【下地処理】塗装前のケレン作業の重要性を説明します。
2021.04.01
はじめに
こんにちは。
外壁塗装専門店のサニー建設商事です。
YouTubeで動画を更新したのでお知らせです。
現在、毎週金曜日に更新中です。
動画の概要
ケレンとは何か
ケレンとは、ヤスリや研磨ロン、ヘラなどを用いて塗装面を削ることを言います。
ケレンの目的
ケレン作業をする目的は2つあります。
1つ目は、塗装をする前に塗布面を整えることです。
塗料は、建築物や建造物を、錆や汚れから守るためにあります。
その効果を最大限に発揮するためには、塗膜が塗布面にしっかり密着している必要があります。
いくらいい塗料を塗っても、旧塗膜や錆などの異物の上から塗ってしまうと、効果が半減してしまいます。
そのため、旧塗膜や錆などの汚れをしっかり取り除くためにケレンを行う必要があります。
特に、鉄部ではサビの浸食が早いため、綺麗に落とすことが必要です。
2つ目は、細かい傷をつけて塗料と塗布面が密着するようにすることです。
例えば、ツルツルの鏡にサインペンで書いても、擦ればすぐに落ちてしまいますよね。
しかし、お家の壁紙などの凹凸のある面にかくと、擦っても消えにくくなると思います。
塗料も同じで、多少凹凸がある方が、塗料がしっかり密着して、剥がれにくくなるのです。
ケレン作業を怠るとどうなるのか
そもそも塗装の役割とは、美観はもちろんのこと、建物の保護も担っています。
そのため、下地処理によるケレンの工程の手抜きをしたり、省いたりすると、塗料の耐久年数が短くなってしまいます。
考えられることとしては塗膜の剥離です。
ホコリなどの汚れを落としていない状態で、尚且つ表面の凸凹もない状態だと、塗料が塗布面にしっかりと密着しません。
ケレンをしていない状態の塗膜は、雨風や紫外線にさらされると簡単に剥がれてしまいます。
塗膜の剥離は見た目の観点から悪いだけではなく、塗膜が剥がれた場所から雨水が侵入し、雨漏りの原因となってしまいます。
そのため、下地処理であるケレンは塗装の耐久年数を左右するとても大切な工程なのです。