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トタン屋根とは?種類やメリット・デメリット、注意点などについて解説!

はじめに

こんにちは、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」の江川です。

みなさん、「トタン屋根」とは何かご存知でしょうか?

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これは、高度経済成長後に主流となった屋根材で、金属屋根の一種です。

このトタン屋根について、

うちのあるのはトタン屋根?
新しくお家を建てるのにお勧め?
名前だけは聞いたことがあるけど詳しくは知らない

という方はいませんか。

 

この記事では、

トタン屋根とは
トタン屋根の種類
トタン屋根のメリット
トタン屋根のデメリット
トタン屋根の塗装の注意点
劣化症状別の修理方法と費用
トタン屋根はお勧めなのか

について説明していきます。

 

トタン屋根がお勧めかどうかの結論を早く知りたい方は、こちらをクリックしてください。

それでは参ります。

 

トタン屋根とは

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まずは、トタン屋根とは何かについてご説明していきます。

そもそも「トタン」とは薄い鉄板に亜鉛メッキを施した板状の建築材のことを言います。

 

「トタン屋根」とは、このトタン板で葺(ふ)いた金属屋根の一種で、住宅だけでなく工場や倉庫などにも使われています。

日本では大正時代から普及し始め、高度経済成長期には全国の住宅で使用されていました。

近年はスレート屋根(スレート瓦)や瓦屋根などが主流となり、トタン屋根の数は減ってきているものの、亜鉛にアルミニウムを加えて錆びにくくした「ガルバリウム鋼板」に進化しており、さらに耐久性を伸ばしています。

 

トタン屋根の種類

ここまで、

【トタン屋根とは】
薄い鉄板に亜鉛メッキを施した板状の建築材で葺いた金属屋根の一種

をご説明してきました。

 

ここからは、トタン屋根の種類についてご説明してまいります。

トタン屋根は、大きく分けて3種類に分けられます。

1.波板トタン屋根
2.瓦棒葺きトタン屋根
3.折板トタン屋根

以下、それぞれについて詳しく説明していきます。

波板トタン屋根

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一つ目は、「波板トタン屋根」です。

一般的には、トタン屋根というとこの波板トタン屋根を意味します。

鉄板に塗装を施したもので、波型にすることで平らな板よりも強度を増すことができます。

波板トタン屋根の場合、後から塗装することが難しいため、初めから塗装を施したカラートタン屋根として販売されています。

 

瓦棒葺きトタン屋根

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二つ目は、「瓦棒葺きトタン屋根」です。

芯木(しんぎ)と呼ばれる瓦棒が垂木(たるき)に打ち付けられており、打ちつけた芯木に金属板を巻き付けて釘で固定をしていく工法です。

瓦棒は屋根が下る向きに合わせて等間隔に打ち付けられています。

雨漏りに強く、日本瓦(粘土瓦)やスレート屋根に比べて緩やかな勾配の屋根が作れるメリットがあります。

 

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折板トタン屋根

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三つ目は、「折板トタン屋根」です。

形の特徴としては、波板トタン屋根よりも鉄板を大きく折り曲げたもので、台形が規則正しく連なっていることが挙げられます。

鋼板を加工したもので、昔の鋼板にはトタンと呼ばれる亜鉛めっき鋼板が使われていましたが、現在ではガルバリウム鋼板が主流となっています。

上で説明している瓦棒葺きトタン屋根よりもさらに勾配のない屋根に使うことができるのが特徴で、工場や倉庫、体育館などの大きな施設に使われていることが多いです。

 

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トタン屋根のメリット

ここまで、

【トタン屋根とは】
薄い鉄板に亜鉛メッキを施した板状の建築材で葺いた金属屋根の一種

【トタン屋根の種類】
波板トタン屋根
瓦棒葺きトタン屋根
折板トタン屋根

をご説明してきました。

 

ここからは、トタン屋根のメリットについてご説明していきます。

トタン屋根のメリットは、以下の3つです。

1.材料費・施工費が安い
2.軽量で耐震性に優れている
3.緩い勾配でも使用可能

以下、詳しく説明していきます。

 

材料費・施工費が安い

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トタン屋根の最大のメリットは、施工費・材料費が安いことです。

材料が安く施工も簡単なため、材料費・人件費共に抑えることができ、結果としてコストを安く抑えることができます。

1㎡あたりの価格は4,000〜6,000円で、これは屋根材全体で見てもトップクラスの安さです。

また、素材自体が安いため、修理やはり直しなどの工事費用も安くで済ませることができます。

コストを抑えたい
工期を短くしたい

という方におすすめの建築材です。

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軽量で耐震性に優れている

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二つ目のメリットは、軽量で耐震性に優れていることです。

粘土瓦(日本瓦)と比べると、その重量は10分の1以下と、他の外壁材と比べても非常に軽いです。

そのため耐震性が高く、地震が来ても建物に大きな負担がかかりません。

また、軽量であることから積雪に強いため、雪国でも高い需要を誇っています。

 

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緩い勾配でも使用可能

三つ目のメリットは、緩い勾配でも使用可能な点です。

その理由は、屋根材の継ぎ目が少なく、傾斜を緩くしても雨漏りしにくいという点です。

スレート屋根(コロニアル屋根)や粘土瓦であれば一定基準以上の勾配(4寸以上)が必要になりますが、トタン屋根などの金属屋根であればほとんど傾きのない屋根に使うことができます

 

トタン屋根のデメリット

ここまで、

【トタン屋根とは】
薄い鉄板に亜鉛メッキを施した板状の建築材で葺いた金属屋根の一種

【トタン屋根の種類】
波板トタン屋根
瓦棒葺きトタン屋根
折板トタン屋根

【トタン屋根のメリット】
材料費・施工費が安い
軽量で耐震性に優れている
緩い勾配でも使用可能

をご説明してきました。

 

ここからは、トタン屋根のデメリットについてご説明していきます。

トタン屋根のデメリットは、以下の3つです。

1.雨音が響く
2.サビやすい
3.断熱性が低い

 

以下、それぞれについて説明していきます。

雨音が響く

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一つ目のデメリットは、遮音性が低く、外部の音が聞こえやすいことです。

トタン屋根の下で雨音を聞くと、屋根に雨水がばんばんと打ちつける音が響くのを経験したことがある方も多いのではないでしょうか。

夜に雨が降っている場合などは、タン屋根に雨水が打ちつける音が気になって眠れないということもあり得ます。

うるさい音が気になる方には、トタン屋根はあまりお勧めしません。

 

サビやすい

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二つ目のデメリットは、錆びやすいことです。

原材料が鉄であることから、表面の塗膜やメッキなどのコーティングに傷がついたり経年劣化で剥がれたりなどすると、そこからサビが発生しやすくなります。

そのままサビを放置していると、屋根全体にサビが広がり、穴が開いてしまう危険性もあります。

 

しかし、現在の金属屋根にはトタンよりも錆びにくい加工がされているガルバリウム鋼板が使用されています。

加えて、近年ではガルバリウム鋼板の耐久性をさらに高めた次世代ガルバリウム鋼板も登場しており、長期にわたって美しさを保てる屋根材も増えてきています。

 

断熱性が低い

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三つ目のデメリットは、断熱性が低いことです。

トタン屋根は薄い鋼板でできていることから外部からの熱を通しやすく、夏場は屋根の表面温度が70度以上になることもあります。

その分、室内の温度もとても暑くなってしまい、断熱材を入れるなどの対策をしておかないと、エアコンを稼働させても暑くなったり、エアコン代がかさんだりしてしまいます。

 

 

最近では、ここまで説明してきたようなトタン屋根のデメリットを解消するために、断熱材を入れたり、錆びやすいという金属屋根のデメリットを克服したガルバリウム鋼板を製造したりと、金属屋根の種類によってはデメリットは少なくなってきています。

 

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トタン屋根の塗装の注意点

ここまで、

【トタン屋根とは】
薄い鉄板に亜鉛メッキを施した板状の建築材で葺いた金属屋根の一種

【トタン屋根の種類】
波板トタン屋根
瓦棒葺きトタン屋根
折板トタン屋根

【トタン屋根のメリット】
材料費・施工費が安い
軽量で耐震性に優れている
緩い勾配でも使用可能

【トタン屋根のデメリット】
遮音性が低く、外部の音が聞こえやすい
サビやすい
断熱性が低い

をご説明してきました。

 

ここからは、トタン屋根を塗装する際の注意点についてご説明していきます。

トタン屋根を塗装する際の注意点は以下の3つです。

1.下地処理を入念に行う
2.劣化状況によっては葺き替えの可能性あり
3.ガルバリウム鋼板の使用を検討する

 

下地処理を入念に行う

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一つ目の注意点は、下地処理を入念に行うことです。

下地処理とは、ケレンや高圧洗浄のことを言います。

前提として、トタン屋根の劣化の最大の要因はサビです。

このサビがある状態の場合には、塗装をする前にケレンや高圧洗浄などで汚れやサビをしっかりと落とす必要があります。

そして、サビの進行を遅らせるために、錆止め入りの下塗り剤を塗布することが必要です。

塗装を業者に依頼する場合は、ケレンや高圧洗浄が見積書にしっかり記載されているか、錆止め入りの下塗り剤を塗るかどうかをしっかり確認するようにしましょう。

 

劣化状況によっては葺き替えが必要

二つ目の注意点は、劣化状況がひどい場合には、塗装では対応しきれず葺き替えリフォームが必要になる場合があるという点です。

サビや劣化がひどく、穴が空いているなどの場合は、塗装だけでは対応ができません。

吹き替えになると、塗装に比べて費用が高額になるため、錆びなどの劣化を放置するのはお勧めしません

塗装であれば40万円〜60万円くらいですが、既存のトタン屋根を撤去して新しく張り替える工事になると、80万円〜160万円ほどかかります。

早く塗装をしないばかりにこのような余計な出費を余儀なくされるのは、もったいないと思います。

 

ガルバリウム鋼板の使用を検討する

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三つ目の注意点は、ガルバリウム鋼板の使用を検討することです。

トタン屋根は昔こそ流行していたものの、そのサビやすさや断熱性の低さ、耐久年数の短さなどから、近年ではあまり用いられていません

 

近年は、トタン屋根に代わって同じ金属屋根であるガルバリウム鋼板がよく用いられるようになってきています。

ガルバリウム鋼板はトタン屋根と同じく安価で軽量なのに加えて、トタンよりも錆びにくく、耐用年数が長いというメリットがあります。

また、上でも説明した通り、ガルバリウム降板の耐久性をさらに高めた「次世代ガルバリウム鋼板」も販売されており、ガルバリウム鋼板の3倍以上のサビにくさを誇っています。

 

メンテナンスの頻度を減らして長い目で見て出費を抑えたい

という方は、ガルバリウム鋼板や次世代ガルバリウム鋼板を検討してみるのも良いかもしれません。

 

劣化症状の修理方法と費用

ここまで、

【トタン屋根とは】
薄い鉄板に亜鉛メッキを施した板状の建築材で葺いた金属屋根の一種

【トタン屋根の種類】
波板トタン屋根
瓦棒葺きトタン屋根
折板トタン屋根

【トタン屋根のメリット】
材料費・施工費が安い
軽量で耐震性に優れている
緩い勾配でも使用可能

【トタン屋根のデメリット】
遮音性が低く、外部の音が聞こえやすい
サビやすい
断熱性が低い

【トタン屋根の塗装の注意点】
下地処理を入念に行う
劣化状況によっては葺き替えが必要
ガルバリウム鋼板の使用を検討する

をご説明してきました。

 

ここからは、トタン屋根の劣化症状別の修理方法と、それぞれにかかる費用についてご説明していきます。

 

トタン屋根のメンテナンス方法は、以下の3点です。

1.塗装
2.トタンのコーキング
3.屋根の葺き替え

以下、それぞれについて説明していきます。

塗装

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一つ目のメンテナンス方法は、塗装です。

塗装の手順

①屋根表面の洗浄
②補修
③塗り替え作業

塗装の目安となるトタン屋根の劣化症状は、以下の4つです。

1.色褪せ
2.チョーキング
3.塗膜の剥がれ
4.軽度のサビ

一般的に、メンテナンスの時期は5年から10年に一度だと言われていますが、これはあくまで目安に過ぎません。

立地環境によってはサビの進行が早い場所もあれば、遅い場所もあります。

そのため、ご自分の目で劣化状況を確認されるか、目安となるタイミングで屋根の診断を依頼するなど、サビの劣化を放置しないようにすることをお勧めします。

色褪せやチョーキング、塗膜の剥がれも同様です。

手で触って粉がついたり、塗膜が剥がれていたりなどの劣化が見られる場合は、早いうちに対処した方が良いでしょう。

 

トタンのコーキング

二つ目のメンテナンス方法は、トタンのコーキングです。

コーキングとは、元々は外壁材と外壁材との間の目地となるゴム状の部分のことを言います。

このコーキングを使って、トタン屋根に空いた小さな穴などを埋めていきます。

屋根材の破損や穴あきなどの範囲が小さい場合は、コーキングを用いた補修で対処することも可能です。

 

屋根の葺き替え

三つ目のメンテナンス方法は、屋根の葺き替えです。

葺き替えとは、既存の古い屋根材を取り除いて新しい屋根材を取り付ける施工方法のことを言います。

屋根の葺き替えの目安となる劣化症状は以下の3つです。

雨漏り
鋼板の劣化
破損、穴あき

表面のメッキ部分だけでなく、内側の鋼板まで錆びてくると、強度も落ちるため葺き替えを行う必要があります。

 

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結論:トタン屋根はおすすめ?

ここまで、

【トタン屋根とは】
薄い鉄板に亜鉛メッキを施した板状の建築材で葺いた金属屋根の一種

【トタン屋根の種類】
波板トタン屋根
瓦棒葺きトタン屋根
折板トタン屋根

【トタン屋根のメリット】
材料費・施工費が安い
軽量で耐震性に優れている
緩い勾配でも使用可能

【トタン屋根のデメリット】
遮音性が低く、外部の音が聞こえやすい
サビやすい
断熱性が低い

【トタン屋根の塗装の注意点】
下地処理を入念に行う
劣化状況によっては葺き替えが必要
ガルバリウム鋼板の使用を検討する

をご説明してきました。

 

ここまでいろいろと説明してきて、トタン屋根はおすすめなのかについてご説明します。

結論から言うと、費用をかけられないなどの事情がない限りはお勧めしません

 

理由としては、近年ではトタン屋根に代わってガルバリウム鋼板が登場し、トタン屋根のデメリットを解消してくれたからです。

今からトタン屋根を導入しても、こまめなメンテナンスが必要になったり、機能性でも問題があったりと、あまりお勧めできません。

事実として、近年ではトタン屋根のシェア率は低下してきています。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は、

トタン屋根とは
トタン屋根の種類
トタン屋根のメリット
トタン屋根のデメリット
トタン屋根の塗装の注意点
劣化症状別の修理方法と費用

について説明してきました。

弊社ではトタン屋根の塗装も承っております。

塗装をご検討の方は、佐賀市の地域密着工務店、「サニー建設商事」までご連絡ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

以上、サニー建設商事でした。

 

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