【外壁塗装の作業工程】こうやって綺麗になります。
2021.07.10
目次
【はじめに】
~外壁塗装の作業工程~
其の壱 まず施工現場周辺にあいさつ回りをすべし
ということで、先日、施工中の現場のご近所の方々にあいさつ回りに行きました。(本来は施工前)
私 「ご迷惑ばおかけしますー」
ご近所様 「ところで、塗装ってどのくらい期間かかるの?」
「どんな工程で進めていくの?」
こんにちは!サニー建設です。
今回は【外壁塗装の作業工程】こうやって綺麗になります。についてご紹介します。
あいさつ回りで皆さんからいただいた「疑問」について
この場をお借りしてお答えしていきます。
※動画でも解説しています。動画はこちら↓↓↓
塗装の前に…
さて、工事の開始ですが、いきなり塗装を行うことはできません。
※ここで大切になってくるのが【事前のご近所様挨拶】
■足場の組み立て・解体に伴う「騒音」
■トラックの出入りによる「交通」
■塗装による「臭い」
以上の点を中心にご近所様への挨拶・ご説明に周ります。
挨拶周りが終わってまず取り掛かるのが、塗装前の準備作業です。
この準備作業が、その後の塗装工事の良し悪しを左右するといっても過言ではありません。
1日目【足場組立】
お化粧でいう「お化粧ポーチ」の準備ですね。
足場を組まずに塗装をすると、職人が高所から落ちてしまう危険性や、作業の質が落ちてしまう危険性などがあるので、足場組み立ては必須です。
2日目【外壁や屋根を高圧洗浄機】
お化粧でいう「洗顔」ですね。
表面の汚れや、劣化してしまった外壁材などの塗料、苔やカビなども落とします。
この作業を怠ると、塗装時の塗料ののりが悪く、施工後に塗装の劣化が早く進んでしまう原因にもなります。
3日目【養生】
お化粧でいうとちょっとわかりません。
塗料がついてはいけない場所をビニールで覆って保護をする作業です。
そのほかに下地処理という、外壁のひび割れ部分や、コーキング切れ(コーキングが劣化して隙間ができている状態)を起こしている部分を埋める補修作業を行います。
↓↓コーキングの充填
↓↓ひび割れ(クラック)補修
この作業を行わないと、塗装後の塗膜の劣化を早める原因にもなってしまいます。これで下準備は完了となります。
※案件によっては、塗装後シーリングを行うこともあります。
このように塗装の準備とはいえ、最低でも3日(作業人数によって変わる場合があります)はかかってしまうのです。
そして、これらの作業をしっかり行っておかないと、そのあとの塗装作業にさまざまな悪影響を与えてしまいます。
塗装開始【塗装は一回では終わらない】
いよいよ塗装作業の開始です。
塗装は一回塗れば終わりとお考えの方も多いかもしれませんが、実はそうではありません。
塗装作業は基本的に同じ場所を、塗料の種類にもよりますが2〜3回は塗る必要があります。それでは、詳細を見ていきましょう。
4日目【下塗り】
お化粧でいう「ファンデーション」ですね。
このあとの「中塗り」と「上塗り」という塗装作業の際に
塗料が外壁材や屋根材にしっかりのるように、下塗り専用の塗料を塗装します。
この時旧塗膜や下地の劣化状況によって使用する下塗り材を変える必要があります。
また劣化状態が深刻なケースでは、下塗りが2回必要な場合もあります。
この辺は旧塗膜の種類や劣化状況によって適切な下塗り材が変わってきますので専門業者にお願いしましょう。
5日目~7日目【中塗り】【上塗り】
お化粧でいうと「ファンデーション」ですね。
※お化粧の知識のなさが露呈されています。
ようやく事前に選んだ外壁の色のついた塗料を塗装していきます。
上塗りは中塗りの塗料がある程度乾いてから塗装しなくてはいけません。
かといって、完全に乾かす必要もありません。塗料によって上塗りをするタイミングは違いますし、
気温や湿度によって適切なタイミングが変わってきます。この辺がプロの判断が必要な部分です。
※屋根塗装も同時に行う場合
この外壁塗装の工程が終わると、屋根に対して同じ工程が再び3日続くこととなります。
もし仮に、作業中に雨が降った場合は、塗装作業は中止となります。
塗料の乾燥が遅くなったり、流れ出したりすることもあるためです。
このように、雨で工期が延びたとしても、追加料金が発生することはありません。
最後の仕上げ
8日目【付帯部の塗装】
お住まいによってあるもの、ないものが分かれますが、
雨樋、破風板、鼻隠し、幕板・シャッターボックスなどの付帯部分を塗装していきます。
樹脂製の雨樋などは紫外線によって硬化していき、最終的には柔軟性を失って強い風などで簡単に割れたり、はずれたりしてしまいます。
雨樋も塗装を施すことによって、硬化を防ぎ、長持ちさせることができるのです。
9日目【点検・仕上げ】
どれほど丁寧に綺麗に施工を行っていても、塗り残しや塗料のダレが起きる可能性はあります。
そこで施工した部分をスタッフが隅から隅まで点検します。不具合があった場合はもちろんしっかりと補修いたします。
補修後は再度点検を行い、チェックを何回も重ねます。一人で確認をしても先入観で見落とす可能性があるので、
必ず別のスタッフも現場を確認し塗り残しがないか、色ムラがないかを確認していきます。
10日目【足場解体・ご挨拶】
足場を解体し、撤去して、周囲の清掃が終わりましたら、竣工です。
※竣工・・・工事が完成すること
完工報告書と保証書をお渡ししますので、保管をお願い致します。
お施主様をはじめ、ご近隣の方々にも本当にお世話になりました。
感謝の気持ちを込めて、ご近所様へのあいさつ回りを行います。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は【外壁塗装の作業工程】についてご紹介させていただきました。
案件に応じて作業工程が入れ替わったり、天候に左右されることもありますが、
全行程はおおよそ10日ほどで竣工を迎えます。
外見としての美しさを保つためだけではなく、
塗膜によって「家を守る」ことも大きな目的となる外壁塗装は、
3回という細やかな作業工程が組まれているおり、
プロである職人の技術によって完成することがポイントになります。
是非、ご近所で塗装工事されている際は「1、2、3、、」と心の中で数えてみてくださいね!!
以上、サニー建設からちょっぴりお得な豆知識をご紹介しました!!