屋根板金部の浮いた釘を打ち直し【施工日記】佐賀市大和町Y様邸 8月9日②
2022.10.06
目次
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市大和町Y様邸の8月9日②の施工の様子を紹介していきます。
今回は、屋根板金部の浮いた釘を打ち直しを行いました。
ベランダ手すり(笠木)の下塗り
まずは、ベランダ手すりの笠木と呼ばれる部分の塗装を行います。
このように、下塗りを行います。
雨漏りの原因となる箇所
引用元:https://wadachi-kenchiku.com/ym/kg/
実は、笠木が雨漏りの原因となるケースは少なくありません。
ここからは、笠木からの雨漏りの原因となる箇所ついて説明していきます。
ビスや釘の隙間
一つ目は、ビスや釘の隙間です。
この釘の打ち方を、人間の頭にたとえて脳天打ちと言いますが、この方法だと、錆などの劣化が進行すると隙間から雨水が侵入しやすくなります。
新設時はビスを固く打ち込んでシーリング材が充填されているため、即座に雨水が侵入する心配はないのですが、時間の経過とともにシーリングが劣化し、埋め込まれたビスに緩みが生じます。
そうすると、緩んだビスの間から雨水が侵入し、雨漏りを引き起こすことにつながります。
また、笠木部分はほぼ水平のため、雨水が上部に溜まりやすいことから錆びやすく、注意が必要です。
上の写真のように、手すりを設置する際、笠木の上に直接ビスを脳天打ちしているパターンは、雨漏りの原因となることが多いため注意が必要。
ジョイントのシーリング部分の劣化
二つ目は、ジョイントのシーリング部分の劣化です。
引用元:https://www.yaneyasan13.net/kasagi
笠木の設置に複数枚の金属が用いられている場合、金属板同士の間に隙間が生じます。
そのため、雨水が侵入しないように隙間をシーリング材で充填します。
しかし、年数の経過とともにシーリング材が劣化し、雨水の侵入、雨漏りへとつながります。
シーリングの劣化の原因は紫外線や風雨、温度差の影響で膨張と収縮を繰り返すことなどがあります。
およそ5年〜10年で劣化するため、この期間を目安に補修を行うことをお勧めします。
笠木の浮き
三つ目は、笠木の浮きです。
笠木は、紫外線や高い温度の太陽熱などの影響により変形することがあります。
その結果笠木が浮いてしまうと、その隙間から雨水が侵入することにつながります。
【関連記事】
笠木(かさぎ)って何?なぜ必要なの?雨漏りの原因となるケースについて解説
軒下天井の塗装(2回目)
次に、軒下天井の2回目の塗装を行います。
軒下天井のは通常2回塗りを行います。
屋根板金の釘打ち
次に、屋根板金部の釘打ちを行います。
このように、釘の抜けた部分を再び打ち直すことで、耐久性を高めます。
板金部の塗装
最後に、板金部の塗装を行います。
塗布面積が小さな狭い部分ですので、ローラーではなく刷毛を使って塗っていきます。
今回の作業はこれにて終了です。
診断・お見積もりはサニー建設商事へ
今回は、佐賀市大和町Y様邸の屋根板金部の浮いた釘を打ち直しを紹介しました。
弊社では、無料外壁診断を行っております。
外壁や屋根、その他の付帯部の劣化が気になっている方は、ぜひお問い合わせください。
以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。