佐賀市での外壁塗装の費用相場はいくら?徹底解説!
2024.07.10
一般的な30坪の戸建て住宅の塗装(外壁・屋根含む)の費用相場は110〜150万円ほどです。
家の大きさや塗料の種類によっても多少変わりますが、これより極端に高かったり安かったりする場合は悪徳業者の可能性があります。
また、近年はウクライナ侵攻などの影響により、塗料メーカーが塗料の価格を5%〜20%値上げしてきており、これより下がることはないと言われています。
この記事では、
「外壁塗装の適正金額が知りたい」
「外壁塗装を安く抑えたい」
「悪徳業者に騙されないようにしたい」
という方に向けて、
・坪数別外壁塗装の費用相場
・外壁塗装の費用の内訳
・外壁塗装の費用を安く抑える方法
目次
<坪数別>外壁塗装の費用相場
外壁塗装の費用相場は、塗装する壁の面積によって大きく異なってきます。
外壁塗装をする場合の坪数ごとの費用相場は以下の表のとおりです。
屋根も一緒に塗装する場合は、こちらに30万円ほど足したものが費用相場になります。
坪数 | 塗装面積 | 費用相場 |
20坪 | 約79㎡ | 70〜90万円 |
30坪 | 約119㎡ | 80〜110万円 |
40坪 | 約158㎡ | 100〜130万円 |
50坪 | 約198㎡ | 120〜160万円 |
60坪 | 約238㎡ | 140〜180万円 |
70坪 | 277㎡ | 160〜200万円 |
一般的なお家の場合30〜40坪くらいが平均ですので、費用相場は80〜130万円ほどになります。
外壁塗装と屋根塗装を一緒にする場合、110〜180万円ほどになります。
ただし、1階だてか2階建てかどうかや、坪数によって面積が決まるわけでもないので、坪数からだけで費用相場が決まるわけではありません。
こちらの表は、ざっくりと費用相場を知りたいときに参考にしていただければと思います。
この表と比較してみて、あまりに安すぎたり高すぎたりした場合は、一度疑いの目をもってみられた方が良いかもしれません。
外壁塗装の費用を決める6つの項目
ここまで坪数ごとの費用相場を解説してきましたが、塗装の費用相場は坪数だけでは決まりません。
同じ30坪のお家でも、1階建てのお家と2階建てのお家では塗装面積が大きく変わってきます。
塗装面積は、大きく分けて以下の6つの項目によって変動します。
塗装面積
まずは塗装面積です。
塗料には、一定の量で塗ることができる面積がメーカーによって定められています。
例えば、弊社で一番使われているファインパーフェクトトップの場合、0.11~0.17(kg/㎡/回)となっています。
これは、1㎡を1回塗るのに0.11〜0.17kgつかうという意味です。
この塗料は中塗りと上塗りに使用するため、30坪の119㎡に塗装する場合、1.74缶〜2.69缶使用する計算になります。
これが40坪の158㎡に塗装する場合、2.31〜3.58缶使用する計算になります。
このように、塗装面積が増えることで使用する塗料の缶数、塗装にかかる時間が増えるため、費用が高くなります。
ご自身のお家でおおまかな塗装面積を求めたい場合は、お家の外周に高さをかけることで求めることができます。
塗料のグレード
費用相場に関わる重要な要素が塗料のグレードです。
塗料の種類は大きく分けて、ウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素・無機の5種類あります。
ウレタンからフッ素になるにつれて、塗料の金額が高くなり、その分耐久年数も長くなります。
塗料の種類ごとのおおまかな費用相場は以下のとおりです。
塗料の種類 | 耐久年数 | 施工単価 | 30坪の場合の費用相場 |
ウレタン塗料 | 6〜8年 | 1,600〜1,800円/㎡ | 約19〜21万円 |
シリコン塗料 | 8〜10年 | 2,500〜3,000円/㎡ | 約30〜35万円 |
ラジカル塗料 | 11〜13年 | 3,000〜3,500円/㎡ | 約35〜42万円 |
フッ素塗料 | 14〜16年 | 4,000〜4,500円/㎡ | 約48〜54万円 |
無機塗料 | 17〜19年 | 4,800〜5,300円/㎡ | 約57〜63万円 |
このように、何年持たせる塗料を使うかによって金額は変わってくるのです。
コーキング工事の有無
コーキングとは、外壁と外壁の間にあるゴム状の目地のことを指します。
コーキング工事がある場合は、一般的に20〜30万円かかります。
コーキング工事が必要かどうか、いくらくらいかかるかは外壁の種類によって変わります。
外壁の種類ごとのコーキング工事の有無、費用相場は以下の通りです。
外壁の種類 | ※コーキングの一般的な長さ | 費用相場 |
モルタル | ほぼ0m | 0円 |
サイディング | 200〜300m | 20〜30万円 |
ALC | 500〜800m | 50〜80万円 |
※コーキングの長さには、窓の周りのコーキングも含めています。
このように、外壁材の種類によって、コーキングの有無や長さ、費用相場が変わってきます。
昔の家によく見られるモルタル外壁の場合、コーキングがあるケースはほとんどありません。
サイディングの場合は縦方向にコーキングがありますので、コーキング工事は必須になります。
まれにALCのお家がありますが、その場合はコーキングが縦と横の2方向にある分、長さがサイディングの一般的なコーキングの長さの3〜4倍ほどになります。
その分、コーキングにかかる材料や手間が増えるため、金額も高くなるのです。
屋根塗装の有無
屋根塗装を一緒にするかどうかによっても金額は変わってきます。
屋根塗装が必要かどうかや、必要な塗装回数、費用相場は、屋根の種類によって変わってきます。
屋根材 | 塗装の必要性 | 塗装回数 | ※費用相場 |
スレート瓦 | 必要 | 4〜5回 | 40〜60万円 |
金属屋根 | 必要 | 3回 | 37〜55万円 |
セメント瓦 | 必要 | 3回 | 37〜55万円 |
モニエル瓦 | 必要 | 5〜6回 | 40〜60万円 |
陶器瓦・粘土瓦 | 不要 | – | – |
※30坪の屋根の平均的な面積60㎡の費用相場になります。
このように、屋根の有無や種類によって費用相場も変わってきます。
付帯部の塗装面積
こちらは費用相場に与える影響としては小さいですが、付帯部の塗装面積によっても金額は多少変わってきます。
例えば直方体型のシンプルなおうちの作りの場合、雨樋や破風板・鼻隠などの付帯部も少なくなるため、費用は安くなります。
逆に、和風なお家で複雑な作りの場合、雨樋が長くなったり、作りが複雑な分塗装にかかる時間も長くなるため、費用は比較的高くなります。
費用としては数万円から10数万円の差になります。
補修工事の有無
こちらも費用相場に与える影響としては小さいですが、補修工事の有無によって費用は変わってきます。
例えば、外壁の大きな劣化をコーキングで補修する場合、箇所が多くなってくると手間分の料金をいただく場合がございます。
外壁塗装の費用の内訳
改めてですが、一般的な30坪(外壁面積130㎡)の外壁塗装の費用は以下のとおりです。
プラン | 費用相場 |
ウレタンプラン | 70〜80万円 |
シリコンプラン | 80〜90万円 |
ラジカルプラン | 90〜100万円 |
フッ素プラン | 100〜110万円 |
無機プラン | 110〜120万円 |
このようになっています。次に、費用の内訳について説明します。
まず、足場代がおよそ15〜20万円かかります。
次に、メッシュシートが約2万円です。
次に、下地処理が約5〜10万円です。
最後に、塗装費用が、塗料の平米単価に塗装面積を掛けたものになります。
外壁塗装の費用の支払い方法
外壁塗装の支払い方法は、大きく分けて現金・クレジットカード・ローンの3種類があります。
現金振込
現金振込の場合、支払いタイミングは以下の2通りがあります。
・工事開始前に手付金を払い、完了後に残りを払う
・工事完了後に一括で払う
弊社では手付金は取っておらず、工事完了後に一括のお支払いとなっております。
クレジットカード
一部会社によっては、クレジットカードでの支払いが可能な場合もあります。
ただし、外壁塗装は金額が大きいため、一括での支払いが難しい場合があります。
クレジットを使用される場合は、限度額の引き上げなどを行う必要があります。
弊社では、クレジットカードによるお支払いは行なっておりません。
ローン
塗装工事の料金を一括で払うのが難しい場合は、ローンによる支払いも可能です。
お家を購入した際の住宅ローンを組み替える場合や、塗装会社によっては無金利ローンをしている会社もあります。
無金利ローンを行なっているかどうかは、近くの会社さんにご相談されてみてください。
弊社では、36回払いを上限として無金利ローンを行なっております。
外壁塗装の費用を安く抑えるコツ
相見積もりを取る
相見積もりとは、複数の業者に見積もりをお願いして見比べることです。
外壁塗装の見積もりは、施工方法や使用する塗料、金額など会社さんによって異なってきます。
これらを見比べることで、金額が適正かどうか、工事内容が適正かどうか判断することができます。
オーバースペックの塗料でないか確認する
希望の持たせたい年数に対してオーバースペックでないか確認するようにしましょう。
あと10年住む予定のお家に15年持つ塗料を塗ると、少しオーバースペックとなります。
10年持つ塗料を使えば、もう少し安く済ませることができます。
地域の塗装専門店に依頼する
外壁塗装を依頼する会社は、ハウスメーカーやホームセンター、地域の塗装専門店など様々な種類があります。
金額を安く済ませたい場合は、地域の塗装専門店にお願いするのが安く済みます。
ハウスメーカーやホームセンターの場合、職人との間に仲介手数料が二重、三重かかってくる場合が多く、その分金額も数十万円から100万円以上変わってくることがあります。
そのため、塗装をお願いする場合は近くの塗装専門店にお願いされることをお勧めいたします。
火災保険が使えないか確認する
お家の劣化の原因によっては、火災保険が適用される場合があります。
台風による風災や、雹災、雪災などによって建物が劣化した場合は、火災保険を使うことができます。
こちらは契約した火災保険の補償内容によっても変わってくるので、ご自身のご契約内容をご確認ください。
外壁塗装のアポなし訪問や悪徳業者に注意
できれば外壁塗装は安く済ませいたいものですが、金額を重視するあまりアポなしの訪問業者や悪徳業者に頼むことはできれば避けた良いが良いでしょう。
ここでは、訪問会社や悪徳業者によくみられる特徴をご説明いたします。
不安を煽る
悪徳業者は、お客様の不安を煽って契約を急かそうとしてきます。
一番よくある常套句として、
「釘が浮いている。このままだと屋根の板金が浮いてくる/飛んでいく」
実際に、弊社にお客様からご相談が来たこともございます。
しかし、実際にお伺いして屋根に登ってみると全くそのようなことはなく、釘も浮いていないことや、飛んでいく心配はないことがほとんどです。
悪徳業者は、お客様が見えない屋根などの部分を大袈裟に言うことで不安を煽ってきます。
その場合は落ち着いて近くの他の会社さんにも相談するようにしましょう。
その場での100万以上の不自然な値引き
その場での契約を条件に理由の分からない100万円以上の値引きをしてくる業者には要注意です。
訪問業者や悪徳業者によくみられる手法として、250万円が本日中の契約に限り150万円まで値下げできるというものです。
先ほどお伝えしたように、足場代や材料代、人件費を考えると、100万円の値引きは現実的に難しいです。
考えられるのは、元の値段をかなり高めに設定しておいて、値下げ額を大きくすることで安く感じるようにさせるものです。
理由の分からない100万円前後の値引きがあった場合は一度疑いの目を向けられてみて、他の業者にもご相談されてみてください。
その場での契約を急かしてくる
悪徳業者のよくある手法として、その場での契約を急かしてくることがあります。
悪徳業者は、さまざまな理由をつけてその場での契約を急かしてきます。
塗装工事は安い買い物ではないので、不安なところが残ったまま金額を理由にその場で契約することは避けるようにしましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、外壁塗装の費用相場についてご説明してきました。
外壁塗装をご検討される際の何かの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。