【外壁塗装】クリア塗装を失敗しないための注意点5選
2022.11.14
目次
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店、「サニー建設商事」です。
YouTubeで動画を更新したのでお知らせです。
現在毎週土曜日に更新中です。
https://saniken.com/diagnosis/
クリア塗装とは
クリア塗装とは、「クリア塗料」と呼ばれる透明な塗料を使った工法です。
通常、塗料には色味を出すための「顔料」と呼ばれる成分が入っています。
一方で、クリア塗料にはこの顔料が含まれておらず、そのため透明で色そのものがありません。
レンガ調の外壁やタイル調の外壁など、今の外壁のデザインが気に入っていて、そのデザインを生かしたまま塗装したいという方におすすめの塗料です。
クリア塗装をする際の注意点
新築から10年以内の塗装が目安
クリア塗装は、外壁のデザインを残したまま塗装をすることができますが、これは裏を返すと劣化した部分もそのまま見えてしまうということでもあります。
もちろん高圧洗浄や下地処理などを行うため、それで落とせる汚れは落とすのですが、釘頭が見えていたりなど、対処できない劣化部分は、クリア塗装をした後もそのまま見えた状態になってしまいます。
外壁の劣化具合にもよりますが、新築から10年前後の塗装を目安として考えることをお勧めします。
外壁に著しい劣化が無い
先ほどの説明と重複しますが、外壁に著しい劣化がないこともクリア塗装の条件です。
新築から10年経っていない場合でも、外壁のひび割れなどがあると、目立たないようにクリア塗装をするのは難しいです。
クリア塗装をしても、劣化部分が剥き出しになってしまいます。
チョーキングが進行していないか
先ほどの著しい劣化に関連して、チョーキングが起こっている外壁にクリア塗装を行うと、クリア塗装をしてもぼやけた印象になってしまいます。
ひび割れなどの大きな劣化が無い場合でも、クリア塗装を検討する際はチョーキング現象の有無を確認しましょう。
新築時に無機やフッ素等の難付着塗料を塗っていない
難付着塗料とは、特殊なコーティング系の塗料で、この塗料を施したサイディングを、難付着サイディングと呼びます。
難付着サイディングの例としては、以下のようなものがあります。
・フッ素塗料
・無機塗料
・光触媒塗料
・親水性
これらの塗料は耐久性に優れているため、新築から約10年経っても塗膜が劣化していない可能性が高いです。
これらの上からクリア塗装をしても、塗料が上手に密着せず、クリア塗装が早期に剥がれる原因となってしまいます。
どうしても難付着サイディングの上からクリア塗料を塗りたい場合は、このケースに対応している下塗り塗料もあるため、それを検討してみてください。
コーキングの上から塗装不可
クリア塗料は、コーキングの上には塗ることが原則出来ません。
その理由は、ノンブリード型のコーキングはクリア塗料との相性が悪いためです。
ただし、だからと言ってコーキングのあるほとんどの家がクリア塗装できないというわけではありません。
クリア塗装の後にコーキングを充填したり、コーキングを充填した後に養生した上でクリア塗装をするなど、業者の工夫によって問題なく施工は行えますので、ご安心ください。
ぜひご覧ください!
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