外壁塗装と防水工事の違いを徹底解説

いつも塗るばいブログをご覧いただきありがとうございます！塗るばいは佐賀を中心に、地域密着型の外壁塗装専門店として、外壁塗装、屋根塗装、屋根カバー工法、屋根葺き替え、防水工事、雨漏り修理など、幅広いサービスを提供しています。当店では高品質な塗装を手頃な価格でご提供し、お客様の住まいをより長持ちさせるお手伝いをしています。

はじめに

戸建て住宅の外壁塗装や屋根塗装、防水工事を検討している読者の多くは、工事の種類や役割の違いが分からず、どの工事を選べば良いか悩むことが多いです。本記事では、読者の疑問に寄り添いながら 外壁塗装・屋根塗装・防水工事の違いや目的 をわかりやすく、具体例を使って丁寧に解説します。

1.外壁塗装と防水工事の基礎知識

1-1 外壁塗装とは？

外壁塗装は、外壁に塗料を塗り直して保護する工事です。

紫外線・雨・排気ガスなどの影響で外壁の塗膜は劣化し、約10年前後で防水性が低下します。

外壁のチョーキング現象（表面が粉状になる現象）が起きると、塗膜が外壁を守れなくなっているサインです。

私が担当した築12年の住宅では、外壁の色あせとチョーキングが進んでいました。

お客様は「見た目だけの問題だと思っていた」と話していましたが、実際には外壁が雨水を吸い込む状態になっていました。

外壁塗装を行うことで、防水性と耐候性が回復し、外観も新築のような印象へ変わりました。

外壁塗装は、住宅の見た目を整えるだけでなく、外壁そのものを長持ちさせるために欠かせない工事です。

1-2 防水工事とは？

防水工事は、建物内部に水を浸入させないための専門的な工事です。

特にベランダ・バルコニー・屋上などは雨水が溜まりやすく、わずかなひび割れからでも水が浸入します。

私が20件以上担当した雨漏り案件の多くは、外壁ではなくベランダ床の劣化が原因でした。

ベランダの防水層が経年劣化し、ひび割れた部分から雨水が内部へ入り、階下の天井へ雨染みを作っていました。

このようなケースは外壁塗装では改善できず、FRP防水、ウレタン防水などの専用工事が必要です。

防水工事は、見た目を整える工事ではなく、雨漏りや水の侵入を確実に防ぐ工事です。

1-3 外壁塗装と防水工事の目的の違い

外壁塗装と防水工事には、明確な目的の違いがあります。

• 外壁塗装の目的：外壁を保護し、美観を維持すること

• 防水工事の目的：水を完全に遮断し、雨漏りを防ぐこと

同じ“水から守る工事”という点では共通していますが、役割は異なります。

外壁塗装は雨水を弾く塗膜を作りますが、強い水圧や溜まった水を完全に遮断する力はありません。

一方、防水工事は「水を通さない層」を作るため、ベランダや屋上など水がたまる場所には必須です。

私の経験では、外壁塗装だけ行った住宅が、ベランダの防水劣化により数年後に雨漏りした例が複数ありました。

このケースでは、防水工事を追加しなければ雨漏りは解消しませんでした。

外壁塗装と防水工事は「どちらか一方だけで良い」というものではなく、建物の状態に応じて適切に組み合わせることが重要です。

▼合わせて読みたい▼

耐久性とデザインを兼ね備えた屋根材の紹介

外壁塗装の部分補修をDIYで行う方法と注意点

外壁塗装用塗料の種類と特徴を解説します

定番人気色ホワイトのメリットデメリット！

外壁塗装の見積書の確認すべき項目一覧　

2.劣化のサインと適切なタイミング

外壁塗装も屋根塗装も防水工事も、劣化のサインを見逃すと補修費が倍近くに膨らむケースが多いため、早期発見が重要です。

2-1 外壁の劣化サイン

• 外壁の劣化は目に見える形で現れる

外壁の劣化は、紫外線や雨風の影響を毎日受けるため、築8年から築12年で目に見えるサインが現れ始めます。

私が担当した現場では、築10年の戸建て住宅でも複数の劣化症状が同時に起きているケースが多くありました。

• 劣化サイン①「チョーキング現象」

外壁を手で触ると粉が付着する現象がチョーキング現象です。

この現象は塗膜の防水性が低下したサインです。

チョーキング状態の外壁は雨水を吸収しやすくなり、外壁内部の下地を傷める原因になります。

チョーキング現象は築8年以上の住宅でよく見られます。

• 劣化サイン②「ヘアクラック（小さなひび割れ）」

外壁表面に幅0.3mm以下の細かいひび割れが発生する現象がヘアクラックです。

ヘアクラックは温度差や湿気による伸縮が原因で起こります。

私が担当した築13年の住宅では、外壁全体に無数のヘアクラックが発生し、外壁塗装を急ぐ必要がある状態でした。

• 劣化サイン③「カビ・コケの発生」

北側の外壁には湿気が溜まりやすく、カビやコケが発生しやすいです。

外壁のカビやコケは塗膜の防水機能が著しく低下しているサインです。

放置すると外壁材の内部に水が侵入し、数十万円規模の補修が必要になることがあります。

• 劣化サインを放置すると補修費用が増えるリスク

外壁の劣化を放置すると、外壁塗装では補えない深刻な損傷へ進行します。

私が過去に担当した築18年の住宅では、劣化を10年以上放置した結果、外壁材が内部で腐食し、外壁張り替え工事が必要になりました。

外壁張り替え工事の費用は外壁塗装の約3倍でした。

• 外壁の劣化サインを早期に確認することが重要

外壁の劣化サインを早期に把握することで、外壁塗装でしっかり保護できます。

外壁塗装のベストタイミングを逃さないことが、住宅の寿命を延ばす第一歩です。

2-2 防水機能低下の兆候

• 防水工事が必要な箇所は劣化が進みやすい

ベランダ・バルコニー・屋上などの防水層は雨水が溜まりやすく、外壁よりも早く劣化することが多いです。

私が担当してきた防水工事の依頼の約60％は、築10年前後の住宅でした。

• 兆候①「防水層のひび割れ」

ベランダの床に幅1mm以上のひび割れが発生すると、防水層が劣化している可能性が高いです。

ひび割れから雨水が侵入すると、階下の天井に雨染みが出ることがあります。

• 兆候②「防水層の膨れ・剥がれ」

ウレタン防水やシート防水が膨れたり剥がれたりすることがあります。

この状態は内部に湿気が溜まっているサインであり、放置すると雨漏りのリスクが一気に高まります。

• 兆候③「排水溝まわりの水たまり」

ベランダの排水溝周辺に水が溜まり続ける状態が続くと、防水層の劣化が進みます。

私が現場で確認したケースでは、排水不良により防水層が腐食し、全面的な防水工事が必要になった例が複数ありました。

• 防水劣化を放置すると雨漏りのリスクが急増する

防水の劣化は外壁塗装よりも進行が早く、雨漏りの原因になりやすいです。

雨漏りは構造材まで腐らせる可能性があり、修繕費が高額になります。

• 防水工事の早期判断が住宅を守る

防水の劣化サインを見逃さないことで、雨漏りを未然に防ぐことができます。

防水工事は外壁塗装と同様に、住宅の寿命に直結する工事です。

2-3 工事のメンテナンスタイミング

• 外壁塗装と防水工事は適切な時期が存在する

外壁塗装、屋根塗装、防水工事には適切なメンテナンス周期があります。

住宅の状態を把握することで無駄な工事を避けられます。

• 外壁塗装のタイミングは築8年〜12年

外壁塗装は一般的に築8年から築12年が目安です。

チョーキング・ひび割れ・色あせが見られた住宅は早急に外壁塗装が必要です。

• 屋根塗装は築7年〜10年

屋根は外壁よりも紫外線の影響を受けやすく、劣化が早いです。

屋根塗装を10年以上放置した住宅は、雨漏りリスクが急増します。

• 防水工事は築7年〜10年

ベランダ・バルコニー・屋上の防水層は築7年以上で劣化が始まります。

私が確認した築10年の住宅の多くは、防水層のひび割れが発生していました。

• 劣化を放置すると工事費が増える

適切な時期に工事を行わないと、外壁材や下地が傷み、塗装だけでは補修できません。

修繕費が2倍から3倍になることも珍しくありません。

• 住宅の寿命を延ばすために適切なタイミングを把握する

外壁塗装、屋根塗装、防水工事のタイミングを理解することで、住宅を長持ちさせられます。

3.外壁塗装と防水工事の失敗事例

3-1 よくあるトラブルとその対策

●外壁塗装だけでは雨漏りを防げない場合がある

外壁塗装は美観と保護が目的で、防水工事は雨水を防ぐことが目的です。目的が異なるため、外壁塗装だけで雨漏りを完全に防げないケースがあります。

●【失敗事例①】外壁塗装だけ行い、雨漏りが再発した

ある戸建て住宅では、築15年で外壁塗装を実施しました。しかし1年後に窓周りから雨漏りが発生しました。原因は、防水シーリングが劣化したまま塗装だけ行ったことです。塗料は水を弾きますが、防水層の役割は果たせません。

対策:

・シーリング劣化を必ず点検する

・防水工事の必要性を診断で確認する

・築10年以上は塗装と防水をセットで検討する

●【失敗事例②】屋根塗装だけ実施し、ベランダから水漏れ

私の知人宅では屋根塗装だけを行い安心していました。しかし3ヶ月後、ベランダ床面から水が階下に浸透。ベランダは屋根と同じく「防水構造」が必要で、防水工事を10年以上行っていなかったことが原因でした。

対策:

・屋根とベランダは同時に点検

・防水工事の耐用年数（10〜12年）を把握

●【失敗事例③】価格が安い業者に依頼し、塗膜が剥がれた

外壁塗装費用が相場より20万円ほど安い会社に依頼したケースで、3年後に塗膜が大きく剥離。原因は下地処理不足でした。塗料は下地処理が正しくないと耐久性が大幅に低下します。

対策:

・下地処理内容を見積書に明記させる

・耐用年数を説明できる業者を選ぶ

3-2 信頼できる業者を選ぶためのチェックリスト

●業者選びが工事成功の70%を左右する

外壁塗装・屋根塗装・防水工事は専門性が高く、施工品質が耐久年数に直結します。

✅チェック項目

1. 診断写真を提示してくれる
   　劣化箇所を写真で説明できない業者は注意

2. 見積書に工程が細かく記載されている
   　下塗り・中塗り・上塗りが明記されているか

3. 使用塗料と耐用年数を説明できる
   　例えばシリコン塗料は約10〜12年

4. 施工実績が100件以上ある
   　経験値は品質に直結

5. 保証期間を提示できる
   　外壁塗装は5〜10年、防水工事は5年前後が目安

3-3 施工後のメンテナンス方法

●施工後の点検がトラブルを防ぐ鍵になる

どれだけ良い外壁塗装や防水工事をしても、メンテナンスを怠ると劣化が早く進みます。

✅メンテナンスの具体例

・1年に1回外観チェック
　ひび割れ・色あせ・浮きを確認

・シーリングの劣化確認
　硬化や隙間があれば相談

・ベランダ排水口の掃除
　詰まりは雨漏りの原因

・業者の無料点検を活用
　多くの施工会社が点検サービスを提供

■よくある質問（Q＆A）

Q：外壁塗装と防水工事は、同じタイミングで行った方が良いの？

A：はい、可能であれば同時に行うのがおすすめです。

理由は以下の通りです。

• 足場代を1回にまとめられるため、工事費用を抑えられる
  
  　外壁塗装・屋根塗装・防水工事は足場が必要になるため、別々に行うと足場代が重複します。

• 家全体の防水性能を一度に回復できる
  
  　外壁だけ新しくしても、ベランダやバルコニーの防水が劣化していれば雨漏りのリスクは残ります。

• 工事の計画がスムーズになる
  
  　施工業者が外壁・屋根・防水をまとめて点検できるため、必要な工事を効率よく実施できます。

外壁塗装と防水工事は「同時に行うこと」が最もコストを抑え、住宅を長持ちさせるベストな方法です。

まとめ

外壁塗装と防水工事は、どちらも住宅を水や紫外線から守り、寿命を大きく左右する重要なメンテナンスです。外壁は築8〜12年、防水は築7〜10年を目安に劣化が進み、チョーキング現象・ひび割れ・カビの発生などのサインが見られたら早めの対策が必要です。外壁塗装は外壁を保護し美観を維持する工事、防水工事は雨漏りを確実に防ぐ工事と役割が異なるため、建物の状態に応じて適切な組み合わせで行うことが重要です。

劣化を放置すると外壁の張り替えや内部腐食など大規模修繕につながり、費用は2〜3倍に膨らむことがあります。そのため、早期発見・適切な時期のメンテナンスが住宅を長持ちさせ、結果的に費用を抑える最も効果的な方法です。

塗るばいでは、佐賀でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。佐賀の外壁塗装、屋根塗装、防水工事は塗るばいにお任せください！！