屋根塗装と防水工事の最適なタイミングとは?
2025.05.17
いつも塗るばいブログをご覧いただきありがとうございます!塗るばいは佐賀を中心に、地域密着型の外壁塗装専門店として、外壁塗装、屋根塗装、屋根カバー工法、屋根葺き替え、防水工事、雨漏り修理など、幅広いサービスを提供しています。当店では高品質な塗装を手頃な価格でご提供し、お客様の住まいをより長持ちさせるお手伝いをしています。
はじめに|この記事で得られることと読者へのメッセージ
「外壁塗装や屋根塗装、防水工事って、結局いつやればいいの?」
そんな疑問を抱えていませんか?
戸建て住宅に住んでいると、築年数とともにどうしても避けられないのが外壁や屋根のメンテナンス。特に屋根塗装と防水工事は、**家の内部構造を守るための“最後の砦”**とも言える重要な施工です。
しかし、いつどんなタイミングで行うべきか、どんな症状が目安になるのかなど、具体的な判断基準が分からないまま放置してしまうケースも少なくありません。その結果、雨漏りやカビの発生といったトラブルに発展し、余計な修繕費がかかる…という事態も。
この記事では、「外壁塗装 屋根塗装 防水工事」に関して検索される読者の悩みにとことん寄り添いながら、以下の内容を丁寧に解説していきます。
この記事の内容
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屋根塗装の目的と、具体的な効果
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防水工事が必要な理由と得られるメリット
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屋根塗装と防水工事の違いと連携施工の必要性
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最適な施工タイミングと見極めポイント
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実際の施工現場で見られたトラブル事例と防止策
この記事を読めば、「どのタイミングで、どの工事を、どう組み合わせればよいか」が明確になります。
1.屋根塗装と防水工事の重要性
家を長く安全に保つために欠かせない2つのメンテナンス工事の真価とは?
屋根塗装と防水工事は、どちらも家を守るために不可欠なメンテナンスです。ただし「家が古くなったら必要」という曖昧なイメージだけで判断すると、かえって余計な出費につながります。
屋根やベランダは、雨・風・紫外線に一年中さらされており、目に見えないダメージが日々蓄積されています。塗膜が剥がれてくると、防水性は急激に落ち、雨水が内部に侵入しやすくなります。これが進行すれば、柱や梁といった構造部の腐食へとつながる可能性も。
そのため、早い段階で塗装や防水処理を施しておくことで、大規模な修繕を防ぎ、家を守るコストを最小限に抑えることができるのです。
1-1. 屋根塗装の目的と役割
防水・断熱・美観すべてを守る、屋根塗装の重要な3つの役割とその実例
屋根塗装の最大の目的は、「屋根材を長持ちさせること」です。
屋根材自体は金属やスレートなど比較的耐久性がありますが、表面の塗膜が劣化することで、その耐久性は一気に下がります。
屋根塗装には、次の3つの役割があります。
① 防水性の維持と向上
塗膜があることで、屋根材に直接水がしみこむのを防ぎます。劣化が進むとひび割れやサビ、コケの繁殖が起こり、やがて雨漏りの原因になります。
② 遮熱・断熱効果の向上
近年は遮熱塗料を使用するケースが増えています。たとえば、遮熱塗料を使用することで屋根表面温度が10〜20℃下がり、室温も3〜5℃ほど下がるという報告もあります。これは冷房費の削減にもつながります。
③ 美観の回復と住宅価値の維持
見た目が美しくなることで、住宅の資産価値も維持できます。売却時にも好印象を与えるため、将来の売却を視野に入れている方にとっても重要な工事です。
【施工事例】
15年放置されたスレート屋根を塗装した結果、遮熱効果で2階の室温が5℃低下。光熱費も年間2万円以上節約できたとの報告がありました。
1-2. 防水工事の必要性と効果
ベランダ・屋上・バルコニーを守る防水工事の効果と、見逃してはいけない劣化サイン
防水工事は主に、屋上・ベランダ・バルコニー・ルーフバルコニーといった水が溜まりやすい場所に対して行う工事です。
防水層が劣化すると、構造部に水が浸透し、以下のような被害を引き起こします:
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雨漏りやカビの発生
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鉄筋コンクリートの腐食(RC造)
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木造住宅の場合は柱や土台の腐朽
防水工事の効果
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水の侵入を根本的に防ぐ
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カビ・ダニの発生を防ぎ、健康被害を減らす
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建物の寿命を10年〜20年単位で延ばす
☔【見逃しがちな劣化サイン】
表面の色が変わってきた
黒ずみやコケの繁殖
表面がベタつく、または白く粉がふく
防水層に膨らみ、ひび割れ
これらが見つかったら、早急な調査と施工が必要です。
1-3. 屋根塗装と防水工事の違い
家全体を守るためには両方必要!屋根塗装と防水工事の違いと併用施工の重要性
屋根塗装と防水工事はどちらも「雨水から家を守る」ことを目的としていますが、施工対象と工法が大きく異なります。
比較項目 | 屋根塗装 | 防水工事 |
---|---|---|
主な対象 | 傾斜屋根(瓦、スレート、ガルバリウム等) | 屋上・バルコニー・ベランダ |
目的 | 紫外線・雨風からの保護、美観回復 | 雨水侵入の遮断、劣化防止 |
施工方法 | ウレタン塗装、シリコン塗装など | ウレタン防水、FRP防水、シート防水など |
対応年数 | 約10〜15年 | 約10年(素材や施工方法により異なる) |
片方だけ行っても、雨漏りや劣化リスクは完全には防げません。とくに築10年以上の住宅では、同時に点検・施工することでトータルコストが抑えられるケースも多くあります。
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2.最適なタイミングとは
屋根は”家の傘”、防水は”家のカッパ”
屋根や外壁は、日差しや雨風から家全体を守る**「第一の防御ライン」**です。特に日本は四季がはっきりしており、台風や豪雨、積雪といった自然環境の変化が激しいため、塗装や防水の劣化も早く進行しがちです。
私が以前担当した築14年の一戸建てでは、見た目には異常がなくても、屋根裏を確認すると雨漏りによるシミが数ヶ所に広がっていました。原因は、屋根塗装の劣化による防水機能の低下。しかもそれが外壁にも影響を与え、カビ臭が家中に広がっていたのです。
防水層や塗膜が劣化すると、以下のような深刻な被害につながる可能性があります:
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木部や下地の腐食
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シロアリの発生
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断熱・遮熱性能の低下
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室内湿度の上昇によるカビ・健康被害
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修繕費の高騰(早期対応なら30万円で済むところが、放置で150万円以上かかる場合も)
だからこそ、早め早めの対応が住まいの寿命を大きく左右します。
2-1. 屋根塗装・防水工事の最適なタイミングとは?
「10年目の法則」はあくまで目安。実際には立地や素材で違いがある!
外壁塗装や屋根塗装、防水工事のタイミングは「築10年目を過ぎたら」とよく言われます。しかしこれはあくまで一般的な目安であり、家の立地条件・建材の種類・施工品質・メンテナンス履歴によって前後します。
たとえば、以下のようなケースは劣化が早まる傾向があります。
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海沿い → 塩害で金属部がサビやすい
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幹線道路沿い → 排気ガスで汚れやすい
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日当たりが強い → 紫外線で塗膜が劣化
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北側が湿気やすい → カビ・コケが発生しやすい
▼塗装・防水材の耐用年数一覧
部位 | 材質・工法 | 耐用年数(目安) |
---|---|---|
屋根(スレート) | シリコン塗装 | 約10〜12年 |
屋根(金属) | フッ素塗装 | 約15年 |
外壁 | ウレタン塗装 | 約8年 |
防水(ウレタン) | 密着工法 | 約10年 |
防水(シート) | 塩ビシート | 約13〜15年 |
多くのお客様が「まだ大丈夫だと思っていた」とおっしゃいますが、劣化のサインは徐々に進行し、気づいたときには手遅れということも。築7〜8年を過ぎたら、定期点検や見積もりだけでも依頼しておくことが安心です。
2-2. 雨漏りの兆候と適切な施工時期
見えない雨漏りにこそ注意を
雨漏りは、決して屋根だけが原因とは限りません。防水層の破損、外壁のひび割れ、サッシまわりのシーリングの劣化なども原因になりえます。
▼こんな症状があれば、早急にプロに相談を!
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天井にシミがある
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窓枠周辺がジメジメしている
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壁紙が剥がれてきた
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部屋の中がカビ臭い
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雨の日に「ポタポタ音」がする
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雨のあとに屋根裏が湿っている
以前お伺いした築13年の住宅では、ベランダの排水溝が詰まり、防水層の隙間から水が逆流していたというケースもありました。見た目では分からないので、定期点検が何よりの保険になります。
2-3. 劣化した屋根や外壁のサインとは?
日常点検でチェックできる劣化の“初期サイン”
塗装や防水層の劣化は、ある日突然起こるものではなく、**徐々に進行していきます。**以下のようなサインが見られたら要注意です。
▼屋根・外壁の劣化サイン一覧
劣化現象 | 内容 |
---|---|
チョーキング現象 | 塗膜が粉状になり、触ると白い粉がつく |
クラック(ひび割れ) | 雨水の侵入経路になる |
色あせ・ツヤ消失 | 紫外線による塗膜の劣化 |
コケ・カビの繁殖 | 湿気による劣化が進行中 |
コーキングの劣化 | 隙間からの雨水侵入リスク |
私が施工したあるお宅では、屋根の塗装が浮いていたことがきっかけで調査を行い、内部まで水が浸透していたことが判明しました。表面の劣化が、実は構造全体に関わる問題の「サイン」になっていたのです。
3.施工業者の選び方ガイド
3-1.|信頼できる業者の見分け方
外壁塗装・屋根塗装・防水工事といった住まいの外装メンテナンス工事は、決して安い買い物ではありません。だからこそ、「どの業者に依頼するか」が仕上がりや長持ち度合い、トラブルの有無に大きく影響してきます。見た目はどの業者も似ているように感じるかもしれませんが、実際には施工技術・使用材料・職人の腕・アフターサポートなどに大きな差があります。
✅ 信頼できる業者の主な特徴:
- 建設業許可や専門資格を取得している
- 防水施工技能士や塗装技能士といった国家資格を保有しているかどうかは、技術と知識の証明になります。
- 都道府県からの建設業許可も、一定の実績・財務健全性が求められるため、信頼の目安となります。
- 自社施工で中間マージンが発生しない
- 一部の業者は営業だけ行い、実際の工事は下請けに丸投げするケースも。
- 自社職人による施工であれば、品質管理や責任の所在が明確で、費用の無駄も抑えられます。
- 現地調査・見積もり時に詳細な診断と丁寧な説明がある
- 劣化の症状を写真付きで説明し、適切な工事内容を提案してくれるかどうかが重要。
- 表面的な見積もりではなく、建物の状態を踏まえた根拠ある見積書を提示してくれる業者を選びましょう。
- 保証内容が明確で、保証期間が長め(5~10年)
- 施工後のトラブルに備え、アフターサポートの有無や保証の範囲・期間は要チェック。
- 内容が不明確な保証は、いざというときに対応されないこともあります。
- 口コミやホームページの評価が安定している
- Googleや口コミサイト、SNSなどでの評価が高く、過去の施工実績が掲載されている業者は安心感があります。
- 地元密着で長く営業している業者は、責任感を持った対応をしてくれることが多いです。
実際の事例: 私の知人が価格の安さだけで選んだ業者では、外壁塗装からわずか3年で色あせやひび割れが発生しました。さらに、保証はたったの1年で終了しており、補修には追加料金が発生。結局、最初に浮いたコスト以上の出費となってしまいました。
→ 価格だけではなく、施工の質と長期的な安心感を最優先に考えるべきです。
3-2.|施工業者に依頼するメリット
一見すると、自分で塗装や防水工事ができそうだと考える方もいます。しかし実際には、住まいの外装工事は専門的な知識と高い技術、安全管理が必要な作業です。特に屋根や高所の施工は、知識がない状態で行うと非常に危険であり、仕上がりや耐久性にも大きな差が出ます。
プロの業者に任せることで得られる主なメリット:
- 万全な安全対策
- 足場の組み立て、高所での作業においては、転落事故を防ぐための安全対策が必須。
- プロの業者は法令に従った安全管理を行い、作業員の命と施主の財産を守ります。
- 専用の塗料・機材による高品質な仕上がり
- 市販されていない業務用塗料や専用スプレー機器を使用することで、ムラなく美しい塗装が可能。
- 仕上がりだけでなく、塗膜の密着性や防水性にも差が出ます。
- 下地処理の精度が高い
- 下地が整っていないと、どんなに高品質な塗料でも意味がありません。
- ひび割れ補修、洗浄、下塗りなど、見えない部分をしっかり施工することで、建物の寿命を延ばします。
- 経験と知識に基づく適切な工程管理
- 塗料には適切な乾燥時間や気温・湿度の管理が必要。
- 長年の経験を持つ職人だからこそ、気候条件に応じた施工判断ができ、品質にムラが出ません。
- 工事保証が付く安心感
- 工事完了後もトラブルが起きた際に、一定期間内であれば無料補修が受けられるのがプロの強み。
- DIYではこのような保証は一切得られません。
私自身、5年前に信頼できる業者に外壁と屋根の塗装を依頼しました。施工後も定期的な点検に来てくれ、劣化の兆候を早期に知らせてくれるなど、非常に手厚いサポートを受けています。「頼んでよかった」と実感できる体験でした。
3-3.|見積もりの依頼方法と注意点
優良な業者を選ぶためには、**複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり」**が非常に重要です。1社だけの見積もりでは、金額や提案内容が適正かどうか判断できません。
見積もり依頼の流れ:
- 基本情報の整理
- 自宅の図面、築年数、過去の施工歴や塗料の種類をあらかじめまとめておくと、スムーズにやり取りができます。
- 候補業者の選定
- ネット検索や口コミ、地域の評判を参考にして、少なくとも3社以上の業者をピックアップしましょう。
- 現地調査を依頼する
- 実際に現地で調査を行い、劣化状況を写真で記録・報告してくれる業者が理想的です。
- 見積もり内容を比較する
- 使用する塗料の種類、グレード、施工範囲、保証期間、工期などを細かく比較検討しましょう。
- 疑問点はその場で質問・対応を見る
- 不明点に丁寧に答えてくれるか、説明が曖昧ではないかも信頼性を見極めるポイントです。
❗️見積もり時の注意点:
-
「施工面積を実際より多く見積もる」などの不正が一部業者で報告されています。
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本来必要ない工事をすすめられる場合もあるので、「なぜそれが必要なのか」を必ず確認しましょう。
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見積書の記載があいまいで、「一式」表記が多い業者には要注意。内訳が明確な業者を選びましょう。
まとめ
屋根塗装と防水工事は、どちらも住宅の“防衛ライン”を担う重要な工事です。
その最適なタイミングは、「劣化症状が出る前の予防メンテナンス」にあります。
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築10年以上経過している
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一度も屋根塗装・防水工事をしていない
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ベランダや屋根に異変が見られる
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雨漏りが心配、または経験がある
こうした方は、今すぐにでも専門業者へ無料点検を依頼することをおすすめします。
住まいは、かけがえのない資産。大切な家族を守る「シェルター」です。
適切なタイミングでメンテナンスを行えば、結果的に住まいの寿命もコストも大きく変わります。
戸建て住宅の外壁塗装、屋根塗装、防水工事を検討中の方は、この記事を参考にして、ぜひ最適な施工タイミングを見極めてください!
塗るばいでは、佐賀でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。佐賀の外壁塗装、屋根塗装、防水工事は塗るばいにお任せください!!
私が担当しました!

営業
江川 拓Egawa Taku
お客様お一人お一人に安心できる塗装工事をご提供できるように、努力してまいります。
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所有資格
- 外壁診断士
- 外壁アドバイザー
- カラーコーディネーター
- 有機溶剤作業主任者