塗装の下地処理についてプロが解説
2020.01.23
はじめに
皆さんこんにちはサニー建設です。今回は下地処理について解説します。
下地処理は塗装を行う前に必ず行う大切な工程です。外壁塗装の下地処理は、ざっくり言うと塗装する前の準備みたいなものです。下地処理の善し悪しで外壁塗装の寿命が変わると言われるほどの重要な工程なので正しい知識を身につけましょう。
下地処理について解説
その1 高圧洗浄
壁面の汚れを落とす作業です。水圧で汚れを飛ばし、洗い流します。高圧洗浄はするのは一般的な作業なのですが、結構念入りにしないと旧塗膜(昔の塗料)が付着している状態のままで新しい塗装をしてもすぐに剥がれてきてしまいます。高圧洗浄は屋根や壁を綺麗にし、汚れだけでなく旧塗膜を落とす重要な作業になります。
その2 外壁塗装補修
年数が経ったモルタルの住宅などは、クラックと呼ばれるヒビ割れ(上の写真)の発生や、鉄骨建築であればサビなどが発生している可能性があります。そのまま下地処理をせずに塗装してしまうと、塗装の寿命を短くする可能性が高いです。
ヒビ割れはコーキングで埋め、鉄骨はケレンでサビを落とし、錆止め塗装をしたりします。このような外壁自体に存在する損傷を補修する作業を外壁補修と言います。
その3 シーリング補修
簡単に言うとヒビ割れ(クラック)を埋めていく作業です。目地のクラックをコーキングで補修したり、ボードが剥がれているところをパテ埋めしたりします。外壁塗装においてシーリング補修、コーキング作業というのはしない業者がいないくらい大事な工程です。
その4 ケレン清掃
鉄の部分等の旧塗膜やサビを落とす作業です。たわしのような道具をつかってそれらを落としていきます。
旧塗膜やサビを落とすという作業で、その時あえて傷をつけていきます。ケレン清掃で細かい傷をつけることによって、そのあと塗料が綺麗につきやすくなります。
この作業をきっちりしてあげることによって塗料の乗りが良くなるので非常に大事な作業になっています。
悪徳業者には注意を!
下地処理をしっかりしてくれる業者を選ぶようにしてください。
外壁塗装において、下地処理は完成時の質をあげる非常に大事な作業です。
実は下地処理には手間とお金がかなりかかります。そのため、下地処理で手を抜いてしまう業者も多いです。見積もり書を見る際には、下地処理が含まれているかをしっかり確認し、確実に下地処理が行われることを確認して注文するようにしましょう。
さいごに
下地処理はお化粧の前の下地作りと同じです。女性の方は特によくわかると思うのですが、下地作りがしっかりしていなければお化粧の乗りは悪くなります。しつこいようですが、下地処理は塗装に置いて大変大事な工程になっています。この記事を通して皆様が正しい知識を身につけで下されば幸いです。
サニー建設のYouTubeチャンネルにも同様の内容の動画がアップされているので宜しければそちらもあわせてご覧ください。