玄関ドアは塗装の必要はあるの？種類や費用相場、施工工程などについて解説！
Contents
はじめに
こんにちは、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」の江川です。
これまで、雨樋や軒下天井、外壁など、さまざまなさまざまな部分について、塗装ができるのか、費用相場などのお役立ち情報を発信してきました。
今回は、玄関ドアについてです。
玄関ドアは塗装ができるのか
玄関ドア塗装の費用
玄関ドア塗装の手順
玄関ドア塗装をＤＩＹで行う方法
についてご説明していきます。
それでは参ります。
玄関ドアの種類
まずは、玄関ドアの種類についてご説明してまいります。
玄関ドアは、大きく分けて木製と金属製に分けられます。
細かい分類は、以下の表のようになっています。
細かく分けると玄関扉は５種類に分けられます。
木製で1種類、金属製は鉄製、アルミ製、鋼板（スチール）製、ステンレス製の4種類、合わせて5種類に分けられます。
結論から言うと、
塗装できる玄関扉は木製と金属製の中の鉄製の２種類です。
それ以外の玄関扉は、塗装ができない、もしくは塗装できたとしても職人の高い技術力が必要になったり、塗装をしても2〜3年で剥がれるため塗装をする意味があまりない玄関扉などです。
塗装できない玄関扉に関しては、塗装をするよりも、既存の玄関扉の上から新しい扉をカバーする工事や、交換する工事などを行うことをおすすめします。
また、木製と鉄製の主な比較は以下のようになっています。
近年では、金属製の玄関扉が使われることがほとんどです。
金属製の場合、塗装できる扉とできない扉があるため、ご自宅の玄関扉が、塗装によるメンテナンスが必要かどうか分からない場合は近くの業者に聞いてみてください。
アルミ製のドアは塗装可能？
よくある質問として、アルミ製のドアは塗装はできるの？
ということを聞かれます。
結論から言うと、塗装は可能です。
ただし、アルミ製のドアを塗装するかどうかは慎重に考える必要があります。
なぜなら、アルミ製のドアに塗装を行うのは非常に難しく、業者によっては断るところもあるほどだからです。
塗装を行う際は、強溶剤塗料を吹き付けで行う必要があり、この際に周りに飛び散る可能性がある点で高い技術が必要となり、施工が難しくなっているのです。
そのため、塗装ではなく交換を行うケースもあります。
ただし、塗装は難しいというだけで不可能ではありません。
アルミ製ドアの塗装を検討されること自体には何の問題もありません。
玄関ドアの塗装の費用相場
ここまで、
【玄関ドアの種類】
・塗装できる玄関扉は木製と金属製の中の鉄製の２種類
（アルミ製のドアは塗装可能か）
・高い技術力が必要となるが、可能。
をご説明してきました。
ここからは、玄関ドア塗装の費用相場についてご説明していきます。
木製ドアの費用相場
まずは、木製ドアの費用相場についてです。
木製ドアの費用相場は、1枚あたり5〜15万円ほどになります。
木製のドアは、特に早めの塗装をおすすめします。
理由は、交換となると30〜60万円ほどかかり、さらに高額になるからです。
木製ドアの塗装には、2種類あります。
一つ目は、浸透タイプ塗料と呼ばれる、木目を活かす塗装です。
外壁塗装でいうクリアー塗装と同じイメージです。
これは、木目や風合いなどの木製ドアの良い部分を残したまま塗装をする方法です。
既存の塗膜をサンドペーパーや研磨ロンなどで綺麗に剥がしてから塗装を行います。
その後に、浸透型の木部用塗料を使用して着色し、透明な塗料を塗布することで、木目の風合いを残しつつ保護の機能を付加させることができます。
この際、研磨や下塗りの回数が多くなる場合があるため、金属製ドアに比べて費用が高額になることがあります。
二つ目は、造膜タイプ塗料と呼ばれる、木目を塗りつぶす塗装です。
このタイプでは、木目を塗りつぶして、艶のないマットな仕上がりで塗装を行う形で、日本的な木目を活かす塗装とは違い、どちらかというと海外風の雰囲気になります。
木目を活かす塗装に比べて比較的安価で行うことができます。
塗装の際の注意点としては、木材用塗料を使う必要があることが挙げられます。
木材は、湿度に合わせて湿気を吸収したり放出したりする湿度調整機能を持っており、木部そのものが膨張や収縮を繰り返します。
そのため、木部用塗料を使わずに塗装をすると、数年で塗膜の膨れや割れ、剥がれなどが起こってしまう可能性があります。
また、注意点として、一度塗りつぶしてしまうと木目を活かす塗装を行うことが難しくなるという点があります。
そのため、塗りつぶす塗装を行う際は、よく考えた上で行うことをお勧めします。
金属製ドアの費用相場
次に、金属製ドアの費用相場についてです。
金属製ドアの費用相場は、1枚あたり5〜10万円ほどになります。
木製ドアに比べてドア本体の劣化が進みにくいため、費用も比較的安価になります。
ただしサビや傷などの劣化が広がる前に塗装をしないと費用が高額になるという点にご注意ください。
また、アルミ製のドアの塗装の場合は先ほども説明した通り、塗装を行う際は、強溶剤塗料を吹き付けで行う必要があり、この際に周りに飛び散る可能性がある点で高い技術が必要となり、施工が難しくなっています。
そのため、費用がやや高くなる可能性があります。
玄関ドアの塗装の手順
ここまで、
【玄関ドアの種類】
・塗装できる玄関扉は木製と金属製の中の鉄製の２種類
（アルミ製のドアは塗装可能か）
・高い技術力が必要となるが、可能。
【玄関ドアの塗装の費用相場】
（木製ドア）
・1枚あたり約5〜15万円
（金属製ドア）
・1枚あたり約5〜10万円
をご説明してきました。
ここからは、玄関扉や玄関ドアの塗装の手順についてご説明していきます。
木製ドアの場合
木製ドアの場合は、基本的には
1．下地処理（研磨・旧塗膜の剥離）
2．染色（着色）
3．下塗り
4．中塗り
5．上塗り
の流れで行います。
木製ドアの塗装の注意点は2つあります。
1つ目は、先ほども述べた通り、既存の塗膜をサンドペーパーや研磨ロンなどで綺麗に剥がしてから塗装を行う点です。
この工程を省いてしまうと、旧塗膜と一緒に数年で剥がれてしまいます。
2つ目は、旧塗膜の剥離に使う剥離剤がシンナーと同等の非常に危険な薬品である点です。
皮膚に触れた場合、薬傷（やくしょう）と呼ばれる炎症のような状態になります。
また、施行中に長時間匂いを嗅ぎ続けると、酸素欠乏症や有機溶剤中毒を起こす恐れがあります。
金属製ドアの場合
金属製ドアの場合は、基本的には
1．下地処理（ケレン）
2．下塗り（錆止め塗装）
3．中塗り
4．上塗り
の流れで行います。
木製ドアとの塗装工程の違いは、染色（着色）があるかどうかです。
ただし、金属製ドアにも注意点があります。
金属製ドアの中には、アルマイト処理といって、金属そのものに強力な色付け処理が施されているものがあります。
金色のやかんのようなイメージです。
この方法で仕上げられた金属製ドアの場合は塗膜が剥がれることはありませんが、保護用に防サビ用の塗料が塗布されている可能性があります。
その場合は、保護剤の定期的な塗り替えが必要になります。
サニー建設商事の玄関扉の施工事例
ここまで、
【玄関ドアの種類】
・塗装できる玄関扉は木製と金属製の中の鉄製の２種類
（アルミ製のドアは塗装可能か）
・高い技術力が必要となるが、可能。
【玄関ドアの塗装の費用相場】
（木製ドア）
・1枚あたり約5〜15万円
（金属製ドア）
・1枚あたり約5〜10万円
【玄関ドアの塗装の手順】
（木製ドアの場合）
1．下地処理（研磨・旧塗膜の剥離）
2．染色（着色）
3．下塗り
4．中塗り
5．上塗り
（金属製ドアの場合）
1．下地処理（ケレン）
2．下塗り（錆止め塗装）
3．中塗り
4．上塗り
をご説明してきました。
最後に、サニー建設商事の玄関扉（玄関ドア）の施工事例をご紹介します。
木製ドアの施工事例
佐賀市本庄町K様邸
（施工前）
（施工後）
佐賀市新栄東K様邸
（施工前）
（施工後）
金属製ドアの施工事例
佐賀市大和町T様邸
（施工前）
（施工後）
佐賀市北川副町K様邸
（塗装前）
（塗装後）
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、
玄関ドアの種類
玄関ドアの塗装の費用相場
玄関ドアの塗装の手順
サニー建設商事の玄関扉の施工事例
について説明してきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
以上、サニー建設商事でした。
