【外壁塗装】強風の時外壁塗装ってしていいの?
2022.08.01
目次
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店、「サニー建設商事」です。
YouTubeで動画を更新したのでお知らせです。
現在毎週土曜日に更新中です。
動画の概要
強風の場合外壁塗装は行えない
今回は、お客様から「強風の時外壁塗装はできるの?」というご質問をいただいたので、皆さんにもご説明していこうと思います。
結論から言うと、強風の場合外壁塗装は行えません。
多少風が強い程度であれば塗装は可能ですが、かなり強くなると塗装は行えなくなります。
強風の時に塗装ができない理由
足場倒壊の可能性がある
外壁塗装工事において強風時の事故として最初に挙げられるのは、足場の倒壊です。
塗装工事を行うときは外壁洗浄時の汚れや塗装時の塗料などが近隣に飛散するのを防止するために、足場にメッシュシートを張ります。
強風時には、このメッシュシートがヨットの帆のように風を受けて大きく揺れます。
風向きや風速によっては足場が倒壊することも起こり得ます。
足場の倒壊には至らない場合でも足場は風にあおられて揺れますので、足場の部材が家の外壁などに当たって、当たった部分を壊してしまう可能性もあります。
そのため、台風接近時や強風が予想される場合はあらかじめメッシュシートを畳んで柱に縛り付け、風が通り抜けられるようにして足場の倒壊を回避します。
塗りたての外壁に飛散物が付着する
強風の際には、砂やホコリ・ゴミなどが飛散してきて、塗ったばかりの外壁に付着してしまう可能性があります。
このような飛散物を防止するためにメッシュシートを足場に張りますが、細かい砂埃などは網目を通過して侵入し付着することがあります。
また、前述のように風が強くなるとメッシュシートを畳んでしまいますので、飛散物が直接外壁に付着することになります。
塗料などが近所に飛散する可能性がある
塗装作業中は、足場にメッシュシートを張って塗料などが飛散することを防止しますが、強風時にはメッシュシートを通過して近隣に飛散して近所の建物や車などに付着してしまう可能性があります。
職人の安全性が確保できない
強風の際には、風によって足場が揺れたり、作業員自身が風にあおられたりしてケガをしたり、最悪の場合は落下事故を起こしてしまったりする可能性があります。
その家の住人、ご近所の安全性が確保できない
強風の際に、風を受けた足場が倒壊して施主やご近所の家を壊したり、最悪の場合住んでいる方にけがを負わせたりする可能性があります。
このような理由で、強風時には外壁塗装は難しいです。
最後に、もしも強風のときには、足場に張ってあるメッシュシートを畳んでおくことが必要ですが、風が強くなってきてから畳もうとして足場に上ると、風にあおられて落下する危険性もあります。そうならないためにも、強風が予想される時には、予め対策をしておくことが重要です。
また、足場の部材の締め付け具合なども確認し、締め直しておくことも大切です。
なお、施工業者によっては、台風や強風のおそれがあると当初の予定より早く工事を終わらせようとする場合がありますが、予定していた日数を短縮して工事を行うということは、ひょっとすると本来必要な工程を省略している可能性がありますので注意が必要です。