基礎部分ってどこ?塗装の年数や劣化の年数、ひび割れの許容範囲について解説
2022.04.03
こんにちは、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
今回は、お家の基礎(巾木:はばき)部分についての内容です。
そもそも、「基礎(巾木:はばき)ってどこ?」と思われている方もいらっしゃるかと思います。
基礎とは下の写真の通り、お家の土台となるコンクリートの部分のことです。
「巾木」とも言い、「はばき」と読みます。
今回はこの基礎部分について、
「基礎の塗装は何年?」
「戸建ての基礎部分の塗装は何年?」
「基礎のひび割れは何年?」
などの疑問にお答えしていきます。
ぜひご覧ください。
目次
基礎塗装のメリット
まずは、基礎塗装のメリットについてご説明していきます。
防水性を高める
一つ目は、防水性を高められる点です。
基礎部分は、主に「コンクリート」「セメント」「モルタル」からできています。
コンクリートやセメント、モルタルは、防水性がなく吸水性が高い素材のため、塗装によって防水機能を付加する必要があります。
基礎は、地面から跳ね返った雨水が当たりやすいことや、地面から水分を吸い上げてしまうことなどから、外壁や屋根に比べて劣化が早い部分です。
そのため、定期的なメンテナンスが必要になります。
美観が良くなる
二つ目は、美観をよくすることができる点です。
上で述べたように防水性を高めることで、苔やカビの発生を抑えることができます。
基礎塗装のデメリット
次に、基礎塗装のデメリットについてご説明していきます。
一般的によく言われる基礎塗装のデメリットは、以下の4点です。
1.基礎の通気性が悪くなってしまう
2.内部からの劣化に気づきにくくなる
3.塗装をしても劣化しやすい
4.基礎そのものの劣化は防げない
特に重大なデメリットとして、通気性が悪くなる点と内部からの劣化に気づきにくくなる点があります。
基礎塗装はあまりおすすめしない
ここまでメリットとデメリットをお伝えしましたが、結論として基礎塗装は必要なの?ということをよく聞かれます。
基礎塗装は、基本的にはおすすめしません。
理由は、一概には言えないものの、メリットよりもデメリットの方が大きい場合が多いからです。
例えば、地面が土のお家だと、地面から水分を吸収しやすくなり、塗膜の膨れは起こりやすくなります。
「一概には言えない」と言いましたが、すでに基礎塗装が施されているお家で、塗膜の膨れ等が起こっていなければ、再度塗装をしても問題ない可能性が高いと言えます。
基礎部分の劣化は、構造的な問題であることが多く、塗装では解消できない場合が多いです。
そのため、美観のためといった理由がなければ、塗装はしないことをお勧めします。
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基礎の劣化の補修方法
基礎の劣化には、3つの補修方法があります。
一つ目は、UVカットシール工法です。
Uカットシール工法は、コーキングやモルタルが充填しやすいようにひび割れの断面を綺麗にする工法です。
二つ目は、ビックス工法です。
引用元:https://www.sho-bond.co.jp/method/067.html
ビックス工法は、ゴム性の注射器具でエポキシ樹脂を注入する方法で、UVカットシール工法よりも構造内部のひび割れまで補修することができます。
三つ目は、アラミド繊維シートを貼り付ける工法です。
引用元:https://uohashi.co.jp/relay/30996.html
アラミド繊維シートとは、防弾チョッキにも使われる丈夫な素材で、これを基礎に貼り付けることで、基礎の強度を高くさせます。
クラック(ひび割れ)を補修した上でアラミド繊維シートを貼り付け、さらにその上から塗装をしてアラミド繊維シートの劣化を防ぐため、かなり丈夫になります。
基礎の劣化症状の種類と補修費用
ここからは、基礎の主な劣化症状の種類と補修費用について説明していきます。
化粧モルタルの剥がれ
一つ目は、化粧モルタルの剥がれです。
化粧モルタルとは、基礎部分の美観向上を主な目的として、セメントモルタルで化粧塗りすることを言います。
この化粧モルタルが、下の写真のように剥がれてしまいます。
引用元:https://altinc.jp/media/kiso/2073/
補修費用は、下でまとめて説明します。
化粧モルタルのひび割れ(クラック)
ひび割れとは、下の写真のように、細かな亀裂が入る症状のことです。
基礎の劣化の補修費用は、補修方法によって異なります。
補修方法 |
費用相場 |
U字カットシール工法 |
5,000〜10,000円/1箇所 |
ビックス工法 |
1~2万円/1箇所 |
アラミド繊維シート |
1.5~2.5万円/㎡ |
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基礎部分についてよくある質問
基礎コンクリートのひび割れが起こる年数は?
よく聞かれる質問が、「基礎にひび割れが起こるのは何年くらいなの?」です。
まず、基礎部分の寿命は30年〜40年です。
ただし、地震などの外的要因や立地環境によって前後するため、一概には言えません。
またひび割れも同様に、周囲の環境などによって変わるため、正確に何年であるとは言えません。
ひび割れ(クラック)の許容範囲は?
基礎の劣化症状の一つ、ひび割れ(クラック)には、2種類あります。
一つは、「ヘアークラック」と呼ばれる、幅0.3mm未満のひび割れのことを指します。
もう一つは、「構造クラック」と呼ばれる、0.3mm以上のひび割れのことを指します。
基礎部分については、ヘアークラックであればそこまで緊急性はありません。
構造クラックが発生している場合は、業者に補修を依頼することをお勧めします。
基礎の塗装は何年くらいが目安?
外壁塗装や屋根塗装は、一般的には10年から15年に一度行うと良いと言われています。
基礎部分の塗装も、同様に10年前後を目安に効果が切れてくるため、塗装をされる場合は、10年を目安に塗装を行うことをお勧めします。
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おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、
【基礎の劣化症状の種類と補修費用】
・化粧モルタルの剥がれ
・化粧モルタルのひび割れ(クラック)
【基礎部分についてよくある質問】
・基礎コンクリートのひび割れが起こる年数は?
・ひび割れ(クラック)の許容範囲は?
・基礎の塗装は何年くらいが目安?
について説明してきました。
弊社では、佐賀市の方を対象に、外壁診断や外壁塗装を行っております。
基礎部分での質問や診断等のご希望があれば、下のお問い合わせフォームからご連絡ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
以上、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」でした。