【色選びが気になる方必見】外壁塗装の色選びの失敗例とその対策4選を解説。
2021.11.14
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はじめに
こんにちは、佐賀市の外壁・屋根塗装専門店「サニー建設商事」の江川です。
塗装を考えているけど、色選びで失敗したくない・・・
失敗例を先に知って、同じ失敗をしないようにしたい・・・
という方はいませんか。
今回は、そんな方に向けてこの記事を書いています。
この記事では、
塗装の代表的な失敗例
その対策
について説明していきます。
この記事を読んで、色選びでの失敗を未然に防いでくれたら幸いです。
それでは参ります。
失敗例①:イメージしていた色と違う
一番多いのは、「イメージしていた色と違う」という失敗です。塗装が完成した家を見てから「イメージしていた色よりも明るすぎる/暗すぎる/薄すぎる/濃すぎる」といった後悔をしても、残念ながら塗り直すことは難しいです。
この失敗例が多いのは、洋服のように買う前に試着したり、本のように試し読みしたりせずに色を選んでしまうためです。
そのため、イメージと実際の塗装の間でよく起こる現象や、できるだけ実際の塗装に近い形で色のイメージを掴むことが大切です。
対策①:大きめのカラーサンプル(色見本)を使う
皆さん、「面積効果」をご存知でしょうか。
面積効果とは、同じ色でも面積が大きくなることによって、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見える現象です。
外壁塗装でこの効果を考慮せずに色を選んでしまうと、イメージの色との違いで後悔することになります。
下の図をご覧ください。
上の二つはどちらも同じ色ですが、面積が大きい方が色が明るく見えませんか。
次に、下の図をご覧ください。
これも二つとも同じ色ですが、面積が大きい方が色が暗く見えませんか。
上の図は面積の差が小さい分面積効果も小さくなっているため、あまり変わらないと思った方もいるかもしれません。
ですが、色見本と実際の外壁とでは面積の差がより大きくなるため、色の見え方の違いはよりはっきりしてきます。
対策としては、大きめのカラーサンプル(色見本)を使うことがおすすめです。数センチのカラーサンプル(色見本)もありますが、できるだけ大きな面積で見た方が、面積効果による失敗を防ぐことができます。
対策②:カラーシミュレーションを使う
対策の二つ目は、カラーシミュレーションを使うことです。カラーシミュレーションとは、ご自分の家に近いサンプル画像を選んで、外壁や屋根、付帯部などに希望の色を当てはめると、そのイメージを見ることができるというものです。
これを使うことで、「イメージの色と違う」という失敗はかなり防ぐことができます。
一番おすすめのカラーシミュレーションサイトは、エスケー化研株式会社です。
下の動画のように、サンプル画像を使って塗装後のイメージを明確にすることができます。
ただし、外壁の質感までは再現できないことや、艶あり、艶なしなどが調整できないことを考慮する必要があります。
オススメのカラーシミュレーションサイトは以下の2つです。
カラーシミュレーションサイトやアプリについて詳しく気になる方はこちらもご覧ください。
対策③:施工事例を参考にする
施工事例を見るのも一つの手段です。ベージュ系や暖色系など、施工事例からご希望の色を探して見ると、イメージが湧きやすいかと思います。気になる方は、弊社の施工事例も参考にされてみてください。
対策④:中塗りのはじめの時点で確認する
一番高い再現度で確認する方法は、ご自宅の塗装を頼まれた後、中塗りの初めの段階でイメージ通りの色か確認することです。
外壁塗装は最低3回塗りを行い、中塗りと上塗りは希望の色に合わせた塗料を使います。
そのため、中塗りのはじめの段階でイメージ通りか確認すれば、細かな色の変更であれば上塗りで調整することができます。
しっかりした業者であれば、中塗りの段階での確認は問題ないので、ご依頼先の塗装業者に相談してみてください。
カラーシミュレーションでは再現できない外壁の質感なども踏まえた上で確認できるため、オススメの確認方法です。
ただし、大きな色の変更はできないということに注意しておいてください。
失敗例②:見た目がイメージよりも派手・地味
代表的な失敗例の2つ目は、「塗装後の見た目がイメージよりも派手だった/地味だった」というものです。
これには2つの原因が考えられます。
対策:イメージに合わせてつやあり・なしを選択する
一つは、つや無し・3分艶・7分艶・つや有りなどの調整を誤ったことです。
艶の有無で、外壁がピカピカと光って見えるか、落ち着いた雰囲気になるかが大きく変わってきます。
このように、つやの配分を調整することは、家の雰囲気を決める上でとても大切になってきます。
上記のような、派手・地味のイメージ違いを防ぐために、つやのことについて事前に知っておいた方が良いです。
家の見た目を派手にしたい方は「つや有り」を選択することをおすすめします。
艶ありを選択すると塗装後は新築のようにピカピカと光って見え、「塗装をした」ということがわかりやすいです。
逆に、落ち着いた雰囲気にしたい方は、「つや無し」や「3分艶」など、艶を控えめにした方がいいです。
対策:事前に周囲の家の色を確認しておく
二つ目の原因として考えられるのは、周囲の景観とのバランスを考えていなかったことです。
同じ色の家でも、周囲の雰囲気によって派手に見えたり、地味に見えたりします。
ですので、希望の色を決める際には、周辺の家の色を確認して、派手に見えすぎないか、地味に見えすぎないかを確認することをオススメします。
失敗例③:年数が経つと、他の家よりも色あせが激しい
立地条件や環境要因にもよりますが、塗装から10年前後立ってくると、外壁を手で触ると粉がつく現象(「チョーキング」と言います。)が起こってきて、見た目も色あせて見えてきます。外壁塗装にはついてまわる劣化症状です。
対策:色あせが目立たない色で塗装する
この失敗例の原因としては、原色やビビッドカラーで塗装したことが考えられます。
例えば、同じ青でも淡い青で塗装するのと、原色の青で塗装するのとでは、原色の青の方が色褪せが目立って見えてきます。
そのため、色褪せを防ぎたいという方は、ベージュ系やブラウン系、淡めの暖色系など、色褪せが目立ちにくい色で塗装することをオススメします。
失敗例④:全体の色のバランスが悪く見える
2色以上で塗装した方でよくある失敗例が、「色のバランスが微妙・・・」というものです。
2色以上は、色の組み合わせを失敗すると全体のバランスが悪く見えてしまいます。
この失敗例の対策としては2つ挙げられます。
対策①:塗装できない部分を事前に把握しておく
塗装をする際に注意が必要なのは、塗装をできない部分が2箇所あるということです。それは、窓枠のサッシとアルミ製の玄関ドアです。
色選びをする際は、既存のサッシや玄関ドアの色も踏まえて考えることをオススメします。
対策②:人気の色の組み合わせを知っておく
2つ目の対策は、人気の色の組み合わせを知っておくことです。
オススメしない組み合わせは、青と赤などの原色同士の組み合わせです。
色の組み合わせ方は大きく3種類に分けられます。
1つ目は、同系色同士の組み合わせです。
暖色系や寒色系、ツートンカラーなどの組み合わせです。
2つ目は、白系とビビッドカラーの組み合わせです。
白系は何色にでも合ううえ清潔感があり、雰囲気も明るいため、外壁塗装によく使われる色です。
ただし、あくまで「白系」です。真っ白は汚れが目立ちやすくなるためオススメしません。
3つ目は、柄系のサイディングと色の組み合わせです。
タイル調やレンガ調などの既存のサイディングのデザインを活かして、その他の外壁部分に色をつける方法です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、
塗装の色選びの代表的な失敗例
その対策
について説明してきました。
この記事を読んで、塗装の失敗が少しでもなくなってくれれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
以上、サニー建設商事でした。