モルタル壁の上塗りと下塗り、軒下天井の錆止め塗装 佐賀市東与賀町J様邸 2月4日・2月5日
2022.03.18
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市東与賀町J様邸の2月4日と2月5日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、モルタル壁の上塗りと下塗り、軒下天井の錆止め塗装を行いました。
外壁の劣化症状
今回施工させていただいたJ様邸の外壁は、モルタル壁と呼ばれる種類でした。
モルタル壁とは、セメント・水・砂を2:1:5の比率で混ぜ合わせた外壁材のことを指します。
主に、1990年代以前に戸建ての家でよくみられる外壁材の種類の一つです。
モルタル壁のポイントとしては、
モルタル壁は耐火性に優れているがひび割れ(クラック)を起こしやすく、費用が高いこと、苔カビがつきやすいことがデメリットです。
上の写真に見られる劣化症状は、ひび割れ(クラック)と呼ばれます。
ひび割れ(クラック)は、劣化の程度によって幅が0.3mm以下のヘアークラックと0.3mmより大きい構造クラックに分けられます。
今回のJ様邸のひび割れ(クラック)はまだヘアークラックでしたが、放置していると構造クラックになり、雨漏りの原因になってしまいます。
ひび割れはモルタル壁のお家に起こりやすく、構造クラックになると雨漏りにつながりやすくなります。
そのため、早めの対処が必要となります。
軒下天井の劣化症状
今回施工させていただいたJ様邸の軒下天井(軒天)は、金属系(板金系)の素材でした。
軒下天井の役割と塗装時期
軒下天井には、延焼を防ぐ役割のほか、外壁に雨や日光が直接あたりにくくすることで、外壁の美観を保ったり、雨水の侵入による雨漏りを防いだりする役割があります。
軒下天井の塗装の時期を見分けるポイントは、
雨染み、苔・カビ・黒ずみ、塗膜の剥がれが見られたら塗装が必要です。
軒下天井の種類
軒下天井の素材の種類は、大きく分けて5種類あります。
1.合板・ベニヤ板
2.ケイカル板(けい酸カルシウム板)
3.金属(スパンドレル)
4.エクセルボード
5.フレキシブルボード
今回は、この中でも合板・ベニヤ板と呼ばれる素材の軒天でした。
最も一般的な軒下天井の素材はケイカル板(けい酸カルシウム板)ですが、今回は合板・ベニヤ板なので、塗装工程も少し異なってきます。
金属系(板金系)の軒下天井の場合、板金部の塗装と同じで、錆(サビ)止め塗装をした後に、通常の塗装を行う流れになります。
軒下天井は外壁塗装の3回塗りと異なり、基本的に2回塗りを行います。
ただし、劣化の程度がひどい場合は3回塗りにする場合もあります。
施工の様子
本日は、モルタル壁の上塗りと下塗り、軒下天井の錆止め塗装を行いました。
こちらが、モルタル壁の上塗りの様子です。
3回塗りを行うことで、耐久性を伸ばします。
また、別の部分のモルタル壁の下塗りを行います。
塗料がついてはいけない部分は、養生テープ(マスカー)で覆っています。
次に、軒下天井の塗装を行います。
こちらが軒下天井の塗装の様子です。
また、別の部分の軒下天井の錆止め塗装を行います。
一般的な軒下天井にはない工程ですが、今回は板金系でしたので錆止め塗装が必要となります。
おわりに
今回は、東与賀町J様邸のモルタル壁の上塗りと下塗り、軒下天井の錆止め塗装の様子を紹介しました。
外壁や屋根の劣化が気になっている方は、ぜひお問い合わせください。
以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。