屋根塗装とカバー工法の選び方を解説します
2025.02.01
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目次
1. 屋根塗装とカバー工法の基礎知識
屋根は家の中で最も過酷な環境にさらされる部分です。風雨、紫外線、寒暖の差など、さまざまな外的要因に影響を受けます。そのため、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。しかし、屋根の状態や予算、目的によって、最適なメンテナンス方法が異なります。そこで注目されるのが「屋根塗装」と「カバー工法」の2つの方法です。この2つは、それぞれ異なる特徴を持っており、どちらを選択するかは非常に重要です。
本記事では、屋根塗装とカバー工法の違いを詳しく解説し、それぞれの特徴、メリット、デメリットについても触れていきます。また、屋根の劣化サインについても紹介し、最適なメンテナンス方法を選ぶためのポイントをお伝えします。
1-1. 屋根塗装とカバー工法の違い
屋根のメンテナンス方法には「屋根塗装」と「カバー工法」がありますが、それぞれの方法には大きな違いがあります。それぞれの特徴を理解して、どちらが自分の家に適しているのかを考えることが重要です。
屋根塗装
屋根塗装は、既存の屋根材に塗料を塗布する方法です。塗料を塗ることで、屋根の表面に保護膜を作り、防水効果や耐候性を高め、屋根材の劣化を防ぐことができます。この方法は、屋根が比較的健全な状態の時に行うことで、長期的にその効果を維持することができます。
屋根塗装は、比較的低コストで済むため、予算を抑えたい方や屋根の状態がそれほどひどくない場合におすすめの方法です。また、塗装後は見た目も美しくなり、家全体の印象を刷新することができます。しかし、塗装では屋根の強度そのものを改善するわけではないため、あくまで防水性や外観の維持を目的とした方法です。
カバー工法
カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法です。既存の屋根が劣化している場合や、強度不足が懸念される場合に選ばれることが多いです。この方法では、既存の屋根材を撤去する必要がなく、新しい屋根材を重ねるだけで済むため、工期が比較的短く、施工が簡単です。
カバー工法の大きなメリットは、屋根の強度が大幅に向上することです。新しい屋根材を重ねることで、屋根全体の耐久性や断熱性が向上し、長期的に安心して住み続けることができます。しかし、屋根の重さが増すため、建物の構造がそれに耐えられるかどうかの確認が必要となります。また、費用が高くなることがデメリットとして挙げられます。
1-2. カバー工法のメリットとデメリット
カバー工法のメリット
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耐久性が大幅に向上
新しい屋根材を追加することで、屋根の強度や耐久性が大幅に向上します。特に、既存の屋根材に大きな損傷があった場合でも、カバー工法により、より丈夫で耐久性のある屋根を作ることができます。これにより、屋根の寿命が延び、今後のメンテナンスの回数を減らすことができます。 -
断熱性能が向上
カバー工法では、屋根材の間に断熱材を挿入することができるため、住宅の断熱性能が向上します。これにより、夏は涼しく、冬は暖かい環境を維持することができます。エネルギー効率が良くなり、光熱費の削減にも繋がるため、長期的に見ると経済的にもメリットがあります。 -
施工が早い
カバー工法は、既存の屋根材を撤去する必要がないため、工事が比較的短期間で完了します。急ぎで屋根を修理したい場合や、長期間の工事を避けたい場合には非常に有効です。 -
美観の向上
新しい屋根材を重ねることで、屋根全体の見た目が一新されます。特に古い屋根が錆びていたり、色あせている場合でも、新しい屋根材を追加することで、美観を大きく改善することができます。
カバー工法のデメリット
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コストが高い
カバー工法は屋根塗装に比べて高額です。新しい屋根材を購入し、それを取り付けるため、材料費や施工費がかかります。そのため、予算が限られている場合には、他の方法を検討する必要があります。 -
屋根の重量が増加
新しい屋根材を重ねるため、屋根全体の重量が増加します。これにより、屋根の構造が十分に耐えられるかどうかを確認する必要があります。特に古い建物の場合、構造が弱いため、事前に強度のチェックが求められることがあります。 -
屋根裏にアクセスできない
カバー工法を行うと、既存の屋根材を取り除くことなく新しい屋根材を重ねるため、屋根裏にアクセスできなくなることがあります。これにより、屋根裏のメンテナンスが難しくなる場合もあります。
1-3. 屋根塗装の必要性と劣化のサイン
屋根塗装は、屋根の状態がまだ比較的健全な場合におすすめのメンテナンス方法です。塗装を行うことで、屋根の防水性や耐候性が向上し、長期間使用することができます。屋根塗装の必要性と、塗装が必要なサインについて詳しく解説します。
屋根塗装の必要性
屋根塗装は、屋根材を外的要因から守るために欠かせない作業です。特に、紫外線や雨水などの影響を受けやすい屋根は、塗料で保護することで劣化を防ぎます。また、塗料には防水効果があり、屋根材の内部に水が浸入するのを防ぐ役割も果たします。
さらに、屋根の塗装は家全体の外観を向上させる効果もあります。塗装を行うことで、屋根が美しく仕上がり、住宅の印象が大きく変わることがあります。
屋根の劣化のサイン
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色あせや退色
屋根が日光にさらされ続けることで、塗装が色あせてきます。色あせた部分は、塗料が劣化し始めているサインです。このサインが見られた場合、早めに屋根塗装を行うことが推奨されます。 -
ひび割れや剥がれ
塗装が剥がれている部分や、ひび割れが見られる場合は、防水性が低下している証拠です。これらのサインを見逃すと、屋根材の劣化が進んでしまう恐れがあります。 -
コケや藻の発生
屋根にコケや藻が生えている場合、防水性が低下していることを意味します。コケや藻は湿気の影響を受けやすく、放置すると屋根材が腐食する原因となります。
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2.屋根リフォームの費用相場
屋根リフォームは、家の外観や耐久性を保つために重要な作業です。しかし、その費用相場は多くの要素によって変動します。屋根塗装とカバー工法の選択肢があり、それぞれの工事方法に応じた費用がかかります。この記事では、屋根リフォームの費用相場について詳しく解説し、選び方のポイントを紹介します。これを読めば、どの方法が最適か、どのくらいの予算を見込むべきかがわかります。
2-1. カバー工法の相場とコスト
カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法です。この工法の最大のメリットは、既存の屋根を撤去せずに施工できる点です。これにより、解体費用が不要になり、工事がスピーディーに行われるため、時間と手間を節約できます。
カバー工法の費用相場
カバー工法の費用は、屋根材の種類や家の大きさによって異なりますが、一般的には1平方メートルあたり1,500円〜3,000円程度が相場となります。例えば、100平方メートルの屋根にカバー工法を施す場合、15万円〜30万円程度が目安となります。ただし、屋根の状態や使用する屋根材によっては、価格がさらに変動することもあります。金属屋根やスレート屋根、瓦屋根など、それぞれの素材に対応したカバー工法があり、それぞれに費用が異なります。
カバー工法のメリットとしては、既存の屋根を取り壊す手間が省けるため、撤去費用が不要で、工期も比較的短く済みます。ただし、既存の屋根の劣化状態によっては、カバー工法が適さない場合もあるため、事前に屋根の状態を専門家に確認してもらうことが重要です。
2-2. 塗装工事の費用目安
屋根塗装は、劣化が進んでいない屋根材に対して行う修繕方法です。塗装工事はカバー工法よりも費用を抑えることができ、予算に優しい選択肢となります。屋根塗装の費用は、塗料の種類や塗装面積、作業の難易度によって変動します。
屋根塗装の費用相場
屋根塗装の費用は、1平方メートルあたり800円〜1,500円程度が一般的な相場です。例えば、100平方メートルの屋根を塗装する場合、8万円〜15万円程度が費用の目安となります。使用する塗料や屋根の形状によって、価格は上下します。特に、高耐久性の塗料を使用した場合や、複雑な屋根形状である場合は、費用が高くなる傾向があります。
屋根塗装は、屋根の劣化具合が軽度である場合に有効で、コストパフォーマンスが非常に高い工事です。塗装によって屋根の防水性が改善され、外観も美しくなるため、住宅の価値を高める効果もあります。しかし、塗装の耐用年数は10年程度であるため、定期的なメンテナンスが必要になります。
2-3. 見積もりの取り方と業者選び
屋根リフォームの費用を正確に把握するためには、複数の業者から見積もりを取り、比較することが大切です。適切な業者を選ぶことによって、費用だけでなく、工事の品質やアフターサポートも重要なポイントになります。
見積もりを取る際のポイント
まず、見積もりを取る際には、工事内容をしっかりと伝え、詳細な見積もり書を依頼することが重要です。例えば、カバー工法の場合は、既存屋根の撤去の有無や、使用する屋根材の種類について明確にしておく必要があります。屋根塗装の場合は、塗料の種類や作業手順について確認しましょう。
また、見積もり書には、材料費や人件費、工事にかかる期間など、具体的な項目を詳細に記載してもらいましょう。安すぎる業者に注意することも大切ですが、逆に高すぎる業者も避けるべきです。最も重要なのは、品質と価格のバランスが取れている業者を選ぶことです。
信頼できる業者の選び方
業者選びの際には、インターネットの口コミや評判を参考にすると良いでしょう。また、過去の施工例や実績を確認することもおすすめです。信頼できる業者は、施工前に詳細な説明を行い、工事が完了した後もアフターサポートをしっかりと提供してくれるところです。
選ぶ際の注意点として、最初に提示された見積もり金額に対して追加費用が発生しないかどうかを確認することが挙げられます。トラブルを避けるためにも、契約前に詳細をしっかり確認しましょう。
3.屋根塗装のタイミングと耐用年数
屋根塗装は住宅のメンテナンスの中でも重要な作業です。屋根は風雨や紫外線などの影響を受けやすく、劣化が進むと住宅全体の耐久性に影響を及ぼす可能性があります。そのため、定期的に屋根塗装を行うことが推奨されますが、塗装を行うべきタイミングや、塗装の耐用年数については知っておきたいポイントです。この記事では、屋根塗装を行うべき時期や、その効果について詳しく解説します。
3-1. 塗装の耐久性について
屋根塗装の耐久性は、使用する塗料の種類によって大きく異なります。一般的な屋根塗装に使用される塗料には、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系などがあります。それぞれの塗料は耐用年数が異なり、次のような特徴があります。
アクリル系塗料
アクリル系塗料は比較的安価で、光沢感が高い特徴がありますが、耐久性は短く、約5年程度です。主に費用を抑えたい場合や、軽微な塗装に使用されます。
ウレタン系塗料
ウレタン系塗料はアクリル系よりも耐久性があり、約7〜10年の耐用年数があります。柔軟性が高く、ひび割れを防止する効果もあるため、屋根の劣化が進んでいない場合には適しています。
シリコン系塗料
シリコン系塗料は耐久性が高く、約10〜15年の耐用年数を誇ります。紫外線や湿気にも強いため、長期間の保護を必要とする屋根には非常に適しています。
フッ素系塗料
フッ素系塗料は最も高耐久性があり、約15〜20年程度の耐用年数があります。価格は他の塗料に比べて高額ですが、長期間にわたり屋根を守り続けることができます。
これらの塗料を選ぶ際には、予算や屋根の状態、希望する耐久年数を考慮して選択することが大切です。
3-2. 屋根の寿命を延ばすメンテナンス
屋根塗装を行うことで、屋根の寿命を延ばすことができますが、定期的なメンテナンスも重要です。屋根は直射日光や雨風にさらされるため、劣化が進みやすい部分でもあります。塗装を施すことだけでは不十分で、適切なメンテナンスを行うことが寿命を延ばす秘訣となります。
屋根の点検と早期発見
屋根の状態を定期的に点検することで、劣化が進行する前に対処することができます。例えば、屋根材にひび割れや欠けが見つかった場合、それが大きな問題につながる前に修理を行うことが重要です。また、屋根の下地や雨どいに詰まりがないか、塗装が剥がれていないかなど、細かい部分までチェックしましょう。
早期に手を打つことで修理費用を抑える
屋根の早期発見や定期的なメンテナンスは、後々の修理費用を大きく抑えることに繋がります。たとえば、軽微なひび割れや塗装の剥がれを放置しておくと、水分が浸透し、屋根材の劣化を加速させる可能性があります。そうした問題を放置すると、屋根全体の交換が必要になり、高額な費用がかかることもあります。
適切な清掃を行う
屋根に落ち葉やゴミが溜まっていると、雨水の流れが悪くなり、屋根材に負担がかかります。定期的に屋根の清掃を行うことも、屋根を長持ちさせるためには欠かせない作業です。
3-3. 適切な施工時期の見極め方
屋根塗装を行う時期を見極めることは、耐久性を高めるために非常に重要です。屋根塗装には最適な季節があり、施工のタイミングによって仕上がりに大きな影響を与えることがあります。
春・秋が最適な時期
屋根塗装に最も適した時期は、春や秋です。この時期は気温や湿度が安定しており、塗料がしっかりと乾燥しやすく、施工のクオリティが保たれます。また、夏のように高温になることが少なく、冬の寒さで塗料が固まることもないため、屋根塗装には理想的な季節です。
夏や冬の施工は注意が必要
夏は高温になるため、塗料が乾燥しすぎてしまうことがあり、塗膜がうまく定着しないことがあります。逆に、冬は気温が低いため、塗料の乾燥が遅くなり、施工のクオリティが低下することがあります。したがって、夏や冬に施工する際は、塗料の種類や施工方法を慎重に選ぶ必要があります。
雨天や湿度の高い日は避ける
屋根塗装は、雨天や湿度が高い日には施工しないようにしましょう。雨水が塗料に混ざることで、塗膜が不均一になる可能性があります。施工後の数日は雨が降らないことを確認し、塗装後の乾燥時間を確保することが大切です。
まとめ
屋根塗装とカバー工法は、どちらも屋根のメンテナンス方法として非常に有効ですが、それぞれの特徴や適用するべき状況が異なります。屋根塗装は、既存の屋根が比較的健全で、防水性や美観の改善を目的とする場合に最適な方法です。塗料を塗ることで、屋根を紫外線や雨水から守り、耐候性を向上させることができます。また、屋根全体の外観を刷新する効果もあり、比較的低コストで実施できるため、予算を抑えたい方にはおすすめの選択肢となります。
一方で、カバー工法は、屋根材が劣化していたり、強度が不足している場合に適した方法です。既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねることで、屋根全体の耐久性や断熱性が向上し、長期的に安心して住み続けることができます。カバー工法は屋根の強度を大幅に改善することができるため、特に築年数が経過した住宅や、屋根の劣化が進んでいる場合には有効な選択肢です。ただし、その分費用が高くなるため、予算や屋根の状態に応じて慎重に選ぶ必要があります。
どちらの方法を選ぶにしても、屋根の劣化のサインを早期に発見し、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが重要です。色あせ、ひび割れ、剥がれ、コケや藻の発生といったサインが見られた場合は、早めに対応することで、屋根の寿命を延ばすことができます。特に、屋根塗装を行う場合は、定期的な点検を行い、塗装が効果を発揮しているかどうかを確認することが大切です。
屋根のメンテナンス方法を選ぶ際は、予算や屋根の状態に合わせて最適な方法を選び、長期的なコストパフォーマンスや安心感を重視することが重要です。屋根塗装やカバー工法は、それぞれにメリット・デメリットがありますが、どちらも適切に実施することで、家の寿命を延ばし、快適な住環境を守ることができます。
戸建て住宅の屋根塗装やカバー工法を検討中の方は、この記事で紹介した内容を参考にして、自分の家にとって最適な方法を選んでください。選択肢が多いため、しっかりと情報を集め、自分のニーズに合った方法を見つけることが大切です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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