火災保険による外壁塗装の補償範囲、回数、申請期限などについて
2021.08.29
※2021年8月29日投稿 2022年3月31日更新
こんにちは、佐賀市の外壁塗装・屋根塗装専門の工務店「サニー建設商事」です。
今回は、火災保険についての内容です。
火災保険とは、生活を守るための保険として、住んでいる建物や、日常生活の”動産”、すなわち家財を対象に加入する保険のことを指します。
この火災保険について、
「火災保険は何度も使えるの?」
「火災保険には何が含まれるの?」
「火災保険はどこまで補償するの?」
「火災保険申請って何?」
など疑問に思われている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、外壁塗装の火災保険について解説していきます。
それでは参ります。
Contents
火災保険申請とは
火災保険申請とは、自然災害によって偶発的に発生した事故によるお家の被害を、保険会社に申請することをいいます。
何度でも申請することができ、それによって保険料が上がることはありません。
火災保険の種類
火災保険には、7つの種類があります。
そのうち、住宅向けの保険は、4種類あります。
1.住宅火災保険
2.住宅総合保険
3.住宅総合保険より補償の範囲をさらに拡大した新タイプの保険(オールリスクタイプ)
4.特約火災保険
火災保険で補償される損害の範囲
それぞれ、補償の適用範囲も異なります。
火災保険で補償される損害の範囲は、火災はもちろん、落雷や風災、保険の種類によっては台風などの水害の被害にも適用されます。
台風や国が定める災害でなくても、ゲリラ豪雨といわれるような大雨で浸水被害にあった場合や、
瞬間的に強風が吹いて被害にあった場合など、該当する被害も多いのではないでしょうか。
まずは、ご自分のお家が加入している保険がどのタイプかを、保険会社に電話して確認することをお勧めします。
火災保険のメリット
火災保険は何度でも使うことができる
よく聞かれる質問として、「火災保険は何度も使えるの?」という質問があります。
結論から言うと、何度でも使うことができます。
保険期間内に対象となる保証の契約があれば、何度でも火災保険の補償を受けることができ、申請回数が多いからといって保険料が上がることはありません。
ただし、保険金額の8割以上を一回で受け取った場合は、契約が終了となります。
火災保険の請求期限は3年以内
保険の契約や効力について定めた保険法第95条によると、火災保険の請求期限は3年以内と定められています。
そのため、「2年前の台風だけど、もう遅いかな・・・」と思われている方も、心配ありません。
保険会社に連絡をして申請が通れば、保険金の給付は可能です。
※保険会社・加入している保険内容により請求期限は異なります。
火災保険のデメリットや注意点
経年劣化による損害は補償できない
経年や老朽による劣化の場合、補償の対象にはなりません。
災害に起因せず、経年劣化による苔やカビ、汚れ、色褪せなどはどの保険会社の契約内容であっても、補償適用外となります。
免責額として20万円以上必要
一般的には、被害による損害額が20万円以上でなければ、火災保険の保険金を受け取ることができません。
とは言っても、20万円以上の工事に適用されるといった条件があっても、瓦の修繕であれば足場を立てたりと、小さな補修でも適用金額に達することが多いようです。
また、施主様から保険会社に連絡する際に、いつの大雨かと尋ねられますので、思い当たる時期の台風や大雨をネットで検索するなどして情報の整理をしておきましょう。
火災保険の給付金額は上限がある
1回の給付金額が保険金額の8割に達すると、その後の給付ができなくなります。
保険金の支給には1ヶ月ほどかかる
保険金の申請を行ってから支払いまでは、平均して1ヶ月くらいかかります。
保険法によると、保険会社に申請した保険金の支払い期限は、「手続きの書類を受領してから30日以内」と定められています。
※契約内容によっては免責金額が異なります。事前に補償内容を確認しておきましょう。
火災保険の自然災害ガイド(例:損保ジャパン)
(1)保険の対象
火災保険は、「保険の対象」が火災などの損害を受けた場合に保険金をお支払いする保険です。
ご契約いただいている保険の対象が何であるかは非常に重要です。
例:持ち家にお住まいの場合、建物のみを対象として契約すると家財は補償されません。
(2)補償内容
補償される事故の種類は商品によって異なりますが、水災を補償するご契約で、建物が保険の対象の場合、「洪水で床上浸水し建物が損傷してしまった。」、家財が保険の対象の場合、「床上浸水で半数以上の家具が使えなくなってしまった」といった水災による損害を補償します。
なお、建物が老朽化したことにより雨漏りした損害は補償対象になりません。
<主な商品での補償有無>
(○補償される △ご契約された契約内容や損害の程度により補償される ×補償されない)
- *1ベーシック(Ⅰ型)水災なし、ベーシック(ⅠⅠ型)水災なし、スリム(ⅠⅠ型)を選択された場合は補償されません。
- *2床上浸水や損害割合が30%以上の損害となった場合にお支払対象となります。
参考情報
(3)補償の対象となる事故の例
- 建物の事故例
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- 集中豪雨で、土砂崩れが起きて、建物が全損になった。
- 河川が氾濫し床上浸水の被害にあった。
- 家財の事故例
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- 床上浸水が発生した際、1階の家電製品、家具 などが使えなくなってしまった。
火災保険が適用される手順
何らかの外的要因によるお家の破損などが確認された場合、火災保険が適用されるまでには次のような手順が必要です。
1.お住まいの家の火災保険の種類を確認する
2.契約をしている損害保険会社に連絡する
3.申請に必要な書類や注意点を確認する
4.申請に必要な書類を作成して請求申請を行う
5.申請を受けた損害保険会社がお住まいの家を現地調査する
6.審査に通れば、保険金が支払われる
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は火災保険による外壁塗装の補償範囲、回数、申請期限などについてについてご紹介させていただきました。
まずは、加入されている保険会社への連絡をオススメします。
また、弊社「サニー建設商事」では、火災保険を使った修繕も承っております。
火災保険を使った塗装や修繕の見積もりを取りたい、火災保険を使ってお得に塗装や修繕をしたい、という方は、ぜひサニー建設商事までご連絡ください。
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以上、サニー建設から知らないと損な豆知識をご紹介しました!!