【保存版】屋根リフォーム
2021.09.26
目次
はじめに
こんにちは、佐賀市の外壁・屋根塗装専門店「サニー建設商事」です。
塗装のことならまかせんしゃい!!
と謳い続けて50年。外壁塗装はもちろん「屋根塗装」も多く手掛けてきました。
一重に屋根塗装といっても、屋根の状態や種類によって施工内容は異なります。
今回はそんな【屋根】にスポットライトを当てて、まるっとご紹介します。
■屋根工事の目的
「何のために」屋根工事を行うのか。
屋根工事には大きく4つの目的があるといわれています。
1 耐震性の向上
瓦を軽量の屋根材に葺き替えることで屋根の重量が減り、耐震強度が上がります。
2 屋根材の保護と美観
スレートなど塗膜がある屋根材は、屋根材の劣化が進んでいなければリフォーム方法として、塗り替えが手軽で安価です。
3 劣化した屋根材を新しく
屋根材などが劣化している場合は葺き替えをオススメします。
多少コストはかかりますが、屋根材選定の自由度が上がります。
4 補修工事
雨漏れや瓦のずれの補修、雪止め金具の取り付けなどを指します。
部分足場が必要になることも多いです。
■3つの施工方法
屋根のリフォームは、屋根材にもよりますが、塗り替え・カバー工法(重ね葺き)・葺き替えの3つの方法があります。
予算的には通常、安い順に、塗り替え<カバー工法(重ね葺き)<葺き替えの順になります。
屋根材の下地材や劣化状況によっては希望する工事ができないこともあるので注意が必要です。
◆塗装
既存の屋根材や下地材の状態が良ければ塗装工事で耐久性を向上させることができます。
※逆に言うと、劣化状態が悪いと塗装による施工は難しくなります。
〈メリット〉
・費用を抑えられる
・工期が短い
・工事音が立たない
〈デメリット〉
・次のリフォームまでが10年程度で短い
・色あせが気になる
◆重ね葺き(カバー工法)
2回目か3回目の塗り替え時期に行うことが多いです。
〈メリット〉
・既存屋根を解体しないため、アスベストを含んでいても飛散の心配がない
・2重屋根になるため断熱性や防水性が増す
・解体の手間が省けるため、工期を短縮できる
〈デメリット〉
・2重になるため重さが増す
・下地の劣化を見逃すと後々の補修が困難
◆葺き替え
屋根材や下地の劣化が進んでいる場合や耐震目的で軽量化するときに行います。
〈メリット〉
・屋根材を自由に選べる
・下地からやりかえられる
〈デメリット〉
・費用が最もかかる
・工期がかかる
・廃材が出る
■屋根材と施工方法
主に4つの屋根材があり、リフォーム方法が限定される屋根材もあります。
◆粘土瓦(和瓦)
粘土を成形して焼き固めた瓦です。
耐水性・防水性に優れ、色あせしないというメリットがあります。
重量があるため、耐震目的で軽量瓦に葺き替えることも多く、他に洋瓦などもある。
リフォーム方法 塗装 × 重ね葺き× 葺き替え〇
◆セメント瓦
セメントに砂を混ぜて成形した後乾燥させ、表面を塗装した瓦です。
塗膜が劣化すると雨水がセメントにしみこみ、傷が早くなります。10年程度で塗装が必要になります。
リフォーム方法 塗装 〇 重ね葺き× 葺き替え〇
◆スレート瓦
セメントに繊維を混ぜて形成した厚さ5㎜程度の薄くフラットな屋根材です。
繊維は2004年10月の労働安全衛生法施工例の改正までアスベストが使用された商品も多いです。
※アスベストの有無によって解体の仕様が異なります。瓦が葺かれた年の確認を行いましょう。
リフォーム方法 塗装 〇 重ね葺き〇 葺き替え〇
◆金属瓦
金属屋根は対候性のあるガルバリウムや、勾配が緩い屋根には
継ぎ目が少ない瓦棒屋根(トタン屋根)が用いられます。
リフォーム方法 塗装 〇 重ね葺き△ 葺き替え〇
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は【屋根】にスポットライトを当てて、
■屋根工事の目的
■3つの施工方法
■屋根材と施工方法
を確認しました。
屋根材や劣化状態によって、施工方法が異なってきます。
まずはお気軽に専門家にアドバイスを求めましょう。
※決して安い買い物ではございません。
複数の企業に見積りをとることをおススメします。