車庫の折板トタン屋根のケレンと錆止め塗装、モルタル壁の上塗り、サッシ上部の木部の塗装 佐賀市東与賀町J様邸 2月8日
2022.03.23
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市東与賀町J様邸の2月8日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、車庫の折板トタン屋根のケレンと錆止め塗装、モルタル壁の上塗り、サッシ上部の木部の塗装を行いました。
トタン屋根の劣化症状
今回施工させていただいたのは、トタン屋根という部分です。
トタン屋根の種類
トタン屋根は、以下の3つの種類に分けられます。
1.波板トタン屋根
2.瓦棒葺きトタン屋根
3.折板トタン屋根
今回はその中でも、折板トタン屋根と呼ばれる種類でした。
形の特徴としては、波板トタン屋根よりも鉄板を大きく折り曲げたもので、台形が規則正しく連なっていることが挙げられます。
鋼板を加工したもので、昔の鋼板にはトタンと呼ばれる亜鉛めっき鋼板が使われていましたが、現在ではガルバリウム鋼板が主流となっています。
勾配のない屋根に使うことができるのが特徴で、工場や倉庫、体育館などの大きな施設に使われていることが多いです。
トタン屋根のポイントは、
材料費や施工費が安いことがメリットだが、錆びやすく、断熱性が低いことがデメリット
という点です。
外壁の劣化症状
今回施工させていただいたJ様邸の外壁は、モルタル壁と呼ばれる種類でした。
モルタル壁とは、セメント・水・砂を2:1:5の比率で混ぜ合わせた外壁材のことを指します。
主に、1990年代以前に戸建ての家でよくみられる外壁材の種類の一つです。
モルタル壁の種類
モルタル壁は、
1.リシン吹きつけ
2.スタッコ
3.吹きつけタイル
4.リシンかき落とし
5.左官仕上げ
の5種類に分けられ、今回の外壁はリシン吹きつけに分類されます。
樹脂やセメント、着色剤などを混ぜた塗料に骨材(こつざい:細かい石や砂など)を加えたものをリシンといい、これを外壁に吹きつける仕上げ方法を「リシン吹きつけ」といいます。
骨材(こつざい)が入っているため細かくざらざらした表面になっており、マットな(光沢が無い)印象になります。
最もスタンダードな種類の一つで、比較的安価で新築でも多く使われています。
モルタル壁のポイントとしては、
モルタル壁は耐火性に優れているが、ひび割れ(クラック)を起こしやすく、費用が高いこと、苔カビがつきやすいことがデメリットです。
上の写真に見られる劣化症状は、ひび割れ(クラック)と呼ばれます。
ひび割れ(クラック)は、劣化の程度によって幅が0.3mm以下のヘアークラックと0.3mmより大きい構造クラックに分けられます。
今回のJ様邸のひび割れ(クラック)はまだヘアークラックでしたが、放置していると構造クラックになり、雨漏りの原因になってしまいます。
ひび割れはモルタル壁のお家に起こりやすく、構造クラックになると雨漏りにつながりやすくなります。
そのため、早めの対処が必要となります。
施工の様子
本日は、車庫の折板トタン屋根のケレンと錆止め塗装、モルタル壁の上塗り、サッシ上部の木部の塗装を行いました。
こちらが、車庫の折板トタン屋根のケレンの様子です。
研磨ロン、サンドパット、マジックロンなどと呼ばれる道具を使って、金属部分の汚れやサビなどの汚れを落としていきます。
その後、サビ止め塗装を行います。
この工程を抜かしてしまうと、塗装をしても数年で塗膜が剥がれてしまいます。
次に、モルタル壁の上塗りを行います。
先日、中塗りを行いました。
1日経って乾燥させてから、上塗りを行います。
乾燥しないまま塗装をしてしまうと、耐久性が劣ってしまいます。
次に、軒下天井の細かい部分やサッシ上部の木部を塗装します。
細かな部分は、ローラーでは塗れないため、刷毛を使って塗ります。
細かい部分まで、しっかりと塗装を行いました!
おわりに
今回は、東与賀町J様邸の車庫の折板トタン屋根のケレンと錆止め塗装、モルタル壁の上塗り、サッシ上部の木部の塗装を紹介しました。
外壁や屋根の劣化が気になっている方は、ぜひお問い合わせください。
以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。