アパートの外壁塗装について
2020.06.10
アパートも戸建住宅と同様に、建物を長く美しく保ち、なおかつ資産価値を維持していく上で定期的な外壁塗装メンテナンスが不可欠です。
目次
アパートの外壁塗装で入居率アップを!
アパートの外観は入居希望者がまずチェックする部分で部屋を決定する際に大きく影響するため、定期的な外壁塗装リフォームを行って美観を保つことには大きなメリットがあります。
住む部屋を探している人にも入居者にも良い印象を持ってもらえるよう適切なペースでアパートの外壁や屋根のメンテナンスを行いましょう。
外壁や屋根の塗装リフォームはアパートの美観を保つだけでなく、維持管理の面でも重要な役割を果たします。
外壁塗装で新築時のような美観を取り戻す
アパートも当然外壁や屋根は年月の経過とともにゆっくりと光沢や鮮やかさを失っていき、10年前後で塗り替えが必要なレベルまで色あせてしまいますので、新築後または前回の塗装から10年以上経っているなら外壁塗装を再度行うことによって新築当初のような美観を取り戻すことができます。
新築物件にも引けを取らない外観にできれば、築年数が10年20年と長くなったアパートでも高い入居率を維持できる可能性が高まります。
資産価値の維持
不動産の資産価値は時間とともに下がっていきます。しかし賢くメンテナンスすれば資産価値を下げずに長期的に高く保つことが可能です。
そしてアパートの外壁や屋根の塗装リフォームは単に美観を美しく保ったり、色を変えて外観を刷新したりするだけでなく、建物の防水性を保つためにも必要です。
コーキング工事
外壁材のジョイント部分・窓サッシ・配管周りに生じる隙間を埋めて建物の防水性を維持する用途でコーキング材というゴムの性質を持つ建材を使用します。このコーキング材は約10年で劣化します。そのまま劣化を放置しておけば外壁内部の柱や土台などに雨水が侵入して腐敗やカビといった問題が発生する原因になります。
屋根・ベランダ・バルコニーなどの防水工事
アパートの屋根・ベランダ・バルコニーなどの防水機能の低下はその下の階にある部屋への雨漏りの原因となります。
雨漏りは居住者にとって大問題であるのと同時に建物全体の劣化を早め、アパートの資産価値を著しく下げてしまうため、外壁や屋根だけでなく全体的な防水機能も定期的なメンテナンスのチェック項目に含めておきましょう。
塗装を定期的に行えば維持費用は逆に抑えられる
一回のアパートの外壁塗装リフォーム工事の総工費は150万〜200万円以上と高額であるため、どうしてもオーナー側としたら先延ばししたくなりますが、それを怠ることによって生じる
- アパートの資産価値の低下
- 入居率の低下
などのデメリットを考えれば、結局外壁塗装を含めたメンテナンスを定期的に行うのが最も経済的ではないでしょうか。
アパートの外壁塗装工事の費用について
アパートの外壁塗装工事にかかる費用はアパートの形状、規模、立地などによって大きく異なるため一概に述べることはできませんが、2階建て1棟6室のアパートの外壁塗装工事の総工費は最低でもおよそ150万円、3階建て1棟10室以上の規模になると最低でもおよそ300万はかかると考えられます。
ただし、アパートの外壁塗装工事の総工費は、どのような補修を行い、どのような塗料で施工するかでも大きく左右されますので、くわしい工事費用を知りたい場合はお見積をご依頼ください。
アパートの外壁塗装におすすめの塗料
アパートの塗装リフォームでオススメの塗料は、一般住宅と同様にシリコン樹脂塗料、ラジカル制御型塗料、フッ素塗料などです。しかし地域や建物の材質、形状などによって適切な塗料は異なるため、まずは外壁塗装業者に現地調査を依頼し、予算などを相談した上で塗料を決めましょう。
アパート外壁塗装の工事期間は?
塗装工事の工程は一般的な戸建住宅の工程と同じですが、建物の規模が大きくなればそれだけ工事にかかる日程も長くなり、工期は戸建住宅の塗装工事に比べて長期になることもあります。
一般的な戸建住宅と同程度の規模のアパート(2階建て6室程度)の外壁塗装工事の工期は約2週間ですが、3階建て以上で戸数も多いアパートであれば3週間かそれ以上かかることもあります。とにかく物件によって大きく異なるため、まずは塗装業者に現地調査などを依頼することをお勧めします。
最後に
入居者に配慮しつつ、アパートのメンテナンスを行って資産価値と高い入居率を保つというのは簡単ではありませんが、集合住宅の外壁塗装に実績のある業者を選べば問題を上手に回避し外壁塗装を成功させることができるでしょう。