【外壁塗装】塗装屋が実践的な値引きの仕方を教えます。
2022.08.15
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店、「サニー建設商事」です。
YouTubeで動画を更新したのでお知らせです。
現在毎週土曜日に更新中です。
値引き交渉は嫌がられるのか
今回は、Yahoo!知恵袋に来ていた気になる質問について説明していきます。
Yahoo!知恵袋に下のような質問が来ていました。
現在相見積もりを2社で取っていて、依頼する会社ももうほぼ決まっている段階です。
依頼する会社に、依頼するから値引きをしてくれるように頼むのは嫌がられますか?
割引は条件次第で可能
結論から言うと、条件次第では割引するのは特に問題ないと思います。
何の条件もなしに割引をするとなると、どこかの工程を削ったり、グレードを下げたりといったことをせざるを得なくなってしまいます。
そうなると、施工不良やトラブルにつながってしまい、本末転倒です。
割引をしてもらうコツ
業者側も人間ですので、業者側の希望を聞き入れることで割引をしてもらうことが可能になる場合があります。
そこで、割引をする理由が大事になってきます。
よく用いられる理由としては、「塗装の時期を業者に任せる」というものです。
塗装業者には、繁忙期と閑散期があります。
繁忙期に塗装を依頼するとなると、その分費用は少し高くなりますが、閑散期に塗装をすると比較的安くなります。
そこで、閑散期に塗装をしてもらう代わりに割引を依頼するというのはよくある条件です。
そのほかにも、「この資料を書く代わりに割引をする」というものや、「工期がある程度長くなってもいい」など、値引きをする代わりに、業者側の希望をある程度受けれるというのが割引のコツになります。
これらに共通して言えることは、お互いにとってメリットがあるということです。
お客様も割引してもらえる、業者側にも何かしらのメリットがある、という関係になると、割引はある程度可能になると思います。
この手段は有効なの?
このように、ある程度条件を飲むことで(塗装の質はもちろん担保します。その上で、業者側のメリットになる条件ということです。)割引してもらうというのは、ある程度有効な手段と言えます。
例えば家電量販店に行った際に、「ポイントをつけなくて良いからその分値引きして」といって値引きしてもらうことはよくあるケースですが、これと同じことを塗装業者とも行えば良いのです。
「時期はいつでもいいので値引きしてください」
など、業者側にとってもメリットとなる関係を作るのはいいことだと思います。
無理な値引きはトラブルにつながる
ここで注意してほしいのは、業者側にとってメリットのない値引きを無理に頼むとトラブルに繋がりやすいということです。
本来値引きは、塗装工事の質を担保した上で行うものなのですが、
「相見積もりをしているから値引きしてほしい」
など、業者側にとってメリットのない値引きをさせてしまうと、業者側が利益を出すために無理してしまうことにつながります。
塗料の乾燥時間を短くして人件費を削ったり、塗料を規定よりも希釈(薄めること)して塗ることで使用すると量を減らしたりなど、施工不良につながる工事をさせてしまう可能性があります。
無理な値引きにはご注意ください。