ガルバリウム鋼板のメンテナンスと外壁塗装、メリットやデメリットについて
2020.02.22
最近、ガルバリウム鋼板を外壁や屋根に使った住まいが増えています。キューブ型のお家でもよく見かけます。
ガルバリウム鋼板は強い耐久性があり、様々な用途にも用いられています。そこで今回はそのガルバリウム鋼板について詳しくご紹介します。
目次
ガルバリウム鋼板の特徴
ガルバリウム鋼板は鋼板を板の形状に加工したものを、さらにアルミニウム・亜鉛・シリコンを混合した金属メッキで加工したものです。従来の鋼板より高い耐久性がある画期的な鋼板です。
ガルバリウム鋼板のメリット
1:サビに強い
ガルバリウム鋼板は錆びにくいという特性があり、屋根や外壁に向いています。
2:耐久性が高い
耐久性が高く、長く使える。(耐用年数が長い)
これまでよく使われてきたトタンの耐久年数が10年〜20年ほどと言われているなか、ガルバリウム鋼板は20~30年は持つとも言われています。
3:薄くて軽量
ガルバリウム鋼板は3mmほどの厚さで、非常に軽量です。そのため、耐震に関して意識が高い人はガルバリウム鋼板を採用する傾向にあります。
4:デザイン性が高い
ガルバリウム鋼板は非常に加工しやすいので、屋根や外壁をオシャレに加工することができます。
ガルバリウム鋼板のメンテナンス
ガルバリウム鋼板のメンテナンスは、定期的に水をかけて洗ってあげるだけでいいです。雨や雪が降った後にこまめに水をかけてあげてください。
沿岸部など潮風のあるところはよりこまめに、1~2ヶ月に1度くらいの頻度で水をかけてあげることでガルバリウム鋼板の劣化を防げます。
塗装をしている場合
ガルバリウム鋼板に塗装を施している場合は定期的な塗り替えが必要になります。ガルバリウム鋼板自体が耐久性が高くとも、塗料自体は年月とともに劣化していくため、その塗料の耐久年数に応じて塗り替えを行うほうがいいです。
ガルバリウム鋼板の塗装について
ガルバリウム鋼板の塗装に際しては、目荒らしという、表面をザラザラにする加工を行う必要があります。高圧洗浄機で表面を削り、わざとザラザラにすることで塗料の密着度を高める加工を行います。同時に錆びも取り除きます。
目荒らしが終わったら、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗装を行って仕上げていきます。
ガルバリウム鋼板に向いている塗料
一般的に用いられる塗料はシリコン塗料です。
ガルバリウム鋼板の特性として薄い反面、熱を伝えやすいという特徴も併せ持っているため、遮熱性の高い塗料を使うのも快適に暮らすためのいい判断です。
塗装の注意点
ガルバリウム鋼板の塗装には技術を要するため、業者を選ぶ際も慎重に行ってください。
目荒らしを丁寧に
塗料を密着させ、仕上がりを綺麗にするには、目荒らしを丁寧に行う必要があります。手を抜いて、時間を短縮する業者もいますが、そういうところに依頼すると、後悔するもとになりますから、注意してください。
施工方法が千差万別
ガルバリウム鋼板はその使いやすさからデザインが豊富にあります。形状が複雑であったりして、通常の塗装とは勝手が違う場合が往往にしてあります。そのため、経験豊富な業者を選ばないと塗料がきちんとつかないこともあります。
まとめ
ガルバリウム鋼板はメンテナンスを定期的に行えば、耐用年数もさらに伸び、長く快適に過ごせる我が家を保てます。
ちょくちょく外壁をチェックしていただき、早めの対処を心がけてください。