台風でも足場は大丈夫なの?
2020.09.24
足場にとって、最も脅威となるのが「強風」です。特に台風シーズンは足場屋が最も警戒する時期で、世間的にも足場の倒壊事故が増える時期となります。台風時期以外も、木枯らしや春一番などの強風シーズンがあります。
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足場が倒壊する理由
そもそも、足場が倒壊する理由は、
① 足場の強度が不十分
② 建物からの控え(足場を補強する手法のこと)が不十分
③ 強風対策をほとんど行っていない
この3つがほとんどの理由になります。
足場の種類や規模によっても強度の出し方はそれぞれですが、この3つに対しての対策ができていれば、通常時はまず倒壊の心配はありません。
具体的な対策とすればそれぞれ以下の通りです。
① 足場の強度をより高くするための補強をすること
② 控えを増やすことまたは強い控えに変えること
③ メッシュシートを畳む
これらのうち、①の補強の例として、最も簡単で効果の高い対策が親綱を張るというものです。
親綱とは、写真のような、両端にフックの着いたロープのことで、足場が現状以上に外に広がらないように引っ張るためのものです。
次に、手間はかかりますが、効果の高いものが、③のメッシュシートを畳む、です。
足場において、最も風の力を受けるのは、実は足場自体ではなく、周りに張ってあるメッシュシート(ネット)です。メッシュシートは、全く風を通さないわけではないですが、面積が大きいため、風の影響を受けやすいのです。
メッシュシートは足場に止められているため、メッシュシートが風を受け、その力で足場が持っていかれてしまうと、足場の倒壊につながります。そこで、風の力を受ける「屋根より上」「四隅」を中心にメッシュシートを畳んでしまうことで、風からの力を受けないようにするというのが、メッシュシートを畳むという強風対策です。メッシュシートのたたみ方には、「上部だけ三角形に絞る」、「上部を折り返す」、「四隅を畳む」、「全て畳む」といったやり方があります。
こういった強風対策をすることで、少しでも風の抵抗を減らし、足場を倒壊させないようにしています。
万が一倒壊してしまったら?
これらの対策を十分に施したとしても、万が一ということはあり得ます。
その際もサニー建設商事ではお客様にご迷惑をおかけすることがないように、十分な保険をかけております。
秋は台風シーズンですが、お客様に安心をお届けできるように丁寧な仕事、丁寧な対策で向き合わせていただきます。
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