ベランダの塗装の時期や費用、劣化症状について解説。
2021.10.31
Contents
はじめに
こんにちは、佐賀市の外壁・屋根塗装専門店「サニー建設商事」の江川です。
この記事は、
ベランダ塗装を考えているけど、いくらかかるのかわからない・・・
ベランダの劣化症状ってどういうのがあるの?
ベランダが劣化してきたけれど、塗装方法がわからない・・・
ベランダを塗装する費用相場はいくら?
などが気になる方に向けて書いています。
この記事を読めば、
ベランダ塗装の種類
ベランダの劣化症状
ベランダの費用相場
が分かります。
この記事を読んで、ベランダに必要な塗装方法や費用の相場、塗装の時期などをご理解いただければ幸いです。
それでは参ります。
ベランダ塗装には2種類ある
一言でベランダ塗装と言っても、「ベランダの外壁塗装」と「ベランダの床の防水塗装」の2種類があります。
ベランダ塗装という言葉を聞いて一般の方が考えるのは、おそらくベランダの床の防水塗装のことではないかと思います。
今回は、防水塗装について説明していきます。
実は、防水塗装も2種類に分けることができます。
以下のように分けられます。
ウレタン防水
その名の通り、ウレタン塗料を用いて塗装をする方法です。
塗りムラが起こりやすいというデメリットはありますが、塗りやすく安価な方法です。
耐用年数は8年〜12年で、単価は4,000円〜7,000円/㎡くらいです。
ベランダ塗装を安くで抑えたい方にオススメの塗装方法です。
FRP防水
樹脂とガラス繊維などを混ぜて補強したプラスチック塗装をする方法です。
ウレタン防水に比べて値段は少し高くなりますが、摩擦や衝撃などに強く、見栄えが良い方法です。
耐用年数は10年〜15年で、単価は5,000円〜8,000円/㎡くらいです。
費用が多少かかっても、耐久性を高めたいという方にオススメの塗装方法です。
ベランダ塗装の時期のチェックポイント
ベランダの床は、上から順にトップコート、防水層、構造用合板の3つの層からできています。
それぞれの塗り替え時期は、トップコートは5年おき、防水層は15年おきと言われています。
ウレタン防水かFRP防水かによっても変わりますが、ベランダ塗装の周期は8年から15年と言われています。
しかし、周囲の環境や気候などによっても異なるため、適切な時期に塗装をするにはご自宅のベランダに劣化症状が表れているかを確認するのが一番です。
ここでは、ベランダの主な劣化症状について説明します。
表面の色褪せ
ベランダ床の表面に色褪せが見られる時は、ベランダ床の構造のうちのトップコートの機能が低下しています。
緊急性は低いですが、放置していていいことはないので、早いうちに塗装することをオススメします。
塗膜の剥がれ
床の塗膜がはがれて、下地が見えてしまう症状です。
この劣化症状が見られたら、はがれた部分をすべて削り落として塗り替える必要があります。
塗膜の浮き
外壁や床の塗装が、やけどの水膨れのように浮いてくる症状です。
表面のトップコートの塗膜だけの問題なのか、防水層からの問題なのかで緊急性が変わってくるため、塗膜の浮きを見つけたら、業者に確認してみることをオススメします。
内部に水や空気がたまっており、時間が経過すると塗膜が剥がれてしまいます。
この症状が見られたら、浮いた部分を剥がした後に塗り替える必要があります。
塗膜のひび割れ
床の塗装や下地などがひび割れる症状です。 この症状を放置しておくと、ひび割れた部分から雨水が侵入して雨漏りに繋がるため、早急に隙間を埋めて塗り直さなくてはいけません。この症状を発見したらすぐに専門業者に相談することをオススメします。
ベランダ床に水溜りができる
ベランダの床に水たまりができる症状です。
原因としては、排水口にゴミが溜まっている、防水効果がなくなっている、床の傾きがなくなっている、などが考えられます。
本来、ベランダの床には構造上傾きがあり、水が自然と排水口の方に流れるようになっています。
まずは、ご自分で排水口を掃除することをオススメします。それでも水溜りができる場合は、近くの業者に相談してみましょう。
防水効果がなくなっている場合は、防水塗装を行うことで改善できます。
傾きがなくなっている場合は、防水塗装をはがして床の構造部分を補修する、モルタルで勾配を作る、などの対処が必要になります。
床の雨漏り
床から室内に雨漏りしている状態です。ここで紹介している中で最も緊急度の高い劣化症状です。
ひび割れや破損した部位から雨水が侵入してきており、建物を支えている柱や骨組みなどが腐食している、またはこれから腐食する可能性があるため、該当部位を特定したうえで修理をする必要があります。
しかし、床の雨漏りの場合は塗装では解決できないため、雨漏りの専門業者への依頼が必要になります。
ベランダ塗装にかかる費用
結論から言うと、ベランダの防水塗装にかかる費用は5万円〜30万円くらいです。
先ほども説明した通り、ベランダの床は上から順に、トップコート、防水層、構造用合板の3つの層からできています。構造用合板が劣化していた場合は塗装では解決できないため、塗装できるのはトップコートと防水層の部分です。
トップコートのみの塗装でしたら、塗装方法はウレタン防水が適しており、費用は5万〜10万円前後ですみます。
防水層を含めた塗装でしたら、塗装方法はFRP防水が適しており、費用は10万〜20万円前後くらいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ベランダ塗装の費用や劣化症状、塗装する時期などについて説明しました。
これを読んで、ベランダ塗装についてイメージを持ててもらえたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。