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外壁塗装や屋根塗装に関する情報を発信!

外壁塗装DIYは安くなるの?

住まいも年数が経てば劣化するのは言うまでもありません。外壁塗装を屋根まで含めて業者に依頼するとどうしても60万~120万円ほどかかってしまうことがあります。そのため、「自分でDIY塗装してみよう」と思う人もいるかもしれません。そこで今回は外壁塗装をDIYでやると安くなるのか検証します。

外壁塗装の流れ

外壁塗装はペンキを塗るだけではありません。

①下地処理・・・高圧洗浄機で、外壁の汚れをキレイに落とします。剥がれかかっている古い塗膜などは、剥がしてしまいます。

②養生・・・・・養生(ようじょう)とは、塗らない場所に塗料が付着しないように、保護テープや、ビニールで保護する作業です。

③下塗り・・・・塗料は3回塗ります。その1回目の塗料を下塗りといいます。下塗りの塗料は、中塗り・上塗り(2回目、3回目)の塗料によって、使う塗料が変わります。下塗りは素地と塗料の密着度を高めるための塗料です。

④中塗り・・・・下塗りが終わると、中塗りを行います。中塗りと上塗りは同じ塗料を使います。なぜ2回塗る理由は仕上がりです。この作業をスキップしては絶対にいけません。

⑤上塗り・・・・仕上げ塗りとも言われる工程です。塗料は下塗りを含めて3回塗ることで機能を発揮できるようになり、耐久性が発揮されます。

 

中塗りは耐久性や仕上がりの点で絶対に外せない工程です。

 

使用する道具

高圧洗浄機

高圧洗浄機はホームセンターやネットで購入します。1万円~3万円程度のものでよいでしょう。  ホースでの水洗いでも代用可能ですが、高圧洗浄機の方がしっかり汚れが落ちます。

ガムテープ、ビニール

ムテープは1本200円程度で買えますが、この際10本くらいまとめて買っておきましょう。2,000円程度かかります。ビニールは新聞紙などでも代用可能。

塗料

塗料は「水性のシリコン塗料」を使いましょう。

塗料には多くのメーカーと多くの種類がありますが、DIYで行う以上、塗りやすさをメインに考えるべきです。ですから塗料には油性(溶剤)と水性があり、高機能な塗料は油性ですが、塗りやすさで考えると水性の1液型を選びます。ですから下記の塗料を買いそろえます。

下塗り塗料

シリコン塗料用の下塗り材を買います。ホームセンターやネットで買うことができます。塗料は大手塗料メーカーの日本ペイントですから間違いがありません。

8L缶で10,000円程度ですが、1缶で100㎡までしか塗れませんから、平均的な家が150㎡の外壁面積ですから、2缶で20,000円くらいかかります。

中塗り塗料・上塗り塗料

水性のシリコン塗料は、下記の日本ペイントからでている「水性シリコン塗料」がおすすめです。塗りやすくて、塗料としての機能も高いからです。1缶で50㎡~60㎡濡れます。一般的な戸建ての外壁は150㎡ですから、中塗りで3缶~4缶。上塗りでも3缶から4缶必要になるので、1缶16,000円ですから、6缶から8缶買ったとして96,000円~12万8000円かかります。

ローラーハンドル

塗装はローラーで行います。ロングタイプのものも併せて購入するのがおすすめです。

刷毛

ローラーでは濡れない細かいところは、刷毛で塗ります。

ローラーバケット

塗料を入れて、ローラーにしみこませるバケット。800円程度で売られています。

DIYを安全に行うために

外壁塗装は高所の作業になります。ローラーも長いものを用意しても限界があります。業者に依頼する場合は足場を作りますが、一般の方は脚立とローラーを駆使して行いますので非常に危険な作業です。

また屋根の上に上って作業するのは危険ですから、脚立やはしごを使って作業しましょう。ただし、本来なら職人は足場を組み立てて、足場を確保して塗装するものです。それに比べるとはしごや脚立での塗装は極めて危険です。

足場レンタル屋に簡易的な足場を借りる方法もあります。その場合1日1万円からになるので仮に4日間お借りした場合は4万円以上かかります。

塗料の塗り方は均一に

ローラーを上下に動かして直線に塗っていくのが基本です。そして均一になるように心がけましょう。塗り残しがある場合は、塗装が完全に乾いてから手を付けます。塗料は3回塗りですから、夏ならだいたい1時間。冬なら2時間しっかり乾燥させてから、次の工程の”塗り”をすすめるようにしましょう。

DIYの総額は30万円~50万円

DIYについて解説してきましたが、結局はDIYは足場もレンタルしたとして、30万円~50万円以上必要になります。しかも、一日でできる作業でもありません。

そして品質はプロにはかないません。外壁塗装を依頼すれば価格は2倍の60万円~100万円かかるでしょう。しかし塗料は塗り方次第で耐久性が全然違います。ですからDIYは費用対効果がとても悪いです。

DIYを途中であきらめて業者を呼ぶ人もいます。その場合、最初から業者に塗装をお願いした人に比べて、数十万円を損をします。ですからDIYで外壁塗装を行うメリットはありません。

まとめ

外壁塗装をDIYで行っても30万円~80万円もかかります。その塗料も正しい手順を踏まないと、耐久性能がもたないため、数年後に塗り替えが必要ということにもなります。

決して費用対効果も高くなく耐久性や仕上がりもプロに劣るであろう外壁塗装のDIY、それでもあなたはご自身で行いますか?

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