それまで1位だったスレート屋根(スレート瓦)を抑えて初めて1位になりました。

他の呼び方として、「ガルバ」、「ガルバニウム」、「ガリバリウム」などと聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、これらは全て同じものを指します。

鉄の表面にアルミニウム55%・亜鉛43.4%・シリコン1.6%のメッキ(膜)を施すことで、高い耐久性を実現しており、それまでのトタン屋根がメッキ鋼板であるのに対し、トタンにアルミが加わってより強くなっています。

金属屋根のデメリットである錆びやすさを軽減したとして、2000年以降ぐらいから人気が急速に高まりました。

 

【関連記事】

ガルバリウム鋼板屋根材とは?種類やメリット・デメリット、おすすめのメーカーについて解説!

 

ジンカリウム鋼板

引用元:https://www.yaneyasan.net/blog/53883.html

ジンカリウム鋼板は軽量で丈夫というメリットを持っており、葺き替えにもカバー工法にも適した屋根材です。

ジンカリウム鋼板と混合しがちで注意してほしいのが、「自然(天然)石粒付き鋼板」「ストーンチップ鋼板」「ガルバリウム鋼板」です。

これらの関係を表すと、ガルバリウム鋼板の表面に石粒が付着しているものがジンカリウム鋼板で、自然(天然)石粒付き鋼板とストーンチップ鋼板はともにジンカリウム鋼板を指します。

ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板は、素材に関しては同じものと考えてもらって問題ありません。

下の組成の比較表を見ると、同じであることがわかると思います。

石粒が付着しているかどうかの違いだと思ってください。

 
鋼板 組成
ガルバリウム鋼板 アルミ55%・亜鉛43.4%・シリコン1.6%
ジンカリウム鋼板 アルミ55%・亜鉛43.4%・シリコン1.5%

 

ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板の違いをもう一つ挙げるとするなら、登録商標を行なっている会社の違いです。

ガルバリウム鋼板®︎ 日本の「新日鉄住金」社の登録商標
Galvalume®️(ガルバリウム) アメリカの「BIEC International」社の登録商標
ZINCALUME(ジンカリウム) オーストラリアの「BlueScope」社の登録商標

つまり、国内で生産したものがガルバリウム鋼板、海外から輸入したものがジンカリウム鋼板ということです。

 

このジンカリウム鋼板、自然(天然)石粒付き鋼板、ストーンチップ鋼板は、通常の(石粒付きではない)ガルバリウム鋼板などと比較して、耐久力に優れるというメリットがあります。

 

エスジーエル鋼板

エスジーエル鋼板 SGL鋼板

引用元:https://wadachi-kenchiku.com/y-zai/sgl/

エスジーエル(SGL)鋼板とは、簡単に言うとガルバリウム鋼板を改良させたメッキ鋼板になります。

ガルバリウム鋼板を改良させているため、耐久性により優れています。

具体的には、以下のような点でガルバリウム鋼板よりも優れています。

・錆びにくい
・切断部や傷箇所の腐食抑制効果が大きい

なぜこのような耐久性の違いがあるのかについてですが、その答えは組成の違いにあります。

鋼板 組成
ガルバリウム鋼板 亜鉛+アルミ
エスジーエル鋼板 亜鉛+アルミ+マグネシウム

下の表を見てもらうと、エスジーエルにはマグネシウムが含まれていることがわかります。

このマグネシウムが、耐久性を伸ばす役割を果たしてくれているのです。

 

その他の屋根材

カバー工法には使えませんが、金属屋根は他にもあります。

ここでは、その他の金属屋根について軽く触れておきます。

 

1つ目は、トタンです。

「トタン」とは、薄い鉄板に亜鉛メッキを施した板状の建築材のことを言います。

「トタン屋根」とは、このトタン板で葺(ふ)いた金属屋根の一種で、住宅だけでなく工場や倉庫などにも使われています。

日本では大正時代から普及し始め、高度経済成長期には全国の住宅で使用されていました。

近年はスレート屋根(スレート瓦)や瓦屋根などが主流となり、トタン屋根の数は減ってきているものの、亜鉛にアルミニウムを加えて錆びにくくした「ガルバリウム鋼板」に進化しており、さらに耐久性を伸ばしています。

【関連記事】
トタン屋根とは?種類やメリット・デメリット、注意点などについて解説!

 

2つ目は、銅板です。

銅板屋根は、高耐久、軽量で加工がしやすいなどの特徴をもっており、純和風建築や神社仏閣などに多く使われてきた屋根材です。

しかし近年では和風建築が減ってきていることや、非常に高価なことなどから、一般住宅のリフォームや新築で使われることはほとんどありません。

 

3つ目は、ステンレスです。

ステンレス屋根は、鉄・クロム・ニッケルを含んだ合金の屋根材です。

単価が高額であることや、施工できる業者が少ないことなどから、普及率は低いです。

非常に高い耐久性を持っており、体育館やホテルなどの大型施設で使われることが多い屋根材です。

 

4つ目は、チタンです。

チタン屋根は、金属屋根の中でも特に耐久性能に優れている屋根材です。

そのうえ1㎡あたりの重さが3kg〜3.5kgと、和瓦の10分の1以下の軽さであることから、神社仏閣の屋根改修や大型物件に使われています。
※スレート屋根・・・約18kg/1㎡
 和瓦・・・約48kg/1㎡

費用がかなり高いため、戸建住宅ではほとんど使われていません。

 

アスファルトシングル

シングル

「シングル」は、田島ルーフィング株式会社が製造しているアスファルトシングル屋根材です。

アスファルトシングルの中でも最も多く使われている商品の一つです。

 

「シングル」には、大きく3つのメリットがあります。

1つ目は、防水シートの2層貼りと接着剤固定によって釘穴からも雨漏りを予防することができる点です。

2つ目は、緩勾配屋根にも使用可能な点です。
また、一般的には勾配が緩い屋根は雨水が流れづらいことから使用できる屋根材も限られてくるのですが、「シングル」は10分の1の緩勾配屋根にも対応可能なため、これまで勾配が理由で明べていた屋根材にも使用することができます。

3つ目は、セルフクリーニング機能がついている点です。
セルフクリーニング効果のある光触媒機能付きもあるため、屋根の汚れを防ぎたい方にはおすすめです。

 

ガラス繊維基材にアスファルトを含浸・コーティングし、スレート砂や彩色焼成砂を圧着して作ります。

表面は焼成形色砂を仕上げにしたタイプです。

 

ロアーニⅡ

「ロアーニⅡ」は「シングル」と同様、田島ルーフィング株式会社で製造されているアスファルトシングル屋根材です。

 

ロアーニⅡには3つのメリットがあります。

1つ目は、雨水の侵入を防ぐことができる点です。
素材自体に、優れた防水性を持つアスファルトを使用していることに加え、改質アスファルトルーフィング(高性能な下葺き材の)との組み合わせで、建物への雨水の侵入を防ぐことができます。
また、緩勾配(1.5/1.0〜)・積雪地(3/10〜)への対応も、下葺材の選定により可能になりました。

2つ目は、地震や風によく耐えられる点です。
釘と専用の接着剤を使用するため、高い耐震性と耐風性を誇ります。

3つ目は、重厚感がある点です。
天然石仕上げであるため、重厚感のある屋根を実現できます。

 

アルマ

「アルマ」は、ニチハ株式会社で製造されているアスファルトシングルです。

ラテン語で『鎧』を意味する「アルマ」という言葉からもわかる通り、耐久性に優れているのが大きな特徴です。

また、※セラミックコーティングを施しているため、アスファルトシングルの色合いを維持することができます。

※セラミックコーティング・・・金属材料や高分子材料の表面にセラミック成分主体の薄い膜を作ることで、耐久性を高める表面処理技術

和風・洋風どちらにも合わせやすいことや、原材料取得から廃棄までの過程で排出するCO2の排出量が少なく、環境にやさしいことなどもメリットとして挙げられます。

 

リッジウェイ

「リッジウェイ」は、旭ファイバーグラス株式会社で製造されているアスファルトシングルです。

「リッジウェイ」の特徴は、※独特な2層構造とランダムな粒状彩色石のグラデーションカラーにより、立体感のある陰影や個性豊かで深みのある屋根になっている点です。

※独特な2層構造・・・ガラス繊維補強されたアスファルト基材が2層構造となっており、 1層目の一部をくし形にカットすることで、2層目が表れるデザインになっている。

 

オークリッジ

「オークリッジ」は、世界最大級のガラス繊維製造会社で、アメリカに本社を持つ、オーウェンスコーニングジャパン合同会社が製造しているアスファルトシングルです。

「オークリッジ」はこう耐久ファイバーグラスマットを芯材とする2層構造からできており、海外製品として初めて日本の防火試験(屋根飛び火認定試験)に合格しています。

金属を表面にコーティングした石を使用することで、藻が付着しにくくなっています。

「ライフタイムワランティー」と呼ばれる長期製品保証が受けられるのもメリットと言えます。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は、スレート屋根のカバー工法に使用できる屋根材の種類について、

カバー工法ができる屋根とできない屋根の種類

金属屋根
ガルバリウム鋼板
ジンカリウム鋼板
エスジーエル鋼板
その他の屋根材

アスファルトシングル
シングル
ロアーニⅡ
アルマ
リッジウェイ
オークリッジ

について説明してきました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

以上、サニー建設商事でした。

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