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築30年の外壁、どうする?塗装とリフォームの選択肢

佐賀市 外壁塗装

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はじめに:築30年の外壁、見逃せないサインとは?

築30年の戸建て住宅を所有していると、外壁の劣化が気になり始める。ひび割れ、色あせ、カビやコケの発生など、さまざまな症状が現れてくる。そんなとき、「外壁塗装で済むのか?それともリフォームが必要なのか?」と迷う方は少なくない。

実際、筆者の自宅も築32年目。玄関周りの外壁に細かなひびが入り、雨の日にはうっすらと染みが残るようになっていた。業者に相談する前は、「塗装だけで大丈夫だろう」と思っていたが、現場診断の結果、部分的な張り替えと塗装の組み合わせが最適という判断に至った。

この記事では、「築30年 外壁塗装」を検討している方に向けて、塗装とリフォームの違いや判断基準、専門家の診断の重要性について詳しく解説します。

1.リフォームの選択肢とプロの診断

佐賀市 外壁塗装

1-1 外壁塗装と外壁リフォームの違いとは?

築30年の外壁にとって、「塗装」と「リフォーム」はどちらも重要な選択肢である。しかし、それぞれの意味や目的が異なるため、判断を誤ると将来的に無駄な費用がかかってしまう恐れがある。

外壁塗装の役割とは?

外壁塗装は主に美観の回復建物を守る保護膜の再形成が目的である。外壁は年数が経つと、紫外線や風雨、熱による劣化で塗膜が傷み、色あせたり、表面が粉を吹いたようになる(チョーキング現象)。この状態が進行すると、外壁材自体が水を吸い込み、内部の構造体まで傷めてしまう。

一般的な外壁塗装の周期は10年〜15年とされるが、築30年ということは少なくとも2回以上の塗装メンテナンスが必要な時期だ。しかし、過去に一度も塗装していない場合や、前回の塗装から15年以上経過している場合は、塗装ではカバーできない状態になっている可能性がある。

外壁リフォームの役割とは?

一方で、外壁リフォームとは、外壁材そのものを交換・補修する工事を指す。リフォームは、見た目だけでなく構造的な劣化や損傷を修復する根本的な対策であり、以下のようなケースに必要になる:

  • 外壁材が反っている・浮いている

  • 雨水が内部に浸入し、カビや腐朽が発生している

  • サイディングの継ぎ目のコーキングが劣化し、割れている

  • 築年数が30年を超え、外壁材の寿命そのものが来ている

特に、サイディングボードの一般的な寿命は約30〜40年とされており、築30年であれば交換を視野に入れるタイミングである。表面だけ整えても、土台が傷んでいれば意味がないのだ。

選び方のポイント

見た目に目立つ劣化がなければ、塗装で済む場合も多い。しかし、内部の劣化や下地の損傷が疑われるなら、リフォームが必要になる。最適な方法を選ぶには、後述する専門家の診断が欠かせない。


1-2 張り替えと重ね張り、どう選ぶ?

築30年の外壁リフォームを考える際、次に検討すべきは「張り替え」と「重ね張り(カバー工法)」のどちらを選ぶかである。これらは一見似ているが、工事内容、費用、工期、メリット・デメリットが大きく異なる

張り替え工法とは?

張り替えとは、既存の外壁材をすべて撤去し、新しい外壁材を取り付ける方法。既存の劣化部分を完全に除去できるため、根本的な問題解決につながる。

  • 費用目安:30坪の戸建てで約200万〜300万円

  • 工期:2〜3週間

  • 主なメリット

    • 下地や防水シートの点検・交換が可能

    • 建物全体の耐久性・防水性を大幅に向上できる

    • デザインや断熱性を最新の仕様に変更できる

  • 主なデメリット

    • コストが高い

    • 廃材処分や騒音・振動の問題がある

    • 雨天時の施工リスクが高まる

築30年の家の場合、張り替えによって外観を一新し、耐震性・断熱性を向上させるケースも多い。特に、将来的に30年住み続ける予定があるなら、張り替えの価値は高い

重ね張り(カバー工法)とは?

カバー工法とは、既存の外壁材の上から新しい外壁材を重ねて張る方法である。既存の壁を撤去しないため、手間が少なく、廃材も少ない。

  • 費用目安:30坪で約130万〜200万円

  • 工期:10日前後

  • 主なメリット

    • 工期が短く、費用も比較的抑えられる

    • 廃材がほぼ出ないため環境に優しい

    • 断熱性・遮音性が向上する

  • 主なデメリット

    • 下地の状態を完全には確認できない

    • 壁が二重になり、建物に重みが加わる

    • 施工できる壁材が限定される(ALCなどは不可)

私の自宅では、南面の壁は太陽による劣化が著しく、重ね張りを選択。一方、北面は下地が傷んでいたため、部分的に張り替えを行った。外壁の劣化状況は方角や環境によって大きく異なるため、面ごとに判断するのが効果的だと実感した。


1-3 専門家による現場診断の重要性

築30年の外壁に対する最も重要なステップは、専門家による現場診断を受けることである。これは塗装にするか、リフォームにするかを適切に判断するために必要不可欠なプロセスだ。

なぜ現場診断が必要なのか?

外壁の劣化は、表面だけでは判断できない場合が多い。見た目がそれほど悪くなくても、以下のような内部の問題が進行している可能性がある:

  • サイディングの裏側に水が浸透し、下地が腐っている

  • 壁内部に断熱材のカビや劣化が進行している

  • コーキングが劣化して隙間から雨水が侵入している

こうした問題は、専門的な診断なしには見落とされがちだ。誤った判断で「塗装だけ」で済ませてしまうと、2〜3年後に再施工が必要となり、結果として大きな出費になるリスクもある。

診断でチェックすべき項目

現場診断では、以下のポイントを入念にチェックする必要がある:

  • チョーキング現象の有無

  • ヘアクラック(細かいひび割れ)

  • コーキング(シーリング)の剥がれ・割れ

  • サイディングの浮きや反り

  • 雨染みやカビの発生状況

  • 外壁の水分含有率の測定

最近では、赤外線カメラやドローンによる診断を取り入れている業者も増えている。これにより、高所のひび割れや屋根周りの劣化まで正確に把握できる。

無料診断でも注意が必要

多くの塗装会社は無料で現場診断を実施しているが、「無料だからといってすぐに契約しないこと」が大切。提案された工事内容に対し、「なぜそれが必要なのか?」を丁寧に説明できる業者を選ぶべきである。

複数の会社に診断を依頼し、見積もりと診断内容を比較検討することが、後悔しないリフォームへの第一歩となる。

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2.塗料の種類と選び方

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2-1 シリコンとフッ素の違いと選び方

築30年の外壁に使われる代表的な塗料が、シリコン塗料フッ素塗料である。どちらも耐候性に優れたグレードの高い塗料だが、特徴と価格が大きく異なる。

シリコン塗料とは?

シリコン塗料は、バランスの良い性能と価格帯で最も人気の高い塗料のひとつである。

  • 耐用年数:約10〜15年

  • 費用相場(30坪):約80万〜120万円

  • 特徴

    • 紫外線や雨風に強く、色あせしにくい

    • 防カビ性・防藻性にも優れる

    • コストパフォーマンスが非常に高い

筆者も最初はシリコン塗料を選ぼうと考えたが、築30年という経年から「次の塗り替えを10年後にまたやるのは厳しい」と判断した。そこで選択肢に入れたのが、フッ素塗料である。

フッ素塗料とは?

フッ素塗料は、耐久性の高さとメンテナンス頻度の低さが最大の強みである。高層ビルや橋梁にも使用されるほどの高性能塗料だ。

  • 耐用年数:約15〜20年

  • 費用相場(30坪):約130万〜180万円

  • 特徴

    • 汚れが付きにくく、美観が長期間持続

    • 雨や紫外線による劣化を最小限に抑える

    • 初期費用は高めだが、長期的にはお得

築30年の住宅においては、「これを最後の塗装にしたい」と考える方も多いため、一度の出費で長く持たせたい方にはフッ素塗料が非常におすすめである。

選び方のポイント

  • 10年以内に再塗装の予定があるならシリコン塗料

  • 長期的に持たせたいならフッ素塗料

  • 資産価値を維持したいならフッ素+遮熱機能付き塗料

どちらを選んでも良いが、築30年という節目では「あと何年住むか」を基準に考えるのが最も失敗しない方法である。


2-2 環境に配慮した塗料選びのポイント

最近では、外壁塗装において環境性能や健康への影響を考慮する動きも高まっている。特に築年数の古い住宅では、家族の健康や近隣への配慮が重要視される傾向にある。

低VOC塗料とは?

環境配慮型の塗料として注目されているのが、低VOC(揮発性有機化合物)塗料。従来の塗料には人体に影響を与える成分が多く含まれていたが、近年ではホルムアルデヒドなどを含まない塗料が主流になりつつある。

  • 特徴

    • 臭いが少なく、施工中のストレスが軽減

    • 小さな子どもや高齢者のいる家庭にも安心

    • 地球環境にもやさしい

筆者の近所でも、小学校の隣にある住宅で外壁塗装を行った際、環境配慮型の水性塗料を使用していた。工事中に臭いがほとんど気にならず、近隣住民とのトラブルも避けられたと聞いている。

遮熱・断熱機能付き塗料

また、地球温暖化対策や省エネ意識の高まりから、遮熱・断熱効果を持つ塗料も人気である。特に築年数が経った住宅は断熱性能が弱いため、塗料で補うのは非常に有効だ。

  • 夏の室温上昇を抑え、冷房効率を高める

  • 電気代の節約につながる

  • 冬は保温効果が期待できる

環境面への配慮は、家計にも健康にもメリットをもたらす。単なる外壁塗装ではなく、家族の暮らし全体を見直す機会として、塗料選びを進めてみてほしい。


2-3 予算に応じた塗料の選択肢

外壁塗装にかけられる予算は家庭によってさまざまである。しかし、予算だけで塗料を選んでしまうと、将来的に再塗装が必要になり、結果として高額になることも少なくない

主な塗料と価格帯(30坪目安)

塗料の種類 耐用年数 費用の目安(施工費込み)
アクリル塗料 5〜8年 約60万〜80万円
ウレタン塗料 7〜10年 約70万〜100万円
シリコン塗料 10〜15年 約80万〜120万円
フッ素塗料 15〜20年 約130万〜180万円
無機塗料 20〜25年 約160万〜200万円

築30年の外壁には、アクリルやウレタン塗料はおすすめできない。なぜなら、劣化が進んでいる外壁には高耐久な塗料でなければ保護が難しいからである。

また、「予算内で済ませたい」と考える場合も、塗料のグレードを少し上げることで、長期的に塗装回数を減らすことができ、結果的にコスパが良くなる

補助金や助成金の活用

自治体によっては、省エネ塗料や遮熱塗料を使うと助成金が出る制度もある。外壁塗装の計画を立てる際は、住んでいる自治体のHPをチェックするのもおすすめである。

3.未来を見据えた外壁塗装

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3-1 外壁塗装に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 築30年でも塗装だけで済むの?

→答え:外壁の状態によって異なる。クラック(ひび割れ)や浮きがある場合は、塗装だけでなく補修・張替えが必要になる。築30年以上経過していれば、一度専門業者の現場診断を受けることが最優先。

Q2. 外壁塗装のタイミングは何年ごと?

→答え:塗料の種類によるが、一般的には10年〜15年が目安。築30年時点で前回の塗装から15年以上経過している場合は、すぐに再塗装を検討すべき。

Q3. 雨の日でも工事できる?

→答え:基本的に外壁塗装は天候に左右される。雨や高湿度の日は施工を行わない。無理に施工すると塗膜不良を起こす可能性がある。

Q4. 外壁塗装に保証はつくの?

→答え:優良な塗装会社であれば、5〜10年程度の保証がつくケースが多い。ただし、塗料の種類や施工範囲によって保証期間は異なる。

Q5. ご近所への挨拶や対応はどうしたらいい?

→答え:通常は施工会社が事前に近隣へ工事案内を行う。しかし、住人本人が挨拶しておくと、後のトラブル防止になる。特に音・臭いに関しては事前説明が重要。


3-2 塗装後のメンテナンスとアフターサービス

外壁塗装が終わった後、「これでもう安心」と思ってしまう人は多い。しかし、実際には塗装後のケアこそが家を長持ちさせるカギになる。

定期的なチェックポイント

  • 1年に1回の目視点検

    外壁の色あせやひび割れ、チョーキング現象がないかをチェックする。

  • コーキングの劣化確認(2〜3年に一度)

    サイディングの継ぎ目などに使われているコーキングは、塗料より早く劣化するケースが多い。硬化や剥がれがあれば、部分補修を検討する。

  • 雨漏りや水の染みの有無確認

    室内側に異変がないかを見逃さず、特に雨の多い梅雨時期には注意。

アフターサービスのチェックポイント

  • 無料点検の有無:定期点検を無料で行ってくれる会社を選ぶ

  • 保証内容の明文化:保証範囲(施工不良、塗膜剥がれなど)を明記した書面があるかを確認

  • 保証期間と条件:5年保証、10年保証でも条件が異なるため、必ず事前確認する

筆者の場合、施工会社から年に1回の無料点検があり、気になる箇所を写真付きで報告してくれた。見た目だけでなく、数値で壁面温度や湿度も測ってくれるため安心感がある。


3-3 今後の外壁塗装市場の動向

築30年の住宅が増える現在、外壁塗装のニーズは今後さらに高まっていくと予想される。同時に、技術や塗料の進化も著しく、外壁塗装は今「ただのメンテナンス」から、「家の機能性を高める工事」へと進化している。

注目される塗装技術の進化

  • **高耐久塗料(無機塗料・ハイブリッド塗料)**の普及

    従来のフッ素塗料よりもさらに長寿命で、耐用年数20〜25年という選択肢も登場。

  • 遮熱・断熱機能付き塗料の需要増

    電気代高騰や温暖化対策として、住宅の“省エネ性能”を向上させる塗料の採用が進んでいる。

  • AI・IoTを活用した建物診断

    赤外線カメラやドローン、センサーを活用した、より正確な診断が主流に。人の目では見落としがちな不具合を検出可能。

市場の今後とユーザー側の対応

  • 外壁塗装業者の増加により、価格競争とサービス品質の差が広がる

  • 悪徳業者や訪問販売によるトラブルも増加傾向にあるため、業者選びの基準がますます重要

  • 施工後の保証や定期点検などの“見えない部分”の比較検討が求められる

外壁屋根診断


まとめ

築30年の外壁は、見た目の劣化だけでなく、防水性・断熱性・耐震性にも影響が出てくる時期です。外壁塗装で十分なのか、それとも外壁リフォーム(張替えや重ね張り)が必要なのか、判断を誤ると、数年後に再び大きな出費につながる恐れもあります。

今回のコラムでは、外壁塗装とリフォームの違い、塗料の選び方、専門家の診断の重要性、さらにアフターメンテナンスや今後の市場動向まで幅広く紹介しました。これにより、築30年というタイミングでどんな選択肢があるのか、正しく理解できたのではないでしょうか。

大切な住まいを長く快適に保つためには、「今、何をすべきか」を見極めることが何より重要です。少しでも不安や疑問がある方は、まずは信頼できる専門業者に現地調査を依頼してみてください。

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