軒下天井をケレン・塗装後、モルタル壁を塗装 佐賀市東与賀町J様邸 2月2日・2月3日
2022.03.15
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市東与賀町J様邸の2月2日と2月3日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、軒天をケレン・塗装後、モルタル壁の塗装を行いました。
施工前の劣化症状
外壁:モルタル壁
今回施工させていただいたJ様邸の外壁は、モルタル壁と呼ばれる種類でした。
モルタル壁とは、セメント・水・砂を2:1:5の比率で混ぜ合わせた外壁材のことを指します。
主に、1990年代以前に戸建ての家でよくみられる外壁材の種類の一つです。
モルタル壁のポイントとしては、
モルタル壁は耐火性に優れているがひび割れを起こしやすく、費用が高いこと、苔カビがつきやすいことがデメリットです。
今回のJ様邸でも、ひび割れ(クラック)が数カ所見られました。
ひび割れ(クラック)は、劣化の程度によってヘアークラックと構造クラックに分けられます。
今回のJ様邸のひび割れ(クラック)はまだヘアークラックでしたが、放置していると構造クラックになり、雨漏りの原因になってしまいます。
そのため、早めの対処が必要となります。
軒天:プリント合板
今回施工させていただいたJ様邸の軒下天井(軒天)は、金属系(板金系)の素材でした。
軒天の素材の種類は、大きく分けて5種類あります。
1.合板・ベニヤ板
2.ケイカル板(けい酸カルシウム板)
3.金属(スパンドレル)
4.エクセルボード
5.フレキシブルボード
今回は、この中でも合板・ベニヤ板と呼ばれる素材の軒天でした。
ちなみに、最も一般的な軒天の素材はケイカル板(けい酸カルシウム板)です。
軒天には、延焼を防ぐ役割のほか、外壁に雨や日光が直接あたりにくくすることで、外壁の美観を保ったり、雨水の侵入による雨漏りを防いだりする役割があります。
軒天の塗装の時期を見分けるポイントは、
雨染み、苔・カビ・黒ずみ、塗膜の剥がれが見られたら塗装が必要です。
外壁塗装は3回塗りですが、軒天は基本的に2回塗りを行います。
ただし、劣化の程度がひどい場合は3回塗りにする場合もあります。
施工内容
本日は、軒天をケレン・塗装後、モルタル壁の塗装を行いました。
こちらが、軒天のケレンの様子です。
軒天のケレンに使う道具は、「研磨ロン」「サンドパット」「マジックロン」などと呼ばれます。
この作業で、金属分の汚れや錆などの汚れを落としていきます。
また、ケレンには、金属部をあえて傷つけることで凹凸を作り、塗布面積を広くする役割もあります。
この作業は、軒天の耐久年数を伸ばすために大切です。
外壁塗装の3回塗りと違い、軒天は基本的に2回塗りを行います。
こちらが1回目の塗装の様子です。
こちらが2回目の塗装の様子です。
次に、モルタル壁を塗装していきます。
モルタル壁は3回塗りを行います。
こちらが下塗りの様子です。
こちらが中塗りの様子です。
おわりに
今回は、東与賀町J様邸のモルタル壁・軒天の塗装、サッシ周りのコーキングの養生・プライマー塗りの様子を紹介しました。
外壁や屋根の劣化が気になっている方は、ぜひサニー建設商事までお問い合わせください。