モルタルのひび割れ(クラック)補修・塗装、軒下天井のケレン・塗装 佐賀市東与賀町J様邸 1月31日
2022.03.10
はじめに
こんにちは。
佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
本日は、佐賀市東与賀町J様邸の1月29日の施工の様子を紹介していきます。
今回は、ひび割れ(クラック)の補修、軒天のケレン・塗装、外壁の塗装を行いました。
施工前の劣化症状
外壁:モルタル壁
今回施工させていただいたJ様邸の外壁は、モルタル壁と呼ばれる種類でした。
上の写真を見てもらえれば分かる通り、経年劣化によるモルタル壁のひび割れ(クラック)が見られます。
モルタル壁とは、セメント・水・砂を2:1:5の比率で混ぜ合わせた外壁材のことを指します。
主に、1990年代以前に戸建ての家でよくみられる外壁材の種類の一つです。
モルタル壁はデメリットとして、ひび割れ(クラック)が起きやすいという点が挙げられます。
これがモルタル壁の最も大きなデメリットと言っても過言ではありません。
モルタル壁には、サイディング壁と違ってコーキングがありません。
コーキングは衝撃を吸収してくれる緩衝材の役割を果たしてくれます。
この緩衝材がないため、衝撃が外壁に直接伝わってしまい、結果としてひび割れ(クラック)が起きやすくなってしまいます。
今回のJ様邸でも、ひび割れ(クラック)が数カ所見られました。
ひび割れ(クラック)は、劣化の程度によってヘアークラックと構造クラックに分けられます。
今回のJ様邸のひび割れ(クラック)はまだヘアークラックでしたが、放置していると構造クラックになり、雨漏りの原因になってしまいます。
そのため、早めの対処が必要となります。
軒天:板金
今回施工させていただいたJ様邸の軒下天井(軒天)は、金属系(板金系)の素材でした。
軒天の素材の種類は、大きく分けて5種類あります。
1.合板・ベニヤ板
2.ケイカル板(けい酸カルシウム板)
3.金属(スパンドレル)
4.エクセルボード
5.フレキシブルボード
今回は、この中でも合板・ベニヤ板と呼ばれる素材の軒天でした。
ちなみに、最も一般的な軒天の素材はケイカル板(けい酸カルシウム板)です。
軒天には、延焼を防ぐ役割のほか、外壁に雨や日光が直接あたりにくくすることで、外壁の美観を保ったり、雨水の侵入による雨漏りを防いだりする役割があります。
外壁塗装は3回塗りですが、軒天は基本的に2回塗りを行います。
ただし、劣化の程度がひどい場合は3回塗りにする場合もあります。
施工内容
本日は、ひび割れ(クラック)の補修、軒天のケレン・塗装、外壁の塗装を行いました。
まずは、外壁のクラックの補修を行います。
こちらが、プライマー塗りの様子です。
プライマーとは、下地材とコーキング(シーリング)材の密着性を高めるための材料のことです。
これを塗らないと、コーキング(シーリング)と外壁との密着力が弱まり、耐久年数が短くなってしまいます。
こちらが、コーキングの充填の様子です。
こちらが、コーキングの均(なら)しの様子です。
専用のヘラを使って、溢れたコーキングを取って均一にしていきます。
続いて、軒天の塗装を行います。
まずはケレン作業を行います。
こちらがケレンの様子です。
「研磨ロン」「サンドパット」「マジックロン」などと呼ばれる道具を使って、金属分の汚れや錆などの汚れを落としていきます。
この作業は、耐久年数を伸ばすために大切です。
こちらが塗装の様子です。
こちらの軒天には穴が空いていますが、これは屋根裏との通気孔の役割を果たしています。
これらの小さな穴がないと、湿気の逃げ道がなくなってしまいます。
こちらが、軒天の1回目の塗装の様子です。
上でも述べた通り、軒天は通常2回塗りを行います。
最後に、外壁の塗装を行います。
こちらがモルタル壁の塗装の様子です。
おわりに
今回は、東与賀町J様邸のひび割れ(クラック)の補修、軒天のケレン・塗装、外壁の塗装の様子を紹介しました。
外壁や屋根の劣化が気になっている方は、ぜひサニー建設商事までお問い合わせください。